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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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グルっとまるごと栄村サイクリング

 8月6日、いまや恒例となったグルっとまるごと栄村100kmサイクリングが開催されました。
今年は他の用件も入って、限られた時間しか取材できず、正午過ぎの菅沢農場とゴールのスキー場で撮影しました。次頁に写真を紹介します。
 100kmコースを2番でゴールした人は70歳とか。驚きです。

 

 
トップで菅沢に姿を見せた人。じつに力強い、迫力のある走りです。

 


上の2枚は3番目と4番目に姿を見せた人。そのお二人がゴールのスキー場で食事されるところを撮影できました。

 

失礼な言い方かもしれませんが、菅沢で走られる姿を見た時は、こういう年齢の人とはとても想像できませんでした。

 


こちらは女性。胸に「アキ動物病院」とあり、院長先生も先にゴールされました。10月には台湾でトライアスロン大会に出場予定とか。

 

こちらのお二人は菅沢でも一緒に走っておられたと記憶しています。


 


トマトジュースはクマとのたたかい

 19日、配達の途中、菅沢で宮川頼之さんのトマト畑を訪ねました。到着するとすぐに頼之さんが走ってきて下さり、いろいろ説明して下さいました。
 1つは日照不足で完熟と収穫が例年よりも遅れていること。そして、もう1つがクマとのたたかい。
 畑の周りには電気柵が張り巡らされ、クマの侵入を防いでいます。実際、電気柵の威力は大いにあり、電気の怖さを知っているクマは電気柵に体当たりする、乗り越えようとするようなことはしません。しかし、クマはなんとか電気柵をかいくぐって侵入しようとします。それが電気柵の下の土を掘るということです。

 


 上写真の赤線で囲ったところがその一例です(写っている人は宮川頼之さん)。頼之さんは毎日、畑に出るとまず、こういう侵入の形跡がないかどうかをチェックして廻られるそうです。
 クマは、目はあまりよくないようですが、嗅覚はものすごく発達しているといわれます。完熟しているトマトを畑の外から嗅ぎ分け、それを狙って侵入を試みるのです。
 宮川さんはトマト畑すべてに電気柵を設置されていますが、栄村の自慢の品・さかえむらトマトジュースを生産していくには、菅沢農場全体をクマから守る対策に村が乗り出す必要があると、私は思います。村の積極的な政策措置を望むものです。

 


クマの被害に遭った箇所。赤く完熟しているものはクマ被害後に完熟したものです。


共通入浴券問題、最新情報

 21日午前、議会全員協議会が開催され、9時からの議員だけの協議会の後、10時すぎから「村長提出の議会全員協議会」の協議が1時間半強行われました。
村側の説明は、8月9日の全協でのものと基本的に同じ。結論からいえば、協議は平行線のまま終わりました。
 新しい点としては、「(公社発行)年間入浴券単価の試算」という計算表が提示されたことです。
 しかし、これがまったく納得できないものでした。1つは、トマトの国と北野天満温泉のH28年度決算での光熱水費全額(約1,500万円)が「入浴に係る経費」とされていること。宿泊や飲食提供に係る水庫熱費もすべて「入浴に係る経費」としてしまうのはあまりにもデタラメです。2つは、温泉入浴料での収入をいっさい計算に入れていないこと。この点は保坂良徳議員が指摘されました。「1回500円」で入浴する人が年間12,380人おられるそうですが、これだけで619万円の収入になります(入湯税を差し引いても430万円強の売上)。これを計算に入れず、「公社は温泉の赤字で困っている」と言うのはおかしな話です。
 共通入浴券問題は、結局、9月5日からの定例議会で審議・決着ということになるようです。

 

 


<今後の発行予定>
 今号は21日発行予定が23日発行となりました。
 次号は9月1日に発行しますが、9月5日〜13日が議会となりますので、その間は基本的に配達に廻れません。次々号を9月16日に予定していますが、大半の地区でNo.315と316の同時配達になると思います。ご理解のほど、お願いいたします。


松尾まことの議員活動報告第18号

「共通入浴券」問題の基本論点と私の考え

 

 信毎8月10日付での報道もあり、「共通入浴券」問題に対する村民の関心はますます高まっています。
 8月21日には三度(みたび)、議会全員協議会(村長の要望によるもの)が開催されます。
 村内外から「栄村村政は大丈夫なのか?」という声も聞こえてきます。
 こういう時は、問題の原点にたちかえって、熟考を重ねることが大事だと思います。


◎ 温泉は村の条例でどのように位置づけられているか
 今回の「共通入浴券」問題の始まりは、村が昨年3月に「共通入浴券料金を平成29年4月から改定する」と告知したことです。
 つまり、村の温泉政策が検討対象なのです。
 村には、現在、村が所有する温泉源泉が7つ(切明、湯ノ沢、中条、北野、小赤沢、百合居、長瀬)、温泉利用施設が8つ(雄川閣、のよさの里、上の原浴場、トマトの国、北野天満温泉、百合居温泉、長瀬老人福祉センター、楽養館)あります。
 これらの温泉の管理・利用法については栄村温泉条例(昭和52年制定、最終改定平成20年)が定めています。また、振興公社に管理を委託している温泉宿泊施設などは村の「公の施設」(=「住民の福祉を増進する目的をもつてその利用に供するための施設」)として位置づけられ、その管理・利用法について栄村観光レクリェーション施設の設置及び管理に関する条例(昭和60年制定、最終改定平成29年)(以下、「観光施設条例」と略記)が定められています。

 

● 温泉条例第1条と「共通入浴券」
 温泉条例は第1条で〈目的〉として、次のように定めています。
   「この条例は、村が所有する温泉について、その保護及び住民に

    対して利用並びに管理、運営について必要なことを定め、住民

    の福祉の増進に寄与することを目的とする。」
 読んでの通り、「住民の福祉の増進に寄与する」ことが、村が温泉を所有・管理・運営する目的なのです。

 

● 観光施設条例のめざすものは何か
 つぎに、観光施設条例も見ておきます。
 この条例では、〈目的〉が第2条で明記されています。
   「村民及び観光客の保健保養に供することを目的として、栄村観

    光レクリェーション施設を別表1のとおり設置する。」
 「観光レクリェーション施設」という呼び方から、「観光のための施設」と思われるかもしれませんが、観光客と共に、なによりも「村民の保健保養に供する」ことが目的とされているのです。これは忘れがちなこと、あるいは誤解されていることかもしれません。正確な把握・理解が求められるところです。

 

● 「共通入浴券」は、2つの条例の〈目的〉を実現するために設けられた制度
 「共通入浴券」については、温泉条例の第25条で、
   「栄村が所有する温泉について、管理者を問わず使用できる共通

    入浴券を発行できる」
と定め、さらに第26条で「共通入浴券」を使用できる施設を具体的に列挙し、また、第29条で「共通入浴券の1年間の料金は、別表2のとおりとする」と定めています。
 現在の「年間大人1名12,000円」等の料金は、別表2に定められているものです。

 

◎ 〈村の財産としての温泉をどう有効活用するか〉が、まず最優先・最重要の論点

 さて、栄村に村が所有する温泉が7つあることについて、これを適切なことと見るか、多すぎる(あるいは、少ない)と見るか、色んな捉え方がありうると思います。

 

● 温泉は〈栄村の財産〉だと思います
 私はこれだけの温泉が村にあることは栄村にとって重要な意義がある財産だと思います。
 温泉は、調査・掘削するのにかなりの経費を要します。が、栄村は好意ある方のご支援などによって、比較的安価に調査・掘削できたと聞いています。
 温泉を掘ると、今度はその維持・管理・運営に経費を要します。
 そこで、先に見た温泉条例第1条が規定する〈目的〉=「住民の福祉の増進への寄与」の達成度と、それに要する費用、この両者のバランスに目を配ることが村の政治・行政における重要課題の1つとなります。この点について、村の予算・決算等において必要かつ十分な検討が重ねられてきたとは言えない面があり、これは非常に残念かつ由々しき問題であると思います。
 そのうえで、私は、以下に詳しく述べる理由で、村が所有する温泉を〈栄村の財産〉だと考えます。

 

