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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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白鳥大橋から見える明石大橋橋脚建設の様子にご注目を

 

 上の写真は2月9日、国道117白鳥大橋上から撮ったものです。
 小さくてちょっと見ずらいかもしれませんが、明石大橋橋脚建設工事現場で生コンの打ち込みが行われている様子です。
 それから10日以上を経た2月21日、平滝の現場事務所を訪ね、千曲川の現場に下り、次の写真を撮影させていただきました。

 


 コンクリートの養生(ようじょう)が終わり、構築物を取り巻いていた幕や足場が外され、「2-1、2-2ロット」が姿を見せています(全体設計図はNo.324掲載のものを下に再掲)。

 


 この鉄筋コンクリート製の構築物が今後、次第に姿を消していきます。この構築物の下の地中で川底が掘られ、それに従ってこの構築物が次第に沈下していくからです。その工法のことは〈ニューマチックケーソン工法〉として本紙No.324で紹介したところです。
 今後、この構築物が徐々に沈下していく様子を複数回撮影してご紹介する予定ですが、みなさんも白鳥大橋を通られる際などに現場の変化にご注目ください。

 

上写真は上図の一番下に見える台形の空間の中で電動掘削機が

地盤を掘る様子を見て、リモコン操作も行えるモニターの画面です。


この1枚の写真から〈冬の秋山郷〉への観光客入れ込み増大へのヒントをつかめるでしょうか

 

 2月19日朝、秋山に配達に行く途中に撮影したものです。
 この場所を通った時、私は一瞬、息をのみました。「綺麗!」がまず感じたこと。次に、「怖いな!」が続きました。
 縦状に見える筋は雪崩ですね。私の車の前をタイヤドーザーが進んでいて、路面に落ちた雪はきれいに片づけられており、通行にはまったく支障がありませんでしたが。
 私はこの地点で車を停めたのではなく、通り過ぎてカーブで退避場所があるところで車を停め、歩いてこの地点に戻り、撮影をしました。撮るだけの値打ちがあると思ったからです。

 

● 「冬の秋山は観光客は入らない」は本当か? じつは全くの逆です!
 栄村・秋山郷の観光をめぐって、栄村の観光関係者の間では「冬の秋山は観光客が入らない」、「冬の秋山への誘客は無理」ということが当たり前のように語られています。
 本当でしょうか?
 まったく否! です。
 「雪が凄いから客は来ない」と言うならば、テレビでもよく紹介される青森県酸ヶ湯温泉の賑わいなど、ありえないことになります。〈凄い雪〉こそが魅力なのです。前頁の写真のような場所こそ人を惹きつけるのです。
 課題があるとしたら、2つです。
 1つはアクセス。やはり6頁掲載の写真の場所のような所を雪(道)経験の無い人に「自分で来なさい」とは言えません。宿の送迎車、村や公社・観光協会などで準備する車でお世話することが必要です。酸ヶ湯温泉の宿はそうしておられるようです。
 2つはガイド
 先日、BSプレミアム「にっぽん百名山」で苗場山が取り上げられましたね。映像、とても綺麗でした。でも、がっかりしたことが1つありました。ガイドさんが地元の人ではなかったのです。じつは栄村には職業的ガイドさんが一名もおられないのです。長年にわたって課題とされながら、なんら打開されていません。
 職業的ガイドがそれでメシを食べていけるようになるには少なくとも数年はかかるでしょう。その間、村は当然、支援をすべきです。そして、職業的ガイド1〜2名と、「30分、1時間程度だったら茶のみ話をしたり、案内したりするの、OKだよ」という地元民との連携プレーでいくらでも誘客力抜群の観光スポットを創り出せます。

 

6頁写真の地点を進むと、晴れた日には苗場山を望める絶景

ポイントが眼前に現れます

 

