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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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栄村復興への歩みNo.385(6月1日付)

 

台風19号被害から復旧し、田植えを終える
 千曲川沿いに田植えを終えた田んぼがきれいに並んでいます。
 月岡の後川原(うしろがわら)の田んぼです。台風19号では増水した千曲川の濁流が流れ込み、田んぼは完全に水没しました(下1枚目写真)。水がひいた後は大量の川砂、ごみが残され(下2枚目写真)、畔や水路も壊れました。
 今春の雪消え後、県費での災害復旧工事が行われ、なんとか田植えに間に合いました。よかったです。ただ、今年ももう間もなく梅雨期に入り、出水期を迎えます。根本的な治水対策は未だなされていません。箕作・月岡の堤防嵩上げをはじめとする千曲川の治水工事の抜本的強化にさらに関心を注ぐことが必要です。

 

 


 


北野川と天代川の台風19号災害復旧の状況

 春になって、台風19号災害からの道路や河川の復旧工事が本格化しています。今回は北野川と天代川関係の様子を紹介します。

 

● 道路が突然なくなっている!
 北野川の台風被害の多くは極野集落の奥の山の中。昨秋の災害直後は通行止めで被害の様子を見に行くことができませんでした。

 

 

 上写真は、極野の水路の頭首工がある地点から車でさらに5分くらい奥に進んだ地点。突然、道路がなくなっています。元の地形が思い出せない程に様子がすっかり変わっています。
 台風19号の大雨での増水がどんなに凄まじかったかがわかります。県建設事務所による「河川の修繕を行います」という看板が立ち、施工業者がすでに入っているようですが、まだ工事は始まっていないようです。
 これより手前(集落寄り)の地点では、壊れた頭首工を直す工事が進んでいます(下写真)。

 

 

● 道路と川の同時復旧工事(天代川)
 天代川沿いの天代〜坪野間の村道の路肩が崩落した2ヶ所(冬前に応急復旧)では、本復旧の工事が始まっています。
 天代集落の現場に立つ看板を見ると、村発注の道路災害復旧工事と書かれていますが、川の護岸を直さないと道路も直せません。ですから、天代川沿いの災害復旧工事は川の災害復旧(県発注)と道路の災害復旧(村発注)がワンセットで進められています。下写真は天代集落を坪野方向へ通り過ぎる地点の路肩崩落の現場。

 


 これより先、坪野集落の手前の現場では、工事用仮設道路が造られて、川の中で道路下の法面を直す工事が始まっています。下写真ですが、川から見ると、村道は随分高いところに見えます(写真中央上にガードレールが写っています)。

 


 天代川沿いでは、この他に、坪野集落よりもさらに奥で、東部水路の頭首工を直す工事が始まっています。

 

● 新たな災害に対する備えを
 5月26日午後、長野県北部に警戒レベル3の大雨情報が出され、須坂市では高校の正面玄関近くの大きな杉が落雷で裂かれ、倒れる被害がありました。「ようやく本当に春になったなあ」と思ったら、早くも大雨災害を心配しなければならないようになってきました。
 昨年の台風19号災害を教訓として、越水防止策を講じる、早めの避難を心がける等々の対策を進めていかなければなりませんが、今年はそこにもう1つ、別の要素が加わります。新型コロナウイルス感染症の問題です。すなわち、これまでのような「密になる」避難所は使えません。役場と連携しながら、各集落の避難場所の確認を進めましょう。


No.385フォトグラフ

 

 「季節が変わった!」。28日に苗場山と鳥甲山の写真をフェイスブックに投稿した人の言葉です。私もたまたま野々海からの帰りに苗場山と鳥甲山を望む1枚を撮っていました。標高2000m付近の残雪が急に少なくなり、季節の変化を知らせています。


 〈季節の変化〉を語る写真をもう1組。
 野々海のキャンプ場の近くから野々海池の方を眺めたものです。1枚目は5月20日、2枚目は28日です。池から雪が完全に消えました。