● 「温泉で村民が元気に」――栄村を全国に知らしめる
 栄村及び近隣町村は温泉が豊かで、村民が日常的に温泉に親しむ機会に恵まれていることが当たり前のように思われています。しかし、全国的な標準レベルから見れば、日常的に温泉に親しむ機会に恵まれているという環境は珍しいものであり、特記されるべきことです。
 テレビ番組などを見ていますと、住民が温泉に日常的に入る地域が、珍しい、素晴らしい、そして特別な地域として紹介されています。
 一日の農作業などを終えた後、温泉に身を浸し、疲れを癒すことができる。これは素晴らしいことですし、都市部のサラリーマンなどからすれば垂涎(すいぜん)の的(=何としても手に入れたいと思うほど貴重なもの)となるものです。
 また、80歳代、90歳代のお年寄りが温泉に集い、体を癒し、色んな人びとと交わり、会話を楽しみ、元気に暮らす。これは超高齢社会になっている日本において、健康寿命*を長くするモデルとなるものだと言えます。
   *「健康寿命」とは、「平均寿命」とは別のもので、「健康上の問題

    で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されてい

    ます。
 農作業の様子と温泉に身を浸す姿をワンセットで伝える映像、お年寄りが温泉に集い、元気に暮らす姿の映像。いずれも、栄村ブランドとして全国発信し、栄村を「元気に暮らせる村」として全国的に知らしめることができるものだと思います。


● 「子どもたちが温泉に通い、村の人たちみんなの手で育てられている」――人口対策・定住対策の柱の1つになるもの
 一昨年のことです。学生時代に栄村を何度も訪れたことがある若いご夫婦が2泊3日の栄村旅行に来られました。2歳未満のお子さんを連れての初旅でした。
 奥さんはお子さん連れで「トマトの国」の温泉に入られました。すると、村のかあちゃんたちがそのお子さんを可愛がり、お母さんがゆっくりお湯に浸かれるように、お子さんを預かってくださったそうです。
   「私、子どもが生まれて以降、こんなにゆっくりお風呂に入れたのは初

    めて。やっぱり栄村はいいわ。」
 これが、彼女の口から出た言葉です
 こういう事例は、旅行者のケースだけではありません。温泉にやって来る村の子どもたちをみんなで面倒見していますね。
私も日常的に「トマトの国」のお世話になっていますが、廊下で、そして風呂場で子どもたちに出会うことはとても楽しみです。高齢者のご夫婦だけで暮らしておられる人たち、あるいは高齢者の一人暮らしの人たち、村の子どもたちがお湯に入ってくれば、わが孫を見るような気持ちになれるのではないでしょうか。これはきっと「高齢者が元気で楽しい暮らしをできる」ことにつながると思います。

 子どもたち自身にとってはどうでしょうか。
 最近はもう当たり前の話になってしまい、テレビなどでもあまり騒がれなくなりましたが、小学生や中学生が修学旅行先で同級生と一緒の入浴ができないという問題があります。水泳パンツが必需品だといわれます。
 村の子どもたちが温泉に日々通い、大人も子どもも一緒にお風呂に入る。
 理想的な子育て環境だといえます。
 そして、先に紹介した子ども連れの旅行者のお母さんのお話。
 「栄村は子育てにとって最適な環境」ということを全国に発信できる格好の話題です。

 栄村の人口減少、人口対策・定住対策が大きな課題になっています。
 「空き家対策」の検討も始まっていますが、人口対策・定住対策はハードの面だけでは成り立ちません。子育て環境、住宅、仕事の確保の3点セットが必要です。
 この3点のうち、「子育て環境」のアピールの重要なカードとして温泉活用を位置づける。そんな発想法が大事だと思います。

 

◎ 振興公社経営の基本は何か
 ところで、いま問題になっている「共通入浴券」問題。背景に振興公社の経営問題、出捐金や指定管理料とは別の形での振興公社への資金投入の問題があるという認識が村民の間でも広がっています。
 その認識は正しいと言えるでしょう。
 そこで、振興公社をめぐる問題についても考えてみたいと思います。

 

● 指定管理での管理委託の目的は何か?
 村が8月9日の議会全員協議会で示した提案では、振興公社が村から指定管理を委託されて管理する温泉施設を「共通入浴券」での利用可能施設から外すとされています。
 4つの温泉宿泊施設の振興公社への指定管理制度での管理委託は、法律(地方自治法244条)と村の条例=「栄村公の施設に係る指定管理者の指定管理手続等に関する条例」を根拠とするものです。
 上記条例の第4条は、指定管理者を選定する基準として、次の5つの項目を挙げています。
   (1) 施設の利用者の平等な利用が確保されること。
   (2) (指定管理応募者が提出した)事業計画書の内容が、

     施設の効用を最大限に発揮するものであること。
   (3) 事業計画書に沿った管理を安定して行う人員、資産そ

     の他の経営の規模及び能力を有しており、又は確保でき

     る見込みがあること。
   (4) (指定管理応募者が提出した)収支計画書の内容が、

     施設の安定した管理及び運営が図られるものであること。
   (5) その他村長等が施設の性質又は目的に応じて別に定める

     基準。
 下線部に注目して下さい。
 「村が所有する施設をただ委ねる」というのではないのです。施設の「性質・目的」をふまえ、「施設の効用を最大限に発揮する」ようにすることが、指定管理の狙いだといえます。
 そこで、先に見た温泉条例と、観光施設条例で定められている〈目的〉が関係してきます。
 つまり、〈住民の福祉の増進、保健保養に供する〉ことを確保できるように管理してもらうということです。

 

● 〈民間的手法での公社経営〉とは、どういうものか
 ところで、振興公社をめぐっては、〈民間的手法での公社経営〉への転換ということが課題となっています。
 当初の振興公社設立から長年、公社理事長には村長が就任、また、平成25年に一般財団法人に改組されて以降も、昨年5月までは副村長が公社理事長に就いていました。昨年5月、初めて民間人が理事長に就任し、それは〈民間的手法での公社経営〉への画期だといわれてきました。
 ところで、〈民間的手法での公社経営〉とは、そもそも、どういう意味なのでしょうか。
 わかりやすく言えば、俗に言う「親方日の丸」*ではなく、きちんと利益を生み出し、自力で運営・経営ができるということでしょう。
   *「親方」は日の丸、すなわち国の意。官庁や公営企業は、

    経営に破綻をきたしても、倒産する心配がないので、厳し

    さに欠け、経営が安易になりやすい点を皮肉っていう語。

   (デジタル大辞林)
 ただし、株式会社と同じものではありません。株式会社は利益を生み出し、その利益の相当分を出資者に配当として分配するものです。それに対して、振興公社のように一般財団法人は生み出された利益を出資者に分配することはありません(できません)。
 なお、〈自力で運営・経営できる〉ということと、管理を委託する村が一定額の指定管理料を公社に支払うこととは矛盾するものではありません。まさに〈公の施設〉としての維持・運営のために必要不可欠と認められる指定管理料の支払いは認められるものであり、本年度でいえば、1,850万円の指定管理料の支払いを議会も3月予算議会で承認したところです。

 

● 平成28年度振興公社決算
 毎年、6月定例議会には、〈栄村が出資している法人に関する平成28年度の経営状況について〉という報告書が提出されます。
 具体的には、有限会社栄村物産センター(「道の駅」の物産館の経営組織)、一般財団法人栄村振興公社、苗場山観光株式会社(苗場山頂ヒュッテと楽養館を経営)の3法人の決算書が提出されます。ただし、報告書が議員に配られるだけで、口頭での説明や審議の機会はありません。
 振興公社について、決算書から私が読み取ったことを以下に記します。
   ・ H28年度の経常収支 2,941万5,011円の赤字
   ・ H28年度末の資産状況
      現金・預金 4,752万9,384円
      負債 884万0642円(未払金、税未払額など)
   ・ 事業所別の経常収支(△印は赤字を意味する)
      雄川閣 △435万6,382円

      のよさの里 △521万3,343円
      トマトの国 △31万6,210円

      北野天満温泉 38万8,232円(黒字)
      管理部門 △1,893万7,035円

 

