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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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おひさまケチャップ



 上の写真は、「おひさまケチャップ」で調理されたスパゲティ・ナポリタン。
 栄村らしく、ピーマンではなく山菜“こごみ”(冷凍保存)が入っています。森宮野原駅交流館喫茶「ふきのとう」さんのご協力で撮影しました。とっても美味です。「おひさまケチャップ」を栄村のヒット商品にしたいですね。
 

直売所かたくり

とん汁とおもちの振る舞いで
正月2日からスタート










 元旦〜2日を秋山郷・切明温泉で過ごし、下におりてきて、最初に目にしたのが道の駅、直売所かたくりの前にズラッと駐車する車。
 「どうぞ、食べていってください」、声をかけられ、振り返ると、組合長・滝沢総一郎さんの姿。そして、「とん汁とおもち」の振る舞い。薬味のネギと七味も用意されていて、雑煮とはまた違った味わい!
 搗き立てのお餅も、きなこまぶしで運ばれてきて、3つをペローっといただきました。
 
 さらに砂糖醤油のお餅も。
 訪れたお客さん、美味しそうにいただいておられました。




 
 3日からは道の駅構内の飲食店が営業するため、「振る舞い」は残念ながら2日のみとのことでしたが、3日も楽しいことがあります。
 クルミの実を試しにほじることができます。



 写真に見える赤い柄の道具は「ほじくるみん」。
 ぐっと殻まで突き刺して引き上げると、実がくずれずに取れます。是非、一度、試してみてください。
 
 いま、人気は新商品「おひさまケチャップ」。



 おひさまを燦々と浴びて育った完熟トマトで作られた「おひさまケチャップ」。試食用で味を確かめることもできます。
 
 2016年はこのケチャップで元気にやっていきましょう。
 

直売所かたくり、1年目の売上目標達成の勢い

 今年の村の最大の話題はなんといっても直売所かたくりのオープンでしょう。
 そして、村民のみなさんの最大の関心は、「経営は成り立つのか?」、とくに「冬は客が来ないだろう。店は閉めるのか。開けても、赤字になるんじゃないか」ということだと思います。
 19日、小林高行店長をお訪ねし、インタビューしてきました。
 ズバリ、売上額をお尋ねしました。
   「1年目の目標は2,200万円。これはクリア(達成)しました。
    7月10日の正式オープン前のプレ営業の分も含めてですが。」
 凄い!! この一言に尽きます。7月10日のオープン時には、私自身も正直言ってまさか1年目の売上目標を達成できるとは思っていませんでした。
 出荷運営組合結成時の目標では、「3年で完全に軌道にのせる」として、3年目の売上目標を4,500万円と掲げています。専門家は「十分に達成可能」と言っておられましたが、気の遠くなるような数字だと感じていました。
 でも、今は「いけそうだな」と思えます。


10月10日、午前9時台ですでにお客が続々
          
 来店客がいちだんと増えた10月のデータを見せていただきましたが、紅葉観光シーズン真っ盛りの10月連休期間の10月11日、レジを通ったお客数が560名を超え、売上げは約30万円に達しています。翌12日もほぼ同じです。
 店長のお話では、来春にむけての一番の課題は商品の陳列スペースをどう確保するかにあるとのこと。オープン前は「売り場が広いなあ。ここに並べるだけの品物を確保できるだろうか?」と心配したものですが、いまでは心配は逆。店舗が狭いことが問題になっているのです。

組合員数がほぼ倍増し、約100名に
 直売所がうまくやっていけるかどうかの、もう1つのメルクマール(指標)は入会金1万円を支払って入会する組合員の数。
 スタート時は50名くらい、本紙の8月20日付の記事では「現在70名を超えたところだそうです。少なくとも100名は欲しいところです」と書いています。
 ところが、今回のインタビューでは「ほぼ100名に達しました」とのこと。
 
冬場もいろんな工夫が凝(こ)らされています。
 冬になって、たしかに来店客数は減っています。しかし、これは至極当然のこと。年間を通してきちんと採算が成り立てばよいのです。
 大事なことは、少ない来店客数であっても、お客さまが道の駅に立ち寄られた時、店がきちんと開いていて、興味・関心をいだいていただける商品があること、来店のお客さまと店番の女しょとの間で楽しいコミュニケーションが交(か)わされることです。
 そして、商品に色んな工夫を凝(こ)らし、お客さまの満足を得られるようにする    
ことです。


煎り器を一緒に並べると「ぎんなん」の売行きが伸びます

 上写真の「ぎんなん」と「煎(い)り器」のセット販売はその一つ。煎り器が手に入るとなると、「調理しやすい」ということで「ぎんなん」を買い求められるお客さまが増えます。
 その他、サニーレタスも工夫が凝らされています。