● イベント主義ではなく、地元民の無理のない強力・参加を得よう
 問題が多かった振興公社委託の「3億円事業」。5回ほどでしょうか、モニターツアーというものが多額の資金を使って行われました。その経験は今に活かされているでしょうか? 継承されたものはゼロと言っても過言ではありません。
 何故でしょうか?
 いちばん大きな原因として挙げられるのは、観光関係者や地元民が日常のペースからかけ離れたところで、かなりの無理をせざるをえない〈イベント〉をやることが中心なので、繰り返しができない、ということです。
 イベント主義ではダメです。秋山郷の日常をうまく見せ、お客さまには楽しい経験をたくさんしていただくことです。私が19日に撮った写真を紹介します。

 


 

 上は、和山の山田初雄さん宅の玄関で撮らせていただいたもの。
 写真中央に見えるのはオスの熊の頭の骨。左上にはメスのものがあります。こういうもの、滅多に見られないですね。
 初雄さんご夫妻、とてもご高齢ですから、お茶のみのご協力まで得るのは難しいかもしれませんが、ガイド同伴でこれを見せていただきに玄関訪問させていただくことは可能なのではないでしょうか。さらに、ご夫妻とお顔を会わせることができれば最高だと思います。
 イベント主義ではない、こういうちょっとした発想法が冬の秋山郷観光客を増やすことにつながると思います。みなさん、どんどんアイディアをお出しください。

 

(次号No.329発行は3月3日頃の予定です)


十日町市は激しい雪、栄村は・・・

 

 今朝(13日朝)、ほんの少し積雪があったもの、車庫から出るのに雪を片づける必要はない程度。
 8時前に出発して、十日町市に向かった。昨夜、「十日町市、南魚沼市、津南町を廻ったが、吹雪いていたのは十日町市のみ」というFB投稿を見ていたので、「十日町市はかなり降っているだろう」と思って出かけたが、案の定、激しい降りだった。上の写真は午前9時、国道117号線の十日町市役所近くの交差点で信号待ちの時に撮影。
 津南町も往きは栄村と同じような感じ。しかし、帰路の11時頃は津南町もかなりの降り。栄村は昼すぎ、降ってはいたが、大したものではなく、午後1時すぎには空が明るくなった。
 たった一年だけのことで地域特性が変わるわけではないが、今冬に限っては「豪雪地」返上のようだ。

 

9時7分、駐車開始時の荷台の様子。

 

こちらは10時13分、駐車場に戻った時の様子。1時間当たりの積雪量がわかる。

 

かなり大粒の雪が激しく降っていた。


松尾まことの議員活動報告第23号(1月27日付)

 1月23日から1週間近く、猛烈な寒波の襲来でしたが、皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。
 降雪量・積雪量としては豪雪地・栄村にとって特異なものとは言えませんが、何日も降り続いたのが困りましたね。さらに、寒さが種々の難儀を引き起こしたと思います。
 何かお困り事がありましたら、私をはじめとして議員に気軽に声をおかけください。役場にかけ合うことを含め、全力で対応させていただきます。

 

 さて、議会は12月の定例会が終了した後、1月は臨時議会の開催はなく(1月16日に議員のみの全員協議会)、今のところ2月も臨時議会の予定は入っていません(19日に全員協議会)。臨時議会が相次いで開催された1年前とは対照的な状況です。
 しかし、3月には定例議会(6日〜13日の予定)が控ええています。新年度予算の審議がメインです。その中には昨年夏以来の温泉条例の問題、そして振興公社への指定管理の契約の期間満了・更新の問題、それに伴う指定管理料(2017年度は1,850万円)の問題があります。通常ならば、定例会を前にして村長から議会全員協議会開催の申し入れがあるものですが、そういう動きは現在のところ見られません(健康支援課関係の協議のみ、申し入れがあります)。
 3月議会にむけて、村政の動向に強い関心をもって注目すべき状況です。

 

 そんな中、今号では、振興公社の経営状況をめぐる問題(1月中旬配布の「公社新聞ゆめさかえ」に対する批判を含む)、さらに、私・松尾に対する異常な個人攻撃、誹謗中傷の実相と、それに対する私の対応についての報告、この2点を中心に「議員活動報告」をお伝えします。

 

 