● 決算の数字から見えるもの
 第1は、経常収支の赤字額が、本年1月に出捐金5千万円の提案が出された際の資料での年度末赤字予想額3,377万578円よりも約435万円少なかったことです。
 赤字縮小のための経営努力もなされたことと思いますが、なによりも1月時点で出された資料での赤字予想額が過大であったのではないかと思われます。その象徴が「トマトの国」の赤字予想額で、昨年12月段階の資料では248万円強の黒字予想が、1月資料では約697万円の赤字予想に変えられていました。実際の決算額は約37万円の赤字です。出捐金を最大限引き出すために赤字予想額を過大に見せたと言われてもやむをえないのではないでしょうか。
 第2は、3月末時点での資産状況についてです。
3月末には、1月24日議会承認の出捐金2,100万円(当座の資金繰りのためのもの)、3月議会承認の出捐金2,900万円(「定期性預金に入れ、金融機関からの借金のための担保にする」と言われたもの)がすでに入っています。
 3月末の預金・預金から「借金の担保とするため定期性預金にまわす」とされた2,900万円を除いても、約1,853万円の現金・預金があります。そこから負債総額約884万円を差し引くと約1千万円弱の現金・預金が残ります。1月議会や3月議会での説明が醸し出した雰囲気(「明日にも倒産の恐れ」)とはかなり違うなあという感じがします。
 第3に、何が大きな赤字要因なのかということです。
 まず目立つのは、「のよさの里」が一般財団法人化のH25年度以降4年間連続で500〜900万円の赤字を続けていることです。他の3施設では見られない事態です。振興公社の経営再建のためには、「のよさの里」の抜本的対策を講じることが不可欠だということです。現理事会の下での再建策の検討が始まって1年余が経ちますが、この種の議論は基本的に聞こえてきません。
 もうひとつは、管理部門(一般の企業でいえば、営業する現場ではなく、本社的機能)に1,900万円もの経費がかかっていることです。経営の常識からいえば、この経費を賄うに十分な利益を営業部門で稼ぎ出すか、管理部門の縮小(たとえば管理部門人員の削減)か、いずれかの選択が迫られます。しかし、現実には役員報酬がH27年度比10倍化(約26万円が約230万円になった。H29年度はさらにその2倍化という話も聞こえてきています)するなど、この点の検討が十分になされているという材料は見えません。
   *なお、9日の全協で、「4月から理事(長)が固定報酬制になったと

    いう話を聴いたが、本当か」という阿部議員の質問に対して、森川

    村長は「初耳だ」と答えました。
    ちなみに、振興公社の定款は24条で、「理事及び監事の報酬、賞与

    その他の職務執行の対価として当法人から受ける財産上の利益は、

    評議員会の決議によって定める」と規定されています。森川氏は振

    興公社の評議員です。
    いったい、どうなっているのでしょうか。
 以上の2つは、振興公社の赤字の構造的要因だといえるでしょう。
 振興公社に対する指定管理料は今年度、1,060万円から1,850万円に引き上げられました。公社が管理する温泉の運営経費が主な算出根拠だとされています。ところが、8月9日の議会全員協議会で商工観光課長は「じつは温泉運営になお500万円の不足がある」と言い出しました。その時々でクルクル変わるマジックのような数字はもう御免です。
 赤字の構造的要因の打開策の検討なしには公社におカネを入れることはダメです。逆に、赤字の構造的要因の打開のための投資(したがって、将来、その資金の回収と利益の創出ができる)であることが明確であるならば、村の将来のためにも村が公社におカネを入れることは許されるでしょう。

 

 もう紙面がなくなりました。以上の報告を参考にしていただいて、村民のみなさんからご意見を出していただき、議論を深めていきたいと考えています。

 


松尾まことの議員活動報告第17号

6月定例会での一般質問の詳細紹介
  森川村政の基本をめぐって質疑しました

 

 6月定例会から少し時間が経ちましたが、また、村の「広報」に収録されている「議会報」で一端が紹介されていますが、私の一般質問とそれに対する森川村長の答弁を最大限に詳細かつ正確に紹介します。
 文字数が多くて恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
   * 私の質問は、/浩鄲疾1年の基本的評価、観光協会と村の関係、

    観光協会に対する補助金、B爾大量の資金を投入した振興公社の

    現在の経営状況に対する評価、の3点ですが、△亡悗錣襪海箸亘

    「議員活動報告」第16号と重なるところが多いので割愛、また、

    のうち、「トマトの国」の長期滞在型施設の性格及び管理(+そ

    れに関連する中条川土石流対策の現状をめぐる質疑)については別

    の機会に紹介することにして割愛しています。
   * 私が質問した部分については、「〜でございます」という表現を

    「〜です」と改めるなど、表記を簡略化した部分があります。また、

    太字や下線付による強調は松尾によるものです。

 

◎ 森川村政1年で村民の信頼は高まったか?
松尾  一つ目は、森川村長の就任からほぼ1年を経過したので、それに関連して質問します。
 第1に、私は公約というのは4年間の任期をかけて実現していけばいいものだと思うので、今、公約のどの事項がどのように進んでいるのかと聞くつもりはない。村長はよく「日本一安心できる村」と言うが、「安心できる」と言う場合の一つの核心は、村のトップに立っているリーダーに対する信頼度にあると私は思う。栄村のような小規模な村で世論調査という訳にもいかないので、村長ご自身が1年間村政を司ってきて村民からの信頼、支持をどの程度勝ち得ていると認識しているのか。率直な認識を伺いたい。
 第2に、特命対策課についてです。
 村長は、特命対策課設置の提案時、それぞれの応募者は「自分が是非こういうことをやりたい」ということを作文し、それを村長自身が読んで人選するという旨を述べた。それから任用期間については、契約は1年間であるけれども、2回更新で最大3年間までは可能だと述べた。但し、その一方で、半年とか1年という単位で評価をして、成果が無いようであれば、そういう人には直ぐに辞めていただくという趣旨も述べた。
 ところで、3名の方が特命対策課の嘱託職員として採用されているが、私たち議員も、村民の皆さんも、その人たちがどういう作文内容を提出して、村長はそれをどのように評価したのかということを、実は聞いたことがない。嘱託職員それぞれについて、「どういうことをやりたい」ということで採用されたのか、その選考から1年近く経過した現在の時点で、その仕事内容について採用の理由との関係でどのように評価しているのか、ということを是非お答えいただきたい。
 第3に、職員の人事異動についてです。昨年の就任日に、村長は記者会見で「人事についてはじっくり状況を把握する。直ぐには触らない」という趣旨のことを述べた。
 しかし、実際は就任から約1ヵ月半の7月1日付でかなり大幅な人事異動が行なわれた。さらに本年4月1日付でもかなり大幅な異動が行なわれている。ある分野ではこの4月の人事異動まで含めると、その分野で職員が総入れ替えに近い状況になっているというようなケースもあるようです。その結果、職員において担当事項についての十分な知識等が無いために、村民が大変不自由するという事態も生じていると、村民の方々から聞くことがある。
 そこで職員の人事異動がやや頻繁過ぎるのではないかという気もするのですが、その点についての村長の考えを示していただきたい。

 

森川村長  私ももっともっと事業をやりたかったのですが、昨年については、前任の村長、または各担当の方で事業を組まれております。それは議会で承認されたものですから、それをまず優先的にやらなければならない。そしてそこに私の考えを入れなければならない。しかし私のを入れるとなると何処かから予算をもってこなければできないということで、予算を確保できて自分のやつを入れてきたという流れでおりました。
 29年度はほぼ私の流れ。28年度まで流れてきたものについては止めることができない、やはり完成まではもっていかなければならない。そしてまた新たな私の考えを29年度入れていかなければならない。しかし簡単に入れるということはできない。やはりすべて予算が絡む
 ラインがほぼ引けました。私の考えについて、予算についてもなからの方向性が国、県通じて、これは確保できるだろうということで受けております。ですから新たな事業についてもどんどん進めていこうという考えでおります。
本日、森重副村長が私に代わって東京へ要望に行っております。道路除雪関係については交付税の対応ができます。ただ基幹道路から各家庭に入る道、今、村では「道踏み支援」という事業で行っております。その道踏み支援についても是非交付税を付けていただきたい。これは本当の雪国でしか分からない。ですから私は訴えたい。去年も訴えました。今年も私はそれを訴えるということで私の提案事項を持って今日は森重副村長が各方面を廻っていただいております。それが付きさえすれば雪の対策はまた少し楽になるかという考えでおります。
 そして「日本一安心できる村」と私が提案しているのは、やはり村民と行政が一つにならなければならない。困ったことがあれば役場職員、今も役場職員に電話がくると思います。ですから役場職員が全てある程度のことは知っていていただきたいと。その分野について専門でなくてもいいということで取り組みしていただきたいということは申し上げております。

 

<特命課に関する答弁>
 そして2番目、別に私は大げさに騒いでこの特命対策課を訴えてきて、今、何もしていないわけではありません。
 私が昭和53年4月1日に役場に採用された時に「企画課」というのがありました。そういう企画をする部署がなければ、この村は困る。担当係がただ一つの事業をこなす、それはあくまでも「企画の中心の事業が各事業課へ行けばいい」という考えで、私は役場へ入った時点からこれはなくしてはならないということで、「特命対策課」は事業はもたない、あくまでも企画立案をするということで取り組んでいただいております。
 私は採用する場合に、「私の提案する事項について作文をつくれ」と。そしてその作文を私が読んで「この事業はこの人だったらできるだろう」ということで採用してきております。
 中には失礼なことを言う人もいまして、「村長は女性が好きだから今回は女性だけにした」と。そんなことはありません。作文を読んで「この人だったら任せられる」と。
 通常の臨時職員と賃金が違いますあくまでもその臨時職員が責任を持つ臨時だ。企画をする。上司または同僚の命を受けて、「これをホチキス止めしなさい」「これを印刷しなさい」、その指示を受けてするのが通常の臨時です。そこを私は分けてあります。できるだけ今は私の公約に沿った事業をプラスアルファで入れて完了させろということで、その臨時職員3名、また正規職員は課長含めて2人、そして特命対策課が成功すれば、これは栄村でこのような過疎の村で成功した事例を他にも広げたいということで今年県から1名正規職員を派遣していただいております。ですからこのまま軌道に乗れば栄村がモデルになるだろうと私は考えております。

