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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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15日の様子(その2)

根羽村から蕎麦の炊き出し
 県の社協の呼びかけで、県内各地から炊き出し支援が入っています。
 今日の夕食時には南信(愛知県のすぐ隣)の根羽村から片道4時間をかけて、蕎麦の炊き出しに来て下さいました。
 贅沢は言いませんが、避難所生活で毎食、毎食、おにぎりやパンばかりでは食欲が低下します。こういうときに、一味違う、温かい蕎麦はたいへん喜ばれ、長蛇の列ができました。
 
中条川上流の山崩落現場に調査が入る
 今日、林野庁が調査に入りました。現場に居合わせた消防団員の話によると、調査団もしばし呆然とした様子で、「これはひどい」と言っていたとのことです。
 崩落した山の中腹には、野々海池から森集落の山の上の開田につながる水路が走っていたのですが、山ごと水路がなくなってしまいました。少なくとも今年の作付は絶望的です。
 
集落の絆を守ることが大切
 絶望的になるような話、写真ばかりのようですが、栄村には大きな財産が生きています。集落の絆=結いの心です。
 昨14日、村に来られた中越防災安全安心機構の方も、「避難所のみなさんが落ち着いておられる。集落の力を感じる」と言っておられました。

 これから仮設住宅の建設も課題になりますが、集落の絆を守り、強める方向で仮設のことも考える必要があります。阪神大震災の時の仮設住宅の立地のしかたは大失敗で、中越地震では、一部を除いて、集落毎に仮設住宅を設けるように工夫されたと聞いています。

 私は青倉受託作業班に関わり、青倉米の直売を進めてきたものとして、公民館を失った青倉集落に仮設公民館を建て、集落の人たちが寄り合いをできる場所を確保することが急務だと考えています。みなさんに、そのためのご支援をお願いすることになると思いますが、よろしくお願いします。

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

家屋の被災状況

 村民のみなさんのお宅の状況はプライバシーに配慮して公開しません。そこで、私(松尾)が管理人となっている栄村ゼミナール館(旧中学校寄宿舎)と「あんぼの家」の状況を写真で紹介します。

  
ゼミ館女子棟2階への階段 


1階食堂と厨房の間の窓が吹っ飛んでいる
真ん中に見えるステンレスの直方体は厨房のダクトが落ちたものです。



外壁にもヒビ 


危険度診断は「黄」です。


「あんぼの家」外観
「あんぼの家」には午後、入りました。外観はさほどの被害がないように見えますが、危険度診断は「赤」。「どうしてなのか?」と思いながら、中に入って驚きました。


「あんぼの家」の中

右のヘルメット姿が私ですが、這うようにして辛うじてモノを探すことができる状態。幸い、車のキーと通帳を見つけることができました。この時、覆いかぶさっているものは倒れたモノだと思っていたのですが、外から見ていた人が「2階が落ちているんだ」と言うのです。「そうなのか」と思って、梯子をかけて外から2階に入ると、下の写真のような状況。


玄関上の1室は残っているのですが、建物真ん中の部分は2階がすっかり落ちています。写真真ん中に見えるのは、1階奥の台所の流し台です。
 
地震の惨状を改めて思い知らされました。
と同時に、「嘆いてもはじまらない。前にむかって進もう!」という思いでいます。
 
一時帰宅は明日も行われます。

大半の集落で一時帰宅(15日の様子)


今日は、震災後初めての一時帰宅が実施されました。

各集落は、午前の場合は、常会(多くの集落では3つくらいの常会という単位があります)毎に8:30、9:30、10:30のいずれかの決められた時間帯に消防団員の誘導で自宅に向かいました。自宅滞在時間は30分間です。
みなさん、貴重品と着替えなどを取り出し、避難所に持ち帰られました。

表題で「大半の集落で」としたのは、小滝集落については、集落に向かう途中の道路で雪崩の危険があり、住民側の判断・申し出で一時帰宅が延期されたためです。雪崩の危険が完全に除去できる除雪を村にお願いし、その作業が優先されています。

(※写真は青倉集落第3常会の人たちが集落に着き、自宅に向かう前に消防団から注意事項を聞いているところ)

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事


義援金ご協力のお願い

NPO法人栄村ネットワークへの義援金
栄村ネットワーク独自の義援金口座です。義援金の使い方については、村役場をはじめ関係機関と十分に協議していきますが、事態が一段落したあと、栄村復興に向けて主体の活動を進めるための資金として活用致します。
ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いします

●ゆうちょ銀行● 
普通口座 11120−12957551
口座名義 特定非営利活動法人栄村ネットワーク
※ゆうちょ銀行に口座をお持ちの方は、ゆうちょ銀行のATMで振込をされますと、手数料が不要になります。
【電子振込をされる場合は、トクヒ)サカエムラネットワーク と書きこんでください】

●ゆうちょ銀行以外の金融機関●
【店名】一一八(読み イチイチハチ)
【店番】118
【預金種目】普通預金
【口座番号】1295755

なお、「地震義援金」と振込用紙にお書きください。
 
また、現在の状況では、領収証をお送りすることができません。領収書替わりとして振込記録を保存なさってください。落ち着いた段階で、御礼と確認をお届けさせていただきます。