 

 

 

 

 秋山林道コミズ、5月24日の撮影です。
 例年であれば、この時期、道路脇でまだ2〜3mの残雪を見ることができるところですが、小雪の今年は残雪の厚みがほんのわずか。下の写真のとおりです。

 

 

ヤブデマリ

 


 ヤブデマリとムシカリの花はよく似ています。その見分け方、私も最近までよく分かりませんでしたが、ようやく見分けがつくようになりました。装飾花と呼ばれる花びらが5枚ありますが、ヤブデマリの場合、5枚のうちの1枚が極端に小さいのです。下左の写真がヤブデマリです。

 もう1枚。イワナシの花です。5月22日、深坂峠にて。

 

 

 

 

 野々海・深坂峠近くの群生地のミズバショウ(5月28日)

 

 

 

 5月26日午前、原向での1枚です。
 車で走り始めた県道から、補植(植え直し)をしているおかあさんの姿が目に入り、車を停めて降り、連写シャッターで撮影しました。かなり高齢の方です。しっかりご覧いただければ確認できると思いますが、杖をつきながらの作業です。大変だと思いますが、こういう作業が元気の秘訣なのだと思いますね。栄村が自慢すべきものの1つだと思います。
 

 


コロナについて考えましょう

 5月25日、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が全面解除されました。
 政府自身が決めた解除基準に神奈川、北海道が達していなかったこと、全面解除の後の東京都での1日20名を超える感染者の確認などを考えると、やや前のめりの解除とも言えますが、「ホッと一息、入れられる」と感じている人も多いのではないかと思います。

 

●「ちょっと余裕ができた」からこそ、考えることができること
 3〜5月は矢継ぎ早に出される「自粛要請」や「学校の休業」措置に必死でついていくのがやっと、物事をじっくり考える暇(いとま)もなかったのではないでしょうか。
 事態がいったん少し落ち着き、一人ひとりにもちょっと余裕ができた今だからこそ、少し落ち着いて考えてみる必要があることがあります。とくに大事なのは、わが村でコロナ感染症が発生した場合のことです。
 4月下旬、長野県はコロナ感染症の感染者が確認された場合、「北信保健所管内で1名確認」という発表の仕方から、市町村単位での発表に切りかえました。この変更は妥当なものだと私は思います。が、その結果、仮に栄村で感染者が確認された場合、TVのニュースやネットで「栄村で感染者確認」というニュースがワーッと流れることになります。村内は大騒ぎになるでしょう。「誰?」、「どこの集落?」という声が渦巻くことになります。

 

● 村はどういう権限と責任を有しているのか
 そこで重要になるのが村役場の役割です。
 村民の不安が広がらないように、適切な情報を発信し、また、村民各々がどのように対応すればよいのかについての指示も出さなければなりません。
 ところが、新型コロナ感染症対策の場合、さまざまな権限を有しているのは国と都道府県知事に限られ、市町村長にはほとんどまったく権限がないようなのです(長野市のように独自に保健所を設置している大きな市は別扱いのようですが)。地震や大雨などの自然災害の場合、避難勧告・避難指示等を発する権限と責任は市町村長にあります。しかし、新型コロナ感染症をめぐっては、市町村(長)は「蚊帳(かや)の外」的な位置にあるようなのです。
 この点、宮川村長も問題意識と危機感を持っているようです。議会も含めて、この点の解明と議論を早急に深めていくことが必要です。
 