振興公社の経営はどうなっているのか?
 〜経営状況には触れず、「政治新聞」のごとき内容の「公社新聞」〜

 

● 公社がどうなっているのか、とても心配な状況
 年末、公社施設の利用者の間でとても評判のよい職員が「退職」しました。「定年」や「転職」ではありません。とても働き者で、公社施設への愛情溢れる人です。「退職」を聞いた人はみんな、「どうして?」と首をかしげています。なにか公社組織の中がギクシャクしている感じがします。
 また、春の観光シーズンに向かってすでに走り出しているべき時期になっていますが、とくに秋山郷の2つの施設、「のよさの里」(今冬期は休業)、雄川閣がどんな営業をしていくのか、まったく見えていません。現状では2つの施設をあわせて職員が2人しかいない状態なのです。
 そして何よりも「公社新聞ゆめさかえ」(1月17日付第2号特別版)が経営問題そっちのけで「政治」論議ばかりしていることが気がかりです。公社は村から指定管理で観光施設を預かり、サービス事業を担う存在であって、村政担当機関ではありません。

 

● 異様感を多くの村民が感じた「公社新聞」
 1月18〜20日頃に各世帯に区長文書配布で届いた「公社新聞」。私はかなり多くの村民から聞かれました。「いったい、あれは何だい? 公社は村から観光施設を受託管理している民間法人。経営状況の報告をすべきで、「『福利厚生』よりも『村民の公平性』とか、『日本一安心できる村に』とか、いつから村政担当になったんだい? 挙句の果てに議会批判。おかしいじゃないか」と。
 私も同感と言わざるをえません。

 

■ 温泉条例に関してデタラメな記述
 付け加えれば、温泉条例に関する記述のデタラメさ。共通入浴券の料金、年間1万2千円について、「温泉条例で40年前に決められたまま」としていることです。たしかに温泉条例の制定は40年前の昭和52年ですが、その後、5次にわたって条例改正が行われています。直近は平成20年3月です。現在の「1人年間1万2千円」という料金が「40年前に決められた」などというのはデタラメもいいところ。こういう重要な事実関係を知ってか知らずか、デタラメを書きながら、「みんなで考えよう村のこと」という見出しを掲げるとは、その基本姿勢に根本的な疑問をもたざるをえないのではないでしょうか。

 

■ 議会の議決を「一部の意見で決定」と言うのは議会制民主主義の根本否定
 「ゆめさかえ」第2号特別版は、昨年9月議会での温泉条例改定案の否決について、「住民に知らされることなく、一部の意見で決定」と書いています。
 どうやら「1票差」というのが「ゆめさかえ」執筆者にはご不満のようですが、議会制民主主義というものは徹底議論の後は多数決で物事を決めるものです。「1票差」ということも議会制民主主義の仕組みの想定内です。それを「一部の意見で決定」と言うならば、議会というものは成り立ちません。
 さらに、「住民に知らされることなく」と書いていますが、私は昨年7月の全協から9月議会に至るまで、「議員活動報告」等で議論の内容を詳しく書いてきました。村民のみなさんにお読みいただき、さまざまなご意見を頂戴しました。そして、そのご意見を議会での議論に反映させています。9月議会の際には、「公社管理施設の温泉でも共通入浴券を維持し、年間1万2千円を2万円に改定する」という案を村長に提言することもしました。
 公社が自前で入浴券を発行したいというなら、本来ならば、理事長自ら議会への出席を求め、ご自身で説明されればよいのではないでしょうか。議会に参考人として出席されること、いつでも歓迎します。

 

