プロフィール

profile
栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

カテゴリー

categories

サイト内検索

Search

カレンダー

calender
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>

最近の記事

selected entries

最近のトラックバック

recent trackback

月別アーカイブ

archives

栄村関連リンク

links

携帯用QRコード

mobile
qrcode

ブックマーク & RSS

Bookmark&RSS

テレビ朝日「報道ステーション」の栄村報道を見ました

 20日夜の「報道ステーション」を見ました。栄村震災の報道があったからです。ご覧になった方も多いかと思いますが、少し感想を記したいと思います。
 「報道ステーション」が栄村の震災を報道するのは、3月12日地震当日の速報以後、今回が初めてだそうです。キャスターの古館氏は「申し訳ない」と釈明していましたが、一言の釈明で済ませられることではないと思います。
 さて、内容ですが、かなりの時間をとって坪野集落の様子が報じられました。坪野の区長の斉藤英喜さんのお話や除雪作業の様子、斉藤直太郎さんのお家の被害の様子とご夫婦のお話など、被害が甚大であるにもかかわらず、十分な対策・支援が入っていない坪野集落の困難な状況がかなりよくわかるものでした。
 
 しかし、栄村の様子が紹介された後のキャスター・古館氏とコメンテーター・鳥越俊太郎氏の感想というかコメントというべきか、その発言は納得いかないものでした。「こういう震災のようなことがないと、中山間地域には光が当てられない」というような趣旨でしたが、古館氏や鳥越氏はTVで何をテーマに取り上げるかに影響力を発揮できる立場にいる人です。まさに「震災のようなこと」がなくても、平素からたえず中山間地域の問題に目を配り、的確に報道するように彼ら自身が努力すべきだと思うのです。東京の初雪はたしかに人口1千万人以上に大きな影響を及ぼす重要ニュースだとは思いますが、それで大騒ぎするだけでなく、栄村の農と山の営みがなければ、JR東日本の千曲川‐信濃川からの発電用取水もままならず、東京のJR電車を走らせることができなくなるのだということをわきまえて、中山間地域−栄村の取材と報道を平素からもっともっと増やしてほしいと思います。
 「報道ステーション」関係者のみなさん。栄村が「報道ステーション」で次に報道されるのはいつか、栄村の村民が注目していることをしっかり肝に銘じてください。
 

<後記>

 16日(月)朝、フジTV系列の朝の情報番組「得ダネ」で栄村の特集が報道されました。私も取材協力させていただきました。しかし、村の消極的な姿勢のゆえに、取材者は随分と不快な思いをされたようです。
 マスコミの取材には問題点も多々あると私も思いますが、「栄村の震災が全国の多くの人たちに知らされるのは有難いこと」ということで多くの村民の方が協力されています。栄村に多額の義援金が寄せられていることにも少なからず貢献していることと思います。
 そのあたりのことを役場にはもう少しきちんと考えてほしいと思うのは私だけでしょうか。
 
 ところで、このレポートは週3回発行してきましたが、冬期積雪で村内各戸への配達に要する時間が延びていることから、当面、週2回の発行に変更します。月・木の2回を基本とします。今週は木曜日に京都出勤のため、水曜発行としました。
       

「月刊栄村」11月号の全戸配布を開始

 「月刊栄村」11月号の印刷版が19日に届き、全戸配布を開始しました。
 今月の特集は「中越に学ぶ」です。中越防災安全推進機構の阿部巧さんにお話を伺いました。復旧から復興へ、どのように進んでいくのか、具体的に知ることができると思います。
 また、10月16日に信州大学と村の共催で開催されたシンポジウムでの小口さん(横倉)、樋口利行さん(小滝)、広瀬明彦さん(青倉)、広瀬敏男さん(森)の発言要旨も掲載されています。


復旧・復興の政策の「見える」化を

 いま、むらの人がいちばん心配なのは、雪が降る前に道路や田んぼの復旧工事がどこまで出来るのか、です。
 田んぼの復旧工事はこの間の頻繁な雨天も災いとなって、進捗率20%という状況です。農地復旧担当の役場災害2係の方に今日の夕刻、お話を聞いてきましたが、係でも色んな工夫を考え、実行されているようです。
 たとえば、降雪があったりして、田んぼの土が水分を含み、田を締めることが難しくなった場合は、表土剥ぎだけ先行させ、4月にはブルを入れてでも除雪し、復旧工事の早期開始が可能にするなどの措置も検討されているそうです。
 また、国の復旧事業の対象にならなかった田んぼや、作付後に種々の難点が出てきた田んぼについては、村の小規模圃場整備事業の対象とすること、その場合の農家の自己負担率は国事業と同一とすることなどもお聞きしました。