●「感染する者に問題(責任)がある」という風潮を改める必要があると思います。
 3〜4月の感染症爆発的拡大期、志村けんさん、岡江久美子さんがお亡くなりになり、志村さん、岡江さんを悼む声が多く上がりました。他方で、タレントの石田純一さん、キャスターの富川悠太さん、プロ野球の藤波晋太郎投手などは感染したことで随分とバッシングされ、未だに社会的復権が許されていない状況があります。
 国や県、そしてメディアも、「コロナをめぐる差別や偏見は許されない。なくしましょう」と呼び掛けています。しかし、その一方で、「プライバシー保護」という理由で情報を最大限非公開にするようにしています。私は、この情報の扱い方が、「感染者は危ない存在→社会から隔離の対象→社会に存在することが許されない」という「思考」回路を生み出す副作用を引き起こしているように感じます。
 新型コロナ感染症は、一人ひとりが感染拡大防止のための努力を最大限に行っていても、最終的には感染を防げない場合があるものです。感染者を責める社会的風潮をなくさないと、私たちの社会は分断され、息苦しいものになってしまいます。

 

● 栄村で感染者が発生した場合の対応はどうあるべきか
 栄村で感染者が発生した場合、感染者とその家族を守るためにも、感染者の居住地区を村が公表し、感染拡大防止についての的確な情報を出すのが望ましい対処の仕方ではないかと考えます。そして、みんなで感染拡大を防ぐとともに、村民みんなで感染者の回復を祈り、ご家族を支える。そういう村でありたいと思います。そのようにするためには、先に記したとおり、市町村(長)の権限と責任を明確にすることが必要です。
 以上、一つの重要な問題提起として書きました。みなさんのご意見をお聞かせください。

 

「栄村復興への歩み」No.385をアップしましたが、No.382〜384が未アップです。記録として大事ですので、この後、議員活動報告No.43〜45とともに、順次アップしていきます。


松尾まことの議員活動報告No.46(4月27日付)

 

 

宮川氏が大勝
 森川氏の暴政に村民の審判が下された!

 

 まず、投票結果を再確認します。
   宮川幹雄 797票(得票率58.5%)
   森川浩市 553票(得票率40.6%)
   投票率 85.71%
 一騎打ちで、新人候補が現職候補に244票の差をつけ、得票率がほぼ6割に達したことは、大勝と評価できます。また、85.71%という投票率は、コロナ対策の関係上、村外から投票に戻れなかった人がかなりいることを考慮すれば、十分に高い投票率だったと思います。

 

森川氏は「4年間の実績が認められなかった」ではなく、
 4年間の負の実績に審判が下された
 

 森川氏は敗北の後、「4年間の実績が村民に認められなかった」と述べたそうです(信毎27日付朝刊)。
 森川さん、反省が足らないですね。「4年間の実績」が本当にあるのならば、村民はあなたを支持します。しかし、あなたには「4年間の実績」がなかったのです。選挙期間中の演説を聞いても、前任者時代に決まっていた事業をあたかも自らの実績であるかのように言う。そんなウソは通用しません。
 いや、それどころか、「4年間の悪行」が正しくも「森川ノー」という評価を引き出したのです。まさに審判が下されたのです。

 

◎ 宮川氏が直面する課題は非常に厳しく、心して取り組んでいただきたい
 

 宮川幹雄さん、当選おめでとうございます。
 普通なら、勝利の美酒に酔いたいところですが、今回はそうもいきません。
 1つに、新型コロナウィルス感染症とのたたかいがあります。
 森川氏は誰もが「選挙運動」だと受け止めた村内告知放送を何度も繰り返しましたが、肝心な具体的対策は十分ではありません。国や県が発表している対策をオウム返しに繰り返しているだけで、村の実状に踏み込んだ対策が圧倒的に立ち遅れているのです。宮川氏には村長職への正式就任を待たず、自ら対策の先頭に立つ決意が求められます。
 2つに、役場の現状の深刻さです。役場の中をスッキリさせることが必要です。ただ、焦りは禁物です。職員と胸襟を開いて率直に語り合うことがまず第一でしょう。職員の思いと叡智を結集し、外からでは窺(うかが)い知れなかった行財政の実態をしっかりと把握してもらいたいと思います。

 

