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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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季節の変化

11月2日午後

 

11月22日午前

 

 天地から野口に向かう道路からの眺めです。栄村の絶景ポイントの1つだと思います。また、ドラスティックな季節の変化は「同じ場所を四季折々に訪ねてみたい」という人を増やします。


〈後記〉
・11月19日の初雪にはちょっと驚きましたが、その後は里地では本格的な降雪なしで来て、ちょっとホッとしています。26日午前は森集落の普請に出ました。

 

・ 11月下旬、かなり精を出して配達に廻り、遅れの解消が少し進みました。配達最優先でペースを取り戻していきたいと思います。

 

・ 25日に秋山・上の原から屋敷に戻る時、下写真の場所で、和山行きの路線バスとすれ違いました。これまでは片側交互通行しかできない狭隘な幅員だったところです。25日夕段階で路盤固めがほぼ完了し、後は舗装のみという状況になっていました。本格的積雪期を前に道路拡幅工事が完成する模様で、よかったなと心から思いました。

 

 

・ 本紙No.320とセットで配らせていただいていますが、本紙の有料化にむけて、「寄付ご寄付または購読料でのご支援」をお願いしています。「栄村復興への歩み」の発行・配達の継続へ、みなさまのご支援を改めてお願い申し上げます。
よろしくお願いいたします。


松尾まことの議員活動報告第21号(11月28日付)

◎ 笹原〜長瀬間の県道土砂崩れ・全面通行止めと、議員・議会の動き

 

 台風21号(10月23日に村に最も接近)による大雨で県道秋山郷森宮野原(停)線の笹原〜長瀬間で土砂崩れが発生し、同線が全面通行止めになっていることは周知のとおりです。
 私はこれまで「栄村復興への歩み」No.319(11月3日付)、No.320(11月18日付)等で被害状況と、復旧にむけての県・村の対応等について報じてきました。そのために、10月25日、11月2日等に災害現場を訪れています。これらの行動は、「栄村復興への歩み」編集・発行人というジャーナリストとしての行動であると同時に、自らが村議会議員であるという自覚をもっての行動でもありました。

 

■ 村民(先輩議員)からの厳しいご指摘
 しかし、11月5日(日曜日)にある村民の方とお話した時、「こういう災害の時、議会はすぐに行動を起こさなければいけない」という叱責をいただきました。30年ほど以前の議会の動きというものも教えていただきました。
 私はこのご指摘を厳しく受けとめました。
 私自身、6年前の地震の際、「議員・議会の動きが見えない」という批判意識を多くの村民の人たちと共有していました。その議員という立場に私自身がたった今、どう動いたらよいか。いろいろと考えました。
 道路などの災害に直接に対応するのは役場産業建設課、そして、議会の常任委員会は役場の課に対応する形で所掌分担しています。産業建設課に対応するのは産業社会常任委員会。私は5月からその委員長です。
 そこで、私は5日午後、産社副委員長の斉藤康夫議員と連絡・会談し、対応策を検討しました。私が現場で見てきたこと、斉藤氏の知るところについて情報交換し、「ひとまず、村の対処方針を把握するために村長に面会を求めよう」という結論に達しました。 すぐに私が雪坪の村長宅を訪ねて、翌6日午後1時に村長室で面会することの了承を得ました。
 「栄村復興への歩み」No.320の3〜4頁に書いた、災害後の村長・役場の動きはこの時に産建課長から示されたペーパーを基礎にしています。
 これらのことは他の産業社会常任委員会議員に電話でお伝えしました。

 

■ 11月16日の議会全員協議会で議論
 11月16日午前、議会全員協議会が開催されました。〈村長提出〉の全協の後に〈議長提出〉の全協(議員のみで会議)となりましたが、当初議題は観光施設に関する特別委員会の運営方法の問題のみ。その問題の協議の後、笹原〜長瀬間の災害・通行止め問題について私が全協の場で議論するように提案し、議員間での議論になりました。
 6日の村長との面会を含めて経過を私から報告し、複数の議員から意見が出ました。1つの具体的な問題としては、「迂回路の案内看板が不足で、村外から北野天満温泉を訪れた人が帰路で道に迷う。村の手で案内看板を増設すべきだ」という提案があり、閉会後、正副議長で村に申し入れをすることになりました。

 昨年4月の補選で議員になって以来1年半余、率直に言って、議員だけの全協の場で議論をどのように創り出していくことができるのか、取っ掛かりがなかなか見つからない状態で今日まで来てしまいました。しかし、今回の災害をめぐる11月16日全協での議論は非常にささやかなものですが、「議会での議員間の議論の創出」という点で1つの突破口になったのではないかと感じています。
議会の重要な役割の1つは行政をしっかりチェックすることですが、しかし議会の役割はそれに尽きるものではなく、村民の声を受けとめながら、議員間の議論を活発にし、村の暮らしをよくする政策の創造などを進めていくことです。
 この原稿を書いた後、28日夜には本件災害に関する県の説明会に出席し、さらに12月5日からの12月定例会で本件への対応策についてさらに議論することになっています。議会の活性化へ、しっかりと取り組んでいきたいと思っています。

 


◎ 観光レクリェーション施設に関する特別委員会、正副委員長を決定

 

 11月16日の全協(議長提出)で、先の9月定例会で設置を決めた「観光レクリエーション施設管理運営に関する調査研究特別委員会」の本格始動にむけて、正副委員長を選出しました。委員長は相澤博文氏、副委員長は松尾です。相澤氏は本特別委員会設置の提案者、松尾は観光を所管する産業社会常任委員長ということで、全員一致で推薦・決定されました。
 今後、定例会の開催時、さらに議会閉会期間も含めて、1〜2年間、議会の立場から観光等に関わる施設について検討・議論していきます。その際、いちばん大事な視点は、観光の振興もさることながら、〈住民の福祉の向上〉にこそあると認識して調査研究していきたいと考えます。
 早速、相澤委員長が、条例で「栄村観光レクリエーション施設」と定められている施設の運営状況等に関する資料提供の依頼状を商工観光課に対して出しました。
 12月5日からの定例会で特別委員会を開催し、具体的な議論に踏み出します。

