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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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1月21日夜の停電と、倒木発生の送電塔の復旧へ昼夜兼行で奮闘する東北電力関係者

  • -
  • 2017.01.31 Tuesday

 1月21日(土)の夜、8時20分頃から約30分間、栄村の広い地域で停電しましたね。突然真っ暗になり、驚かれた方も多かったことと思います。みなさん、懐中電灯等の準備をちゃんとされていましたか?
 停電の原因、直後は中部電力も「不明」としていましたが、その後の取材で「移動発電機車による送電量の不足による停電」ということが浮かび上がってきました。
 以下、説明します。

 

上郷のファミマに6台の「移動発電機車」


 津南方面に車で移動される方、上郷(かみごう)のファミリーマートの駐車場の半分以上が閉鎖され、上の写真のように大型の車が停車し、そこからのびるケーブルが電線につながれているのをご覧になっていませんか。これが「移動発電機車」による送電の様子です。同じような光景は大久保集落の入口近くでも見られます(下写真)。

 

 

大井平で送電塔に倒木
 栄村の大半の地区は中部電力の管轄区域になっていますが、各家庭に送られてくる電力、じつは中部電力が発電したものではありません。東北電力から中部電力に提供されている電力なのです。その電力、国道117号線が津南町で中津川を渡るあたりでは国道脇に送電塔・送電線が見られますが、その後、山の中を通って栄村方面につながっています。「宮野原線」という送電線です。その宮野原線の送電塔No.7というのが大井平の善福寺の近くの山の中にありますが、ここに大木倒れかかり、送電が困難になったのです。そこで、ファミマの前などの移動発電機車で電気をつくり、栄村方面に電力を供給しているわけです。

 


 上写真が送電塔の復旧工事の現場(30日夕撮影)。送電塔、クレーンが見え、現場には20名以上の作業員の姿がありました。
新潟県内の東北電力の各営業所から泊まり込みで多数の人が駆けつけてくれています。昼夜兼行の復旧作業です。ファミマの前に停車している移動用発電機車の中には岩手県盛岡市から来たものも2台あります。
 復旧工事は2月3日頃までかかるようです。
 ファミマに立ち寄られるような機会があれば、昼夜24時間態勢で復旧工事に従事して下さっているみなさんに「ご苦労さまです。お願いします」と感謝と激励の声をおかけするようにしましょう。


さかえ倶楽部スキー場の人気が高まっています

 

 上のお二人、はるか遠く北欧のスウェーデンからさかえ倶楽部スキー場に来て下さった方です。1月23日昼、スキー場レストランでお食事されようとしている時に声をおかけし、撮影させていただきました。スキー場のツイッターでもお二人が滑降される姿が紹介されました。
 お二人はもともと斑尾(まだらお)に来られたそうですが、斑尾のガイドさんのご案内でこの日、さかえ倶楽部スキー場を訪れられました。
 北欧スウェーデンはウインタースポーツが盛んな国ですが、さかえ倶楽部スキー場については、「ここの雪とても素晴らしい!」というご感想でした。

 

県外車の来場が目立ち、ツイッターへの投稿も増えています
 私は今冬、できるだけ多くの日、スキー場に行き、駐車場、ゲレンデ、レストランの様子を見ています。
 平日を含め、県外ナンバーの車が目立ちます。たとえば、「ラッキーマンデー」(1日リフト券が千円の月曜日サービス)の16日、長野、長岡以外のナンバーとして、次のものが見られました。
   静岡、富山、豊橋、いわき(福島県)、袖ケ浦(千葉県)、

   野田(千葉県)2台、湘南2台、相模、八王子、春日部(埼

   玉県)2台、多摩2台、習志野(千葉県)、大宮、新潟2台、

   松本
 この3年間、毎週末に神奈川県から通って来て下さるお客さまは、「山の上から駐車場を見ると、間違いなく4割ほど車の台数が増えていますね」と言っておられます。
 また、ツイッターで「さかえ倶楽部スキー場最高!」といった投稿をする人も急激に増えているように思います。

 

山梨ナンバーや群馬ナンバーのご夫婦がシーズン券をご購入
 山梨ナンバーでご来場の女性と話す機会がありました。「はい、山梨からです。夫婦で来ています。今年初めてシーズン券を購入しました」。このご夫婦の車はお話した日とは別の日にも見かけました。
 群馬県みなかみ町から、やはりシーズン券を購入し、通って来られているご夫婦。「ここは山の形が素敵ですね。山に見える木はブナですか。地元では杉の木しかないので、こういう雰囲気、最高です」(下写真参照。26日午前8時半)と話して下さいました。

 

 

「めざせ!2万人来場」――3年間、毎週末に神奈川県から通っておられるお客さまからのメッセージ
 ある日の午後、「トマトの国」温泉でスキーに来られたお客さまから声をかけていただき、こんなことを言われました。
    「ここのスキー場は素晴らしいです。でも、もっと宣伝しなけれ

     ば。夏から宣伝しないとダメですよ」。
 その後、このお客さまが毎週、金曜夜に神奈川から来られ、2泊してさかえ倶楽部スキー場で日曜日午後3時頃までスキーを楽しみ、その後、「トマトの国」の温泉に入ってお帰りになる人だということがわかり、28日夜、インタビューしてきました。
    「神奈川県相模原市の自宅から4時間で来られます。金曜の勤務が