● 公社管理施設を利用するお客さまに対する感謝の気持ちはないのでしょうか?
 「ゆめさかえ」の「経営は甘くない」という項には呆れてしまいました。
 たとえば、「昼食客、宴会など宿泊に比べ、単価が低く、サービス提供時間の制約のあるものは、多くの人手を要し、人件費がかさみます」という一文、お客さまのことをどう考えているのでしょうか。
 たとえば村の小学校や中学校の同窓会。村民のみなさんは同窓会の世話役を引き受け、「少しでも公社の儲けにつながるように」と願い、公社管理の施設をご利用下さっています。村外から同窓会に参加される皆さんも同じ思いを共有して下さっています。
 引用した一文は、そのお客さまにむかって、「手がかかる割に儲けにならない」と言っているに等しいではありませんか。
 「お蕎麦1杯8百円」の例示も、「これが経営者を名乗る人が言うことなのか?!」と呆れてしまいます。「お蕎麦10杯で8千円」の収入に対して、「1人アルバイトを頼めば、1日8千円程度の人件費がかかります」と言うのです。わずか10杯のお蕎麦を提供するのに、時給を仮に千円として8時間ものアルバイト雇用が必要だと言うのでしょうか?
 日帰り入浴客や共通入浴券利用者に対しては、「宿泊者から住民の入浴マナーにクレームが入ったらしい」とか、「村民の中のわずかな人だけ」と言っています。みなさん、怒っています。「入浴マナーが悪い」と言うならば、具体的に指摘してください。そもそも、「村民の中のわずかな人だけ」と言うのは、たしかに安いとはいえお金を払って入浴しているお客さんをお客さんとは思っていないとしか言いようがありません。

 

● 経営状況の報告こそが求められています
 村民が一番大きな関心を抱いているのは、「公社の経営は続けていけるのか?」です。
 振興公社は私たち栄村民の財産であり、無くては困るものです。そのゆくえが本当に心配です。
 ところで、公社は、昨年1月に「当面の支払不能危機の回避」用として2,100万円、3月には「金融機関からの借入の担保金」として2,900万円の出捐金を村から受け取りました。
 他方、昨年2月に公社理事会が議会に示した「再建5ヶ年計画」ではH29年度の収支予定について、事業収入1億6,790万円、経常費用1億8,598万円余とし、約1,800万円余の赤字が出るとしています。「計画」の範囲にとどまったとしても赤字が約1,800万円も出れば、出捐金2,900万円の6割強が消え、H30年度の経営見通しを立てられないことになります。
 もう2月を迎えます。H29年度の決算の見通しが出せる時期(出さなければならない時期)です。そして、4月からのH30年度の経営見通しを出さなければならない時期です。
 さもないと、この3月31日で契約期限が切れる4施設の指定管理について、引き続き振興公社と指定管理の契約を結ぶのかどうか、3月議会で審議・決定することができません。
 公社理事長は、「組織のTOP」としての責任をもって、公社の経営の現状と見通しをただちに明らかにすべきです。
 村民が楽しく利用できる公社施設、職員が明るく元気に働ける公社、村外のお客さまに喜んでいただける公社施設を守り、発展させることが大事だと考えます。

 


許されない誹謗中傷攻撃
 1月12日、私・松尾に対する誹謗中傷ビラの公共の場所への貼り付け事件が発生しました。下写真のものです。

 


 貼り付けられた場所は長瀬団地の公共スペースです。私は、団地住民の方からご連絡をいただき、12日夕、現場を確認してきました。
 私が12日夕に訪れた時には、団地住民の方々がこの誹謗中傷ビラの貼り付けに抗議する文章を出しておられ、とても感動しました。その内容は、
  「この中傷の貼紙をした方 誰ですか? ここに貼っているという

  ことは団地内全世帯が言っていると思われてしまいます。 個人

  であるならば、自分のポストへ貼ってください!」
というものです。この方はご自分のお名前をはっきりと書かれていました。
 また、別の方が、この住民の抗議文の横に「まったく同意見です」と書き込みされていました。この方も自らのお名前を書かれていました。
 住民の方々の抗議文が貼り出された時点で、誹謗中傷ビラを貼り付けた者の策謀は破綻したと言えます。

 

■ 刑法230条での処罰の対象となる悪質犯罪
 写真で示した誹謗中傷ビラは、刑法230条に規定される「名誉毀損」の犯罪行為そのものです。「名誉毀損罪」というのは、
  「公然と事実を適示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有