 


◎ 社協への補助金の増額 ―― 11月16日の全協(村長提出)
 

 11月16日開催の議会全員協議会(村長提出)は、「社会福祉協議会運営費補助及び指定管理料の増額について」が協議事項でした。
 12月定例会に村が提出する補正予算の編成にあたって、議会との協議が必要と村長が判断し、全協(村長提出)の開催を求めたものです。
 補正予算に関わることですので、12月定例会での補正予算の審議をふまえて詳しいことをお伝えしますが、ひとまず、次の点を報告しておきます。

 第1に、通所介護(デイサービス)事業が今年の春から社協への委託になりましたが、利用実績は着実に増加しています。事業が村民に浸透してきたためか、とくに秋以降、利用件数が増えています。
 第2に、社協の現在の財政事情です。
 通所介護事業の運営資金を保障する核は介護保険からの介護報酬です。しかし、介護保険から事業者に報酬が支払われるのは制度上、サービス提供の3か月後になります。その間、サービス業務従事者の人件費等を事業者(この場合は栄村社協)が自己資金で賄わなければなりません。栄村社協の場合、この自己資金があまりありません。今春以降、過年度の繰越金1,500万円を取り崩す形で対処してきましたが、この繰越金1,500万円を取り崩してしまうと、何かあった時の資金面での対応力がなくなります。このため、社協側から村に3,000万円の借入の申し入れがあったということです。
 第3に、上記の点への村の対応方針です。
 村長が協議を求めた案は、社協運営費への補助3,000万円、指定管理料の増額960万円というもの。
 協議で最も議論になったのは、「指定管理料」というものを年度途中で増額することの是非です。最初に問題提起したのは阿部伸治議員。それをうけて、私も発言しましたが、「指定管理料」というものの本来の性格は、高齢者総合福祉センターの建物の管理に要する費用を委託者の村が支払うというもの。したがって、社協が村からの委託を受けて実施する事業に関わる経費の増額と絡めて「指定管理料」を年度途中に増額するのは好ましくありません。
 議員からのこうした意見に対して、村長、担当課長共に理解された模様で、12月定例会には、社協の事業運営に必要な資金を補助金の増額で賄うことを基本とする補正予算案が提出されるものと期待しています。

 なお、介護保険制度は仕組みが難しい上に、毎年のように見直しが行われ、来年度にむけては国が「生活援助」の介護サービスの報酬引き下げなど、利用者・事業者を共に不安にするような案を検討しています。また、通所介護サービスの村直営から社協委託への転換が短期間のうちに実施されたため、必要経費の算出や予算の組み方についてよく分からない点が多々あると私は思っています。そこで、現在進行形の事業の実施に必要な補正予算は承認しつつ、担当部局(健康支援課)や社協からお話を聞き、議員・議会が介護のシステム・財政についてしっかり理解・把握するよう、近々に勉強会を開催する方向で調整を行っています。私たち議員が学んだことは村民のみなさんにもお伝えしていきます。

 


◎ ふるさと納税の新しい活用法について
  ―― 10月28日の新聞記事に注目して

 

 先日、スクラップすべき新聞記事を整理していて、少し前のものになりますが、10月28日の信毎の記事に注目しました。その記事を次頁に掲載・紹介します。

 

 

 記事をお読みいただければ、内容はだいたいお分かりいただけるかと思います。
 今年の前半は、ふるさと納税での「返礼品競争」がクローズアップされ、当時の高市総務相は「ふるさと納税」制度そのものにもかなり否定的な姿勢を示していました。ところが、新たに総務相に就任した野田聖子氏は「ふるさと納税」制度に積極的な姿勢を示しています。そういう中で出てきたのが前頁の記事です。総務省のHP(ホームページ)を検索したところ、A4判3枚で、この記事よりもさらに詳しく制度を説明しています。

 

■ 「ふるさと納税」制度についての私のもともとの考え
 私は、「ふるさと納税」制度について、もともとは疑問を抱いているところもあります。そもそも、「ふるさと納税」制度が制度としていつまで続くものか、不安があるからです。恒久性のないものへの村の財政の依存度を高めてしまった場合、一時(いっとき)は村の財政が豊かになっても、将来に財政基盤が揺らぎかねません。村外のさまざまな方々に村を応援していただく取っ掛かりとして「ふるさと納税」制度を活用するとしても、そういう支援者と村の直接の結びつきを開拓・強化していかなければ、と思います。
 また、現在、栄村が「ふるさと納税」を基本的に「農業支援目的寄付」に特化させていることにも疑問を抱いています。たしかに、栄村の小規模農業・米作を支援するための財源の確保は、国の交付金・補助金の現行制度の中では、難しい。「ふるさと納税」を「農業支援目的」に特化させ、返礼品とする米の一定価格での購入によって農家を支援するというのは1つの知恵だと思います。
 しかし、農業支援の分野においても、また、農業以外の分野において、もう少し工夫ができないものかという思いは、私のみならず多くの村民が抱いておられる気持ちだと思います。議会での議論の中でもそういう意見は出ています。

 

■ 新しい措置の積極的活用を考えたい
 そういう中で、先に紹介した記事に出会ったわけです。私はこれを積極的に活用すべきだと思います。具体案はこれから練りますが、議員間での議論も呼びかけていきたいと考えています。
 今後、この「議員活動報告」等で提案していきますので、みなさんのご意見もお聞かせください。
(本号は6頁版にさせていただきました)


松尾まことの議員活動報告第20号(10月28日付)

◎ 温泉条例問題――森川氏は議員の提案になぜ耳を傾けないのか?