     終わった後、夜遅くに旅館に着く。9時、10時で受け入れていた

     だけると、土曜は朝から丸一日楽しめます。」
    「さかえ倶楽部はリフト間移動が容易なので、多様なコースを楽し

     めます。○○スキー場など、コースは多いですが、リフト間移動

     がとても面倒。」
    「『リフト待ちなし』なのがいい。でも、もっとお客が入っても大

     丈夫ですよ。○○なんか、朝8時半に大行列だからいやになってし

     まう。」
    「レストランもいい。きれいだし、たとえばカツカレーを注文する

     と、その場でカツを揚げてくれる。他所はすでに揚げておいたも

     のを出す。ゲレ食は通常店よりも2〜3割高いですが、ここは200

     円程度高いだけでリーズナブル。」
    「スキーした後、『トマトの国』で温泉に入れるのもいい。あそこの

     お湯は最高。無料休憩所で少し休んだ後、車で神奈川へ帰りま

     す。」
    「いまは、スキー用品の新製品注文やスキー場のキャンペーンは6〜7

     月が基本。栄村もその時期に埼玉アリーナなどにやって来て宣伝し

     なければダメですよ。」
    「ひとまず来場者2万名をめざしてください!」
 こんなお話でした。
 15〜16年シーズンの来場者数は12,458人。2万人は6割増しです。その気で取り組めば可能な数字だと思われます。
 「スキー場、温泉、『トマトの国』、いずれも素晴らしい。もっと宣伝して活かしてください」。これがこのお客さまのメッセージの締めくくりの言葉でした。


雪の上に腰を下ろし、鳥甲山をじっと眺め続けるイギリス人男性


 一人の外国人男性が「のよさの里」(秋山郷・上の原)の前で雪の上に腰を下ろし、鳥甲山をじっと眺め続けています。1月18日昼すぎに撮影したものです。
 Japan Walkというツアー会社(所在地は大分県国東(くにさき)半島の杵築市(きつきし))が主催する「日本を歩いて旅する」企画で来られたイギリス人です。今回の旅は“Snow Country Trek”というツアー。
  1日目:東京→長野→戸隠、2日目:戸隠、3日目:戸隠→鍋倉、

  4日目鍋倉→野沢温泉、5日目:野沢温泉→秋山郷、6日目:秋山

  郷→長野、7日目:長野(善光寺)
 私が「のよさの里」で出会ったのは6日目。「のよさの里」の前夜泊まった6人のツアーグループは、朝からスノーシューを履いて、天池、さらにその奥をトレッキングされました。昼食のために「のよさの里」に戻って来られたところに出会いました。
 彼が鳥甲山を眺めていたのは5分以上にわたるでしょう。ただひたすらじっと見続けていました。これほどの絶景はそうそうに見られるものではないのです。
 Japan Walkのツアーは2月上旬、3月初めのあと2回、やって来る予定です。

 

日本・川越でのホームステイの感動が出発点
 Japan Walkは、1987年に日本留学したポール・クリスティさんというイギリス人が埼玉県川越市の日本人家庭にホームステイした時の感動が出発点にあるそうです。その後、ポール氏は2002年、大分県国東半島に住むようになり、古民家再生などに取り組みながら、Walk Japanの礎(いしずえ)を築いて来られました。
 このJapan Walkには現在、25人の社員がいて、日本全国で24種類のツアープログラムを案内しているそうです。今回私が出会ったツアーのガイドはやはり外国人でしたが、長野市在住で日本語はペラペラ。

 

秋山郷ツアーはすでに4年目。ガイドさんと「のよさの里」支配人の出会いがきっかけ
 このツアー、今年が初めてではなく、もう4年目。
 ガイドさんが冬の秋山郷を訪れ、「のよさの里」支配人・阿部高広さんと出会ったことが始まりだそうです。ガイドさんのお仕事内容を知った阿部さんが懸命に働きかけ、秋山郷へのツアー企画が実現。「ガイドは自分がしっかりやるから、あなたは宿泊の受入れをしっかりやってくれればいい」といのがガイドさんからのお話。ガイドさんが通訳もやってくれるのですから、インバウンド客の受入れにもまったく心配がなかったわけですね。

 

振興公社、そして栄村にはこういう“お宝の種”がいっぱいある!
 平成25年度、26年度の栄村振興公社事業報告書を見ると、「のよさの里」の「施設運営総括」の中に、「冬季シーズンは毎年厳しい状況下の中で、外国人客を中心とするツアー会社との企画で(スノーシュー体験ツアー)が入り、今後の冬期誘客としても繋がることができている」(H25年度)、「1〜3月(3回)行われた外国人客のスノーシュー体験ツアー企画では天候にも恵まれ……人数が年々増えつつあり、すでに来年度の予約も頂いております」(H26年度)と書かれています。
 でも、振興公社の話題としてあまり取り上げられたことはないですよね。
 先に紹介した毎週末さかえ倶楽部スキー場に来られる神奈川の人の話もそうですが、栄村の観光をめぐっては、「入込客数の減少」を嘆くどころではなく、いわば“お宝の種”とでも言うべきものがゴロゴロしていながら、私たちがそれに充分に気づかず、磨き上げることを怠っているのです。
 私は「議員活動報告」で振興公社への村資金投入問題をめぐる議会審議の模様を報告する一方、「再建策は『復興への歩み』で書く」としました。今回は再建策そのものを書くスペースがありませんが、何に気づくべきかはかなり明確になったことと思います。

 

 

1枚の写真

 

 秋山郷「とねんぼ」の大屋根からの落雪の瞬間(1月18日)。
 偶然の撮影、安全を心がけての撮影ですが、こういうものも誘客につながる資源です。


冬の「おいこっと」がやって来た!