◎ 宮川氏の村長正式就任までの間、村政の空白をつくらないことが大事
 

 宮川幹雄氏の当選は決まりましたが、「明日から宮川さんが村長」という訳ではありません。あと半月余、森川氏の任期が残っています。
 平時であれば、それでもあまり問題がありませんが、いまは違います。コロナとのたたかいの只中です。
 一瞬の空白も許されません。
 1つは、議会がしっかりと責任を果たすことです。行政の対策の足らざるところを指摘し、村民が困っていることをすくい上げ、迅速な対策を進めることが求められます。
 2つは、「村長就任予定者」としての宮川氏に村のコロナ対策に実質的に関与していただき、「首長交代による空白」が生じないようにすることが必要だと考えます。この点、森川氏には村長としての最後の責任を果たしてもらいたいと思います。

 

◎ 私・松尾はこれからどうしていくか

 

■ 私は情報発信=メディア役に徹してきました
 さて、今回の村長選、私・松尾は独特のスタンスで臨んできました。
 私の仕事は、議会で予算等の審議を行ってきた者でないと分かりづらい村財政の実状、森川村政の実相を徹底的に解剖し、村民のみなさんに審判の材料を提供することでした。たった一人でのたたかいですので、村内中に「議員活動報告」をお届けするのに1回分につき5日〜1週間を要し、なかなか「報告」が届かず、ご不便をおかけしたケースもあったことと思います。
 村政が正しくまわっていくために必要不可欠なのはメディア(媒体)です。
 私はそれに徹してきました。

 

■ 宮川村政に対しても、議員としての職責を果たしていきます
 この姿勢はこれからも変わりません。
 二元代表制の地方自治体(首長、議員、いずれも住民の直接選挙で選ばれている)では、「与党」「野党」という発想法は馴染みませんし、正しくもありません。議会・議員は「行政の監視・チェック」と「政策提案」の2つの役割を果たしていかなければなりません。
 私は、宮川氏と胸襟を開いて率直に話していきます。と同時に、“ベッタリ”にはなりません。言うべきことは言います。

 

■村政の不明朗な点の解明はやりきらなくてはなりません
 もう一つ、大事な仕事があります。
 森川村政下で不明朗なままになっていることの解明です。
 選挙戦が終わったら「ノーサイド」で、変なしこりを残してはいけません。
 同時に、村に損失をもたらしている不明朗な問題は解明しきらなければなりません。いま、役場は決算期を迎えています。6月中には「令和元年度決算書」を作成し終えなければなりません。「決算書」が議会に提出されるのは9月定例会ですが、議員はただ9月を待てばよいというのではありません。決算過程からしっかり目を光らせていきます。
 また、総額約29億6千万円の今年度予算ですが、3月予算議会の討論でも述べたように、無駄や「?」と思わざるをえない点が多々あります。改めて施策の内容や予算編成プロセスを検証し、不適切と認められるものは執行を止める等の措置も必要になるでしょう。
 そうした厳格な姿勢は、「村の和」を乱すものではなく、村民が真に一つになって団結していくうえで不可欠のことと確信しています。

 

 今後とも、村民のみなさまの率直な声をお聞かせいただき、新しい村政と栄村の前進・発展にむかって努力していきます。
よろしくお願いします。


栄村復興への歩みNo.381

 

新型コロナウィルス感染症の拡大防止のために、
村民一丸となってたたかいましょう!

 

 

 

 新型コロナウィルス感染症を栄村に入れない、広げさせない。
 いま、特に大事なことは、GW(大型連休)を控えて、村外にお住まいの家族やご親戚の帰省・村訪問を避けていただくことです。「一年に一度のこと」と楽しみにしている方も多いことと思いますが、いまは緊急非常事態です。先方からの連絡を待つまでもなく、こちらから「今は来ないで!」とお願いしましょう。
 今号は気持が少しでも和むように、春の栄村の様子をお楽しみいただける写真アルバムの特集としました。
(上写真は森・中条の斎藤吉信さん宅の桜。12日撮影)

 

 

 