 

 9月定例会での「温泉条例改正案」の否決については、すでに本『議員活動報告』第19号でご報告しましたが、今回は、もう一歩踏み込んで、否決に至る経緯をお伝えしたいと思います。この問題・経緯をめぐっては、じつはいくつかの不思議があります。

 

■ “否決”が目に見えていた「条例改正案」を森川氏はなぜ追加提案したのか?
 不思議の1つは、村長提案は、村長自身から見ても“否決”になることが必至のものであったのに、なぜ、それを議会最終日に追加提出したのか? ということです。
 「温泉条例改正」をめぐっては、7〜8月に村長要請で3回もの議会全員協議会が開かれました。1つの提案をめぐって全協が3回も開催されるのは異例のことです。そして、村長が3度も提案しても、議員の納得を得られなかったのです。議員の理解を得られなかった核心は、トマトの国、北野天満温泉の入浴券を村温泉条例の対象から外し、振興公社の自由(もっと端的に言えば、理事長の自由)にまかせるということです。この点を改めない限り、同意できないというのが議員多数の意見でした。
 村長が9月定例会の当初議案として「温泉条例改正案」を提出できなかったのは、まさに上記のことを村長もわかっていたからです。

 

■ 「議員からの提案をお願いします」が最近の森川氏の口ぐせ
 7〜8月の議会全員協議会で森川氏が繰り返し言ったのは、「議員からの提案をお願いします」ということです。
 森川村長の提案が議員の納得を得られないという現実が厳然としてある。だからこそ、森川氏は「議員からの提案を」と繰り返し言ったのです。

 

■ 有志議員5名が連名で村長に代案を提案――9月5日のことです
 「全協で3回も協議した温泉条例問題で村が議案を出してきていない。この危機を打開する必要がある。」――私を含む5名の議員が危機感を抱きました。
 そこで、その5名(相澤議員、阿部議員、斉藤議員、保坂議員、私・松尾)が9月定例会の初日・5日の本会議終了後、村長室を訪ね、温泉条例問題について「要望」を提出しました。「要望」という形で「温泉条例改正案」の代案を提示したのです。単に文書を届けたというのではなく、村長と話し合い、提案の趣旨をわかりやすく説明しました。
 村長は「新聞にあれこれ書かれるのは嫌だ」と言いながら、私たちの提案に関心を示しました。また、この段階では、村側が「追加提案する」としていた「温泉条例改正議案」がまだ出来上がっていないことを、同席した商工観光課長が認めていました。
 なお、私たちが村長に「要望」を提出するにあたっては、事前に福原和人議長に私たちの「要望書」をお渡しし、村長と面会することをお知らせしていました。

 

■ 私たちの「要望書」の内容
 私たちの「要望書」の内容は2つの項目からなり、簡潔明瞭です。
 第1点は、トマトの国・北野天満温泉も従来通り、村が発行する共通入浴券の対象とすること。
 第2点は、入浴券の価格で、「大人年間2万円、高齢者(70歳以上)1万2千円、子ども(12歳未満)無料」とするものです。住民の声をお聴きして考えた価格です。
 村民誰もが同意できる内容だと思います。村の温泉条例が第1条で定める目的、「住民の福祉増進」を守り、前進させることを主眼に提案(「要望書」)を作ったわけです。

 

■ 議員の有志での行動を制約する規則のようなものは見当たりません
 私が今号の冒頭に「不思議」と書いたことの2つめは、この私たちの提案をめぐる議会での動きです。
 私たちは議会全員協議会(議員のみ出席の協議会)において、福原議長から注意を受けるところとなったのです。「5人だけで動くのはまずい。議会全員協議会などで協議し、議会としてまとまって行動すべきだ」というお叱りです。
 私は、「なぜ、いけないの?」と思いましたが、これまでの議会の慣例等に詳しくないので、どう対応すべきか、苦慮しました。
 しかし、9月定例会終了後、他の議員さんが福原議長のこの「指導」に疑問を提示されています。私も『議員必携』や議会の会議規則などを改めて検討しましたが、私たちの今回の「要望書」提出を規制するような規則(ルール)は見当たりません。
 今回、なぜ、5名での「要望書提出」だったのか。それは、7〜8月の3回にもわたる協議会で、トマトの国・北野天満温泉の入浴券を温泉条例から外すことをめぐって議員の考えも分かれ、この5名がほぼ共通する考えを表明していたからです。
 そこで、今回、村民のみなさんへの問題提起の意味で、以上の事実をあきらかにすることにしました。
 なお、この問題では、議員歴の長いある議員が私たちの行動を強く非難された事実も報告しておきます。

 森川氏は今回の否決をきちんと受けとめるのではなく、あくまでもその考えを押し通す姿勢のように見えます。温泉条例の目的=「住民の福祉増進」を守り、前進させることが必要です。私は入浴券問題で、あくまでも「住民の福祉増進」を実現していく立場から、さらに努力を強めていきたいと考えています。

 