 

 28日11時すぎ、飯山線の観光列車「おいこっと」が森宮野原駅に到着しました。
 一昨年春から始まった「おいこっと」の運行、残念ながら冬期は長野〜戸狩野沢温泉間しか走らず、栄村にはやってきませんが、2回目の冬、今日1月28日のみ、十日町までの運行が実施されました。
 座席は満席。
 約10分間の森宮野原駅停車時間、乗客のみなさんは列車から降り、雪をバックに記念写真をたくさん撮っておられました。
 その様子を少し紹介します。

 

「つっこ」(雪帽子)を被って記念写真を撮る人。

 

かんじきを履いて雪の山に上り、写真を撮るご夫婦。

 

駅舎への通路で1枚。

 


十日町にむかって発車。乗客のみなさん、手を振り返してくださいました。

 

 長野県では今年7月から「信州デスティネーションキャンペーン」が実施されますが、信州キャンペーン実行委員会(事務局は県観光部観光誘客課)では、今日、信濃平駅で「『雪のおいこっと』に手を振ろう!!」運動を実施しました。私は森宮野原駅でのお出迎えのため、信濃平駅には行けませんでしたが、午後、信濃平駅〜戸狩野沢温泉駅の間の雪原地帯の風景と、信濃平駅付近を走る帰りの「おいこっと」を撮ってきました。

 

 

16時55分撮影。

 


今日もげに降ったなあ

 

 「げ」というのは、「物凄く」というような意味です。
 「大雪の峠は越えた」と言われた昨夜〜今日、栄村はげに降りました。
 1枚目は、午前11時22分の極(にて)野(の)集落。
 暮らすのも、私のように配達の仕事をするものも大変ですが、これ、雪景色として最高に迫力ありますよね。

 この直後に青空が見えて、「ようやく終わりか」と思ったら、昼すぎ、またまた降ってきました。

 

建設途中の新土合橋。午前11時34分。写真中央にチラッと見える道が北野天満温泉への道。

 


天代(あましろ)集落。都会の人に走れと言っても無理でしょうが、ガイドの運転であれば、最高観光のコースになりますね。

 

天代坂(天代〜野口間)。雪が崩れてくるので山側を走るのは危険。

 


大久保集落にて、午後0時9分。また激しく降ってきた。

 


同じく大久保集落にて。激しい雪の中での雪下ろし。

 


午後0時19分。大久保から貝廻坂へ下る途中。

 


温泉に浸かり、「トマトの国」から下る途中。午後4時57分。

 


整備作業のためにスキー場の照明が点灯している。自宅窓から、午後6時51分。

 


夜になってようやく降り止んだか? 午後7時31分の国道117号線。

 


23日からの降雪が屋根に置いていったもの。午後7時32分撮影。

 


松尾まことの議員活動報告第11号(1月25日付)

たくさんの傍聴、ありがとうございました。

 

振興公社の2〜3月破綻回避のための2100万円の投入は承認しました。

 

再建計画の具体的検討と、議会の改革が急務です

 

 1月24日、前回議会での補正予算案否決をうけて、本年第2回の臨時議会が開催され、村側から振興公社に1,200万円を投入する補正予算案が提出されました。議会でとりわけ反対が強かった「公社積立金用2,900万円」を削った案です。
 議会では、2,100万円の根拠、今後の公社再建策などについて、村長及び公社理事長(参考人として議会に召致)に質(ただ)しました。
 村長及び公社理事長の今回の答弁は再建の展望をあきらかにするうえでまだ圧倒的に不明確・不十分ですが、公社の今回の危機に至る経緯を一定程度あきらかにしえたことをふまえ、職員への給料支払いストップという事態を回避するために、私は補正予算案に賛成の挙手をし、全会一致での承認となりました。

 

 今回の議会の特徴の1つは、12日の臨時議会に続いて、傍聴席が足らないほどの村民が傍聴に訪れて下さったことです。12日の1回だけならともかく、2回続けて、しかも大雪の中での多数の村民の傍聴。大変大きな出来事です。私は、ある意味では、この多数村民の議会傍聴ということこそ、1月の2度にわたる議会の最大の成果だと受け止めています。
 傍聴下さったみなさまは、自分の目・耳でご確認いただいたとおり、議会(議員)の質疑はまだまだ不十分であり、その背景には勉強不足という問題もあると思われます。
 いま、問われているのは、公社再建策の問題であると同時に、議会改革でもあります。
 この「議員活動報告」第11号は“速報”で、詳しくは書けませんが、今後、議会改革についても私の考えをみなさまにお知らせしていきたいと考えています。


