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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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暑い!! でも、気持ちのいい一日でした

 

 25日にまたもやギックリ腰を発症し、ここ数日おとなしくしているが、今日は最小限の用件を済ますために少し外出。
午後2時頃には役場付近の気温表示で35℃。昨日との気温差はなんと16℃! 暑い!! しかし、べとつき感はない。非常に爽やかな大気。
 1枚目の写真は12時40分頃、野口から天地にむかう道から。最近、天気のいい日にここを通るたびに、「なんと贅沢な景色なんだろう」と思う。3mの積雪がある時でも、晴れた日は素晴らしいところ。
 天気のいい日の夕刻に、いちど、運転を誰かに代わってもらって、ビデオを撮ってみたいな、と思っている。

 


 時刻を遡り、時間順に今日、目にした風景、光景を紹介したい。

 

 隣りの家のおとうさん。11:49。
 森集落は昨日、今日が健森田神社の祭礼。お孫さんがやって来て、お散歩。
 「もう2回目だぜ。暑い!」と。でも、おとうさんの顔がいつもよりも若々しい。

 


 11:50。里の田んぼにも赤トンボが群れるようになった。

 

 12:28、極野集落。この季節、私が最も好きな光景の1つ。小豆や雪割豆を乾す。作業しているのは藤木みちさん。

 

 敷かれている莚(むしろ)も素敵だ。

 

 


 13:47。ジュース用トマトの収穫作業、菅沢農場にて。
 真っ赤になった完熟したものだけが選ばれる。


栄村復興への歩みNo.291

2枚の写真が語りかけてくる

 

 

 「すごい景色ですね。この世のものとは思えない風情があります」。東京の人が寄せられた感想です。
写真は7月31日夕、「トマトの国」からの撮影

 

 

 

 「秋山郷は、秋や、晴れてる日だけじゃないんです。雨の日だって、綺麗なんです」。右の写真を撮った都丸俊幸さん(森在住、雄川閣勤務)の言葉です。

 

 いずれも、毎日のように続いた雷雨、激しい夕立の後のほんのつかの間の景色です。
 写真がみなさんに語りかけてきています。
 栄村の“日常”の中に見られる、日本中の多くの人にとっての“非日常”。それをいかに切り取り、情報発信していくのか。栄村にとって最も大切な課題ではないでしょうか。


今日も夕刻近くは雷雨、その置き土産は・・・

 

 上の写真は17時9分、自宅の窓から撮影したもの。
 大粒の雨粒がはっきり写るほどに激しい雨。
 雷が落ちる音に一瞬、身が縮む。
 告知放送で大音声の警報が流れたのは午後4時すぎ。その直後に気象庁のHPで見たレーダー情報が下のもの。

 


 本当に局地的。昨30日の場合、栄村で激しく雨が降っていた時、飯山市ではまったく降っていなかったそうだ。レーダー図で見るかぎり、今日もそうなのではないだろうか。
 私は激しい雨の中、人と会いに外出した。傘をさしたが、車に乗る瞬間にかなり濡れた。
 森宮野原駅近くで1時間ほど話し込んで外に出ると、雨はピタッとやんでいる。しかし、水路からは真っ茶色の水が溢れだしていた。
 その後、中条川の様子を撮影に行こうかと思って貝立橋まで行ったが、さほどの水量ではない。今夕も雲海が生じ始めていたが、昨夕と同じところで撮っても面白くない。そうして思いついたのがスキー場に上ってみること。
 

 次のものは午後6時51分、スキー場に上り始めて間もないもの。

 

 

 虹が出ているとはまったく想像もしなかった。
 虹にピントを合わせたので、山や雲の様子はぼやけた感じだが、…

 

 

 こちらは6時54分。もう中腹に近づいたとき。まだ虹が残っていて、その下端にはひときわ明るい茜雲。

 


 6時58分。中腹の眺望点にて。
 ある意味で「定番」的な構図なのだが、夕刻の雲海が浮かぶ様子をここから撮ったのは初めて。
 我ながら、素敵だなあ!と思う。
 ところで、画面左右で空の色に微妙な違いがあること、確認できるでしょうか。写真左が東(ないし東北東)になるが、まだ雲が厚い。十日町市あたりはまだ降っているのではないだろうか。

 目を南から西へと向けると、どうだろうか。

 


 左に見えるいちばん高い山が毛無山(野沢温泉スキー場がある)、右手が飯山市方向だが晴れていて、空は青い。
 「飯山市は今日も降っていないのでは…」という予想は当たっていたのではないだろうか。

 

 

 1時間くらいの激しい雨の間、さほど風が強かったわけではないが、こういう天候の後、山道を走ると、木の枝が道に落ちていることが多い。

 

 