 鉢植えになっていて、外側から葉を採っていくと、内側から新しい葉が出てきて、繰り返し食べられるのです。白鳥集落の鈴木英子さんの出品です。栃の実の灰汁だしに使う灰にこだわりがあるという南雲世美子さん(月岡)の栃モチもすぐに売り切れになるようです。



 「はぜかけ米」や「米粉」も人気があるようです。また、初めて知る野菜もあります。


ロマネスコ。ブロッコリーと同じように食べる。

一人一人が栽培量を少しずつ増やし、新しい作物も増やしましょう
 このように順調にスタートした直売所かたくりですが、1年間のフル営業になる2年目が本当の勝負になります。
 やはり売る商品を増やさないことには売上げは伸ばせません。今年出荷された組合員は売行きが実感できたと思います。来春は是非作付量を増やし、売行きに応じて、「本日の分は完売しました」という表示を出さなくてもいいようにし、売上げを増やしてください。また、新しい作物も増やしてほしいなと思います。店長もいろいろ研究されているようです。時間がある冬場、出荷がなくとも直売所を訪れ、店長や店番の女しょとの会話を増やすのがいいのではないかと思います。
 

素敵な一輪挿し



 上の写真は、竹製の一輪挿しに“ボケ”(木瓜)を1本挿したものです。バックを無地にできたら、花と一輪挿しの器がもっと際立っただろうと思うのですが…。
 先日から直売所に一輪挿しが出品されていたので、ボケを1本手に入れ、店番の人にお願いして飾ってみてもらいました。
 一輪挿しの器は次の写真のとおりですが、接着剤などいっさい使わずに作られています。店番の人たちと「どんなふうになっているのだろう?」と色々見回してみましたが、作り方はよくわかりません。職人技ですね。1つ2千円前後のお値段ですが、お買い求めのお客さまはたいへん喜ばれるそうです。



 作り手は大久保集落の阿部貞夫さん。ベテランの指物(さしもの)大工さん。今年81歳だと聞いています。
 是非、一度、直売所で手にとってご覧ください。
 

直売所かたくり11月27日

 久しぶりに「直売所かたくり」を訪れた。
 外は冷たい雨。山の上ではもう雪になっている。
 いま、直売所かたくりには何が並んでいるのだろうか。


 なかなか手に入りづらい一品が出ている。「えごま油」。



 今年初め、TV番組で「認知症予防に効果がある」と取り上げられて、たいへん話題になっているもの。
 青倉集落の高橋キヨさんの出荷。
 私は、10月、高橋さんがえごまを刈り取った後、天日乾燥されているところを偶々撮影していた。その様子を1枚。
 
 
  
 刈り取った時は緑色で乾燥させることで茶色に変化する。
 乾燥の後、えごまの実だけを取り出す作業が行われる。
 直売所では、えごまの実も販売されている。じつに細かい粒子。
 
 
 
 
 店番のかあちゃんから「今日いちばんの人気はこれですよ」と教えられたのは銀杏。
 
 
 
 「炒るだけでおいしい」話しておられたが、私は茶碗蒸しやカブラ蒸しを頭に浮かべてしまう。
 出荷者は平滝集落の上倉トモイさん。そう言えば、先日お会いした時、「昨日は銀杏採りだった」と話しておられた。
 

 私が今日、直売所で購入したのはリンゴのサンふじ。
 撮った写真がよくなかったので、買ってすぐに皮をむいて食べる直前のものをご覧いただきたい。



 一切れだけ芯を取っていないが、蜜の入り具合を示すため。でも、芯を取っても、その周りに蜜がたっぷり入っていることが見える。
 やはりリンゴは「ふじ」が最高。三水(飯綱町)産。
 
 野菜は、ほうれん草、長ネギ、大根、かぶ、ブロッコリーなどが並んでいた。ジャガイモも豊富。
 キノコ類は、ブナシメジ、エノキの他に、天然ものの“ひらたけ”が出ている。
 
 
 
 
 いまの季節、いろんな豆が出ている。
 小豆や赤大豆、たまご豆等々。その中で一つ、紹介したいのが花豆。
 長野県は北海道と並ぶ花豆の主産地だが、最近は栽培農家が減っているという。今日は綺麗な袋に入った「高原花豆」というのが目にとまった。
 
 
 
 出荷者の河田清巳さんは津南町在住の人だが、「栄村 高原花豆」と書かれているのには正当な訳がある。
 じつはこの花豆、栄村の鳥甲牧場の畑(五宝木大根が栽培されているところ)で育てられたのだ。
 私はその畑の様子を8月に撮影していた。
 