  無にかかわらず、3年以下の懲役若しくは禁固又は50万円以下の

  罰金に処する」
というものです。
 この刑法230条で言う「公然と」というのは、「不特定または多数の人が認識し得る状態」のことを指します。今回の誹謗ビラが貼り付けられたのは長瀬団地の1階ロビーという公共の場です。「公然と」という構成要件に該当します。また、「事実を提示し」の「事実」というのは、後段に「その事実の有無にかかわらず」とあるように、内容の真偽を問いません。私を指して「信用できない松尾議員」と書いたことが刑法230条の構成要件に該当するわけです。

 

■ 飯山警察署に通報
 私は1月15日、飯山警察署に出向き、この名誉毀損事件の被害者として届けをしてきました。証拠となる写真などを求められ、提出しました。

 

● 私の言論活動への不当な圧力
 12月後半から1月前半にかけて、「松尾まことの議員活動報告」などの私の言論活動に対する不当な圧力が強まっています。
 最初は「小さなこと」から始まりました。12月19日、議会事務局長から電話があり、私の「議員活動報告21号(11月28日付)」で「先輩議員から厳しいご指摘」と書いていることについて、「村長が、この『先輩議員』の名前を知りたいと言っている。教えてもらえますか」というものです。私は「お答えできません。村長が知りたいならば、ご自分で私に申し入れてください」とお答えしました。
 その件はそれで終わったのですが、翌12月20日にも議会事務局長から電話があり、「『議員活動報告』のことで議長が協議したいので、27日に事務局に来てください」と言うのです。

 

■ 村長が議会に干渉
 12月27日午前9時から、議会事務局で福原議長とお会いしました。「村長が松尾議員に謝罪文を求めている」との話でした。30分強くらいだったでしょうか、議長とお話して別れ際に文書のコピーをいただきました。
 文書は12月19日付で、「栄村村長森川浩市」の署名と公印があります。宛先は「栄村議会議長 福原和人様」、文書見出しは「『松尾まことの議員活動報告』記事について」というもの。
 内容は、‐照議員への議会としての聴取とその結果の文書による報告、⊂照議員の謝罪文掲載、の2点を求めるというものです。
 これは、地方自治制度の根幹を成すものの1つ、〈議会の自律権〉、すなわち「議会が国や県の機関やその町村の執行機関からなんらの干渉や関与を受けないで、自らを規律する権限」(『議員必携』54頁)を、村長が侵(おか)し、議会に不法・不当な干渉をするものです。

 

■ 1月9日、10日のやりとり
 12月27日は「仕事納め」の日でしたので、議長とは「年明けにお話しする」約束でお別れしましたので、私は年明けの3連休も終わった1月9日午前8時半に議長に電話し、翌10日に会談することが決まりました。9日の電話の際、私は村長の12月19日付文書が〈議会の自律権〉を侵すものではないかという指摘をさせていただきました。
 その結果、議長は「受け取るべき文書ではない」という判断を示して、9日段階で村長に文書を返されたそうです。10日の議長との会談ではその旨をお聞きしました。

 

■ 「ネットでの発信をしないで」という情報発信への圧力
 以上の他にも、いろいろあります。一例だけ挙げますと、県道笹原〜長瀬間の台風21号災害箇所の件です。
 12月27日には、「産業建設課からの申し入れ」として、「危険箇所に立ち入って写真を撮らないでほしい」と言われました。また、1月5日には、宛先は「議員各位」となっていましたが、災害箇所の「積雪等」について、「インターネットに掲載しないよう」にという文書通知を受けました。他の議員さんは「ネットで発信しているのは松尾さんだけだから、あれは松尾さん宛の文書だね」と言っておられました。

 