◎ 「期成同盟会」というものをご存知ですか
 これまでに「栄村復興への歩み」で「秋山郷国道整備促進期成同盟会」のことを紹介したことがあります(No.309)。また、同紙No.315で箕作平滝大橋開通式の日程決定に関連して、「県道箕作飯山線改修期成同盟会」というものの存在に言及しました。
 いずれの期成同盟会も、その総会に私は議会産業社会常任委員長として出席しました。この他、7月に「一般国道117号改良促進長野県期成同盟会」というものの総会にも出席しました。
 秋山郷国道整備促進期成同盟会に関する記事の中で、福原和人氏から「秋山の期成同盟会は他の期成同盟会とは性格が異なる」というお話をお聞きしたことを紹介しました。その後、上記のように国道117号線関係と県道箕作飯山線関係の期成同盟会の総会に出席してみて、一般に「期成同盟会」というものがどういうものなのか、ようやくわかってきました。福原氏が言う通り、秋山の期成同盟会と他の期成同盟会は性格が違いました。

 

■ 期成同盟会は、首長と議会代表で構成されるのが一般的
 国道117号線の期成同盟会は、飯山市、中野市、木島平村、野沢温泉村、栄村の2市3村が構成自治体で、市長・村長、議会議長、議会関係常任委員会長が会員となっています。各市村の関係部署の課長で「期成同盟会幹事会」が構成されています。また、地元の県議3名が顧問になっています。総会は基本的に年1回開かれますが、その場には県北信建設事務所の所長などが来賓として参加します。
 「県道箕作飯山線」の場合は、野沢温泉村と栄村の2村が関係自治体で、村長が会長・副会長、議会議長と議会関係常任委員会委員長が理事、副議長が監事となり、2村の関係区の区長などが会員となっています。この場合も、関係部署の課長が幹事になっています。さらに、県道箕作飯山線の場合は、県議3名と共に北信建設事務所長が顧問に就任しています。こちらも基本的に年1回、総会が開催されます。

 

■ 「道路等の整備には期成同盟会が必要」が“常識”のようです
 国道117号線、県道箕作飯山線、いずれの総会でも、前年度の事業報告、決算報告、当年度の事業計画、予算が審議されます。ただし、ほとんど質疑はなく、いわゆる「シャンシャン大会」というのが実状です。期成同盟会総会でいちばん重要なのは、県などへの「要望書」を決議し、それを総会に出席している県北信建設事務所長などに手渡すことだと見受けられます。いわゆる陳情です。また、その陳情をうけて、県北信建設事務所長などが道路整備の状況や今後の計画などを説明します。
 また、期成同盟会の幹部は県の予算編成期に県庁に出向いて、陳情することが慣例となっているようです。
 このように、総会だけを見ていると、非常に儀式めいた感じで、「どんな道路整備や改修を要望するのか、いったい、どこで議論しているのか」と不思議に思わざるをえません。どうやら、「幹事会」というのがキーのようです。ここで、市や村は地方建設事務所にいろんな要望を出して、県側の腹を読む。建設事務所側は、県庁から予算を取りたいと考えている事業に市や村の同意を取り付け、いわば県庁への圧力として使う。いい悪いは別として、そういうことなのではないかと推察します。
 以上のような次第で、「関係自治体で構成する『〇〇促進期成同盟会』という存在がないと、国道・県道などの整備は進まない」というのが“常識”になっています。

 

■ 住民参加型が基本であるべきだと考えます
 国道・県道の整備等は地元住民の暮らしに大きく関わる問題であり、もっと住民が参加する中で議論され、決定されていくのが望ましいと、私は考えます。その意味で、秋山郷の国道405整備をめぐる期成同盟会のあり方の方が望ましい姿に近いと思います。
 今回は「期成同盟会」というものの存在を紹介することが主眼ですが、今後、その具体的な内容の報告・紹介もこの「議員活動報告」で書き、みなさんのご意見をお聞きしていきたいと考えています。

 


◎ 私たちの暮らしのゴミはどのように処理されているか

 

 私たちが日常の暮らしを営む中で“ごみ”が出ることは避けられません。
 栄村では、現在、「燃やせるゴミ」については毎週火曜日と金曜日にゴミ収集車が廻ってきてくれます。また、ペットボトルや空き缶、新聞紙等の回収も行われます。ゴミを出す際には有料の「ゴミ袋」に入れますので、その袋に記されている「津南地域衛生施設組合」という名称はみなさんご存知のことと思います。
 でも、この「津南地域衛生施設組合」とはどういうものなのか、また、ゴミの処理にはどれくらいのおカネがかかっているのか、あまり知られていないのではないでしょうか。
 私は5月の新議会で産業社会常任委員長として「津南地域衛生施設組合議会」の議員に選ばれました。そして、7月7日、その「組合議会」の定例会に初めて出席しました。
 そこで、今回は、津南地域衛生施設組合とその議会の構成、平成28年度決算での栄村のゴミ等の処理量、要した費用などを紹介したいと思います。

 

■ 「一部事務組合」とは
 市町村などの自治体が行政事務の一部を他の自治体と共同で行おうという場合、地方自治法の規定に基づいて、「一部事務組合」というものを作ることができます。栄村のゴミ処理などを行う「津南地域衛生施設組合」はその「一部事務組合」のひとつです。
 「津南地域衛生施設組合」は、当初、津南町、栄村、松之山町、中里村の2町2村で組織されました。その後、松之山町、中里村が「平成の大合併」で十日町市と合併し、十日町市となったため、現在は津南町、栄村、十日町市の3市町村で構成されています。
 「組合」の長は「管理者」と呼ばれ、また、「組合」の議会を設置することができます。「津南地域衛生施設組合」の管理者は津南町長です。そして、議会は津南町議会から2名、栄村議会から2名、十日町市議会から3名の計7名の市町村議員で構成されています。議長は津南町議会議長の草津進氏です。「津南地域衛生施設組合」は独自の予算を決めて、この衛生行政を担っています。財源は基本的に各市町村が拠出する負担金です。

 

