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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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一時帰宅の許可

 今日14日でひとまずの建物危険度診断が終わりました。
これをうけて、役場は明日15日、自宅への一時帰宅を許可することを今夕、発表しました。
一時帰宅は、消防団員が付き添っての、ごく短時間のものにならざるをえません。
貴重品、薬、最小限の着替え等を取り出すので精一杯だと思われます。

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

中条川上流の山が崩落し、沢が土砂で完全に埋め尽くされた現場(13日撮影)

 
国道117栄大橋上から「トマトの国」方向を見る
(写真中央に「トマトの国」の左端が見える。その後方の山が完全に崩落した)


「トマトの国」の温泉男湯のすぐ横手から撮影

この山崩れで流れ出た土砂が、東入沢川と呼ばれる中条川上流の深い沢を完全に埋め尽くした。以下2枚は、その写真です。






※この写真は、上の斜面とほぼ同じところを1月8日(被災前)に撮影したもの

―栄村ネットワーク関係者 13日夜、現地からのメール記事

飯山線の線路の路盤がぬけた個所(13日撮影)

 
この写真を「雪の中を走る飯山線」として公式サイトで紹介した下の写真と比較してみてください。


「雪の中を走る飯山線」(被災前撮影)



こちらは最初の写真の真ん中上部分を、反対側から撮影した写真です。

―栄村ネットワーク関係者 13日夜、現地からのメール記事

青倉集落(13日撮影)


倒壊した青倉公民館


倒壊した建物


亀裂の入った道路


地震後の室内の様子


12日午後の建物診断での「赤」判定

※青倉集落は立入禁止になっているため、警戒に当たっている青倉消防団の広瀬明彦さん提供の写真です。

―栄村ネットワーク関係者 13日夜、現地からのメール記事

ボランティアについて(14日の情報)

15日から、受入態勢準備に入ります

 近隣市町村の社協(社会福祉協議会)の担当者の会合がありました。明日から、栄村の社協のボランティア受入態勢支援のために近隣市町村の職員が村に入ります。

 また、北信地域のボランティア組織の関係者も、受入態勢を準備するために明朝、村に入ります。
 さらに、本日、中越地震の際に活躍された中越防災機構の方が村に来て下さり、状況をご覧いただき、アドバイスもいただきました。
 
 ボランティアの支援が本格的に必要になるのは、各家の整理が始まる段階です。数日後になるかと思われます。できれば、明日にもボランティア支援受入のセンターを立ち上げ、連絡先等を決めたいと考えています。

 何日から、どの程度の人数が必要になるか、どういう種類の支援が必要か、随時、情報を出していきますので、メールでご登録をお願いします。休日のみのご支援も大歓迎ですので、よろしくお願いします。

お問い合わせメールアドレス
aokura@sakaemura.net

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

住宅復旧−ボランティア支援について

今日14日中に建物の応急危険度判定が終わる予定です。余震状況を見ながら、明日あたりから、一時帰宅や、帰宅しての住宅復旧が間もなく始まると思われます。

居住可能な家でも、家の中は、すぐにはとても住めない状態で、片付けは大変な作業になります。この段階から、ボランティア支援を欲しいのですが、以下の点にご留意ください。

栄村現地に宿泊できる場所はありません
 (公共施設も含めて、避難所の確保で精一杯です)。
 ・当面は、車を持ってきていただいて、
  車中泊をしていただくのが 最良かと思います。
 ・また、近隣の津南町、飯山市等に宿泊拠点を設けて、
  そこから車で支援に駆けつけていただくという方法も考えられます。
  (車で15〜30分の距離です)

栄村の現在の積雪は平地で1〜1.5m程度です。
  車のタイヤはスタットレスが不可欠
  各集落に行くには四駆車であることが必須要件です。

携帯トイレをご用意いただくことが望ましい。
  山歩き用のものなどを手に入れてきてください。

気温ですが、晴れた日の日中は汗ばむこともあるほどですが、
  夕刻からかなり気温が下がります。
  「夜間は冬」という認識で防寒態勢を準備してください。

―以上のことをふまえて、当地からの要請があり次第、出動できる態勢をおとりください。ボランティア支援可能な方は、こちらのメールアドレスへお願いします。当方から、受け入れ可能になり次第、連絡させていただきます。
栄村ネットワークaokura@sakaemura.net