 
 
 これは8月18日に撮影したもの。朱色の花がとてもきれいだった。でも、この花が枯れないと実はつかない。
 収穫は9月末から10月中旬頃にかけてだろう。
 葉や鞘が枯れた感じになってきて初めて収穫。しかも、豆を取り出そうと無理に鞘を開いたりしてはいけないそうだ。そういう話はやはり五宝木で花豆を自家用に栽培されている山田政治(まさじ)さんからお聞きした。
 信州の花豆は「紫花豆」として名高い。前頁の写真を見ると、豆が紫色でしょう。
 
 今日の紹介はここまでにするが、乾燥野菜(ズッキーニや大根)、乾燥山菜も豊富。この季節ならではのものを求めて、この土日、是非、栄村にお越しください。雪景色も楽しめます。

 

11月上旬の直売所かたくり

 今日9日昼すぎ、数日ぶりで直売所かたくりを覗いてきました。
 出荷されているものが10月とは変わり、この時期らしいものになっていました。
 目についたものを写真で紹介します。




 この季節になくてはならないもの、野沢菜。
 村を廻っていると、各家での漬け込みが始まっています。




 つぎは「さわし柿」。これは最高に美味いですよ。冷凍してシャーベットにもできるようです。関谷知子さ、南雲世美子さんが出荷されています。






 里いも。
 この時期、里いもの煮物、最高ですよね。ホクホク感がたまらない。
 私は豚肉を入れた煮物が好きですが。
 鈴木英子さん、月岡富士男さん、斉藤ユウ子さんらが出荷されていました。
 


 
 かぶ。
 シンプルに塩で漬けるだけのお漬物が美味しいですよね。私はいただき物を塩漬けしたもので8日夕、京都人らしくお湯漬けを食べ、最高に満足でした(私はお茶漬けではなく、お湯漬け)。
 かぶの食感、まったり感がたまりません。
 生でも美味しいそうですよ。
 
 おおきなカブも出ていました。



 こういうのを見ると、私は「カブラ蒸しが食べたいな」と思ってしまいます。調理が厄介なように思われますが、電子レンジでできる簡単クッキングもあるようです。
 


 
 栄村では「かたは」と呼ばれる「むきたけ」。




 
 天然もののキノコは確実な出荷が保証されているわけではありませんので、直売所を訪れてみてのお楽しみになりますね。
 
 「ぶなしめじ」、「えのき」、「しいたけ」、いつも通り並んでいますよ。
 
  
 珍しいものとしては「こんにゃく玉」が出ていました。1個限りの貴重品。
 昨年、私も知り合いから頼まれましたが、なかなか入手できませんでした。
 
 
 
  
 超お買い得品はやはり白菜ですね。


 
 この大きな玉で、なんと百円!です。
 
 
 
  
 大きなブロッコリーです。
 村を廻っていると、畑で大きく成長したブロッコリーを見かけて驚くことがしばしばあります。

最後に、花類を2つ。
 
 
サンゴミズキ(写真の後方のもの)


「つるうめもどき」。
 
 今日の紹介はここまで。
 是非、お越しください。
 

直売所は9〜10月、大盛況でした

 9月19〜23日のシルバーウィーク、10月10〜12日の連休、そして17・18日と24・25日の土日を中心に、直売所かたくりは大盛況でした。
 とくに人気があったのが、キノコ類と五宝木大根、キャベツ、白菜だったように思います。その勢いは10月31日〜11月1日の土日も続いています。


たくさんの大根を買い求められた人


白菜、キャベツをカゴに入れ、さらに買い物を続ける人も

 そうした中で、3日の祝日が秋の観光シーズンの締めくくりとなり、いよいよ冬シーズンを迎えることになります。
 「冬はお客が来ないのでは」、「冬に売るものはあるのか」等々、開店当初からいろんな不安の声が聞かれますが、いまいちばん大事なことは冬も不屈に営業を続け、栄村を訪れて下さるお客さまに「いつ来ても楽しい直売所」という思いをもっていただくことだと思います。
 そのために、たとえばみなさんのお家で雪の中で貯蔵される野菜(雪室野菜)をたとえ少量でも直売所に出荷するというような発想も大事なのではないかと思います。また、切干し大根やみの干し大根など、これまでは自家用のみとしていた保存食品を出荷するのもいいのではないかと思います。
 みんなの力で直売所をさらに盛り立て、来春のより大きな飛躍にむけて頑張りましょう。