■ ごみ処理は栄村と津南町の2町村のみ
 「組合」の構成は1市1町1村ですが、ごみ処理については現在、栄村と津南町の2町村のみになっています。十日町市が旧松之山町区域と旧中里村区域のごみ処理を十日町市のごみ処理場に移したためです。それでも、十日町市が「組合」に入っているのは、上記2地区のし尿処理業務と火葬業務については津南地域衛生施設組合で行っているためです。
 「組合」で処理するごみの量を見ますと、
   平成  4年度(1992年度) 455万3千kg
   平成27年度(2015年度) 753万3,720kg
   平成28年度(2016年度) 436万1,440kg
 平成4年度と平成27年度の対比は、約四半世紀を経て、私たちの暮らしが出すごみの量がとても増えていることを示しています。他方、昨年28年度に約40%減少しています。これは旧松之山地区と中里地区のごみ処理が十日町市に移ったためです。
 なお、「ごみ処理量 436万1,440kg」と言われても、その量がどれくらいのものなのか、あまり実感をもって感じとることができないと思います。「1世帯1日あたり」にすると2,698g、「1人1日あたり」ですと997gです。私たちはすいぶんとたくさんのゴミを生み出しているのですね!

 

■ ごみ処理等にどれだけの費用がかかるか、今後の体制をどうするか
 これだけのごみを処理するのに、どれくらいの費用がかかるのか。あまり知られていません。昨28年度の決算によれば、1億7,303万8千円を要しています。1世帯あたりの処理経費は年間3万5,021円にもなります。
 その処理費用の主な財源は栄村と津南町の分担金です。つまり、私たちの税金ということになります。分担額割合は人口と搬出ごみ量から算出されます。
 こういう数字を知ると、「自分が出すごみの量を少しは減らそう」という気持ちが出てくるかもしれませんね。

「津南地域衛生施設組合」が現在抱えている大きな課題は、ごみ焼却施設の老朽化対策をどうするか、です。
 現在の施設は平成4(2002)年に完成したもので、かなり老朽化しています。必要な補修を行いながら使用し続けているのが現状。新焼却施設の建設という課題も浮かび上がってきています。他方で、十日町市が施設更新した十日町市のゴミ焼却場への合流を呼びかけてきています。ただし、それには最終処分場(焼却灰の処理)の受け入れやごみ分別方式の大きな変更などの重大な問題が伴います。

 今回は、まださわり程度の情報提供ですが、これをきっかけに栄村のごみ(処理)問題をみんなで考えていきたいと思っています。

 


◎ 9月8日村長、12日副村長と、私・松尾が会談しました

 

 私は9月定例会会期中の9月8日に村長と、さらに12日には副村長と会談しました。議員としての行動ですので、みなさんにご報告します。
 発端は9月6日、福原議長からのお話でした。「村長が『目安箱』への投書に対応するため、松尾さんから話を聞きたいと言っている」とのこと。私はお話することを承諾し、8日の本会議終了後、村長室で福原議長、議会事務局長の立ち会いの下、森川村長とお会いしました。質問は、「『松尾議員は刑務所に服役したことがある』という話があるが、本当か」、「『京大中退』という学歴は本当か」の2点でした。
 私は以下のようにお答えしました。
 第1点目。私が若い頃、学生運動をしていたことは事実である。起訴され、有罪判決を受けたことも事実。しかし、刑務所に服役したことはない。また、若い頃の運動組織とはもう何十年も前から絶縁している。
  〔補足説明〕私は46年前の21歳の時、集会で演説をしたことが

   破防法(はぼうほう)という法律に違反するとして起訴されまし

   た。元横浜市長の飛鳥田(あすかた)一雄さんをはじめとする

   百人以上の弁護団に支えられて、「破防法での集会演説取り締

   まりは『表現の自由』を保障する憲法に違反する」として19年

   間、裁判を争いましたが、違憲・無罪の判決が得られず、執行

   猶予の有罪判決を受けました。執行猶予期間は20年以上前に終

   わっています。
 第2点目。京都大学経済学部を中退した。大学は「中途退学証明書」なんて発行しないが、証明が必要ならば、社会的地位のある同級生がたくさんおられるので、必要ならば紹介します。
 以上の説明で、森川村長は納得されました。

 

■ 「村長が松尾さんに話してもらえず、悩んでいる」(副村長)?!
 ところが、12日午後、阿部伸治議員(副議長)から、「副村長が、『村長が投書をめぐって松尾さんから話を聞こうとしたが、松尾さんに話してもらえず、悩んでいる。なんとかならないか』と自分(=阿部伸治氏)に言ってきた」という話が飛び込んできました。阿部伸治さんは、「松尾さんが話さないなんてありえないですよ。」と言って下さったそうですが、私は副村長と直接話す必要があると判断し、夕刻、役場に行き、副村長と約1時間会談しました。
 私が、村長との会談の経過、私の若い時代のこと、京都大学中退の経緯等をお話し、副村長からは「スッキリしました。人の過去のことはあまりあれこれ言うべきではないですね」という結論的な発言がありました。
 その後、村長からも、副村長からも、この件で新たなお話はありません。私の説明に納得していただけたものと思います。

 

■ 過去は変えられませんが、未来は変えられます。私は全力で議員活動をやっていきます。
 以上のような経緯ですが、私が21歳の時というのはもう46年も前のことです。いまさらその過去を変えることはできません。しかし、未来は変えられます。私はそのように生きて来たし、また、これからもそういう信念でやっていきたいと思っています。
 10年前、栄村で暮らすことになり、いろんなことを経験する中で、「こういう村を守っていきたい」という思いがどんどん強まり、とくに震災を機に『栄村復興への歩み』を作るようになり、村の諸課題の解決の一助になりたいという思いから議員にもならせていただいています。
 9月8日の村長との会談から12日の副村長との会談にかけての経過には「なにかおかしいな」と感じるところがありますが、私は何があっても怯まず、正々堂々と歩んでいきます。