 

<人事に関する森川村長の基本認識>
 私、耳を疑っておりますが、村民が不自由なことが生まれていると。それを是非お聞きしたいと思います。
 私は昨年7月1日に人事異動を行いました。私は前は役場職員で住民福祉課長をしておりました。ですから職員一人一人の想い、または考えがある程度掴んでおりました。そして私の想う村、「日本一安心できる村」をつくるために私は7月1日から職員の異動を行っております。
 そして、「通常4月1日が人事異動ではありません」と職員の皆さんに訴えております。毎月あるかもしれません。やはり職員の仕事のためにやっているのではなく、村民のために仕事をやっているということの考えを持って人事異動をまだまだこれから行います。ただその人事異動を行った関係で村民に不利益が被ると、これは絶対あってはなりません。ただそこで私が知りたいのは、どんな事件があったかを大至急教えていただきたい。
 4月1日に人事異動が行なわれようが、5月1日に行われようが、職員は異動と同時にそこの道の専門の仕事をやっていただかなければなりません。それが滞ったということは、職員が仕事ができていなかったということになります。その人で任ができないようであれば、また代えなければなりません。是非その点について教えていただきたいと思います。
 こんなことを言っては何なのですが、人事、給与、採用、そして予算の執行については、村長にしか認められておりません。以上です。

 

● 特命課に関する再質問

松尾  「1年間についての村長に対する村民の信頼度が高まっているかどうか」という点は、ズバリの回答はいただけませんでしたが、村長の考えは一応読み取れました。
 特命対策課についてですが、村長の答弁されたことは昨年の6月来伺っているところです。私は、AさんだったらAさんは、どういう点で村長が求めた作文としてフィットしたものを出されて、どういう点で「その人だったらやれる」というふうに思われたのか。そこを具体的にお聞かせいただきたいとお尋ねしたわけです。そこに踏み込んだご答弁をいただきたい
 それから三つ目の職員の人事異動に関しては、言わば逆質問があったわけですが、こういう場ですので具体的事例は場を改めてお話しさせていただきたい。
 人事異動の際の事務の引き継ぎというのが非常に短期間で、異動になる直前までそれまでの部署の仕事をこなすのに精いっぱいだ、人事異動の日がやってきたら直ぐに入れ替わらなければいけない。様々な国、県の制度も含めて非常に多種多様な制度があって、村民が国や県の諸制度を使って何らかの申請をしようという時に、新しくその任に就いた職員がなかなかそういう制度について呑み込めなくて、充分に村民の疑問に答えられないということは現に生じています。
 1点目の「村長1年間の結果をどう受け止められているか」ということについて改めてお答えになる意思があれば答えてください。
特命対策課については、そういう採用された嘱託職員の具体的な作文で出された「こういうことをやりたい」、そして「この人ならこれができるだろう」というところをどういうふうに判断されたかの具体的に出していただけるかどうか。

 

森川村長  特命対策課の具体的事項の関係ですが、まず具体的事項については事業にのってきていれば広報で周知をしております。顔写真入りで載せております。
 そして今取り組んでいる関係については、事業を成功した関係についてだけ申し上げたい。事業については、国、県、また要望関係で最終的には私がお願いに上がっているわけですが、そちらの方の返事をいただけない限りは、事細かなことが流れても困る。特に村は補助事業で20%の財源を確保されております。ですからこの補助金が苦しくなると何事もできなくなってしまう村になります。ですから具体的な事項については私が指示を出していく。時間があれば、特命対策課に寄っていただいて逐次どんなことをしているか見ていただいてもいいかと思います。
 あともう一点、村民の願いは、私はできるだけ要望を受けたものについては早期実施ができるように取り組んでおります。そして昨年から「村長目安箱」を秋山支所と役場に配置しております。色んな方から役場職員の仕事の動き、または「行政としてこういう取り組みをしていただきたい」、そしてもっと先進的な考えの提案をかなり受けております。その受けた方については全て返事を出させていただいております。今の取り組んでいる事項に該当すれば、「今、このようなことをあなたの考えていることについて特命対策課ではここまで進んできております。もう暫く待っていただきたい」、「それについては1年、または2年位の範囲で何とか事業が成功できるだろう」というところまでは返しております。できるだけ村民とはそうやって近い関係をもっていくということで動いております。
 そして、社会福祉協議会の方も「村長と語らないか」ということで、「地区でお茶会を開こうではないか」ということで取り組んでいただいております。ただ私もできる限り出たいのですが、村長となったら本当に(村外に)出ることが多いのです。それも殆んど要望に出ることが多い。栄村の場合は、やはり補助金、または交付税に頼っております。どうしてもそういうところと縁が切れてしまうと今後、一度切れてしまったものをもう一度復活するとなると大変なので、栄村がその関係が長く続いておりました。そのようなことで今、最終的にもう一度栄村に目を向けていただきたいということで頼む陳情がほとんどです。その点をご理解いただきたい
 人事異動の関係についてですが、なるべく今年の4月1日に向けては3週間前には内示を出させていただきました。できるだけ早くにその職の関係を担当のところに行って情報を聞いて、ある程度の流れをつくっていただきたいと。今まではだいたい1週間位前に出されたのですが、それでは準備ができないということで、できる限り早く出すということで出させていただいております。
 今後、年の途中でも多分出すだろうと私は考えております。その関係についても直ぐではなくて、できる限り時間を充分取れる、そして引き継ぎも充分できるというところまで進めてからの人事異動に取り組みたいということで考えております。以上です。

 

◎ 振興公社の経営状況に対する評価は?

松尾  3番目の質問、栄村振興公社への出損金及び指定管理に関する問題です。
 まず一つは、出損金5千万円、それから増額した指定管理料などを28年度及び29年度当初予算で投入したわけでありますが、振興公社の平成28年度の決算について、村長がどのように分析、評価しているか。また29年度、既に2ヵ月余を過ぎておりますが、29年度の4月、5月の収支状況をどのように把握しているか
 1日目にお聞きした森川村長の行政報告では、振興公社理事会との協議というものは無かったように思いますが、振興公社と村の間で指定管理に関する契約書にうたわれております協議というのは行われているのか、いないのか。その点についてお尋ねします。

 

森川村長  最初の「振興公社への出損金、指定管理をめぐって」について、多分皆さんの方には報告第7にて提出しておりますので、ご覧いただいたと思います。
 収入については殆んど伸びていない。しかし、公社の方で必要経費をかなり切り詰めている。
 必要経費と言いますと、実際に人件費も入っております。しかし27年度から28年度に向けて引き継いだ時には、かなり不要な人材が多かったのではないかと私は考えております。27年の9月末までは皆さんの知っている3億円事件と呼ばれていますが、そのお金の関係が動いていた。ですから人も多かった。それを整理せずにそのまま正規職員に臨時から格上げしてしまったのです。その関係でかなりの支出が増えた。しかし、また職員と理事の方で話し合いをし、そして今後の振興公社を本当にどうするか、職員と話し合って向き合った時点で辞めていった方、清算できた方、そして経費をかなり支配人の方で食材の方の切り詰めも行ったということで27年度費に比べて28年度は2,080万円の赤字を削減できております。ですから「やればできる」と。
 しかし、あとは収入を如何に伸ばすかで公社の営業は変わるだろう。ですから今の関係を支配人自らが施設の経営者として理事に任せるのではなく、数字をにらんだ営業方針を逐次、その時の状況によって営業していけば必ず公社の方は立ち直っていくと私は信じております。それが一点。

 