<11月の発行予定>
 11月は本号1日付と15日付の2回の発行とさせていただきます。
 10月、2〜3日に1回の頻度での秋山巡り等で相当疲れが溜まっているようで、少し
体力の調整を図りたいと思っています。
 また、最近、「写真集を作ってみては」というご提案をいただくことがよくあります。私の力量では「写真集」と銘打つものを出すのは慮(おもんばか)られますが、撮り溜めた写真データを何らかの形で役立てるために整理する時間も確保したいと思っています。
 そういう次第ですので、11月の発行予定についてご理解をいただけますよう、お願い申し上げます。
 

五宝木大根の収穫作業



午前9時半、鳥甲牧場。
五宝木大根栽培の農地が広がる。

栄村直売所かたくりで人気の五宝木大根。



その収穫作業の様子を撮影してきた。




収穫作業をしておられるのは秋山の人たち




引き抜かれた大根がズラッと並ぶ。




並べられた大根を搬送用の大きなBOXへ。



苗場山方向をバックに。



鳥甲牧場全景。



今日の収穫作業撮影のきっかけ。
14日に五宝木大根でおろしトンカツを食べた。豚肉は妻(つま)有(り)ポーク。
(津南町「喰い処味郷」にて)



高倉山をバックに。

 

しなのスイート入荷、天然舞茸も――10月5日の直売所かたくり



 今日、しなのスイートが初入荷。
 早速食べました。名前のとおり、甘ーいです。
 「秋映え」も販売されています。
 
 久々に天然まいたけ(舞茸)が入っていました。13時現在の情報で、すぐに売り切れとなるかもしれません。


 
 
 
 キャベツ。
 かなり大玉で1個300円。最近の市場での高価格から考えると、お得感がありますね。
 
 
 ラディッシュ。
 トマト農家宮川頼之さんの出荷。
 
 
 栄村でないと入手が難しい「とちの実」が出ています。
 焼酎に浸けて湿布薬にする方法が紹介されています。




POP(ポップ)にはすごい力がある

 9月19〜23日の大型連休、前号でも言及したとおり、直売所かたくりは大盛況でした。
 「これで直売所の成功は間違いない」と言うほど、世の中は甘くはないと思いますが、さまざまな状況から見て、“栄村直売所かたくり”が世間でかなり評判になっていることは確かです。
 評判になるには、ちゃんとそれなりの理由があります。「いい品がある」というのも1つの理由でしょう。
 と同時に、「お店の雰囲気がよい」というのも理由だと思います。そして、よい雰囲気を創り出しているのは、非常に明るくて気さくな店員のかあちゃんたち、さらに商品棚の随所に置かれているPOP(ポップ)です。



 POPとは、上の写真のようなもので、お店の商品の売り込みポイントを紙に書いたものです。「POP1つでお店の雰囲気も、売り上げも変わる」と言われています。
 直売所かたくりを訪れたある自治体の議員さんが、「羨ましい。うちの直売所にもこんなPOPが欲しい」と言っておられたそうです。
 
 直売所かたくりに登場したPOPのいくつかをみなさんにご紹介したいと思います。



 なんか楽しくなってきますよね。絵がいいですよ。ただジャガイモだけが置かれているのと、このPOPが一緒にあるのとでは、大きな違いがあります。
 さらに、絵の下に、じゃがいもを使ういろんな料理が書かれているのがいい。お客さんは、「うん、コロッケが食べたいな。じゃあ、買って行こう」となります。

 誰でも知っているジャガイモでもPOPは大きな役割を果たすのですが、直売所を訪れた村外のお客さんにはあまり馴染(なじ)みがない野菜類の場合、POPに料理法、食べ方が書かれていると、「ふーん、そんな風にして食べるのか。一度、試してみようか」となります。



 ズッキーニ。長野県が生産量全国第2位ですから、栄村では当たり前の野菜ですが、じつは都会の人などではまだまだ馴染みが少ないものなのです。
 「チーズをのせてオーブンで焼けばいい?! じゃあ、いっぺん試してみようか」となります。

 また、POPは、人数が限られる店員さんの代わりにお客さんとコミュニケーションするための道具でもあります。



 上のPOPは、「サルナシ」の篭に置かれたもの。
 「サルナシ」を売っているお店って、そんなにありません。「栄村の直売所にあるよ」と情報を聞きつけて来られたお客さん、空っぽの篭を見られたら、ガッカリされますよね。
 でも、このPOPがあれば、怒らず、逆に癒され、どうしても欲しい方はレジで「次はいつ入りますか?」とお尋ねくださるでしょう。

 さらに、個々の商品の売り込みではなく、お店の雰囲気を盛り立てる役割を果たすものもあります。下のもの。「食欲の秋」って感じがしてきます。


 
 みなさん。直売所かたくりに買い物だけでなく、POPを楽しみにお出かけください。