晩秋あるいは初冬の景色から

 

 人がたくさん集まっています。
 11月26日(日)午前8時すぎの森集落のお宮・健森田神社の境内。この日午前に行われる秋の道水路普請に集まってきた森集落の人たちの姿です。19日のまとまった量の初雪が24日頃まではかなり残っていて、「普請ができるかなあ」と心配もしましたが、なんとか実施できました。
 境内は落ち葉で埋め尽くされています。まさに晩秋ですね。そんな中での普請参加者たちの姿、これも季節の風景の1つだと言えます。
 11月20日前後にはかなりの降雪がある年も結構多いですから、「もう少し早めに設定にしては」とも思いますが、落ち葉ができるだけ落ちきった状況になってからの方が水路をきれいにするのにはいいのです。難しい問題です。

 

 

 

 遠くに三ツ山、太次郎山などが見えます。手前は森集落中条地区の田んぼ。左手に人の姿が3枚見えますが、ここに水路が流れています。私は普請の際、だいたいこのあたりを担当する班に配置されます。両側を木に覆われたゾーンの作業を終えて、この地点に来るたびに、「いい景色だなあ」と思います。
 現在は水路に鉄板の蓋がされているので、落ち葉の掻き出し作業は楽ですが、ひと昔前は大変だっただろうと思います。

 

 

 上はナメコ。普請をしながら、ある人が採られたもの。秋の普請ではキノコ採りも大きな楽しみのひとつ。下は“ムラサキシキブ”という木の実だそうです。私が「あっ、何か咲いている!」と言うと、作業仲間が「実ですよ。ムラサキシキブという名前。家の庭にもあります」と教えてくれました。調べると、シソ科の落葉低木で、6月に花が咲くそうです。来年、花の姿を撮ってみたいと思います。

 

 

 

 

 道端、作業小屋の前の地べたに人が座っています。これも田舎ならではの光景。普請の中休み時の様子です。私も同様に座ってお茶を飲みました。前を通る道路は「トマトの国」に通じるもの。都会から来られた人がこの様子を見たら、「?」と思われるかもしれませんね。

 

 人の姿をいろいろ紹介してきましたので、そのつながりで26日午後に撮影した森の山(開田)の畑での1枚も紹介したいと思います。

 


 雪に埋もれた野菜を取り出しています。この1週間、いろんなところで目にした光景です。
 下写真はこの畑の近くでの撮影です。

 

 

 

 

 森の開田の道路から見える“さかえ倶楽部スキー場”。手前に見える木の枝に稔る実のクローズアップもご覧ください。

 

 

 この実の名前がいま浮かんできません。

 

 


 「栄村復興への歩み」の配達の折などに色んな景色を見てシャッターをきっていますが、ブログ等で紹介できていないものが多々あります。10〜11月に撮った写真で未紹介のもの、少し時季外れのものになるものが多くなるかと思いますが、ブログで紹介しないと結局データの死蔵ということになってしまいますので、「時期外れ」を承知でぼちぼち紹介させていただきたいと思っています。よろしくお願いします。


道路にH鋼を打ち込む〜「復旧作業の進展状況」追加情報

 22日撮影の写真に基づいて、「笹原〜長瀬間の県道土砂崩れ区間の復旧作業の進展状況」というレポートを24日朝に作成しましたが、そのレポートを北野校区の約70軒にお届けに行った際、今日も現場を見てきました。
 すると、道路を掘削して何かを敷設する工事が行われていました。現場の人に尋ねると、H鋼を打ち込む準備のようです。

 

 

 

 写真に見える「ホッカイボイド」という円柱状のものは型枠材で、この中にH鋼を打ち込み、さらにコンクリートを入れるようです。

 10月27日に村長が対策要望に県庁を訪れた際、「H鋼を打ち込む」という案が県側から話されていたと聞いています。
 県はしっかりした対策を講じてくれていると思います。
 通行ができるようになるまでに、もう少し日数を要すると思いますが、状況はよい方向に向かっています。
 なお、地元地区の区長さんや東部地区から出ている議員を対象とする説明会が28日夜に開催される模様です。

 

(了)


復旧作業の進展状況〜笹原〜長瀬間の県道土砂崩れ区間〜

 11月22日午前に現場に行き、撮影してきた写真を示します。

 

写真1:長瀬方面から見た道路の状況
 崩落土砂、倒木、落ちてきた雪崩防止柵土台のコンクリート塊などすべて撤去され、道路はきれいな状況になっています。

 

 次頁に写真2を示しますが、そこに見られるように、崩壊面の下(道路側面のブロック設置面の上)には大型土嚢が設置されています。また、その少し上には落石(が跳ねること)を防止するためのものと思われるネット(緑色)が設置されています。
 また、県道の北野川側の路肩ですが、写真3に示すように、基本的に損壊していません。

 


写真2:土嚢と落石防止ネット

 

写真3:路肩の様子

 

● 応急復旧措置はほぼ出来たのではないか
 この県道を所管している北信建設事務所からの正式発表はまだありませんが、私がこれまでに見てきた同様の土砂崩れ箇所での応急復旧措置の事例と比較して検討すると、通行止めを解除するに必要な応急復旧措置はほぼ出来たのではないかと思われます。
 北信建設事務所と県の迅速な対応に感謝します。
 間もなく、通行止めの解除等に関する地元説明が行われると思います。

 