● 私は議会での議論を村民のみなさまに報告し続けます。また、自分の考えも率直に書きます。
 議会でどういうことが議論されているかを村民のみなさんにご報告することは議員の責務です。ですから、誹謗中傷攻撃を受けようが、村長からあれこれ言われようが、報告すべきことは「議員活動報告」にしっかりと書いていきます。
 「松尾まことの議員活動報告」第22号(12月10日付)で村長が問題視したのは、12月議会での一般質問をめぐって、私が「重要な内容の質問であるにもかかわらず、村長あるいは副村長、課長の答弁が内容空疎で、議員の質問に真剣に答えないケースも見られました」と書いたことでした。しかし、これは一般質問をめぐって、実際の質疑を聞いて私が率直な論評を行ったものです。私が「内容空疎」、「真剣に答えない」と思ったやりとり、実際に質問された議員ご自身がそのように感じておられます。また、傍聴者も私と同じ感想をもっておられます。
 私は圧力を感じて、報告する内容・書く内容を自己規制するようなことはしません。それは村民・有権者のみなさんへの背信行為になります。
 また、災害現場への取材等は、「栄村復興への歩み」を発行するジャーナリストとしての活動を含めて、危険な場所にも自己責任で赴き、取材と報道を行います。もちろん、復旧工事の現場等にあっては、現場代理人など、現場の責任者の方に事前了承をお願いして取材します。
 また、この際、インターネットやSNSを使っての情報発信についても一言します。
 いまの社会は、「情報化社会」、「ネット社会」と呼ばれ、インターネットはある意味では新聞やテレビ以上に重要な情報通信手段になっています。「情報が瞬時に世界中に伝わる」というのは現代の常識です。現に栄村の震災の時、東京キー局でのテレビでは栄村の震災が報道されていないのに、栄村に多くのボランティアのみなさんが来てくださった、10億円以上に義援金が寄せられたのは、まさにネットのおかげでした。
 私の情報発信内容がすべて正しいとは言いません。ご意見やご批判があって当然です。むしろ大歓迎です。それによって発信内容がよりよいものになると思います。しかし、意見・批判と誹謗中傷・圧力とは異なります。後者は許されるものではありません。
みなさまの温かいご支援を支えに今後とも頑張って参ります。よろしくお願いします。

 

◎ 1月全協について
 1月16日に議員のみの議会全員協議会が開催されました。ただし、主たる協議が行われた午前中は非公開でした。栄村の観光施設に関する「事業診断報告」というものが村側から説明され、その「報告」を村が「部外秘」扱いとして非公開を望んだためです。
 「事業診断報告」が出されたこと自体は村長が公に場で明らかにされていることです。議員からは、内容を村民に公開すべきだという意見が相次ぎました。
 3月議会の一般質問をはじめとして、私だけでなく、多くの議員が議論していくと思われますので、今後、村民のみなさんにご報告できるよう、努力していきたいと考えています。

 紙幅が尽きましたので、今号はここまでとさせていただきます。


栄村復興への歩みNo.327

 

 鳥甲山を望む天池近くの雪山にスノーシューで登ったオーストラリア、シンガポール、タイの人たち。2月10日午前です。
 本紙No.301(昨年1月31日付)で紹介した“Japan(ジャパン) Walk(ウォーク)”社(大分県杵築(きつき)市)主催の“スノー・カントリー・トレック”(雪国を歩く)というツアー、今年も秋山郷にやって来ました。今年の第1陣は1月19〜20日。今回は第2陣で、3月初旬に第3陣がやって来ます。
 昨年は下の写真を紹介しましたね。今年は、「どんな旅・遊びをするのかを見てみたい」と思い、19日夜の雄川閣宿泊から20日夕の飯山線での出発までの多くの時間を密着しました。

 


 雄川閣での夕食、朝食はいずれも和食。みなさん、上手にお箸を使いことなされていました。「信州に来て4泊目。お箸にも慣れます」とのこと。日本酒も楽しんでおられました。1日目の戸隠では日本の神道について学ばれたそうです。2日目は鍋倉高原の「森の家」。みなさん、山歩きが好きな人たちで信越トレイルの話に興味をもたれたといいます。また3日目は野沢温泉で、「日本の温泉街の原風景」を楽しみ、あの熱いお湯にも「茹蛸のように真っ赤になりながら」入られたそうです。

 


スノーシューを履いて天池の横を登って行く

 

朝食風景。手前のお二人はタイの方のようです

 