村長は危機を早くから把握しながら、対応判断を誤ったのではないか
 村と公社は、村の財産である施設の管理を公社に委託するという関係で、公社の業務計画を前提に、基本協定を締結しています。そして、今回の破綻危機のように業務計画が当初予定通りに進まない場合は、両者で協議することを協定で明記しています。
 そこで、私は、この協議が行われたはずだが、村、公社のいずれが協議を申し入れたのか、どんな協議を行ってきたのかを問いました。
 これに対して、森川村長は、村長就任直後に公社の決算書を検討し、「このままでは少なくとも4千万円の赤字が出る」として、村長側から協議を呼びかけたことを明らかにしました。これは、24日の質疑の中でも指摘しましたが、昨年6月以降、村長が議会で行ってきた答弁とは大きく食い違うものです。
 村長自身の一貫性ある、そして責任ある対公社政策が求められるところです。

 

公社理事会の再建策は、現段階では従来の理事会の対応の域を超えていない
 公社理事長は、再建策を検討中とし、再建策の第1に「支配人教育」を挙げました。これは、公社の経営が問題になるたびに「支配人が・・・」と従業員に責任転嫁してきた従来の理事会の対応の域を超えないものです。
 肝心なのは事業収入の増大を生み出す営業努力=誘客策です。これは、村、公社、観光協会、村民のオール栄村の力によってのみ実現できるものです。公社理事会や村長にはそこに踏み込むことが求められています。

 

充分な審議ができるよう、議会の改革が必要
 傍聴された方から、「議員の質問に村長や公社理事長が答弁していない事項が多い」という指摘が多く聞かれます。私も、自身の質問事項で答弁を得られなかったことが多々あります。しかし、最近、「質疑での質問は各議員3回まで」という規制が強められています。私が4回目となる質問をしようとしたところで、議長から注文をつけられた事態は傍聴者のみなさんが確認されたところです。
 徹底審議ができなければ、公社再建をはじめ、村政の直面する重要課題を前進させることができません。私は議会のあり方の改革にも全力で取り組んでいきたいと考えています。

 

(公社と栄村観光の再建に関わる積極的提案は、私が発行する「復興への歩み」で書かせていただく予定です)

 


松尾まことの議員活動報告第10号

12日臨時会での補正予算否決と、今後の展望
そして、私の対応について

 

 新聞報道もあり、すでにご存じの方も多いことと思いますが、1月12日に開催された本年第1回臨時会は、村長提案の補正予算案を否決しました。
 詳細は後に記しますが、本補正案の最大のポイントは振興公社に5千万円の資金を村が投入することにありました。森川村長は、補正予算否決を受けて、午後の議会全員協議会の冒頭、「公社の職員の給料、共済費の2月支給ができなくなる。1月24日に改めて臨時会を招集する」旨、表明しました。
 たしかに振興公社の資金は底をつき始めており、このまま進めば、「破綻」(=倒産)という事態になる可能性が大だと見られます。
 私は、後述するとおり、振興公社の今後について抜本的な対応策が必要だと考えます。しかし、抜本的な対応策は簡単には出てこないと思われます。そんな中、2月に〈16名の職員(正社員、契約社員)の給料支払い不能→破綻〉という事態になることを放置することはできません。
 私は24日の臨時会に真摯な姿勢で臨み、職員の雇用を守ることなどに全力で取り組みたいと考えています。
 12日の臨時会での村長、担当課長の説明では、「1〜3月期ののりきりに必要な資金は2,100万円」とのことですが、議会に提出された資料を臨時会終了後に改めて精査したところ、2,100万円の算出根拠はずいぶんと粗(あら)っぽく、村長、さらに振興公社経営陣からの丁寧で、確たる根拠のある数字の提出、説明が求められます。
 以下、12日の臨時会の審議の概要と、職員給料等支払い等に必要な緊急措置として何が必要か、そして根本的再建策についての私の考えを、村民のみなさまに報告させていただきます。
(なお、否決に至った採決ですが、賛成5:反対6でした。私は反対しました。他の議員がどう対応されたかは、各議員各自の態度公表に委ねたいと思います。)

 

 

村長提案の5千万円の資金投入について

 補正予算案は1月6日に各議員に届けられました。そこには、
   「栄村振興公社への出捐(しゅつえん)金(きん) 5千万円」
     (*「出捐金」の意味は、この「議員活動報告」の第9号

       を参照ください)
という記載がありました。この時点では、それ以上の説明文書はありませんでした。
 私たち議員は、12月8日の議会全員協議会(村長提出)で、「1,670万円の振興公社への資金投入(指定管理委託料の増額として)」という村長の意向を聞いていましたが、わずか1ヶ月足らずのうちに、1,670万円から5千万円への3倍近くの増額。「12月全協での説明は何だったの?」という思いを抱きながら、12日の臨時会に臨みました。

 

