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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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コメント欄の取り外しについて

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  • 2011.03.20 Sunday
 たくさんのコメントありがとうござます。いただいたメッセージや貴重なご意見は、すべて現地の方にもお伝えしております。個別にお返事や御礼が必要な場合は、直接ご連絡致しますので今しばらくお待ちください。

 ただ、現在多忙なためコメント欄へのお返事や管理をすることが極めて難しい状況です。そこで、代替案として新規にメールフォームを設置し、一旦コメント欄を取り外させていただきます。以後、右サイドバーの「メールフォーム」または左のカテゴリの「お問い合わせ」で表示されるメールフォームより、お気軽にご連絡いただければ幸いです。

 今後ともご意見やメッセージを心よりお待ちしております。
 ご理解のほど、何卒よろしくお願いいたします。

(WEB更新担当)

お問い合わせ

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  • 2011.03.20 Sunday
 ご意見・ご感想、お知り合いへのメッセージ、お問い合わせ等、可能な限り対応致します。お気軽にご連絡ください。また、ボランティアへのご応募は必ずメールフォームではなくaokura@sakaemura.netまで直接メールいただきますようお願い致します。tag:inquiry

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※多忙なためお返事が遅くなったり、できなかったりする場合があります。申し訳ありませんが、ご了承ください。

「結いのしょ」(ボランティア)募集 20日最新情報

3月20日午前10時20分

今朝(20日朝)から、被災者からも応援要請が一気に増えてきています。現在確保されている「結いのしょ」の人数ではとても対応しきれない状態になっています。
1日だけでも動けるという方、緊急に応募願います。
とくに明日21日可能な方、今日の午後6時までにご連絡お願いします。
今日、明日は家の片付け(壁土や大きな荷物の搬出等)が主たるニーズです。よろしくお願いします。

これまでに登録をなさっていない方は登録事項を必ずご連絡ください。

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

避難指示解除と水道復旧の展望、土石流の危険性について(19日の様子4)

 
中条川上流の山崩れによる土石流の危険
 ここにきて、ひとつ、深刻な問題が浮かび上がってきています。中条川上流の山崩れによる土石流発生の心配です。
 写真の左から2つ目の山の裏側でも山崩れが発生しているようなのです。「トマトの国」のところに特大の土嚢を積む措置などをとり、明日はヘリコプターによる上空からの観察も行われると聞いています。
 なお、土石流が発生した場合、青倉集落方向に流れ出すのではなく、写真に見える「川」の上方部からまっすぐに流れ出すのではないかと考えられています。
 専門的な調査と土石流対策が重大な課題になっています。

避難指示解除の展望
 明日20日、新潟大学災害復興科学センターの専門家が村に入ると発表されています。余震との関係で避難指示解除について検討されるようです。
 地震発生からすでに8日目。「全員避難」は限界に近づきつつあります。
 明確な展望の提示が迫られているといえるでしょう。

水道の復旧にある程度の見通しが出てきました
 19日午前、村役場から「水道施設現況一覧」が公表されました。
 それによれば、「水源崩落の可能性大」が森のみ、「配水池への流入」が「×」は森と原向(はらむき)の2つのみ。この2つを除き、他の簡易水道等は漏水箇所を順次、調査中です。なお、大久保集落、「天代・笹原・当部」、天地は「給水中」、「長瀬・切欠」は「一部給水中」です。
 なお、水道の復活には漏水箇所の復旧に加えて、各戸の合併浄化槽の点検が必要になります。浄化槽が傷んでいると汚水を垂れ流すことになるからです。
 水道はある程度の見通しが出てきたものの、復旧にはいましばらくの時間が必要です。

<後記>
 今日は、朝5時前に起床→メモ執筆→8時半本部ミーティング→「結いのしょ」受付→集落への誘導→18時半本部ミーティング→20時から状況レポート書き、という具合で、かなり眠いです。
 ネットワークは全員が被災者。それぞれの家の片付け等があり、身動きできません。「結いのしょ」を集落に誘導するスタッフ(=栄村の地理がわかる人)、「結いのしょ」志願登録受付のメール対応スタッフが欲しい!とうのが率直なところ。前者の確保は容易ではありませんが、少なくとも2週間ほど常駐で、メール受付整理等の事務局スタッフをやれる人、1〜2名いないでしょうか。できれば、これまでにフィールドワーク等で来たことがある人で可能な人がいれば最高なのですが。

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

大久保、野田沢、天地に初めて入りました(19日の様子3)


 大久保、野田沢、天地に地震後初めて入りました。
 大久保、野田沢へは通常、百合居橋〜貝廻り坂を経由して行きますが、貝廻り坂に崩落箇所があるため、東部谷から北野温泉横の道〜天代を抜けて、野口→天地→大久保→野田沢というコースで行かなければなりません。通常の2倍以上の時間がかかりました。しかも、天代〜天地間の道路は至るところに亀裂が入り、かなり走りにくい状態です。