 ガイドが3名付いておられて、うち1名は日本人。「天気が良くて、鳥甲山を真正面から見ることができて最高です」と言ってくださいました。
 ツアーは今年で5年目。需要は高いようで、3月中にも来年の予約が入るようです。このツアーの客層はかなり高収入層のようですが、海外からのお客さまにもいろんなタイプがあります。ゲストハウスなどを利用し、安い料金で長く滞在したいという人もおられます。栄村でも色んなタイプのお客さまを受け入れられるように備えることが必要ですね。
 ガイドさんとお話していて、ちょっと気になったことが一つありました。「秋山郷」という名前はよくご存じなのですが、「栄村」と「秋山郷」が必ずしもつながっていない感じなのです。村からの情報発信の工夫のしどころだと思います。
 


2月上旬、村の中を巡ってみると・・・

 福井県の方には申し訳ないですが、「立春寒波」、栄村ではあまり大した雪にならず、助かりました。でも、そこそこの積雪、冬は家にいることが多く、村内をあちこち廻るということはあまりないですね。そこで、私が配達で廻った時に撮った写真で村内の様子を紹介してみたいと思います。

 


 平滝集落の上から千曲川の対岸方向を見たものです。箕作から泉平に上っていく道路が見えます。木の葉が繁っていない冬だからこそ見えるものです。5日午後撮影。

 

 

 正面に見えるのは三ツ山。村内のいろんな所から見える山ですが、右写真で三ツ山の下に見える集落はどこだと思われますか? 極野です。
 7日午前、野口から天代に下る時に撮影しました。

 


 この写真を見てすぐに何処なのか、分かる人は多くないと思います。
 北野天満温泉から北野集落に抜ける近道です。農道で、高い雪の壁ができているところは田んぼです。7日午前、当部・笹原に向かう時、排雪作業の関係でこちらの道を通るように指示されました。写真奥に三ツ山の頭が見えます。

 

 

 鳥甲山連峰の姿も綺麗ですが、この写真でお見せしたいののは屋敷集落。
 写真手前に見えるのが屋敷集落です。中津川近くの高台には観音堂が見えます。写真をもっと大きくすれば、写真中央やや右下にお宮の幟立てのポールが見えます。3日午前の撮影。

 


 上野原集落で配達のために車を停めた時に撮ったものです。車から降りようとすると、周りがすべて凍っていて、大変でした。3日午前です。
 流水道路になっているのですが、道の両縁(へり)は凍ってしまいます。10日にツアーの取材の帰りに通った時には近くのおかあさんがツルハシで氷を割っておられました。

 


 小赤沢集落です。国道405を進み、とち餅大福で知られる福原商店を過ぎて間もなく、右手に下る道があります。その道を下り切った所から撮ったものです。
 流水道路になっています。撮影地点のお家の人に尋ねると、「風が吹くと雪が溜まり、水が流れなくなって困るんだ」と言っておられました。

 

 栄村は広く、いろんなところがありますね。


十日町の除雪作業の様子

 今冬は、栄村ではあまり降っていないのに「十日町はげ(「げ」=たくさん)に降っているようだぞ」という日もありましたね。その十日町の除雪作業の様子を撮影する機会がありました。栄村ではあまり見ない光景です。いずれも5日午前の撮影です。

 

 

 十日町駅東口の本町商店街です。
 屋根の雪を下ろし、その次にアーケードの雪を下ろしているところです。
 手前を走る軽トラも除雪作業関係のものです。

 

 

 十日町の市街地では雪を飛ばすことはできません。雪はすべて融雪用の流水溝へ。流水溝に雪を入れてよい時間帯は地区ごとに決まっていて、時間帯内に雪を片づけるために懸命の作業が行われます。

 

 

 栄村では最近はあまり見なくなった屋根の雪下ろし用の「とよ」を使う様子です。十日町では今でも随所で見られます。


笹原〜長瀬間の通行止め箇所、2月6日と7日の状況

 