松尾  報告第7号で出ている公社の決算報告書は拝見しました。本日の一般質問は村長に対する質問ですので、振興公社の経営そのものについて議論にあまり深入りはしようと思いませんが、只今の村長の答弁では、収入は伸びていない、必要経費を切り詰めて赤字は2千万円台の削減だ、と。数字はそういうことであることは私も認識しております。ただこれは村長もそういう考えではないかと思うのですが、縮小再生産では困るわけです。不要な人材が多かったのではないかと、3億円事業の関係で。確かにそういう部署もあったかと私も思います。ただ今日はそのことを議論するわけではないので、また何らかの機会にその点は検討したいと思います。
 もう一方で、現在4つの施設がございますが、かなり多くのお客さんが入った場合に、現状の従業員数では充分な対応ができないというケースがあるようです。その場合にアルバイトやパートに入っていただくこともあるようですが、実際に私自身が体験したこととして、アルバイト等々で急場をしのぐという場合に、接客の訓練が基本的にない人が接客に当たるという事例もあります。これは経営の問題として非常に難しい所ですが、答弁求めるというのではなくて、認識を伝えておきたいのですが、現在の振興公社の職員数で果たして施設が充分な運営ができるかどうか。これはよく考えなければならないことではないか従業員の労働時間の問題についても、これは公社自身がキチンと管理すべきことですが、村がこれだけのお金を出しているということでもあるので、村としても職員の労働時間の実態についてはキチンと把握しておくことが必要ではないかと思います。

 

 

 以上、6月定例会での私の一般質問と森川村長の答弁を可能なかぎり詳細に紹介しました。
 これに対する評価は、お読みになった村民のみなさまのご判断に委ねたいと思います。
 そのうえで、この7〜8月、議会全員協議会(村長提出)で議論されている「共通入浴券」に関する問題を考えるうえで、上掲の6月定例会での質疑内容は、一つの重要な参考資料となるのではないかと思います。


配達日誌7月21日〜31日

21日(金) 今日は配達なしで、基本的にNo.312の原稿書き。夕刻に原稿をめぐって、ある人に意見を聴きに行った。
 原稿書きの途中、午後、7月1日の「大雨災害箇所」2ヶ所の撮影に行った。いずれの場所も予想以上の被害だった(記事・写真はNo.312には書けなかったので、No.313で報告する)。

 

22日(土) No.312配達開始。朝から頼まれた用件や、野菜の発注があったりで忙しく走り回った。
滝沢総一郎さん宅で、今年6月に種が蒔かれたアスパラの成長の様子を見た。

 

6月22日。種を蒔いて1週間目頃。きちんとアスパラの形をしている!

 

7月22日。まだまだ伸びる。立茎を終えた後、秋に根が畑に定植される。

 

 午後、いろいろと動き回る中で、駅前での夏祭りを2回、撮影。駅ホームにちょうど「おいこっと」が入って来るところをたまたま撮影。祭りの中に「おいこっと」の到着がうまく位置づけられていたら、よかったのになあと思った。

 

23日(日) 午前8時から公民館掃除。意外と早く済み、もう一つ頼まれた用件へ。10時半頃終わり。
 その後、ズッキーニの発送のために動いたが、大久保〜天地間で今年初の自生ヤマユリ開花確認(13:23)。

 


 夕刻、スキー場、貝立へ。貝立山麓のヤマアジサイの開花状況の確認が主たる目的。その帰路に、西山田・城ヶ館に下ったが、日曜日の今日も作業が行われていた。

 

24日(月) 今日は東京・駒場保育所の野菜共同購入の発送日。朝から野菜の仕入れ、一人分ずつの袋入れ、そして発送先毎の箱詰め、宅急便の発送伝票づくり、野菜の説明書きの作成と、午後1時すぎまで大忙し。
 今回は、キュウリ、ナス、ピーマン、インゲン、キャベツ、トウモロコシと盛りだくさん。
 今月は野菜発送の翌日がお米発送というスケジュールなので、その後は「お米のふるさと便り」を編集。夕刻に依頼した精米作業に一緒に行った。
 今日は写真撮影はなし

 

25日(火) 朝から米発送作業。午後2時すぎまで超忙し。夕刻、治療で十日町へ。今日も写真なし。

 

26日(水) 午前は津南町のコインランドリーでまとめ洗濯。洗濯や乾燥の出来上がりを待つ間、国道117から眺めて、いつも「きれいだなあ」と思う信濃川の流れ沿いの圃場地帯を探索して廻った。下のような景色が見えるところ。写真左手に見えているのは外丸(とまる)地区。

 


 初めて走る道を進む“冒険”をしながら、外丸地区にも入ってみた。外丸では残念ながら信濃川縁には行けなかったが、割野地区で前頁写真に見えるところよりも上流の右岸の田んぼゾーンに入ることができて、面白いものを見た。信濃川沿いに石積みの堤があって(下写真)、田んぼが守られているのだ。津南町の歴史に触れた感じがした。

 


 午後は、スキー場頂上で草刈りするつもりで上がったが、草刈り機の調子が悪く、下山。友人に機械を見てもらい、その流れで、東部パイロットで草刈りの手伝いを3時間弱。ツルが凄くて、大変な草刈りだった。

 

27日(木) 起床は遅かったが、快適に目覚められた。起床時は雨が降っていたが、間もなく上がり、まず給油と買い物(津南町)。
 午前中は森で47軒の配達。配達の遅れを取り戻さなければならないが、ただ淡々と配達するのみ。農作業する人は山などに行っておられるのだろう。あまり人と出会うことはない。午後は青倉と月岡で52軒など廻り、総計107軒に達したところで今日の配達は終了。
 その後、スキー場の頂上に向かい、カタクリ群生地の草刈り作業。3時半すぎから5時すぎまでの約1時間半。刈らなければならない場所は広大で、今日の成果など、ほんのわずか。でも、春にはイワウチワやイワカガミが群生する林への道が開けたことは嬉しかった。

 

 

 

28日(金) 朝から天気はよくなかったが、午後2時半近くに強雨。午後3時に森開田で自動給水システムの実験的配備が行われることになっていて、撮影に来るように言われていた。強雨の中、開田に上ると、小止みになり、作業は順調に進んだ。いずれ、詳しい報告をしたいが、とりあえず写真を2枚。

 

 

 

 1枚根の写真に見える丸い玉が水量で浮き沈みする。その状況がケーブルで2枚目写真の装置に信号送信され、かけ口の板が上下して開閉する。

 この撮影の後、スキー場頂上の草刈り2日目。午後5時頃開始だったため、虫に刺され放題。

 

29日(土) 昨日、クマに荒らされたという志久見の畑の調査・撮影。集落の内部といってもいいゾーンにクマの通り道になりうる荒れ地がたくさんあることに驚いた。引き続き、関係者と1時間ほど話。昨日はクマの姿が目撃されたわけではなかったが、今朝の調査でクマの糞が確認され(下写真)、クマによる被害と確定された。

 


 午後は、2時出発でスキー場頂上の草刈りへ。今日は友人が手伝ってくれたので、いっきに進んだ。今年の実験的取り組みで来春のカタクリ開花時に成果を示せることができたら、こういう取り組みへの有志参加を募るようにしたいなあと思う。

 

30日(日) 午前中は森の集落普請。いつも通り、「横渡」(桑原千恵さん宅)裏から「トマトの国」方向へ水路本線沿いの担当だったが、国道117沿いの箇所でツルを切り、片づける作業がかなり厄介だった。国道117を走っている時にはまったく気にかけない場所だが。
 天候が心配されたが、日中、天気はもった。
 私は普請の後、青倉の人を訪ねたり、頼まれた夕顔3本の発送など。発送で青倉の駐車場に行った時、周辺の草がひどいので衝動的に草刈りを開始。かなりすっきりした。そのついでに、飯山線の線路に下る通路も開けた。午後4時すぎ、その場で「おいこっと」の上り列車を撮影。

 

 


 夜8時20分頃から雨。かなり強い降り。10分ほどで収まったが、10時半頃に再び強い雨。

 

31日(月) 7月最後の一日、天気が予報とは異なり、かなり青空が広がったこともあり、朝から激しく動き回る一日となった。
 まず、平滝の国道117よりも上の11軒を配達して、そのまま野々海へ。「日誌」で振り返ると、7月20日を最後に10日も行っていないので、「行っておかなければ」と思った次第。
 下ではすでに青空が見える天気だったが、野々海は別世界。ガスが発生し、見通しがあまり効かない。深坂峠などは真っ白で何も見えなかった。

 

ガスがかかる野々海池。こういう姿も素敵だ。

 