● 県は本格復旧にむけて国と折衝へ
 今回の土砂崩れ災害は、全国各地で被害を出した台風21号によるものであり、また、かなり規模が大きくて本格的な対策工事が必要なものです。こういうケースでは、本格的な復旧工事は「公共土木施設災害復旧事業費負担法」という法律に基づいて、国の補助を受けて行われます。
 この国庫補助を受けるには、県道の場合、県が本格復旧の設計と積算見積を国に提出し、国の査定を受けます。“査定”があるわけで、県の申請通りにすべて認められるわけではありません。しかし、逆に言えば、東京の霞が関を拠点としていて栄村のような豪雪地の環境に精通していない国の役人さんに対して、地元住民の訴え・意見などが県を通じて具体的に伝われば、国の役所(担当者)も地元の実状をふまえた“査定”を行う可能性が高まります。
 地元が県・北信建設事務所に充分に説明と要望を行うことが重要です。
 北信建設事務所は地元の意見にしっかり耳を傾ける姿勢です。

 

● あくまでも応急復旧。冬の積雪・雪崩対策などはこれからの課題
 話を当面の通行再開に戻します。
 19日に初雪があり、写真2に見られるように崩壊面に若干の積雪も見られます。しかし、まだ本格的な積雪ではありません。
 12月中旬以降の本格的な積雪期の雪崩に対する対策をどうするか。まだまだこれからの検討課題です。また、雪崩対策の応急措置は、上に記した本格復旧の設計・積算・それに対する国の査定によって左右される可能性もあると思います。
 地元の願いは、笹原〜長瀬間が冬期も(たとえ片側通行であっても)通行可となることです。県・北信建設事務所にしっかりと声を伝えて、迂回路ではなく、笹原〜長瀬間の通行可を実現するために頑張りましょう。
 あと数枚、22日撮影の写真を紹介します。

 

写真4-1

 

写真4-2

 

 土砂崩れで雪崩防止柵が少なくとも2基損壊しましたが、その左右を示したのが上の写真4の1と2。雪崩防止柵がずらっと並んで設置されているところなのです。

 

写真5
 土砂崩れが発生した部分と崩れなかった部分の境目の様子です。杉の木の根を見ると、斜面の土がどの程度流されたのかがわかります。


(了)


初雪の翌日の風景から

 

 森の開田から下ってきた時に目にした風景。
 今日、いちばん最後に撮った1枚です。午後4時20分撮影。
 正面左に見えるのは高倉山、右は鳥甲山。この30分ほど前、開田を上る際には雲海はまだ出ていませんでした。
 栄村で暮らしていても、こういう風景はそう見られるものではないし、撮れるものではないと思います。午前中に上った人の話によれば、開田の上部には30cm以上の積雪があったそうです。しかし、偶々、今日は中条川上流の山腹崩壊地点で、森開田用水頭首工工事と1号崩壊地崩壊斜面の吹付工事の竣工検査があり、その関係で車が走れる状態になっていて、こういう写真が撮れました。
 いつ、初雪が降るか、その積雪量はどのくらいか、初雪時にまだ紅葉の名残りがあるかどうか、こういうことは自然界が決めることで、人間がいくら求めても、この写真のようなシチュエーションを自在に得ることはできませんが、「この道路を12月初め頃までは除雪するとすれば、いい観光スポットの提供ができるなあ」なんて思ったりしました。

 

 

 

 同じく鳥甲山、高倉山が見えますが、こちらは「トマトの国」の前からの撮影。午後2時20分すぎです。
 左手前に見える雪の山は「トマトの国」駐車場の積雪の除雪で出来たものです。今朝は除雪なしでは駐車場に入れない状況でした。

 

 

 横倉の田んぼからの眺め。紅葉の名残りが綺麗な手前の丘陵は青倉の四つ廻りです。飯山線のレールも見えます。午後2時半すぎ。

 

 

 同じく横倉の田んぼから。先の1枚と同じ方角を見ていますが、少し違う場所から、より遠景を撮ってみました。

 

 

 上の1枚と同じ地点から、横倉の民家も視界に入れて撮りました。

 

 

 午後3時40分すぎの撮影ですが、太陽はもう夕陽の感じ。雪が融けた田んぼの水溜まりに夕陽が映っています。

 


 午後4時17分に森の開田から撮った山並み。私には確かではないのですが、左側の山が八海山なのではないでしょうか。夕陽に映えて、少しピンク色に見えました。

 


栄村復興への歩みNo.320(11月18日付)

 

箕作平滝大橋が開通
〜久保田・油科両家3代家族が渡り初め〜

 

 11月15日午前、県道箕作飯山線の全線開通にむけて箕作平滝大橋の開通式が挙行され、箕作の久保田光具さん、平滝の油科仲一さんのそれぞれ3代家族が渡り初めをされました。上写真は、みなさんが箕作側から渡り始め、橋中央に向かわれるところです。
  *久保田光具さんは百合居橋の渡り初めも経験されているそうです。

 


 箕作平滝大橋は全長169m、車道幅5.5m(+路肩、堆雪帯が両側に各1.75m)で、緩やかなカーブと勾配をともなう、非常にゆったりした素晴らしい橋です。今回は、箕作平滝大橋と小箕作橋、取付道路の379mの区間が通行できるようになりました。

 

● 明石大橋の橋脚建設は先月着工、全線開通は2020年の予定
 県道箕作飯山線の箕作〜明石(あかいし)間の交通不能区間を解消する事業は全長2kmに及ぶもので、もう1つの大橋・明石大橋の橋脚建設は先月着工されました。千曲川の水量が減少する冬期に工事が行われるため、今冬と来冬の2シーズンを要し、3年がかりの工事となります。

 


 上写真が明石大橋の建設現場。現在は工事用道路を造っています。写真右手奥に国道117号線白鳥大橋が見えます。対岸が明石地区です。

 

