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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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秋山郷の「じょんのび茶のま」に地域の力が結集

 

 これは秋山・小赤沢の国道405号線沿いにオープンしている「フリースペース じょんのび茶のま」の一角にある工芸品コーナー。
 「じょんのび茶のま」は地域おこし協力隊の木村敦子さんが昨年に続き、今年も8月後半から開設されていますが、この工芸品コーナーは昨年はなかったもの。販売されているのは、和山の山田初雄さんのクロモジの菓子ようじ、五宝木の福原勇一さんの布ぞうりなど、地域のお年寄りが製作されたもの。また、スペース内には地域の女性が作ったドライフラワーも飾られています。さらに、野菜の「無人直売所」もスペースの入り口横に設置されています。

 


 地域おこし協力隊の若い女性が一人で始めた「じょんのび茶のま」が、2年目にして地域の人びとの知恵と技が集まる場に成長しているのです。地域の人たち自身がこういう場を求めておられたのですね。
 じつに素敵なことです。
 今秋、紅葉を求めて秋山郷に来られる人たちにお立ち寄りいただくスポットがひとつ、増えました。
 無料で提供されるお茶、今年はゲンノショウコとメグスリノキのブレンド。私もいただきましたが、とても飲みやすいハーブティーという感じです。

 


 みなさん。是非、秋山郷、「じょんのび茶のま」にお越しください。
 


ちょっとの工夫で秋山郷観光の魅力をぐっと引き上げられます

 

 上の写真、ご覧になっていかがですか。
 冷やし山菜そばですが、器がガラスで涼やかな感じでしょう。ミニトマトが入って色合いも鮮やかだと思います。
 じつは、8月4日、秋山に配達に行った時、雄川閣で昼食に「冷やし山菜うどん」を食べました。出汁は自家製で、味はなかなかよかったです。ただし、器がよくない。普通のどんぶりだったのです。暑い日の昼食として似つかわしくないと思いました。
 そこで、翌5日、私がガラス製の器と写真に見える敷物を用意して雄川閣を再び訪ね、作っていただいたのが上の写真のもの。美味しくて、汁も全部飲み干しました。
 5日も宮城県石巻市からのお客さまが渋温泉−野沢温泉を経て雄川閣を訪れ、昼食を求められました。秋山郷を訪れる人たちは、切明あたりで一休み、ちょっと感じのいいところで昼食や休憩できることを求められています。
 秋山郷の景色が素晴らしいことは万人が認めるところ。問題は、ちょっとした工夫で観光客のみなさんにいい気持ちになっていただくことです。
 観光本番の秋にむかって、サービスの工夫・充実を実現していきたいものです。

 


真夏の秋山郷〜4日と5日の写真から〜

 

 鳥甲山の頂上は雲に隠れていて残念だが、鳥甲山から赤瑤瞭にかけて、積乱雲が昇りゆくさまはいかにも真夏らしいのではないだろうか。
 ススキの穂が見えるのが、都会の感覚では「秋」を思わせるかもしれないが、栄村ではもう7月末からススキの穂がいたるところで見られる。
 8月4日、「栄村復興への歩み」の配達で秋山に行った際、午前10時59分に「のよさの里」手前の村道のカーブで撮影。鳥甲山の姿はいろんな地点で撮影したので、後でさらにいくつか紹介したい。

 

 この季節、秋山郷を廻ると、ほとんどの家の畑で花豆(高原豆あるいは秋山豆ともいう)が朱色の花をにぎやかに咲かせている。

 

 

 近づいてよく見ると、すでに実がなっている。写真のものはまだ結実初期のもの。もっと大きくなっているものもある。9月のこえを聞けば収穫である。
 写真は下に示す五宝木の山田政治・せきさんご夫婦の畑で午前7時57分撮影。

 

 

 

 畑のむこうに見えるのは法師山。

 

 


 五宝木高原(鳥甲牧場)にて午前7時36分撮影。
 夏ソバの白い花がまだ見えるが、茎はすでに赤くなってきている。たなびく雲は昼間の積乱雲とは異なり、日の出とともに高原の水蒸気が朝方に立ち昇ってたなびく、山間地特有の雲だ。