 カタクリがこんなにぎっしりと密生し、しかも枯れ草などにその姿が邪魔されない様子を撮れたのは初めてです。
 撮影場所は北野集落の家並みが切れるところで(極野方向にむかって)左手の畑に入ったところ。

 


 この斜面の右手奥の畑で春先の耕作準備作業をされているご夫婦の姿を見かけました。夏8月頃にはオヤマボクチを使う蕎麦のつなぎを作られるご夫婦です。栄村のご出身ですが、いまは津南町から通って来られています。
 私が写真を撮っているのに気づいて、声をかけてくださいました。「あの栄村の新聞、今でも出しているんですか?」。もう4〜5年前になるでしょうか、オヤマボクチのつなぎを作るプロセスを見せていただき、本紙で紹介したことがあります。
 「去年の秋、きれいに草刈りしたんだ」と話してくださいました。かなりきつい斜面です。草刈り自体が大変だったと思うのですが、さらに感心するのは刈った草をきれいに取り除かれていることです。それで、上のようなカタクリが密生する姿を撮ることができました。〈栄村の素晴らしいものをどのようにお見せしていくか〉のモデルだと思います。

 

 

 


 村でも平年より早く桜が開花しています。

 森の開田の桜です。満開の一歩手前でしょうか。

 


 開田のくねくね曲がる坂道を上がっていくと、上の写真のように、その姿が視界に入ってきます。
 

 

 

 林秀庵の鐘撞き堂と桜。
 撮影時刻が午後5時半すぎと遅かったので、鐘の姿がいまひとつ鮮明でないですが、「いい構図だなあ」と思う一枚です。(撮影17日)

 


 長瀬。毎年、道祖神祭が行われるところのそばです。
 道路の向かい側の高所から撮影しました。(17日午後2時25分)

 

 


 15日午前、スキー場のてっぺんまで行ってきました。途中までは車で上がれますが、最後は上写真の雪道を徒歩で…。
 「てっぺん」はまだ20〜30cmくらい雪があり、カタクリは4〜5本が葉を出しているのみ。さらに林に入ると、西入沢川沿いの断崖絶壁の縁で、イワウチワの蕾を見ることができました。ここでイワウチワの花を見られるのはまだ残雪がある時期です。

 

 

 

 イワウチワがすでに開花している姿は、これより前、13日に志久見古道の小峠で、やはり断崖絶壁の縁で見ることができました。

 


 

 

滝見線を小滝集落から進み、小峠への入口からは上写真の枯葉の道を千曲川を見下ろす地点まで進み、イワウチワと出会いました。

 

 

 

 滝見線沿いの斜面に沿って枝を伸ばすクロモジの木。
 滝見線では車とすれ違うこともほとんどありませんが、このクロモジを撮影して地点で1台の対向車と出会いました。知り合いの人で少し立ち話。所用で東部地区に出向いた後、西部地区に戻るのに、このコースを択ばれたそう。「ちょっと、そこでやろうかと思って」と言いながら、釣りの仕草をされました。岩魚でしょうね。山遊びの名人です。

 

 

 

 クロモジは葉を出すと同時に黄色の花を咲かせます。

 クロモジの爪楊枝などを作られる秋山の古老が、「最近はクロモジがなくなって」と言っておられました。秋山では薬原料としてクロモジを大量に採った時代があったそうです。
 スキー場や滝見線ではそこらじゅうにクロモジの木を見ることができます。

 

 

 

 15日午後、西大滝ダムの様子です。
 ご家族がお花見散歩されていました。
 それは良いのですが、私が驚いたのは左岸の公園で4人ほどの人たちが花見宴をされていたこと。親しい仲のように見えましたが、やはり、新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止のために好ましいことではありませんね。

 