● 60年間に及ぶ悲願の実現へ第一歩。“災害に強い道路ネットワーク構築”が大きく前進
 県道箕作飯山線の箕作〜明石間の開通を求めて栄村と野沢温泉村が期成同盟会を結成したのは60年前。昔は、明石の子どもたちが栄村の学校に通っていて、明石と栄村のつながりは非常に強いもの。明石大橋が出来て、全線開通となれば、明石と栄村の新たな絆が生まれるでしょう。
 今般、箕作〜明石間の整備が進められたのは6年前の震災が直接のきっかけ。栄村震災復興計画の“災害に強い道路ネットワークの構築”を実現すべく、国道117号線が通行不能となった場合のバイパスとして計画されたのです。平成24年度〜27年度は国から「社会資本整備総合交付金(復興)」が交付されました。現在は5年間の復興期間が終わったため、「社会資本整備総合交付金(広域連携)」という枠組みで引き続き国費が投入されています。
 2020年(平成32年)の全線開通へ、みなさん、工事の進捗状況にご注目ください。


笹原〜長瀬間の土砂崩れ・通行止めについて

 本紙前号でお伝えした笹原〜長瀬間の県道の土砂崩れ・通行止めですが、県が応急措置と本格復旧にむけて種々の措置を講じています。
 災害直後の10月26日に太田副知事が北信地域の視察で村を訪れた際に現場を視察。27日には森川村長が県庁を訪れ、油井県建設部長に対策を要望。また、11月13日には、県道秋山郷宮野原(停)線の整備を求める地元期成同盟会が年に1回の陳情で県庁を訪れ、東部と秋山の区長会などが今回の災害に対する緊急かつしっかりとした対策を要望しました。
 県(北信建設事務所)では現在、土砂や倒木の撤去作業を進めるとともに、ボーリング調査などを行い、さらなる土砂流出や冬期の雪崩の可能性などを検討し、通行止め解除(片側通行)の早期実現と来春以降の本格復旧の具体策を詰めています。具体的な策が固まれば、地元住民への説明会を開催する予定のようです。
 11月16日に開催された議会全員協議会(議長提出)では、以上のような状況を議員全員で確認し、いっそうの要望活動などが必要な場合、議会として迅速に行動することを申し合わせました。

 


道路上の倒木・土砂が撤去された(17日午前撮影)

 

災害現場の全体像(急崖の上は原向の田んぼゾーン)

 

崩壊面をクローズアップで見ると、不安定な状態であることがわかる。


ドローンを栄村で積極的に活用しましょう

 みなさん、“ドローン”という名前を耳にされたことはありますよね。また、「実物は見たことはないが、テレビでドローンが飛ぶ様子を見たことはある」という方も多いことと思います。
 そのドローンを栄村でいろんな用途に積極的に活用しようという提案をします。

 


 これはさかえ倶楽部スキー場をドローンで撮影したものです(9月撮影)。村で暮らす人はスキー場を目にする機会が多いと思いますが、こういう角度で見ることはないですね。ドローンだとこういう画像が自由に撮れます。スキーシーズンにも撮影してみたいと考えていますが、さかえ倶楽部スキー場の魅力がアップすると思いますね。

 

● 災害対策、有害獣対策、観光、農業、子どもの競技・・・、色んな用途があります
 本号の3〜4頁でも取り上げている県道笹原〜長瀬間の土砂崩れ災害。こういう災害が発生した場合、ドローンを飛ばせると、災害発生からあまり時をおかずに災害の全体像、土砂崩れが最初に生じた地点の様子などを上空から撮影することができます。すると、災害対策の検討も素早くできるようになります。
 少し初期投資経費が高くなりますが、ドローンに赤外線センサーを搭載して飛ばすと、クマ、イノシシ、シカなどの有害獣が山の中にいる地点を捉えることができます。そうすると、有害獣が里に出てくることを防止したり、駆除したりする対策が大きく進みます。農業では、薬剤散布、田畑の観察・管理などに活用できます。
 観光への活用も無限の可能性を持っています。観光客がゴーグルを着用し、自分がドローンの目となって、空から栄村の素晴らしい景観を縦横無尽に楽しむことができるのです。
 さらに、ドローンは子どもたちの健全な遊び、スポーツ競技にも活かせます。ドローンを操縦することは目と指と頭を使い、その能力を発達させます。先日、栄村の小学校5年生が初めてドローンの操縦に挑戦する様子を見ましたが、子どもは上達が早いですね。

 

● 素晴らしい支援者がおられます。民間と村が一体となって、栄村での取り組みを進めましょう
 ドローンの機種を2つ、紹介します。

 


 これは重量200g以下のドローンで、ドローンの操縦技能を習得する練習用の機材として最適のもの。価格は1万円台です。11月11日にグリーンピア津南で栄村の人が室内練習している際に撮影しました。

 

 

 こちらは「Inspire(インスパイア)」という機種で価格42万円。カメラが付いているのが確認できますが、飛行時にカメラが360度回転します。観光に威力を発揮すること間違いなしです。
 この他、価格26万円程度の機種もあり、災害時の初期調査などは、その機種でできるのではないかと思います。

 

 じつは栄村の隣り、津南町にはすでに「津南ドローン協議会」という団体があります。これを支援されているのが東京の大田ドローン協議会で、松田美房さんという方が月1回のペースで訪れ、さまざまな指導・支援をして下さっています。その大田ドローン協議会、松田さんがボランティアでの栄村への応援の意思表示をして下さっています。
私はすでに村(役場)にも種々の提案をさせていただき、協働で話を進めつつあります。多くの村民の方々のご賛同・参加をいただき、ドローン活用を進めていきたいと思います。