 水番小屋で月岡英男さんとお会いしたが、今日は6段目の栓を開けているとのことだった。たしかに水は減ってきているが、対岸の土はほんのわずかが見えるだけ。田んぼに水を送るのはあと1ヶ月ちょっと。今年は余裕ある水量だ。英男
さんといろいろ話す中で、「水番小屋宿泊体験」というものをやってみたいなと思い立った。何人かを誘って、是非、実現してみたい。
 その野々海では滅多に撮れないようなトンボが群れている様子を撮影できた。
 往きは平滝からだったが、帰路は貝立〜スキー場のコース。ガタガタの悪路であることは承知の上だが、平素は上りに使っているコース。下りは上りにも増して走りづらかった。スキー場頂上に立ち寄った後、ヤマユリの所在地点、開花状況を写真記録しながら下った。途中、リフト乗り換え地点横に今春、ジオパーク関係で大案内看板が設置された箇所がきれいに草刈りされているのに気づいた。作業の主は秋山の地域おこし協力隊の坪内さんであることが、夜にFBを見て判明した。
 下ってからは、途中に昼食をはさみながら、青倉、横倉、大久保で計78軒の配達。スキー場のヤマユリの数も多いが、大久保集落及びその周辺のそれもすごい。今年のヤマユリはあまり芳香が強くないように思っていたが、今日はかなり香りが強くなっていた。

 

ヤマユリが多く自生する大久保集落

 

 3時半頃に準備を整え、スキー場頂上の草刈りへ。5時を過ぎると虫がいっきに増えて、刺されまくるので、5時ちょっと過ぎまでの1時間強。ヨツバヒヨドリを残すように刈ったが、草刈りを終えた後、期待通り、ヨツバヒヨドリにチョウがとまっていた。
作業の後の温泉は本当に気持ちいい。温泉なしに連日の草刈りは考えられない。

 


配達日誌7月11日〜20日

11日(火) 午前9時45分頃まで「復興への歩み」No.311の編集。10時から議会運営委員会。1時間弱。
 18日の臨時議会の日程を協議。臨時議会には大きな問題点はないが、その後に「議会全員協議会(村長提出)」を開催してほしいという村長からの申し出があったという。協議事項は「共通入浴券の廃止について」。協議事項に関する資料では、振興公社管理の温泉については振興公社が対応するというのみで、具体策には言及なし。これでは困る。村民の声をどう受け止めているのか? 18日午後は相当の議論になりそうだ。
 議運の後は、昼食を共にしながらの懇談会と、来村の知人とのお茶のみ。
 その後、下写真に見られる雲に誘われるように、スキー場から貝立山方面へ。4時前から5時半頃まで。今日も暑かったが、山は涼しい。しかし、下界に下りてくると、蒸し暑い。

 

午後3時45分頃、スキー場方向の空に見えた雲


 夕刻はまとめ洗濯。コインランドリーに洗濯物を放り込んで夕食を
食べにいつもの店へ。食事を終えて外に出ると、激しい雨。

 

12日(水) 午前8時半から、愛湯会による「トマトの国」周辺の草刈りボランティア。ボランティアは私を含めて9名。それに被雇用者の1名を加えて10名で作業。
 11時頃までの作業で「トマトの国」周辺がスッキリした。やはり10名で一斉にやると草刈りも大いに進む。作業の後は特別に温泉で汗を流させてもらい、すっきり気分。愛湯会メンバーは夕刻5時に「トマトの国」再集結で一杯飲み。多くの人から「秋にもう一回草刈りしよう」という声が上がった。
 2時間を超えたあたりで、かなりきつくなったが、〈長時間やってもあまり疲れず、しかも草刈り自体は、焦ってやる場合よりも効率的に進むコツ〉というのが少しわかったような気がする。

 

13日(木) No.311の配達開始。No.310未配達の野田沢、原向をまず廻り、午後は泉平、箕作、横倉などを廻って、計136部。
朝方は雨が降りそうな雲行きだったが、午前10時前に原向にむかう途中から蒸し暑くなった。10時半頃には青空が結構広がった。
原向に行った際、シナイモツゴが生息する切欠堤に立ち寄ったら、水鳥が見えた。遠くてはっきり判断できる写真は撮れなかったが、カルガモのようだ。

 


 泉平に向かう奥志賀公園栄線の道路脇、オカトラノオの群生がかなりすごい。また、そこにチョウが群がっている。往きにはウラギンヒョウモンが群がっていたが、帰路にその場所を撮影しようとすると、飛んでいたのはカラスアゲハ。泉平集落の中でも見た。泉平はチョウが多い。そして、7日や11日の貝立山裏での経験とあわせ、今年はやはりチョウが多いと確信した。(下写真は泉平集落の中で撮影したもの)

 


 横倉で大量のタケノコの皮を剥く人に出会った。「苗場山ですか? 何合目あたりまで登ったんですか?」と尋ねると、「6合目あたり」との返事。ズクがあるなと感心。

 

14日(金) 前夜がうまく眠れず、きちんと眠ったのは午前2時すぎ。その結果、朝は目覚めたら9時近く。こんなことは近年にないこと。まあ、「ぐっすり眠った」という感があってよかったが。
 10時半近くの出発でスキー場〜貝立山〜野々海のコースへ。最大の関心は貝立山付近のヤマアジサイの開花状況。もう1つは某所の自生のササユリの開花状況。
 ヤマアジサイはやはり95%まで未開花。他方、ササユリは開花寸前になってきていて、ピンクの色が出始めていた。
 ヤマアジサイが開花し始めているところで、初めて花の裏側を見ることで、「花」と「装飾花」(本来のガク)との関係を理解することができた。下の写真だが、装飾花が「ガク」だということがよく理解できる。

 


 さらに野々海三叉路の湿地で、カルガモの子と思われるものが水面を移動するのが見られた。昨日の切欠堤に続く連日の目撃。6月17日にこの場で飛翔を見たのは「マガモ」ではなく、カルガモだった可能性が大に。
 午後は東部の笹原より奥で配達。途中、村道鳥甲線(極野〜五宝木間)法面工事の様子を見に行った。法面工を施す箇所にロープを設置する段階で、まだ工事の初期段階。作業にあたっている人たちは中野市方面から来られているそうだ。帰宅後、写真データを見ていて、工事の事業名が「奥地保安林保全緊急対策工事(ゼロ国債)」という聞いたことがないものになっていることに気づいた。2014年度の1年目の工事はどうだったか。ちょっと調べてみたい。

 

 


 戻る途中で、電話があり、林業専門技術員の人に会うため、志久見の「こらっせ」へ。尋ねたかったのはミズバショウ群生地の保全方法。かなり参考になるお話を聞けた。ただ、お話を聞いているぶんには理解できても、そこで得た知識を基に自分で群生地の実相を把握できるかは、また別問題。相当勉強しなければならないだろう。
 午後3時半過ぎに極野から志久見に向かう時、極野〜長瀬あたりで降雨があったが、午後5時台だったか、森で配達していた時に激しい降雨。やむなく家に戻ってPC作業をしていると、窓の向こうで凄まじい落雷。近かったと思う。お陰で夜は涼しくなった。
 夕食時、村の知り合い大勢と出会い、しばし楽しい会話。

 

15日(土) 森の15軒を廻った後、頼まれた用件で平滝へ。その後再び森、青倉で40軒。途中、森宮野原駅で「おいこっと」のお出迎えも。今日は乗客少なし。
 運転しながらおにぎりを頬張って昼食代わりにして、平滝から野々海へ。昨日、林業専門技術員の人からお聞きした話が頭の中に印象づけられているうちに、ミズバショウ群生地の様子を撮影するため。
 野々海でミズバショウの群生が近年では最も美しい場所。7日にも様子を見ているが、今日は観察に入った位置がよく、現在の様子がよくわかった。周囲の木が繁り、ミズバショウの開花期には綺麗な水があった場所に水の動きがほとんど見られず、大量の草が繁茂(下写真)。少なからず驚いた。写真で調査レポートを作成し、専門の人の意見をお聞きしたいと思う。

 


 この場所を含めて3ヶ所で、藪の中を木の枝につかまりながら動き回った。かなり疲れた。腰がだるい。やはり平素とは違う動き、緊張感が影響したのだろう。
 戻ってから横倉、箕作などで38軒。途中で、稲の幼穂の状況を診断されている場面に出会った。田植えはつい昨日のことだったような感覚だったが、もうそんな時期になったのだ!