 今回のアルバムをお楽しみいただいた村外のみなさま。コロナ収束後に、是非、栄村をお訪ねください。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
栄村復興への歩みNo.381
2020年4月18日発行 編集・発行人 松尾真
連絡先:電話080−2029−0236、 mail;aokura@sakaemura.net
ゆうちょ銀行 11100−01361481 栄村復興への歩み協賛寄金 ながの農協栄出張所 普通0009390 栄村復興への歩み発行協賛金松尾眞


イワウチワの開花を求めて 〜滝見線を走る〜

 


4月13日午前、小滝集落での配達の後、「ひょっとしたらイワウチワが咲いているかも」と思い、滝見線(小滝の「滝」と志久見の「見」)に2年ぶりに入りました。
上の写真、千曲川が見えます。四つ廻りと呼ばれるところ。その右岸の崖の上を走るのが滝見線。左岸に見えるのは、昨年で圃場整備が完了した青倉集落の四つ廻り田んぼ。

 

 

滝見線はほぼすべて、こういう崖のすぐそばを走ります。
崖面を這うように伸びるクロモジの木。黄色の小さな花が素敵です。

 

 

 

 

 

コゴミ。

 

 

ショウジョウバカマ。すでにスキー場内の滝の脇で撮ったものがありますが、それよりも色が濃いので、紹介します。

 

 

 

いよいよ目的地到着。ここからは歩き。

 

 

断崖絶壁に数本だけ生える白樺の木が他の木に先がけて芽吹きしていました。

 

 

 

 

期待していたイワウチワの花に出会えました。
開花してのいるのは、まだ数輪のみ。

 

イワウチワは大概、おっかない断崖絶壁の上の縁にあります。
ただ、その場所の「おっかなさ」を表す写真が上手く撮れません。今回は、それを表現すべく、動画を撮りました(動画はFBに投稿の予定)。そのため、花の写真はたった2枚しか撮っていませんでした。
この翌々日、イワウチワの群生地へ、雪道を歩きました。その記録はまた次の機会に。

 


桜も、雪も 〜4月12日のアルバム〜

  • -
  • 2020.04.14 Tuesday

               ワサビの花

 

 

 

我が家の近くの桜が満開。

 

 

 

 


スキー場内の道を進む。ユキツバキとクロモジの花(右手の黄色の小さな花)。枝を手折るといい香りがします。

 

 

スキー場のてっぺんを望む。

 


てっぺんへの道はまだ残雪が。ウグイスの谷渡りの声がよく聴けるところ。

 

 

標高700mくらいですが、マンサクがまだ開花し始めたばかり。

 


梢に小鳥が1羽。ウグイスかなあ?

 

 

ショウジョウバカマ。スキー場の道を下る時。

 


ショウジョウバカマの開花が増え、滝とワンセットの絵が撮れました。

 


白鳥集落のいちばん奥のお家の前庭にて。今年見たいちばん綺麗なカタクリ。

 


カタクリを見て、振り返ると、白い花の群生が目に入りました。不耕作の田を歩いて近づくと、ワサビの花。

 

 

畔端の何処でも見られるものですが、私は大好き。タネツケバナ(白い花)、ヒメオドリコソウ(ピンク色の花)、オオイヌフグリ(青色の花)のスリーショット。

 


1日の最後、午後6時少し前に、まだ雪が2m近くあるところで夕景色を一枚。


栄村には春が一挙に訪れる

 豪雪地の栄村の春には一つの特徴があります。太平洋側の地域などでは2月後半から5月上旬にかけて次第、次第に姿を見せる春の花などが一時(いっとき)に一斉に姿を見せるのです。まるで“春の花一斉展示会”のようです。
 4月9日付で「栄村復興への歩み」No.380を発行し、春の姿を見せる写真をできるだけたくさん掲載するようにしましたが、まだまだ多くの写真が未公開で手許にあります。もったいないので一斉に公開しようと思います。

 

今日10日は雪
 「春が一挙に到来」と言いながら、雪の写真から始まるのは変ですが、残念ながら今日の栄村は雪です。水っぽくて、ほとんど積もらないものですが。

 