 これはスキー場内のブナ林で出会ったもの。帰路に撮影したものだが、往復共に軽トラで突破した。

 危険に思えるかもしれない。事実、危ない。降雨量などを考慮に入れて、何処までは行っても大丈夫かを考えながら行動している。


この夕空は記憶に残しておきたい

 

 今日30日、午後3時から1時間ほど、激しい雨が降った。午後6時40分頃、温泉に向かうと絶景が目に飛び込んできた。
 残念ながら、カメラを家に置いてきていた。慌てて戻り、カメラを持って、もう一度温泉に向かった。景色は最初に見たものとやや変わっているように思ったが、中条・白山神社前、「トマトの国」の展望台から撮ってみた。
 1枚目は白山神社前からのもの。

 

 

 

 これは「トマトの国」の展望台から。

 

 約30分後、温泉から出ると、夕焼けは消え、夜空に変わりつつあった。

 

 


 雲海が見える景色への私の傾倒は、いまから遡ること約50年、高校3年生になる直前の春休みに友人二人と愛媛の奥道後温泉を訪れた時に雲海を見た時に始まる。
 この好みは死ぬまで変わることがないだろう。


四季が揃いました

 

 四季が揃いました
 切欠集落とその田んぼの写真。夏(7月)、春(5月)、秋(9月)、冬(12月)
の四枚が揃いました。

 

 

 

 

 夏バージョンは2016年7月12日(午後4時頃)、春バージョンは2016年5月13日(午前11時半頃)、秋バージョンは2015年9月22日(午前9時すぎ)、冬バージョンは2015年12月28日(午前9時すぎ)の撮影。

 最初に撮った秋バージョンは偶然の産物。長瀬集落から原向にむかって県道を進んでいて、「あっ、綺麗だな」と思い、車を停めた。冬も機会そのものは配達との関係での偶然のもの。春と夏のバージョンは、「同じ景色の四季それぞれを撮ろう」と意識してのもの。今回は配達はない日で、午後、別のところを走っていて、結構晴れていたので、「チャンスかな」と思い、わざわざ現場に出向いた。もっと青空であれば、さらに素晴らしかったが、梅雨の合間のこと、あまりチャンスはないと思った。
 5月の春バージョンは田植えが始まる直前のものだが、その後、「田植え直後」も狙ってみたが、苗が小さく、この距離では「田植えされた」という感じをうまく捉えられなかった。
 このように同じ景色の四季を揃えるというのは、簡単そうで、じつは容易ではない。景色のいいところは雪の季節は近づけない場合が多い。逆に、雪の季節でも近づけて、雪景色が綺麗なところが、雪のない季節はさほどの景観ではないというケースもある。
 景色を撮るためだけに出歩く余裕はさほどないが、写真データを振り返る中で、よさそうな候補地があれば、チャレンジしてみたい気持ちもある。


6月の写真から

 久しぶりの「栄村復興への歩み」の発行です。同時発行のNo.287が文章ばかりのものになりましたので、こちらの号は文章中心の記事もありますが、できるだけたくさんの写真を紹介したいと思います。

 

エゾアジサイ(22日、平滝〜野々海間にて)

 

森集落の山の上の不動滝(29日夕)

 

コシジシモツケソウ(18日、スキー場内村道脇)

 

今年はチョウが多い(18日、貝立山〜野々海間にて)

 


阿部家住宅の裏の田んぼ。田直しを終えて2年ぶりに田植えされた(7日撮影)。

 

漬けまるきゅうり。今年は作付が少し遅れたが、そろそろ出荷か。(29日撮影)

 


野々海池の水番。斜樋(しゃひ)の水栓の開閉で水路に流す水の量を調整。水番は月岡英男さん(22日)。

 

ひんご遺跡から出土したクリの実(17日)。

 


「高原シャトル便」初便が雄川閣前に到着(25日)。


今夕の写真から

 

午後7時半すぎ、「トマトの国」の温泉から出た時に目に入ってきた景色。
中央やや右寄りに山頂がくっきり見えるのは三ツ山。法師山を挟んで、やや左寄りに山頂が雲に隠れているのが鳥甲山。

 

 

 

 

午後5時すぎ、工事の様子を取材するために入った中条川上流山腹崩壊の1号崩壊地にて。
ヨツバヒヨドリあるいはサワヒヨドリ。今季は初見。

 

 

 

ホタルブクロ。1輪は萎れているのが残念だが、咲いていたのはこんな厳しい環境の中。

 

 

中条川上流の2号崩壊地です。


夕陽、5月24日



 夕刻6時、野田沢集落から県道に出たところで、きれいな夕陽が見えた。
 この写真でも見えてはいるが、さらにクローズアップすると、先日、定植を終えた宮川頼之さんのトマト畑がよく見える。