■「出捐金5千万円」の内訳(12日臨時会での村側の説明)
 12日の臨時会では、「出捐金5千万円」について、つぎのような内訳が示されました。
   イ) H28年度末営業利益見込み   △3,300万円(△は赤字の意味)
     棚卸残高見込み 1,200万円
     以上から、当座の運転資金として必要な額は、
     3,300万円−1,200万円=2,100万円
   ロ) 積立金(資金担保)
     5,0000万円−2,100万円=2,900万円

 

議員に配布された資料、質疑での村長及び課長の答弁を基に、少し説明を加えます。
・ 「H28年度末営業利益見込み」の3,300万円の赤字というのは、振興公社が作成したと思われる「H28年度月別収支実績・予定表」(写真4頁)に示された数字に基づいています。(11月までは実績、12月〜3月は「予定」=見通しです)
・ 「棚卸残高見込み」とは、公社が保有する販売可能な商品等の残高で、決算上は「資産」となります。したがって、決算帳簿上では、棚卸残高の分だけ赤字は減ることになります。
・ 「積立金(資金担保)」とは、振興公社は新年度4月以降も赤字経営が続くため、経営を続けるには資金融資を受ける必要がある、その際、担保がないと金融機関から支援を受けられないので、その担保となるものとして、村が2,900万円を公社に入れ、それを「積立金」化させるというもの。

 

否決に至る審議のポイント
 私を含め、5千万円投入案に疑問を呈した議員の質問のポイントは、
     根本的な再建策がたてられないまま、村からの資金投入

     を続ければ際限がないのではないか。
     1〜3月の当面の危機をのりきるための2,100万円と、4月

     以降に資金繰りのために金融支援を得るための積立金

     2,900万円とは性格が異なる。両者を切り離し、今回は

     「2,100万円」に限り、「2,900万円」については専門家の

     投入等ともセットにして、もう少し時間をかけて検討しては

     どうか。
という2点に集約できると思います。
 これに対する村長、担当課長の答弁のポイントは、
     「出捐金」の投入はこれが最後。「私の任期中にはもうビタ

     一銭出さない」(森川村長)。
     4月を迎える準備(たとえば、各施設のパンフレットの用意

     等)のため、4月以降のための積立金も今の段階で必要。
     職員の“おもてなし”研修などを強化し、再建を進める。
     (上2つの答弁は村長、3つ目の答弁は担当課長)
に集約できると思います。
 この3点について、私の考えは、
     根本的再建策なしに、「4月を迎える準備」等を云々して資金

     を入れるようにすれば、ズルズルいってしまう。「出捐金」と

     いう名目は「これが最後」としても、様々な異なる名目での追

     加資金投入の恐れがある。
     “おもてなし”研修などは、3億円事業の中で何千万円もかけて、

     何度もやってきたことである。そんなことが「再建策」とは考え

     られない。
ということです。
 私は、村長に「2.100万円と2,900万円の切り離し」を求めました。1つの議会の中で村長が提出した議案を自ら修正することは法制度上できませんが、「5千万円」の提案を撤回し、改めて新議案を提出する形ならば、1〜3月期のりきりのための「2,100万円」だけに絞ることができます。そのために、時間をおかずに再度の臨時議会を村長が招集するならば、そういう措置がとれます。
 しかし、村長は、「4月以降のためのおカネも今日決める必要がある」という対応をかたくなにとりましたので、私は12日の臨時会では補正予算原案を認めるわけにはいかないと最終判断するに至りました。

 

1〜3月破綻危機のりきりのために資金はいくら必要なのか、それを判断するには収支予想の精査が必要
 24日に再度、臨時会が開催されます。
 この報告の冒頭に書いたとおり、森川村長は、「職員の給料、共済費等の支払いが必要」と強調していましたので、12日の補正予算案に即していえば「2,100万円」に絞って、再提案してくるのではないかと思われますが、仮にそうだとして、私はなお、十分な精査が必要だと考えます。

 

■審議直前に収支データなどを手交されても審議はできません
 ここでちょっと、議会審議の実相についてお話させていただきます。
 先に紹介した「出捐金5千万円の内訳」は、12日、私たち議員が議席に着席した時に、机の上に置かれたぺ―パーに記されていました。また、「H28年度末営業利益見込み」は、下のような、数字がいっぱい書き込まれたペーパーが着席時に机上に置かれていま

した。このペーパーについての村長・課長からの詳細説明はありませんでした。さらに、「再建」をめぐる「5ヶ年収支計画」というもの(下のもの)も同様に着席時に机上に置かれていたもので、これも詳細説明はありませんでした。

 

 「H28年度末営業利益見込み」のベースとなる「平成28年度月別収支・実績表」は、12月の議会全員協議会にも提出されていました。しかし、12月に提出されたものは、総額2,556万4,060円の赤字予想だったのに対して、1月12日提出のものでは、総額3,377万0,578円に膨らんでいます。わずか1ヶ月のうちに約800万円の赤字増加です。
 間接的に聞いたところでは、「支払い必要額に見落としがあった」というような説明があるそうですが、たとえそういうことがあったとしても、わずか1ヶ月で赤字予想額が約800万円も増えるという事態は見過ごすことができるものではありません。
 こういうデータ、審議の直前に渡されても困ります。すぐに質疑を始めなければならず、質疑が途切れると、「質疑終了、採決」となってしまいますので、数字をじっくり見ている余裕などありません。
 議会前に事前に配布するか、議会当日の配布であれば、資料検討時間を少なくとも1時間程度は確保するなどの措置がなければ、責任ある充分な審議はできません。