 でも、大久保、野田沢は思ったほどには被害は大きくない感じでした。その結果、今回の地震での被害が際立って大きいのは森、青倉、横倉、小滝の4集落だということがはっきりしました。
 ところで、大久保は標高が500mを超えますので、まだ雪の壁が高いです。また、いつもは車で走りすぎるところで車を止めて、野田沢集落を望むと震災が嘘のような、素晴らしい佇まいです。
  


 野田沢では、村を訪れたみなさんがよく「お茶のみ」する宮川隆子さんのお宅に立ち寄りました。宮川家は作業用建屋が全壊です。また、昨年8月、「祭りのごっつぉ」を体験された方は下右の写真をよくご覧ください。「ごっつぉ」を頂いた部屋の惨状です。

  
 でも、隆子さんは元気です。
 私が訪れた時、「結いのしょ」が4名、お手伝いに入っていましたが、なんと、「お茶のみ」の真っ最中。いつものように隆子さんの料理が出てきているわけではありませんが、種々の飲み物、きちんと皮をむいたリンゴ、そしてウィスキーボンボン。底抜けに明るい隆子さん、そして正寿(まさとし)・清子の息子さんご夫婦、さらに孫の雄大君、萌ちゃん、凛ちゃんがいるかぎり、宮川家の復興は間違いないと確信しました。
 
 天地の斎藤克己・勝美さん夫妻のお宅には午後5時すぎに訪れたため、お二人は避難所に戻られた後でしたが、息子さんと少し話すことができました。応急危険度判定は「黄」でしたが、息子さんは「大丈夫。ここで暮らす」と力強く言っておられました。家の中もすでにかなり整理されていました。

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

マスミばあちゃんに会いました!(19日の様子2)


 長野市の息子さんの家に避難されていた阿部マスミさん(茅葺き民家のばあちゃん)が、今日、息子さんと共に、家の片付けに帰って来られました。
 お家に訪ねて、お話してきました。左の写真は厳しい表情のものですが、お話した時はいつも通りのにこやかな表情でした。
 
 マスミばあちゃんの宝物である、みなさんが訪ねた時に記帳したノートはしっかり保管されていました。
 応急危険度判定は「赤」。しかし、その判定理由は「壁の落下あり、危険です」というもので、私が見た感じでも復興は可能だと思われました。
 みなさんがマスミばあちゃんのお家を訪ねた時に「お茶のみ」をする居間は、壁がすっかり落ち、無残な姿でした。でも、あの太い柱は健在です。


 江戸年間に建てられた貴重な文化財(県宝)、なんとしても復興させたいと思います。

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

栄村復興支援機構「結い」の活動がスタート(19日の様子1)


受付登録後、待機する「結いのしょ」のみなさん

 復興へのボランティア支援を行う「栄村復興支援機構『結い』」の活動が今日から始まりました。
 第1日目は、果たしてどの程度の応援依頼があるかもわからない状態でのスタートでしたので、栄村からあまり遠くない地域の人たちに駆けつけていただきました。

 朝からはJC(青年会議所)の人たちに救援物資の受付・仕分け作業に入っていただくことからスタート。家屋の片付け作業をお手伝いする集落支援チームに参加予定の方々には午後の「半日帰宅」に合わせて、午前10時〜10時半の間に集合していただき、午後1時から集落に入っていただきました。
 JC、県社協、中越防災安全推進機構、NPO法人GO雪共和国、そして栄村ネットワークの呼びかけにお応えいただいた方々、総勢40名が3つのグループに分かれ、㈰雪坪、柳在家、極野、㈪森、横倉、小滝、㈫大久保、野田沢の各集落に入りました。

 むらのみなさんからは歓迎していただき、壁土の運び出しや家の中の整理などをお手伝いすることができました。(今日はお手伝いの様子を撮影する余裕がありませんでした)
 すでに明日20日の応援依頼もかなりの数、入っています。19日夕の集約で、1軒3人として約50名の「結いのしょ」が必要になっています。


<「赤」判定の家の支援をどうするか>
 今日の活動から浮き彫りになってきた悩ましい問題があります。応急危険度判断で「赤」と判定されたお宅への支援の問題です。
 震災復旧ボランティアの活動原則の1つに、「『赤』判定の家には立ち入らない」おいうものがあります。
 しかし、実際に集落に入ると、腰の曲がったおばあちゃんが一人で瓦礫の始末をしているという場面に遭遇します。高齢者の独居世帯あるいは高齢者夫婦世帯が「赤」判定されているケースが多いのです。
 「赤」だからといって手をこまねいて見ていることはできません。しかも、「黄」だが非常に危険だと思われるものがあるの対して、「赤」判定だが立ち入って危険だとは思われない家も結構あります。
 事務局の総括会議で検討しましたが、建築士などの専門家に改めて診断していただき、OKが出れば、「結いのしょ」が入る、という仕組みを作れないか、という意見でまとまりました。そのためには、県などの協力で、建築士を一定数派遣してもらうことが必要です。県でも検討してほしいと思います。