栄村復興支援機構「結い」の義援金口座
被災者への義援金ではなく、ボランティア活動用資材購入、ボランティア保険代補助等に使用する義援金を受け付けています。詳細は、栄村復興支援機構「結い」のホームページをご覧ください。


栄村の義援金口座
栄村(行政)でも義援金を受け付けております。詳細は栄村のホームページをご覧ください。

ボランティアの受付

栄村復興支援機構「結い」へのご登録
 栄村復興支援機構「結い」は、簡単に言えばボランティアセンターのことです。ボランティアの方には、こちらに登録いただいて、現地からの要請を受け、復興のお手伝いしていただくことになります。

なお、ボランティア登録にあたって、以下の項目についてお知らせください。
●お名前、性別、年齢、ご住所(市町村名までで結構です)
●震災ボランティア経験の有無
 (経験者の方は具体的に経験内容をお知らせください)
●お持ちの免許・資格(車、特殊車両免許、種々の資格免許の内容)
●特技
●栄村訪問経験の有無
 (訪問経験者の方は、位置や道路をご存じの集落名をお知らせください)
●支援可能日
●携帯電話番号

 また、「ボランティアの応募についての注意点」及び「栄村復興支援機構「結い」について」を必ずご一読いただき、内容をご理解いただける方のみ、ご応募下さいますようお願い申し上げます。身勝手なお願いばかりで心苦しい限りですが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

ボランティアのお問い合わせ/ご登録メールアドレス
aokura@sakaemura.net


ご支援、ご協力に心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。

中条川の状況(14日時点)

上流の山が崩れた中条川ですが、今日の午前中、水量が増え、濁りが強くなってきました。

午後、再び、「トマトの国」まで行きました。昨日は聞こえなかった水の音がし、土砂で埋め尽くされた沢を見られる所まで行ったところ、川が出来て、濁流が流れていました。しかも、土砂の状況をよく見えると、いったんはもっと多くの水が流れた形跡がありました。堰きとめられていた水が落ちたのだと思われます。

昨日、今日、気温が高く、雪融けが進んでいます。
この山崩れ、沢が土砂で埋め尽くされた事態への対応が遅れているように思います。
明日、役場と話してみたいと考えています。

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

道路・鉄道の状況(14日時点)

道路状況
 国道117号線は、昼間は交通規制が緩和され、支援車などは入れます。夜間は全面通行止めです。各集落への入り口には消防団等が警戒についています。これは危険防止のために勝手な立入がないようにするためと、「火事場泥棒」等を防止するためです。

 たとえば、西部地区に入るには、国道117の横倉トンネルと青倉トンネルの間に横倉集落に入るところがありますが、ここで警察と消防団がチェックしています。北信小学校に避難されている人に会うには、ここで用件を伝えて、許可を得てください。

 役場が村のセンターですが、ここは県からの救援物資が届けられたりする場所になっていますので、駐車スペースはほとんど残っていません。

 知人などをお尋ねになる場合は、あらかじめその方に携帯電話等で連絡をとって、どこに訪ねるのが適切かを聞いたうえで、お訪ねになるようにされるのがよいと思います。
 

飯山線

 すでにご承知のように、飯山線は青倉地区で路盤が流失し、不通になっています。長野から戸狩野沢温泉駅までは運行しています。

 十日町から栄村(森宮野原駅)間には代行バスが一定本数走ります。詳しいことはJR十日町駅にお問い合わせください。

 なお、本日、高水漁協組合長の相澤博文さんに入った連絡によりますと、JR東日本は、「24時間態勢の工事で1ヶ月以内の復旧をめざす」方針のようです。


―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

一時帰宅の許可

 今日14日でひとまずの建物危険度診断が終わりました。
これをうけて、役場は明日15日、自宅への一時帰宅を許可することを今夕、発表しました。
一時帰宅は、消防団員が付き添っての、ごく短時間のものにならざるをえません。
貴重品、薬、最小限の着替え等を取り出すので精一杯だと思われます。

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

中条川上流の山が崩落し、沢が土砂で完全に埋め尽くされた現場(13日撮影)

 
国道117栄大橋上から「トマトの国」方向を見る
(写真中央に「トマトの国」の左端が見える。その後方の山が完全に崩落した)


「トマトの国」の温泉男湯のすぐ横手から撮影

この山崩れで流れ出た土砂が、東入沢川と呼ばれる中条川上流の深い沢を完全に埋め尽くした。以下2枚は、その写真です。






※この写真は、上の斜面とほぼ同じところを1月8日(被災前)に撮影したもの

―栄村ネットワーク関係者 13日夜、現地からのメール記事

飯山線の線路の路盤がぬけた個所(13日撮影)

 
この写真を「雪の中を走る飯山線」として公式サイトで紹介した下の写真と比較してみてください。


「雪の中を走る飯山線」(被災前撮影)



こちらは最初の写真の真ん中上部分を、反対側から撮影した写真です。

―栄村ネットワーク関係者 13日夜、現地からのメール記事