 見えている屋根は妹木の牛舎。

五月晴れ18日の景色8点



11:08。野々海から平滝に下る時、ケンノキと呼ばれる辺りで眼前にこの景色が現れた。北アルプスが見えるのだ。
昨秋に調べたことからすると、真っ白な右の山は火打山。左のより大きく見えるのが妙高山。
このようにきれいに見えるのは今日の五月晴れが本当に大気の澄みきったものであることの証左。




9:50。野々海のキャンプ場から野々海峠方向に進んで最初の大曲がりの右手のミズバショウ群生地にて。
ここは特筆すべき群生地。後日、「野々海のミズバショウ群生地」に関するレポートで詳しく紹介したいと思っている。



9:56。2枚目の写真と同じ群生地にて。




10:55。野々海の三叉路の池。ミズバショウは池の東南の奥に見える。




11:04。野々海池から平滝・横倉にむかって下る水路。




11:57。平滝〜箕作間の架橋工事現場。
千曲川の流れが激しかった。昨日の雨の影響だろう。
架橋工事は、明日あたりから橋桁の送り出し作業が始まるようだ。




15:51。宮川頼之・春美さんご夫婦のジュース加工用トマトの定植作業。菅沢農場にて。




18:05。家の窓から撮った1枚。二人のおかあさんが補植作業(むらの人は「植えなおし」とも言う)。上の田んぼに見えるおかあさんは昼間の勤めから帰宅した後の作業。昨日は歩行型田植え機で田植えされていた。すごいズクだ。







 

5月13日の景色 続編

スタンバイ



 斉藤幸一さん(北野)のキュウリ畑。12:02。
 苗植えの準備がもうすっかり整っている。苗植えは5月20日過ぎだろうか。畑の大半には普通のキュウリが作付されるが、昨年、直売所で大人気だった「漬けまる」君が私は楽しみ。




 「5月13日の景色」の最後にソバ畑の様子を紹介したが、そこに至る道はこんなところ。

 この少し先で、こんな素敵な木の花の下を通る。12:10。





 ソバ畑のそばの木々もきれい。

 
 この後、東部パイロットの真ん中の道路に出て、天地−菅沢に向かったが、その途中で「新発見」。12:21。



 正面に鳥甲山が見えている。これはいつものことだが、鳥甲山の頂上に左側、じつは白瑤瞭と幾筋かの雪渓が見えていることに気づいた。クローズアップしてみる。



 いままで鳥甲連峰の裏側が見えているのだと思っていたが、違うのだ。上の原から見える鳥甲山を「正面」とするならば、ここからは鳥甲山の裏側ではなく、側面を見ていることになるわけだ。
 鳥甲山〜カミソリ岩〜白瑤瞭は南北に連なっているのではなく、南東方向に連なっているから、北から見ると、こんな感じになるわけだ。これが「新発見」。

津南の河岸段丘を眺望



 鳥甲山を見たのと同じ地点で、目線をぶっと北東に振ると、津南町の河岸段丘が見える。
 どのあたりが見えているのか、クローズアップ写真も撮ったので、並ぶ家々の特徴をおさえて、今度、河岸段丘上に行き、場所を確かめてみよう。
 この1枚からも、太古においては、栄村の東部パイロット、原向のあたりと津南町の河岸段丘が地続きのものであったことがわかる。


 この後、菅沢農場を通り抜け、程久保集落へ。配達の後、滝沢総一郎さんのアスパラ畑を訪ねた。12時半すぎ。



 アスパラの生長はどうやら本番に入ってきたようだ。




 「今朝、収穫されたのかな?」と思われる切り口が見え、そのそばには1〜2日でLサイズに成長しそうなものが見える。


 この後、昼食、平滝の架橋工事現場を経て、横倉で28軒の配達を終えて、家に向かう途中の1枚。14:10。



 「田んぼのむこうのサクラがきれい」と言えば、「うん、なるほど」と思ってくださる方もおられるだろうか。
 じつはサクラではない。桐の花だ。
 栄村を初めて訪れた頃、「桐の花って、サクラよりも綺麗だ」と思ったことを思い出した。




 この写真を撮っているとき、頭上では「ピーヒョロロー」という鳴き声。トンビですね。
 連写で何枚か撮ってみました。



 人間が飛行機をどうやって思いついたかがよくわかりますね。



 どうやら、つがいで飛んでいます。

 Webで調べて見ると
   「よく耳にする「ピーヒョロ〜」という鳴き声は自分の縄張りを知らせる
    もので、他の鳶が近づくと「ピーピピピピッ!」と鳴いて警告します。
    二羽で旋回していたのなら、お察しのとおり求愛飛行だと思われます。」
とある。

 最後にもう1枚。