 下は7月10日午前10時頃撮影の、ほぼ同じ場所の様子。

 

 

 

 

 

 雑魚川の三段の滝の一段目。
 紅葉期の姿が最高だが、この季節もまた水飛沫が涼し気でいい。
 奥志賀高原栄線の落石災害現場を取材に行った帰りに奥志賀渓谷コースを10分ほど歩いてきた(午後2時27分撮影)。

 

 

 こんなブナ林の中を進む。折悪しく夕立がきたが、ブナの樹冠に守られ、あまり濡れなかった。

 

 奥志賀渓谷コースに入った目的は、この時期の三段の滝の様子を見ることだったが、さらに言えば、昨年秋に撮れた三段の滝の全体像を今年も撮影できるのかを下見することだった。
 昨秋10月6日撮影の、我ながら“最高傑作”と思うのは、この1枚。

 

 

 これは普通に撮れるものではない。昨秋初めて気づいた場所から撮ったもの。
 下の写真の右手に見える茶色の部分が遊歩道。
 そこから写真左手に見える木のところまで急崖に近いところを下りてようやく撮影できる。

 

 

 今回はダメだった。昨年の写真データと突き合わせてみたが、昨秋の“最高傑作”は次に示す今回撮影した写真の真ん中に見える木のさらに左下まで下りないと撮れない。

 


 今回は雨が降っていて滑りやすいので下りられなかったのか、それとも、もはや下りられない場所になってしまったのか。もう一度訪れて、確かめてみたい。ただし、昨秋撮影後の感想は「あんなおっかない地点、二度と行きたくない」だった。もう一度行ってみるが、無理はしない。

 

 

 三段の滝にむかうとき、奥志賀渓谷コースに入って7〜8分すると、雑魚川の流れの水音が聞こえるようになる。さらに進むと、ブナの木の間から雑魚川の流れがわずかに見える。今回初めて気づいたのだが、そこでは雑魚川右岸の急崖から激しく水が落ちている。

 

 

 

 

 5日も、秋山郷のいちばん奥、切明温泉に用事があって秋山に行った。

 


 その時に撮影した鳥甲山(連峰)の姿。
 今日も積乱雲ができ、鳥甲山の頂上は半分隠れているが、赤瑤瞭ははっきり見える。
 撮影地点は和山集落を過ぎて切明にむかう途中で、東から鳥甲山連峰の全体を捉えている(午前11時49分撮影)。

 


 「天池」での1枚。4日午前11時2分。
 微風があり、池には波が出て、水面に鳥甲山の姿ははっきりとは映らない。

 

 

 鳥甲山を撮影する場所として私が最も好きな地点から。本来の天池の前だ。この間の雷雨・夕立で水があった(4日午前11時6分)。

 

 

 

 最後の1枚は5日、切明からの帰路、東秋山林道に入って間もない地点で撮影したもの。津南町が「秋山郷ビューポイント3」としているところ。この地点のすぐそばで前倉橋を下流側から見ることができる。少しススキを刈らないと、いい絵にならないようだが、今秋チャレンジしてみたい。


滝涼み

 

 

 

 滝壺はエメラルドグリーン。

 

 滝壺から頭上を見上げれば、

 

 

 

 今日20日の日中は秋山での配達。
 「秋山は涼しい」とは言うものの、小赤沢の集落の中は暑かった。「ちょっと涼みたいなあ」という気分。
 そこで思いついたのが“滝涼み”。
 そんな言葉があるのかどうかはわからないが、滝壺のそばに佇むと、別世界!
 場所は苗場山1合目近くの大瀬(おおぜ)の滝(たる)。
 滝の全体像は

 

 

 足もとに気をつけながら、滝壺のすぐ横まで下りるのがポイント。

 


写真アルバム:7月10日の秋山郷への配達行から

 

 上の写真は7月10日の午前10時すぎ、鳥甲牧場の一角です。
 きれいに耕された畑地から水蒸気が上がっています。これを見たとき、一瞬、息をのみました。20分ほど前にこの横を通った時には見られなかったものです。

 

 

 夏ソバがすでに白い花をつけています。後方に見えるのは三ッ山あたりですね。

 

 