 「雪崩の危険防止」のため1月25日午後2時から通行止めになっている笹原〜長瀬間の様子を撮影したものです。
 7日午前、笹原に配達に行った時に道路で出会った北野集落の人に「見てくれや」と言われました。これは笹原側から接近した防護柵周辺の様子です。前日に長瀬側から見た状況(下写真参照)よりも積雪が少なめに見えました。

 

 

 通行止めで迂回路まわりを余儀なくされている地区の人たちからはいろんな声が聞こえてきます。
 「いまの時期は雪が締まっているから落ちてこない。通しても大丈夫だ」、「迂回路は怖い。あそこを通らなければならないくらいだったら、一旦停止して大丈夫だと確認して『イチニのサン』で一気に走り抜けるのを許可してもらいたい」。こう言われる気持ちが痛いほどわかります。
 他方、道路管理者の県建設事務所が「安全第一」と言うのも、その立場・責任を考えれば、理解できないわけではありません。しかし、それにしても、建設事務所が日々、どういうふうに状況を調査・把握しているのか、どういう判断をしているのか、ほとんどまったくと言っていいほどに情報発信がないのは納得しかねます。
 この箇所の災害・通行止めについてほとんど報道してこなかった『妻有新聞』が突然、「県議、村議は何をしているのか」と書かれる(2月10日号)のには違和感を覚えますが、県にはもっと住民の立場にたった対応を求めたいと思います。


山菜採りの後継者を育てよう

 前号で直売所かたくりのH28年度決算、H29年度の売上見通しについて書きました。とても素晴らしい実績です。そのうえで、4月からの新年度のさらなる売上増の実現が求められています。
 売上増にむけて1つの鍵を握るのは春の山菜の集荷量だと言えます。店頭に並べれば売れるのです。
 フキノトウに始まり、こごみ、タラの芽、コシアブラ、ウド、そして何よりもタケノコ。
 2年前のH28年度、フキノトウの出荷を勧められた人が「こんなの出しても売れないだろう」と思われたそうですが、出荷してみるとあっという間に完売で驚かれたという話があります。
 秋山の人は毎日、毎日、直売所まで運ぶのは大変でしょう。店長さんは「秋山まで集荷に行きます」と言っています。まだ出荷したことがないという方も是非、出荷運営組合に加入してください。

 

● ゼンマイ揉みの後継者が必要です

 

ゼンマイを揉む鈴木フジイさん(志久見、2015年5月撮影)

 

 「公民館報さかえ」最新号(2月1日付)に大変うれしく思う記事がありました。「戌年に思う」というタイトルで掲載されている
戌年生まれの人のインタビュー記事です。
 その中で、昭和57年生まれの鑓水(やりみず)愛さん(長瀬)が、「今年から山菜採りやぜんまい干し、畑等村の母ちゃんたちに教わりながら四季の暮らしを丁寧に楽しめるように頑張っていきたい」と答えておられるのです。
 昨年春、村を廻っていて、ゼンマイを揉む人の姿、干されているゼンマイの量が減っているなと感じました。実際、「高齢になってゼンマイ揉みの力がなくなってきた」と言う声も聞き、「なんとかしなければ」と思っていました。栄村のゼンマイは非常に評価が高いのですが、直売所でもなかなか手に入りません。村などが支援してでも、ゼンマイ揉みの後継者を育てることが必要だと思います。


1枚の写真と後記

 

 陽光が射す中、木々の枝から風で飛ばされた雪が舞い、輝いています。8日午前11時頃、スキー場から下る時に偶然撮れました。滅多に撮れないものだと思います。

 

<後記>
 定期購読ご希望の世帯にのみお配りする最初の号です。これまで直接にはお話したことがなかった方々からも購読申し込みのお電話をいただき、非常に嬉しく思っています。有料化によって編集発行・配達の責任が一層重くなったと受けとめています。どうぞよろしくお願いします。

 

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栄村復興への歩みNo.327 2018年2月11日発行
編集・発行人 松尾真 連絡先:電話080−2029−0236、 mail;aokura@sakaemura.net
購読料 月額200円(半年1,200円、1年2,400円)
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