 

■精査が必要な事柄の具体例
 「職員に2〜3月の給料を支払えなくてもよい」という選択肢はありえません。経営者の経営責任とは区別して、被雇用者を守るために必要な資金は投入しなければなりません。しかし、そのお金の元は村民と国民の税金ですから、必要額をきちんと精査して、必要な金額だけを投入するようにしなければなりません。
 そこで、精査すべき具体的な項目をいくつか挙げてみたいと思います。

 

 まず第1に、最も緊急を要するものは職員の給料等です。
 それは、12日に提示された2,100万円なのでしょうか。
 H27年度の決算書から、H27年度の2〜3月の給料等(給料、賃金、退職共済掛金、福利厚生費)を総計してみました。その金額は公社全体で1,227万8,255円でした。現在の職員数は16名(正社員10名、契約社員6名)ですが、H27年度はもっと多かったはずです。ですから、これから2〜3月の給料等を支払うのに必要な緊急資金は最大限多く見積もっても1,200万円を超えることはないと思われます。24日の第2回臨時会への提案においては、給料等の明細を提示し、緊急資金必要額の根拠を明確にしてもらわなければなりません。
 第2は、H28年度末の収支は本当に3,370万円強の赤字になるのか、という点です。
 12月の全協に出された数字よりも800万円膨らんでいることは先に指摘しました。
 ここでは、収支計算の元になる各施設の12〜3月期の収支予想について見てみたいと思います。
1月12日提出及び12月全協提出の「収支予定表」を、Aという施設の事業収入について見ると、次のようになっています。なお、右欄にH27年度の同月の実績を記します。


       1月12日の表   12月全協の表   H27年度実績
  12月    2,000,000    2,800,000    2,341,089
  1月    2,500,000    4,000,000    3,738,014
  2月    2,000,000    3,500,000    3,020,280
  3月    2,500,000    4,000,000    3,979,019

 

 まず、12月全協提出の表と比較して、1月12日提出の表では「事業収入予定額」が大きく下げられています。
 つぎに、その1月12日提出の表の「事業収入予定額」を、前年度同月の実績(事業収入額)と比較すると、前年度実績を大きく下回る「予定額」になっています。1月の場合、約35%の減少です。
 しかし、施設Aの様子を私はよく見ていますが、1月に入って宿泊等の客数が前年度から大幅に落ち込んでいるという状況は見られません。
 施設A以外についても、H28年度の事業収入額は前年度をかなり下回るものと予想されています。
 「事業収入額」が減れば、それに応じて赤字額が増大するわけですが、12月から1月の間に「収入予定」の見通しを大幅に下げなければならなかった理由が、この表からは読み取れません。
 以上、具体例を2つだけ挙げましたが、とにかくいま必要なのは、生(なま)のデータを出し、真に必要な金額をあきらかにすることです。

 

再建策をどのように検討し、決定し、実行に移していくか
 12日の臨時議会に「5ヶ年収支計画」なる表が出されましたが(写真4頁左下)、「再建計画」とは到底言えない、きわめて杜撰なものです。
 概要を紹介すると、H29年度の4つの宿泊温泉の事業収入予定をことごとくH27年度実績よりも少なく設定し、それを出発点に各施設とも毎年70〜130万円ずつ増大していき(唯一の例外は雄川閣でH30年度→31年度に160万円増加)、H33年度に公社全体で約3万円の黒字に転換する、というものです。収入増大をどう実現していくかの方策はまったく書かれていません。
 「再建策」は検討の緒(ちょ)にもついていないと言わざるをえません。

 

■経営責任者の明確化が第一歩、かつ、最重要事項
 多くの村民のみなさんが思っておられることをズバリ言えば、「振興公社の経営責任者、すなわち社長は誰なのか?」ということです。
 これを明確にしなければ、再建は始まりません。
 森川村長は、「理事は同業者(旅館業を営む人)が公社の応援をかって出てくださった。報酬が欲しくてやっておられるのではない」と繰り返し言います。経営責任者は大変な仕事ですから、仕事をしてくださった人が無報酬である必要はありません。大事なことは経営の責任を誰がとるのか、です。
 これまで公社が赤字を出す中で、理事長を務めた人が「私には経営責任はない」と主張したという話が村民の中にかなり広く伝わっていて、村民はそこを問題にしています。あるいは、公社の赤字が問題になると、決まったように、「各施設の努力が足らない」という声が理事会などから聞こえてきた歴史的経緯があります。各施設の支配人は理事でも評議員でもなくて、いわゆる従業員の立場にある人たちです。自営の旅館等の主人のような裁量権を有してはいません。12日の臨時議会で商工観光課長が「再建策」に関して「おもてなし研修」を云々したのは、まさに経営責任を理事者等から従業員に転嫁しよとする議論の典型なのではないでしょうか。
 まず、社長は誰か、をはっきりさせることです。もし、一般財団法人という組織の理事会や評議員会は企業の取締役会などと同等の経営責任を負う存在ではないのだというのなら、一般財団法人という組織形態の妥当性そのものを問い直すことから考えなければなりません。
    なお、この点に関連して、私は12日の議会で、森川村長に「経営責任