 

 昨9日に満開を迎えた桜も雪の中です。この写真の左手奥にスキー場があるのですが、こういう日はいっさい見えません。

 

9日に桜が満開に

 

 

 4月2日に蕾が大きく膨らみ、木全体がピンク色に染まった隣家の桜は、9日、満開を迎えました。(4月2日のFBに紹介しています)

 

 他方、つぎは梅の花です。

 

 


 4月3日朝の様子ですが、5分咲きくらい。

 


 手前にスイセンが見えますが、スイセンもこの時期です。

 

 栄村の隣、飯山市の千曲川河川敷で撮ったものも紹介します。

 


山の桜

 この時期、派手さはないものの、とてもいい感じなのが山に咲く桜です。
 ソメイヨシノなどと違って、一本の枝につく花の数は少なく、また小さい。しかし、それがとても清楚な感じで、好きです。

 

 

 

 咲いている場所はこんな感じ。山の斜面で見ることが多いですね。

 

 

 樹木図鑑で調べたところ、オクチョウジザクラというものなのかなあと思いますが、よくわかりません。詳しい方がおられたら、是非、ご教示ください。


ユキツバキ

 

 

 青倉集落の棚田ゾーン・西山田にて、ブナなどの雑木林とユキツバキです。
 いろんな所でユキツバキの木を見ますが、開花しているものは少ないですね。

 


ブナの木
 栄村の春を最も鮮やかに染めるものはブナの芽吹きです。
 例年ならば5月ですが、今年は早くなるでしょう。今春のいま現在の様子はつぎのような感じです。

 

 

 4月3日のものですが、芽は膨らんできています。暖かい日が続けば、もう間もなく芽吹きが見えると思うのですが。


キブシ

 

 

 これはスキー場内のブナ林で撮ったもので、比較的陽当たりがよいところ。
 でも、まだ雪が残るようなところでも、もう花をつけています。

 

 

 

 ちょっと見づらいと思いますが、木の下部はまだ雪の中。でも、先端部の枝には花を確認できます。それをちょっとズームアップします。

 

 


バッコヤナギ(跋扈柳)かな?

 

 

 右手に見える濃い黄色の木の花、いたるところで見られます。名前がよくわかりません。樹木図鑑を見て、「バッコヤナギ」かなと見当をつけましたが、分かる方、教えてください。
 この木と花、まだこんなに雪が残るところでも、芽を出しています。

 

 

 

 

 

 

 ここまで、花を中心に紹介してきましたが、最後に、天池と鳥甲山の7日の様子をご覧ください。

 

 

 

 

 池から「バシャッ」という音が。飛んでいるのはカモの一種でしょうか。

 


栄村復興への歩みNo.380(4月9日付)

 

“むらたび”を提唱します
〜村の観光政策の転換のための提言〜

 

 カタクリが2輪、青空を背景に映えています。蕾も一つ見えますね。撮影に一工夫しました。手前に咲いているフキノトウを“ぼかす”感じで入れてみたのです。
 4日午前、カタクリの里・笹原集落で撮りました。
 一輪車で作業する関澤義人さんの姿を見かけ、「もう咲いていますか?」と尋ねると、「ぼちぼち咲いていますよ」とのご返事。坂道を上って、見つけました。でも、坂道からだと、「咲いているなあ」とわかりますが、そのきれいな姿をうまく撮ることはできません。斜面に腹ばいになって、この1枚を撮りました。楽しいです!