 

16日(日) 午前9時台と午後3時台に頼まれた用件。それ以外は、野々海のミズバショウに関する写真データの整理が主。これがなかなか厄介。「配達日誌」を見直して、野々海に行った日を整理し、その日の写真データを見て、ミズバショウに関する画像をコピー。ただし、今日はとりあえず深坂峠手前左の群生地に関するもののみ。
 今年の分の整理はほんの一部のみ。今年分の整理の前に、昨年秋のデータを探すのに一苦労。なぜ、昨秋分を探したかといえば、昨15日に群生地に行った時、大量の草が繁茂していたが、「こんなに草が繁茂していて、来年のミズバショウは大丈夫なのか?」と不安になった。それで思い出したのが、昨年秋にあそこに行っているということ。「秋の様子はどうだったかな?」ということで探し始めた。
 昨秋に行ったことを覚えていたのは、すでに一度か二度、雪が降った後に、ミズバショウの新芽が出ているのを見て、不思議に思ったことを記憶していたため。ただし、当然のことながら、それが何日なのか、覚えていない。そこで「配達日誌」を見返したが、昨年11月は多忙でダウン気味の日もあり、日誌を書いていないことが判明。しかたなく、昨年11月の写真データをいろいろと調べて、やっと11月22日だったことが判明。その時、下のような写真も撮っていた。

 


 新芽がちぎられている。撮影した時は知らなかったが、後に調べると「ミズバショウ(の葉)はクマの好物」とのこと。これはクマが食いちぎった痕なのかもしれない。
 配達は午後に平滝などで33軒を廻ったのみ。
 夕刻からは写真整理の作業もやめ、TVで面白そうなドラマなどを見て、のんびり。配達に出ずに、家にいれば休まるというものではない。PC作業がいちばん疲れる。こんなにのんびりしたのは珍しい。

 

17日(月) 「17日は秋山配達」と決めていたので、8時すぎに出て、燃料補給の後、日出山線に入った。旧鳥甲牧場の畑の様子をみておきたかったので、鳥甲牧場〜五宝木トンネル〜林道で屋敷へ、というコースを進んだが、鳥甲牧場〜屋敷間は半袖で窓を開けて走っていると、涼しいというよりも、やや空気の冷たさを感じた。
 屋敷と小赤沢の集落内で配達している時は少し蒸す感じもあったが、基本的に汗はかかなかった。
 小赤沢での配達を終えた後、苗場山3合目に向かう道を進み、途中から上の原に下りるコースをとった。鳥甲山には雲がかかっていて、いい写真が撮れる状態ではなかったが、天池(本来の天池)に蓮の花が咲いていて、綺麗だった。近くまで下りて撮れば、なおよかったのだが、先を急いでいたので、遠くからの写真のみ。

 

 


 上の原で集落の上(かみ)から下(しも)に下る形で配達していったが、最後の1〜2軒での配達時、旅の人らしい女性が複数、下ってくるのを見た。バス停で声をかけてお話を聞くと、お一人は「京都から」とのこと。「京都のどこですか?」、「宇治です」、「私は山科(やましな)です」、「へえー、そうやったら、(軽トラを指さしながら)なんでこんなんに乗ってはるの?」というやりとり。私が京都出身とわかった瞬間から、相手さんの会話が京都弁に変わった! そういうものである。私については、「話し言葉からは京都(関西)出身ということはわからない」と言われるが、京都人と出会った瞬間、私自身、京都弁に切り替わる。
 その後、切明を経て、秋山林道のコミズ、ミズノサワへ。コミズの雪は想像していた以上に減っていた。ミズノサワはまだまだたっぷり。念願の雪渓上りをやってみた。危険を伴うことを十分に自覚してはいる。たまたまずっと見守ってくれる人がいて、助かった。帰宅後、早速、「雪渓に上った」をブログにアップ。

 

18日(火) 午前10時からは臨時議会。臨時議会→議会全員協議会(議長提出:つまり議員のみの全協)と進み、午前は11時半すぎに終了。午後に議会全員協議会(村長提出)が入っていて、慣例通り1時半からと思っていたら2時開会とのこと。「1時半に村長に来客があるので2時です」とのことだったが、自分で全協の開催を要請しておいて、開会時間に別件を入れるとは随分と失礼な話である。
 全協(村長提出)のテーマは「共通入浴券の廃止」。その内容はここでは書かないが、村民のいちばんの関心事項である公社管理施設の温泉の料金改定の内容についての説明なし。これでは、議論のやりようもないし、村民への説明もできない。
 3時半頃には終わり、その後しばらくしてから、スキー場の上・貝立山のヤマアジサイの様子を見に行ったが、まだ開花はごく一部のみ。
 今日は写真撮影なし。

 

19日(水) 午前7時台から動き出し、まず白鳥で66軒。秋山で用談したい人が2〜3名いるのと、天気がよくて、17日の天池の写真の撮り直しができるかと思って、ガソリン補給後、秋山へ。
 途中、「前倉のトド」からの景色のチェック。「前倉のトド展望台」として設けられたものは、10年ほど前に教えてもらった眺望ポイントとは異なる。そのポイントは近年、草や低木が伸び放題で展望がわるくなっているが、今日は軽トラ運転台の屋根に上って撮影してみた。結果を見ると、意外といいものが撮れていた。「展望台」との違いは前倉集落が視界に入るかどうか。前倉集落が視界に入る方がはるかにいい景色になる。草や低木を処理して眺望ポイントを活かせるようにしたい。

 

眺望ポイントから。
手前下に前倉集落が見える。

 


「前倉のトド展望台」から。
大赤沢集落は見えるが、前倉集落が見えない。

 

 天池は今日も鳥甲山に雲がかかり、狙い通りにはいかず。ただし、草刈りをして下さった人がおられて、池への接近が容易になり、蓮の花はいいものが撮れた。
 あるお家で、「岩魚(いわな)の酢締め」というものをご馳走になった。酢締めというのは初体験。骨や頭もほぼすべて食べられる。珍しいものをご馳走になれて、感謝!
 配達は五宝木のみだが、法面工事で五宝木から極野に抜けられないので、鳥甲牧場経由の道に戻らねばならない。日出山線を森宮野原方向に下るのではなく、津南町の中子の方に進んだ(配達が2軒あるため)。妙法育成牧場で放牧の牛たちと対面。迫って来られて、かなりおっかなかった。
 久しぶりに陽射しの強い一日。それでも秋山で走っている分には涼しかったが、午後3時半頃から20分間ほど、天池で強い陽射しのもと、ずっと写真を撮り続けたのが響いて、夕刻は少し首から後頭部にかけて少し頭痛。軽い「熱中症」的症状。夜は作業せず、冷やしたりして、楽になったが。

 

20日(木) 5時頃に目覚めたが、なにかスッキリせず、二度寝、さらに三度寝をして7時台に起床。しかし、スッキリしない。今日はかなりの軒数の配達をするつもりだったが、見合わせることにした。
 午前10時すぎに知人を訪ね、12時半頃まで、いろいろと話。人と話することが非常に重要なのだが、10日間で約700軒に配達することとは矛盾する。とても難しいところ。
 昼すぎから原稿を書こうと机に向かったが、撮っておかなければならないと思うものが多々あって、スキー場から野々海へ。期待したほどの収穫はなかったが…。スキー場からの山道はガタガタし、かなり体力がいるが、取材(撮影)の対象物の1つはこの道沿いにあるので、頑張るしかない。
 野々海の一角であるものを観察している時、低木林の中でかなり大きなガサガサという音。「すわっ、クマか」と身構えたら、かなり大きなトビが出てきて飛び立った。
 野々海から下りた後、久しぶりに飯山市照岡の土石流災害の現場へ。今日の午前中、ふと目に入った千曲川の流れが濁っていなかったので、「井出川、出川がかなり落ち着いたのかなあ。一度、様子をみなければ」と思ったため。今日は羽広大橋にも行った。現在も2名の監視員がいるが、12時間交代制だとのこと。この炎天下で大変なことだ(下写真)。

 


 今日はあまり仕事がはかどらなかったが、「まずは体」なのでやむをえないか。
 


栄村復興への歩みNo.313

 

村民の力と技で、栄村の振興を進める
 写真は「トマトの国」の前の広場で愛湯会のみなさんが草刈りをする様子です。
 この写真に写っているのは7名だけですが、前号でも一言ご紹介したとおり、10名で午前8時半から約2時間半、広場をいっきにきれいにしました。撮影は草刈り終盤で、反対側から撮ると、下のような様子です。

 


 北野天満温泉では、やはり7月上旬、温泉の前の春にカタクリが群生する斜面がきれいに草刈りされました(下に写真)。北野集落の斉藤幸一さんにお聞きすると、こちらも10名前後の人たちが参加されたそうです。

 

 

下の写真は昨年4月のカタクリ開花期に北野天満温泉前の斜面で撮影したもの。

 


 この斜面の草を伸び放題にしておくと、カタクリは咲かなくなってしまいます。地元住民の草刈りあればこそのカタクリ群生なのです。


 7月に入ると草が勢いよく伸び、素敵な風景が台無しになるところがたくさんあります。
 草刈りをすると、栄村の景観資源が見事に蘇り、栄村の魅力が高まります。

 北野天満温泉に集う人たちは秋にもう一回、草刈りをされる予定だとお聞きしました。

 