   を明確化するために株式会社化を検討する選択肢はないか」と尋ねたと

   ころ、「村民利用施設の管理に株式会社はふさわしくない」と断言的に

   答えました。他方、商工観光課長(前公社事務局長)はH25年度からの

   法人形態変更を検討した際、「私は株式会社がよいと考えた」と答弁し

   ています。
    私は、村内の事例も含め、さまざまな事例を見て、「株式会社では村

   民利用施設は運営できない」とはけっして言えないと考えます。
 くりかえし言います。社長は誰かをはっきりさせる、これが再建への第一歩です。

 

■各施設の性格分け、セールスポイントの明確化
現理事会は「全施設一律営業・一律料金は見直し」と言っています。それは正しい考えです。が、そこにとどまっていては前に進めないと思います。
 雄川閣、のよさの里は秋山郷にあり、「村民利用施設」というよりも純然たる観光施設だと言ってもよいでしょう。観光客がどういうサービス・施設を求めているかを明確に把握し、それに応えるサービス・商品を提供することが再建への道です。
 ただ誤解がないように付言しますが、雄川閣を個室露天風呂付の特別ルームがあるようなものに建て替えること(そういう検討案が役場には眠っているようですが)が観光客のニーズではありません。秋山郷にやって来る観光客の動きを観察すれば、気軽に立ち寄れて、昼食・軽食・温泉入浴のサービスが得られる場所が求められていることは明白です。
 のよさの里のロケーション(立地条件)は、高級リゾート経営可能レベルの最高級のものです。アルプス級の絶壁の眺めをあんなに間近に見られる宿泊可能リゾート地は日本全国探しても、そんなにありません。
 トマトの国は、施設建設の経緯からしても、若い人の団体研修・合宿等の受入れに最適の施設です。実際、そういうお客さまを受け入れ、成功している事例がたくさんあります。北野天満温泉は、4施設の中で客室毎にトイレがある唯一の旅館施設です。中高年者が多い温泉ツアー客や紅葉ツアー客が求める第一の条件が「お部屋にトイレがある」だということは旅行業界では常識です。「宿の満足度」を求めるお客さんを誘致できる旅館施設として徹底的に磨きをかけていくべきでしょう。

 

■再建策をどうやって詰めていくか
 経営責任者(社長)は誰かを明確にすることと並んで、もう1つ、非常に重要なことがあります。再建策の検討プロセスを徹底的にオープンにすることです。
 2〜3月の破綻危機のりきりの緊急支援策をはじめとして再建に必要な資金の出資者はじつは村民です。早ければ2月から半年間くらい、村民が自由に参加し、再建策をめぐって自由闊達(かったつ)に議論できる場を設けることが再建の力を生み出す最大の源になると思います。
 これまでに開催された「ワークショップ」のようなものではありません。出た意見等の再建策への取り込みあるいは不採用について、再建案の最終策定者には明確な説明責任が伴うものです。
 みなさん。振興公社再建問題に村民全員参加で取り組んでいきましょう。


栄村の雪の状況1月23〜24日

 西日本の大雪がニュースになっていますが、栄村も“しっかり”降っています。
 ニュースでは峠を越えたように言っていますが、「他所で止んだ時に降るのが栄村」という変な法則性があります。今日も、昨夜から今朝までの降積雪は大したことがなくて、ホッとしていたら、私が議会に出席していた午前10時〜正午の間にがんがん降ってきたようです。つい先ほど、小止みになったかと思いましたが、いま、また吹雪いています(16時06分)。栄村の天気予報では明日一杯、雪マークです。

 


24日午前11時47分、役場駐車場にて。

 

 

 22日(日)の午後3時頃までは青空を望める晴天。排雪作業に精を出された人が多かったです。
 神奈川から毎冬ボランティアに来て下さる方と一緒に、私も泉平集落のあるお宅で排雪作業を手伝いをさせていただきました。

 

22日午前11時36分撮影。

 

 22日午後3時頃からポツポツと降り出し、暗くなった頃から本格化。23日朝は結構積もっていました。朝のポストの様子。これが一晩の積雪量でしょうか。

 

23日午前8時35分撮影。


 23日の特徴は、とにかく気温が低かったこと。日中でも0℃を超えることがなかったようです。
 そして、とくに午後から夜にかけて、秋山以外の栄村ではあまり降らないパウダースノーだったこと。夕刻の国道117では路面からパウダースノーが舞い上がり、雪が降っていない時でも木の上などの雪がサーッと吹いてくることでした。何枚か、23日の写真を紹介します。

 

23日午前8時46分。青倉公民館前。
写真右手に見える復興住宅の家周り、たしか19日に雪害救助員の手で除排雪されましたが、再び積雪が増えています。

 

23日午後1時59分、天地集落。

 

23日午後4時5分、原向集落の中村正文さん宅前に設置されている積雪計。180cm。
目盛りが3.3mまであるように、この地点は3mの積雪が当たり前のところ。そのことからすれば、今冬はじつはまだまだ少ない。