 地域おこし協力隊の岸幸一さん(上の原集落在)が今年復活された田んぼと白(しろくら)の頭(かしら)を中心とする鳥甲連峰を一枚に収めました。
 田植えをされたのは6月22日。地域の人や福原弥夢(ひろむ)くんも一緒に田植えされたそうです。植えられたのは「亀の尾」という品種。
 鳥甲山の紅葉と黄金色の稲のコラボが待ち遠しいですね。

 


 白瑤瞭から下る白沢の一角には、わずかですが、残雪を見ることができました。

 

 

 赤瑤瞭から下る沢にも残雪。上の原から和山に向かう途中に望めます。

 

 

 見事な滝でしょう。
 この姿は秋山の人でもあまり見る機会がないかもしれません。白沢の近くの不動滝ですが、林道から見える姿は下の写真。

 


 この日は、下写真に見える「道」を進んで撮りましたが、この「道」、滝に近づくにしたがい、おっかないものになります。あまりお薦めはできない「道」です。

 

 


秋山郷の写真3点



 秋山林道沿いの「小水(こみず)」の6月1日の様子。「小水」というのは「ミズノサワ」から少し切明(きりあけ)寄りのところです。
 下の写真は同じ場所で昨年7月22日に撮影したもの。残雪がまだかなりあります。
 しかし、今年は6月1日で雪のかけらも見えません。今年の冬がいかに少雪であったかがよくわかりますね。



 つぎの写真は、苗場山・鳥甲山・佐武流山、三山の山開きでの安全祈願の儀式・「湯かけ」の様子です。




(次号発行は6月16日の予定です)
 

秋山の空と人



 今夜の「報道ステーション」の天気予報コーナーで、「今日は滅多に見られない青空だった」と言っていた。
 私は今日、秋山での配達に出向いたが、いままでに見たことがないような景色だった。いちばん印象的だったのは樹々の緑の色がじつに爽やかだったこと。それも、青空、そして空気の澄み具合がひき立ててくれたのかもしれない。
 上の写真には雲も見えるが、この空の青さはそうそう頻繁に撮れるものではないと思い、数多い今日の写真の中から選び出した。
 撮影場所は、布岩の近くで、布岩の裏手に入り込んだところ。
 じつは、先日、屋敷の山田由信さんから、「東電が水を運ぶ隧道を掘る時に使った『電車』の跡がある」とお聞きした場所に行ってみたのだ。
 その「電車の跡」と、その地点にむかう道からの布岩の眺めを次頁で紹介する。



 「電車」施設の跡であることは間違いないが、どういう性格の構築物なのかはよくわからない。これから夏にむけて、さらに木が繁り、立ち入りが困難になるかもしれないが、もう少し現地調査をしたいなあと思う。



 真ん中に見えるのが、布岩の横姿であることはおわかりいただけると思う。
 ここまでの3枚は午前10時50分〜11時のもの。



 10時半すぎ、「ブナのトンネル」でブナ林の中に入って、天を仰いでみた。



 午前11時すぎ。布岩の横手から出てきて、道路上から撮ったもの。
 少し雲が浮かんでいるのがかえっていいと思う。



 「撮りたい」と今日いちばん強く思ったもの。秋山小の前にて。学校では、


 ただ一人の在校生、福原弥夢くんが先生と一緒にローラースキーの練習に取り組んでいた。午後1時半すぎ。


 続いて、屋敷集落で出会った人を3人。それぞれの方との会話の内容、プロフィールは別の機会に紹介する。ひとまず、その素敵な表情をご覧ください。









 屋敷集落のあるお家の畑から撮った1枚。贅沢な景色だなあと思う。



 午後3時すぎ、秋山からの帰り、清水川原スノーシェッドの手前にて。
 405号線を下るのは選挙告示日の4月19日に秋山に行った時以来。まるで景色が変わり、「これ、いったい何処?」と思ったほど。







 

宝来さん、ご卒業おめでとう〜秋山小、最後の卒業式〜



 3月18日、秋山小学校で卒業証書授与式が行われ、魚田宝来(うおた・たから)さんに平野弘蔵校長から卒業証書が授与されました。
 宝来さんは2年生の時に転入、5年間を秋山小学校で元気いっぱいに学び、無事、今日の卒業式を迎えられました。宝来さん、おめでとうございます。