もう一つの事例
 7月31日、野々海から貝立山麓を通り、スキー場に下ってきた時、ある箇所の変化に気づきました(下写真、松尾が31日午前11時すぎに撮影)。

 


 スキー場中段のリフト乗り換え地点のそばに今春、景観説明看板が設置されたところです。
 私は7月26日から毎日のようにスキー場の頂上まで通っていますが、この場所が草とボヤに覆われてしまっているのを見て、「これでは看板を設置した意味がなくなる」と危機感を抱いていました。
 31日夜、秋山の地域おこし協力隊員の坪内大地さんがフェイスブックで「展望台をチェーンソーでボヤ切りしてきました」と写真付きで紹介され、「えっ!坪内さんがやってくれたんだ」と喜びました。

 

私の挑戦

 

 

 上の写真は今年5月8日、まだ雪が残るゲレンデを登って、スキー場頂上で撮影したカタクリの群生の様子です。
 薄紫色やピンク色の花が残雪とのコントラストも鮮やかに咲き誇っています。観光協会には「スキー場のカタクリはもう見られますか?」という問い合わせ電話がかなり来るそうです。
 ただ、この写真に見られるカタクリ開花の様子、よく見ると、ひとつ難点があります。
 「かぶつ」(ススキや低木類の切り株)が目立ち、カタクリの花が見えづらいのです。写真を見た村外の人からの指摘で、私も意識するようになりました。
 5月12日にはカタクリに覆いかぶさる枯葉などを取り除いて撮影してみましたが、やはりダメです。下の写真ですが、「かぶつ」が凄すぎます。

 


 そこで、「7月頃に切り株を残さない草刈りをし、さらに秋にも草刈りして、来春、カタクリの花々が浮き上がるように見えるかどうか、試してみたい」と思うに至りました。
 スキー場係の許可を得て、7月27日からスキー場頂上の草刈りに挑戦しています。29日には友人の応援を得て、いっきに進みましたが、1日に2時間程度の作業ですので、まだ全体の半分程度です。
 いま繁っているススキなどを刈るだけでなく、古い“かぶつ”も強引に切り取っていきますので、草刈り機は悲鳴をあげ、私も疲れますが、やり遂げたいと決意しています。来春、どんな結果が見られるか。それを楽しみに頑張ります。草刈り現場の様子は次の写真をご覧ください。

 


7月26日の様子

 

7月31日午前の様子

 

振興公社の再建や、村の観光振興の方向性が見えてくる
 村はこの半年余り、振興公社の問題に揺れています。「森川村長の村政で栄村はどうなるのか?」という不安感も聞こえてきます。
 先日、「振興公社への出捐金5千万円を議会が否決したため、公社の先行きに不安を抱いた職員が次々とやめてしまった。なのに、議員からは反省の声も聞こえてこない」という発言を聞きました。しかし、この発言はおかしい。「公社が欲しいと言うおカネを黙って出すのが議会の仕事」なんてはずがありません。
 他方、森川氏は、6月議会での答弁を聞くと、「昨年の時点では公社には不要な人材が多かった。辞めた人等で赤字が削減できた」という認識を持っているようです。
 森川氏支持の人が公社職員の減少をめぐって議員を非難すると思いきや、森川氏は職員数減少を高く評価する。なにか混乱していますね。
 こういう混乱の底には、振興公社の問題を考え、議論する軸が定まっていないという問題があると思われます。

 どう考えたら、いいのでしょうか。
 いくら赤字が減っても職員数が激減し、職員が過重労働状態になるようでは、公社はよくなりません。また、議員は一般の村民のみなさんよりも情報に接する機会が多いですが、その議員でさえも、公社の経営状況を詳しく知ることができません。多くの村民が共通入浴券問題を一つの焦点としながら、公社の行く末を案じています。
 前号でも少し提案しましたが、情報を徹底的にオープンにし、村民と公社職員が一緒になって、ワイワイガヤガヤ、公社のあり方を議論するのがいちばんいいのだと思います。1頁で紹介した「トマトの国」や北野天満温泉の草刈りは、温泉(公社)を愛する村民と公社職員が率直に声を掛け合う中で出来たことです。
 公社の運営体制としては、理事などが村民の知らないところで非常に偏った構成で選ばれるのではなく、村民と公社(職員)が協働する中で、「あんた、この施設の運営にみんなの声が反映するようにしてくれや」ということで、地域の住民を代表するような人が理事会に送り込まれることが最も望ましいと思います。
 村民にはさまざまな力、技があります。今号のここまでに紹介してきた事例からもそのことが分かります。観光資源としての景観も村民の力と技で磨かれていきます。
 村民の力と技で栄村の振興を進める。それがいまいちばん大事なことなのだと思います。

 


6月30日〜7月1日の大雨災害の復旧工事

 31日夜、大音声で「短時間記録的大雨情報」が流された時はびっくりしました。該当した地域は伊那市の方だったようですが。
 九州北部の豪雨災害をはじめとして記録的な豪雨による被害が全国各地で相次いでいます。そんな中、もう1ヶ月前のことになりますが、わが栄村でも国庫負担の対象となる大雨災害がありました。7月1日に発生した道路災害(斜面崩れ)です。その現場を紹介します。
 災害は2ヶ所で発生しました。1つは村道鳥甲(とりこう)線です。極野(にての)から五宝木(ごほうぎ)にむかって進むと、北野集落へ流れる美座川(びざかわ)上流の渓谷の上部を走る箇所があります。地図に赤い印をつけた箇所です。

 


 調査等がすでに実施され、土砂崩れ箇所にブルーシートが張られている状況を7月21日に撮影してきました。次の2枚の写真です。

 

 

 

 もう1ヶ所は村道中条1線。森集落の牛ヶ窪地区(田と畑のみで住宅はなし)に上がる道路です。国道117からの上がり口に「全面通行止め」の看板が出ています。ここも斜面の土砂崩れ。
 7月1日の午後2時頃、地元住民のお一人が「変な音がする」と言って、近所の人に声をかけ、お二人で音のする方向を眺めていたところ、いっきに崩れてきたそうです。

 

中条線の災害箇所(写真奥に見える家は木村文二さん宅)


 鳥甲線の災害は、大雨が収まった後の役場の道路パトロールで発見されました。

 

7月臨時議会で災害復旧予算が成立
 7月1日の強雨はたしかに激しい雨でしたが、こんな災害が起きているとは、私は不覚にも想像していませんでした。
 私が知ったきっかけは7月11日に配布された7月臨時議会の一般会計補正予算書。「梅雨前線豪雨による災害復旧」として2,772万9千円が計上されました(国庫負担1,293万3千円、地方債750万円、村一般財源729万6千円)。
 産業建設課の説明によると、6月30日午後5時からの24時間の降雨量が118mmに達しました(原向に設置されている雨量計のデータ)。
 国に「公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法」というものがあり、その中で「24時間降水量80mm以上または1時間雨量20mm程度以上」で、道路等の公共土木施設に被害があった場合、国が復旧工事費用の一定割合を負担することになっています。今回の補正予算によれば、国が70%程度を負担することが予定されています。
 村が復旧工事の予算を決定し、調査・測量等を進める中で、災害から2ヶ月以内に国による査定が行われ、国庫負担額が正式に決定される運びとなります。

 栄村の大地震から約6年半。あんな大地震は二度と起こってほしくありません。しかし、自然災害が非常に増えている昨今、改めて災害への緊張感をもって、災害への備えを日頃から強めていかなければならないと思います。


素敵な写真を四点

 

 

 アサギマダラというチョウです。
 27日夕、草刈りを終えた後、ヨツバヒヨドリの花にとまっているのをみつけ、「綺麗だなあ」と思い、撮りました。
 その後、29日夕、友人から「アサギマダラという不思議なチョウがいるんだよ」と話され、見せてもらったのが私の記憶の中にあったチョウとそっくり。家に戻って、27日の写真データを引き出して、アサギマダラだと確認しました。
 このチョウは越冬するために南方へ最大2,000kmもの長距離を移動するそうです。

 

 


 満開直前のササユリ。
 栄村でも自生するものを見るのは珍しくなりましたが、この写真は自生のササユリです。
 この写真を撮ったところでは2本でしたが、静かに見守り、増えるようにしたいなあと思っています。

 

 

 

 こちらはクルマユリ。
 花びらはオニユリとそっくりですが、葉が円状につき、その姿が車輪に似ていることからクルマユリと呼ばれるそうです。


<お知らせ>
* 8月の発行は、今号と8月21日発行号の2回の予定です。
(ただし、「議員活動報告」を2回発行の予定です)
* 以前に書きました「有料化」を進め始めています。購読料またはご寄付にご協力くださいます方はお声かけ下さいますよう、お願いいたします。