 

23日午後4時8分、原向の田んぼゾーンを走る県道長瀬横倉(停)線。
かなり前方が見えづらくなってきた。

 

23日午後4時50分、「トマトの国」駐車場から。
中条川右岸の断崖の姿は「一枚の絵」になると思う。断崖の上に見えるライトはスキー場の照明灯。

 

 

 最後に24日の写真を1枚。

 

24日午後2時42分、スキー場に通じる青倉集落上の村道。

 

 今日24日の昼前からの雪は昨夜のようなパウダースノーではなく、除雪作業などしていると、足が滑るような雪質。車の走行にも気をつけなければならない。
(了)


移動用発電機車での発電、21日夜の停電について

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  • 2017.01.23 Monday

 21日夜、栄村の広い範囲で停電がありました。
 他方、私が最初に気づいたのは21日の午後3時頃ですが、上郷(かみごう、栄村から国道117宮野原橋を渡って間もない津南町の地区)のファミリーマートの駐車場が半分ほど閉鎖され、東北電力が「移動用発電機車」を5〜6台持ち込み、発電機車と国道沿いの送電線を結ぶ工事作業をしていました。

 現場の人に尋ねても、詳しいことはわからないということだったので、22日午後、現場の人に名刺を渡し、詳しいことを電話連絡していただくことにしました。
 今日23日午前10時20分すぎ、私の携帯に中部電力から電話が入りました。東北電力ではないので、「?」と思ったところ、つぎのような説明をされました。

 

   「栄村から飯山市照岡地区までは、じつは東北電力から電力の供給を受

   けています。その電力を送っている送電線が倒木で送電が難しくなって

   います。そのため、宮野原発電所近く(上記の上郷のファミリーマート

   駐車場のことを指している)に移動用発電機車を持ち込み、21日夕から

   発電を開始しました。
    栄村〜照岡地区の電力の周波数は65ヘルツで、中部電力管轄の他の地

   域は60ヘルツです。
    なお、21日夜20時17分から46分まで停電しましたが、その原因は中

   部電力ではまだ把握できていません。」

 

 この説明で、事態の概況はわかりました。

 22日午後の段階では、移動用発電機車は計6台。うち2台は盛岡ナンバー(岩手県)で、尋ねたところ、実際に盛岡から駆けつけたとのことでした。
 別情報で、この作業に従事されている人たち12名が、21日は夜になってからの緊急の申込で栄村の旅館に宿泊されました。作業が一段落したようで、22日夜は新潟方面に帰られました。23日も、夜暗くなってもファミマ駐車場で作業されている人がおられました。
 移動用発電機車での発電はディーゼル発電のようで、タンクローリーが横付けされて、燃料補給が行われています。

 

 以上、ひとまずの情報提供です。

 

発電機車と送電線をつなぐ作業。21日午後3時56分撮影。

 


岩手県盛岡市から駆け付けた移動用発電機車。22日午後3時5分撮影。


国道周辺に出没するイノシシが仕留められた

 昨18日、知人から村内のA集落にイノシシが出没していて、17日にはスノーダンプで雪をかまっていた女性にむかって突進してきたと聞いた。
 FBでのやりとりで、「見かけたら跳ねてください」と言われ、経験したことはないが、やるざるをえないかと思っていた。
 今日19日の午後3時頃、そのA集落での配達にむかって国道を走っていたら、手前のB集落で国道から集落内道路に入ったところでイノシシが暴れているのを目撃。通行量がある国道なので停車できず、通り過ぎ、路側に停車できるところで停まって、知人に電話。二度通じなかったが、間もなく、先方から電話。目撃地点を伝えると、「追っている最中。すぐにその現場に行く」という返答。私も引き返して、目撃地点へ。
 間もなく目撃地点という所で、知人から再び電話。「仕留めました」と。
 仕留めた現場を聞き、すぐに駆けつけた。
 「60圓らいかな」とのこと。
 現場に入っていく地点のおかあさんに知人が話に行き、そのおかあさんの家から血の跡が見えるので、雪を削って血痕の消すことになった。こんな除雪作業は初体験。

 その後、知人宅での解体の様子も見た。
 内臓を取り出したうえで、明朝まで逆さまに吊るし、血抜きをする。
 吊るす作業をやっている最中に知人のお子さんが学校から帰ってきたが、その作業を見ても平気。小さな時からお父さんが作業を見ているので、大丈夫だそうだ。

 仕留められた姿を見て気持ちよいものではないが、住宅前で除雪している人が襲われそうになっているのだから、しかたないと思う。
 豪雪地の栄村にイノシシが生息していること自体が異常なのだが、そのイノシシが山の中などにとどまっているのならともかく、住宅のあるところに頻繁に出没する事態は危機的。
 有害獣の駆除は村にとって緊急かつ超重要課題です。
 以下、写真をご覧になりたくない方はここで終わりにしてください。少しスペースを空けたうえで、写真3枚を掲載します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

軽トラで運ぶために国道まで曳いていくところ。使用銃は散弾銃で、一発で仕留められました。

 

青色でマークしたところが弾の貫通点。アバラが折れている。

 

以上