 秋山小学校は3月末で閉校されます。秋山小学校は1959(昭和34)年に秋山地区念願の独立校として誕生。以来、395名の卒業生を送り出し、宝来さんが396人目、そして最後の卒業生となりました。宝来さんは4月から津南中等教育学校に進学されます。
(秋山小は閉校となりますが、4月から栄小秋山分校がスタートします)







式場への宝来さんの入場
 先導役は6年担任の平井勝矩教諭



授与された卒業証書をご両親に示す宝来さん
 ご両親のご表情が印象的です


「お別れのことば」
 福原弥夢くんの歌がとても上手で、素敵でした




最後の校歌斉唱


みなさんの拍手に送られ、宝来さんが式場から退出



卒業式終了後、閉校式が行われ、宝来さんと弥夢くんの手で秋山小校旗が折り畳まれ、返納されました



かつて秋山小で教鞭をとった先生方から卒業お祝いのメッセージ


布岩山と秋山小玄関


玄関前で地域の多くの人たちが宝来さんを拍手で見送りました
 

この景観を最大限有効に活かそう!


鳥甲連峰・赤瑤瞭(あかくらのかしら)付近から下る不動滝。
秋山林道の屋敷〜切明間で間近にみられる。




白沢(しらさわ)から望む鳥甲連峰。真ん中が白瑤瞭(しろくらのかしら)。その急崖はアルプス級の絶景だ。


秋の白沢からの眺め。(昨年10月14日)


不動滝の秋の眺め(昨年10月14日)




不動滝、そして鳥甲山を眺める:2016年3月4日



 この時期にまさか見られるとは思ってもいなかった景色。鳥甲山から下る滝だ。この後に紹介する白沢のすぐ近くで、地元の人たちは「不動滝」と呼んでいる。私が大好きなポイントの1つ。4日正午すぎの撮影。
 背後に見える頂は鳥甲連峰の赤(あかくら)の頭(かしら)と屋敷山の間にあるもの。
 今年初めに「栄村復興への歩み」で紹介している昨年10月と12月に撮影した同地点の様子を紹介する。
 
 
昨秋10月6日撮影

          昨年末12月15日撮影

 これに加えて、膨大なデータのどこかに埋もれている紅葉最盛時の1枚を探し出せればベストなのだが、とりあえずこの3枚だけでも季節による景色の移り変わりは充分に楽しめるだろう。
 
 3月4日(金)、秋山郷に行き、屋敷集落を巡っていて、林道に抜ける道が開いているのが目に入った。まずは「林道まで行けるのだろうか」と思いながら進むと、林道も雪が割られ、道が開いている。どこまで進めるのか、わからないが、切明方向に進んだ。結果からいえば、切明温泉まで開いていた。その途中、この不動滝を見ることができたわけである。
 
 この不動滝の近くで鳥甲山そのもの、そこから下る沢の凄さを眺めるとなればやはり、不動滝からほんの少し切明方向に進んだ地点、白沢(しらさわ)が最高である。
 
  
 白沢は毎年、雪が雪崩れ、消えるプロセス等で相当の石、土砂が落ちてくるところで、写真に見えるように砂防えん堤がいくつも造られ、不動滝とは趣が異なるが、鳥甲連峰を間地かに見るという点ではいいポイントだ。白沢直下よりも、そこからほんの少し切明方向に道を進み、振り返ると、写真の眺めになる。
 真正面に見えるのは白瑤瞭。鳥甲山はこの位置からは写真右上方に隠れている。
 白瑤瞭から雪渓、白岩沢が下っているのが見え、さらにその右に鳥甲山につながる黒木尾根が見えている。写真手前の緑の林の向こう側に見える尾根が黒木尾根である。その右手を赤岩沢が下り、写真中央の枝の先が赤く見える木々の向こう側で白岩沢と合流し、白沢となり、砂防えん堤が見えるところに下ってくる。



  
 白瑤瞭とそこから下る沢の様子は圧巻だ。



 同じ4日の午前、天池近辺から撮影した鳥甲連峰の姿を紹介しておこう。