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

活動余話

 メール等で私への激励をいっぱい頂いています。一つ一つに返信することができませんが、有難うございます。

 昨日までは車の中で原稿を書いたりしていましたが、「栄村復興支援機構『結い』」の発足に伴い、役場の中の部屋で作業できるようになりました。今日は日中も原稿書きを少し進めることができましたが、昼間の活動の軸は「結い」の集落支援の活動になります。いま、午後10時20分過ぎで、だいたい11時ないし12時に作業が終わるという感じです。

 緊張感があるせいか、あまり疲れてはいません。

 贅沢をいえば、缶コーヒーではない、ホンモノのコーヒーを1日に1回でいいから飲みたい、急須で入れたお茶を飲みたいというようなところでしょうか。コーヒーにせよ、日本茶にせよ、お茶のみというのは人間にとって大事なことなのだと思います。
 栄村でなにが楽しいといって、お茶のみに勝るものはありません。ゆっくりとお茶のみができるむらを取り戻すために頑張りたいと思います。
 あともうひとつ。TVのニュースを見る時間も、新聞を読む時間もままなりません。今回の大震災、原発災害をめぐって、世の中、こういう議論がされているよ、というメールをいただけると助かります。

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

除雪と片付け(18日の様子4)

 <午前中は除雪作業から>
 今朝方まで雪が続きました。かなりの積雪量で、午後の「半日帰宅」にむけて、集落内道路の確保へ、消防団などが懸命に除雪しました。

 
消防団の除雪作業(青倉)


 朝のゼミナール館前
 
<午後は4時間の帰宅で片付け作業進む>




―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

小滝レポート(18日の様子3)

 午後1時少し前、樋口利行さん(NPO法人栄村ネットワーク理事長)から電話が入った。
「これから小滝に入りま〜す」ちょうど、青倉に社協の人たちを送るところだったので、「じゃあ、後から行きます」と約束。1時半過ぎに小滝に向かいました。


小滝には写真中央に見える道を通って入る


 朝からの除雪作業で1車線が確保されていた
 

<樋口利行さんのお宅へ>

 集落に入ると、集落内の道路は各世帯の車や支援の農協関係者の車で一杯。苦労しながら、まず利行さんの家へ。


 家の前の駐車スペースに見慣れない物体の山が

 利行さんに、「あれ、何だい?」と尋ねると、「ビンから出したキノコ」との返事。電気も切れて、ダメになったエノキを培養ビンから出したもの。この時は気づかなかったが、後にエノキ工場の中に入ると、異様な臭いが。キノコが大量に腐ってしまったのですね。家の中に奥さんがおられるとのことで、閉まっている玄関を開けた瞬間、びっくり。


玄関を入ったところ


座敷の壁

 
2階への階段

 これまでに古道歩きなどで小滝を訪れ、利行さん宅でお茶のみや昼食のお世話になった人は、その時のことを思い出しながら、下の2枚の写真を見てください。



 
 

<中沢謙吾さんの牛舎>
牛たちは、13日にすでに救出されているが、この2つの牛舎は再建不可能でしょう。でも、1棟だけ使用可能な牛舎がありました。一筋の光明といえるかもしれません。

 
公民館前道路に面した牛舎


その後ろの牛舎


使用可能と思われる牛舎の内部
 

<小滝の水道は生きているようです>
 樋口武夫さんと中沢強さんが簡易水道のタンクを見に行っていると聞いたので、その後を追うことにしました。集落内の道路から雪の斜面を100mほど登ったところにあります。左の写真の奥に見える建屋がタンクのあるところです。





 こんな時に不謹慎かもしれませんが、きれいな景色でしょう。逆方向で集落を見下ろす風景も。地震がなかったら、本当に最高なんですが…。


タンクの内部を上部から覗いた
(底に溜まり始めた水が光って見える)

 タンクのある建屋に着くと、樋口武夫さんがタンクの中に下りていて、間もなく、「水がたまり始めているぞ」という声が。集落への配水のバルブを閉めたところ、水が貯まり始めたとのこと。水源とタンクをつなぐ箇所には破損は起きていないということです。
 

<小滝の被害はやはり相当深刻>
 地盤をやられて「赤」判定になっている家、基礎がかなりずれてしまった家。でも、みなさん、除雪や片付けに元気に取り組んでおられました。結束力の強い小滝集落。集落の力で復興にむかって前進してほしいものです。
 
―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事