 

● “むらたび”とは
 冒頭に“むらたび”と書きましたが、これは元々、私が村で暮らすようになって間もない2008〜10(H20〜22)年頃に提唱し始めたものです。震災後はあまり言ってこなかったのですが、最近、「栄村の観光をどうしたらよいのだろう?」という声をよく聞くことから、改めて“むらたび”という考えを提案しようと思った次第です。
 一言でいえば、《村の日常の風景・暮らしの営みを観光していただく》ということです。
 冒頭のカタクリを撮影した場所の周りの眺めをご覧ください。

 

 

関澤さんの裏の里山に上がる道。

 

 

義人さんのおかあさんの姿が見えます。

 

 

山への道の起点の梅の木は5分咲きくらい。

 

 

カタクリはよく目立ちますが、歩く足元に目をやると、小さなスミレの花がたくさん咲いています。春の畑道・山道を歩くときの楽しみの一つです。
 山道から下の方を眺めると、義人さんやおかあさんが作業する姿、枯れ草などを燃やす煙り。下左写真には写っていませんが、撮影から間もなく、義人さんと会話していると、お父さんの義平さんが耕運機を押して来られました。「途中、ああやって休み休みしながら、やっています」と義人さん。90歳を超えておられると思いますが、お元気です。

 


 そして、義人さんから「これ、見て」と紹介されたのが下写真。ちょっと分かりにくいですが、昨年栽培したトマトからこぼれ出た種が自然発芽して、新しいトマトの苗が育ち始めているのです。有機栽培にこだわる義人さんならではのことですね。

 


 こんなふうに《村の日常の風景・暮らしの営み》を見せていただく・お見せするのが“むらたび”です。こんな景色や営みをご覧いただき、その後、ちょっとお茶のみしていただく。そんな仕掛けです。

 

● どうやって、まわしていくの?(運営方法)
 いまは新型コロナウィルス感染症の防止対策で観光はストップ状態です。そういう今だからこそ、半年後、1年後の観光再開にむけて取り組みの準備をしっかり進めるべき時です。
 さて、“むらたび”、都会の人が村にやって来て、自力で“むらたび”をできるわけではありません。こちらサイドでガイドブックやネットでの案内をしますが、やはりガイドが必要です。
 ガイドは、村人が務めます。“むらガイド”(仮称)をひとまず2〜30人、確保したいですね。呼びかけは観光協会やトマトの国(企業組合ぬくもり)などが中心になって進めるのが望ましいと思います。
 ガイドをするには一定の研修のようなことが必要ですが、知らない土地のことではありませんから、そんなに難しいことではありません。「見慣れているから当たり前の景色」という意識から「都会の人が見たい景色はこういうもの」という意識の獲得への転換、これが研修のポイントです。
 ガイドはボランティアもいいですが、長続きさせるにはやはり有償がよいと思います。ただし、観光に来られた方からガイドに直接にお支払いただくよりも、窓口になる観光協会や宿に「栄村観光資源保全協力金」のようなものをお支払いただくのがよいと思います。
 また、お茶のみの機会をご提供いただく方も求められます。その場合も同様の形でやっていただくのがよいでしょう。

 

● 観光政策の転換、観光協会の改革が必要だと思います
 都会からやって来た人たちに楽しい“むらたび”を楽しんでいただくには村の観光政策の転換が必要です。ポイントは、村長の気分次第でコロコロ変わるような「観光政策」はゴメンだということです。村民みんなが参加する観光にして、役場(村長)が変に介入しない方が成功すると思います。
 同時に、栄村秋山郷観光協会を真に栄村観光の中心センターとするために改革すべきだと思います。森川村政下で、「企画は商工観光課、イベントは観光協会」という変な分担が基本方針とされてきましたが、これでは観光協会はほぼ一年中、イベントの準備に追われっぱなしで、本来の観光の仕事がほとんどできません。やる気が大いにある職員にはとても気の毒です。観光協会の職員こそ村の観光のリーダーでなければならないと思います。
 「栄村復興への歩み」をご愛読下さっているみなさんから、「写真が素晴らしい」とお褒めの言葉をいただきますが、私はその写真を栄村の観光のためにいくらでも提供する用意があります。議会の場などで森川村長にもその旨をお伝えしてきましたが、お声はかかりません。村民みんなが活躍できてこその栄村観光です。
 栄村の観光の発展へ、大きく舵をきっていきましょう!