 
―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

お見舞い・激励、救援物資について

いま、お知り合いからの激励の一言が大変心づよいものとなると思います。
郵便は届くかどうか、わかりません。メールで送ってくだされば、村内におられる方には、栄村ネットワークがプリントアウトして、ご本人にお届けします。こちら、栄村ネットワークのアドレス宛にお送りください。
aokura@sakaemura.net

また、救援物資ですが、たしかに必要なものは多々ありますが、もう少し落ち着いてからの方がいいかと思います。当座のものは、役場や赤十字の支給でなんとかなります

ストレートなことを申しますと、これから最も大変なのはやはりお金になってくるように思います。ほとんどの人が住宅の再建を迫られます。また、今回の被害は基本的に栄村のみで、車で20分の走れば、津南町で何でも購入可能な状況です(この点、広範囲にわたって被災した場合と異なります)。ですから、もう数日すれば、みなさん、ダメになった生活用品を購入されるようになると思います。

もう少し状況をみながら、栄村ネットワークとして、アピールをしたいと思っています。その節は是非、ご協力をお願いします。

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

積雪の状況と今後の被害判明の予想

「13日(日)撮影 栄村の状況(画像つき)」の記事で中条川上流の山崩れの状況をお伝えしましたが、それからも分かるように、相当の箇所で山に亀裂が入ったり、崩れたりしているのではないかと思われます。しかし、現在は積雪で確認ができません。


たとえば、青倉米の西山田の棚田。例年で、山に上がれるのは早くても4月中下旬です。雪が消えてみると、棚田が崩れている、山中を走る水路が破壊されている等の被害があきらかになる可能性が大です。
いま、これらを調べることはほぼ不可能です。

栄村の被害は1ヶ月〜1ヶ月半先に、その一層深刻な状況があきらかになってくる可能性が大だとお考えください。

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事

断水について―長期戦となる重大問題です

いま、(14日午前現在)栄村のほぼ全域が断水しています。
避難所も水道は来ていなくて、給水車で水が供給されています。飲み水は昨日あたりからペットボトル入りの飲料水がかなり多く入ってきています。

さて、断水の原因ですが、一般に見られる断水、すなわち「浄水場から地域・家庭に水を供給する配水管が断裂しているための断水」という性質の断水ではないようです。

栄村の上水道は、各集落ごとの簡易水道です。
山からの水や湧水を水源としています。すでに一部の集落では確認されていることですが、水源の近くに設けられている貯水タンクそのものが空(から)になっ ています。つまり、水源から貯水タンクまでの間のパイプそのものが断裂している、あるいは水源そのものが地震で枯渇したかのいずれかだと思われるのです。

水源は基本的に集落から少し離れた山中にあり、今は少なくとも1〜2mの積雪の下にあり、どこがやられているのかを調査することそのものが困難です。したがって、1〜2週間でも復旧は難しいのではないかと思われます。

県にお願いして、かなり長期にわたる給水態勢をとっていただくとともに、上記のような状態からの復旧について、叡知と技術を集めることが必要になると思います。

山村の簡易水道システムがよくわかる技術者、工事関係者の力が早々に必要になってくると思います。
お力をお貸しいただける方がおられましたら、まず、ネットワークにご一報いただけないでしょうか。当地で応援をお願いする段階になったら、支援要請を出します。一報は、こちらの栄村ネットワークのメールにお知らせください。aokura@sakaemura.net

―栄村ネットワーク関係者 14日朝・現地からのメール記事

栄村ネットワーク関係者より 14日朝のメール 

14日朝起きて、新聞を見ました。東北地方の被害の未曾有の甚大さ(「甚大」という言葉でも表現しきれませんが)がさらにあきらかになり、衝撃を受けています。

大阪在住のHP管理者から「被災情報専用のブログ」を立ち上げるとの連絡をうけ、心強く思っています。
このブログで情報交換し、栄村の復旧・復興に少しでも役立てば、と思います。よろしくお願いします。今朝は、被害状況の詳しい説明等を少しします。

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事