この田は、作付は出来たものの、畦から水がしみ出て畦草刈りができなかった。村の小規模整備事業の対象とされる。

 このように、役場の現場はかなり頑張ってくれている部署があると私は思っていますが、残念ながら、さまざまな問題をめぐって、役場がどういう復旧等の措置をとろうとしているのかが村民には見えない、見えにくいということが多すぎると感じています。
 これまでにも何度となく言ってきたことですが、〈広報〉をめぐる問題です。1つは、役場からの情報の発信が少なすぎるということです。そのうえで、今日はさらに、役場が何を考えているのかをもっとオープンに知らせるべきだということを主張したいと思います。

 たとえば、田んぼの復旧関係では、復旧工事の農家負担率は5%をされていますが、現場ではこの率をさらに下げるための努力を、現在、進めてくれています。しかし、現場にはそのことを村民にむけて公表する権限はありません。私は、国はその措置を認めるだろうと見ていますが、国が受け入れない場合でも、村がどんな工夫をしてでも農家の自己負担率を下げるという政治的決断をして、一刻も早く村民に伝えるようにすべきだと思うのです。
 そうでないと、他にも被害はいっぱいあるのですから、5%の自己負担を負担しきれないとの判断から、復旧の要望を村(役場)に出せないという人が出てくることになります。

 国の政策決定等を待ってはじめて、村の施策を発表するというのでは、村民の心配が増える、手遅れになる、というケースが色々と出てきます。どのような復旧、そして復興を実施していくのか、それが村民にもっと“見える”ようにすべきなのです。
 村長のお考えを明確に示していただきたいと思います。

栄村(小滝)からTV生中継 ―abn20時間テレビ


 村内・県内ではご覧になった方も多いかと思いますが、24日午後4時半から約1時間、abn長野朝日放送で小滝集落の田んぼからのTV生中継が行われました。
 Aabnの開局20周年を記念する特別番組「20時間生テレビ」の中の1時間です。小滝の田んぼのど真ん中に集落の人たちが集合、県内各地の人びとに、むらの生の声を伝えました。


アナウンサーも一緒にお茶のみしながら…

 また、現場では加藤彰紀さんの田んぼで刈り取ったばかりの稲のはぜ掛けが行われましたが、これにはジュニアの野球チームの子どもたちが全員で参加し、元気にお手伝いをしてくれました。
 番組中では栄村のトマトジュースの宣伝や、10月30日の古道歩きツアーの紹介も行われ、栄村の復興への支援をお願いするいい機会になったようです。

 
肩車ではぜ掛け


「月刊栄村」第3号を今日から配ります

 「月刊栄村」第3号は本来の発行日(12日)よりも遅れていましたが、昨日、印刷・製本が終わり、今日の午後から村内での配布が始まります。
 内容は、「手にとってみてのお楽しみ」ですので、事前紹介しませんが、カラーページが増え、これまでの2冊とはまた異なる鮮烈な印象を与える表紙、内容構成になっています。お楽しみにお待ちください。

 なお、お知り合いに紹介したい等、村内無料配布以外でのご購入をご希望の場合は、電話080−1987−3549までお問い合わせください。


情報をいかに伝えるか

 法政大の学生グループがお訪ねしたあるお家のおばあちゃんから、私が書いている「栄村復興への歩み」が配られるのを楽しみにしているというお話がありました。たいへん有り難いお話です。

 新聞「信毎」(信濃毎日新聞)をとっておられるお家が多いとは思いますが、信毎の場合、いつもいつも栄村のことが出ているわけではありません。「栄村復興への歩み」の場合、現在は週3回ですが、震災復旧・復興をめぐる情報はもとより、車がなければ簡単には見に行けない村内のさまざまな場所の様子なども写真入りでお伝えしているのが、楽しみになっているようです。心して、村内を駆け廻り、色んなことをお知らせしたいと思います。
 と同時に、復旧・復興をめぐっても情報が不足しているようです。

 学生さんたちがあるお家で話した内容を聞くと、青倉の公民館の再建への進捗状況について、情報が伝わるのが遅れているようです。私は自分の耳に入っていることを何もかも「歩み」に書いているわけではありません。それぞれの集落のさまざまな事情もあるでしょうから、私が書いていいことは何かを吟味したうえでニュース、話題を提供しています。
 青倉公民館の再建については、昨夜、関係者のご了解を得ましたので、ここでお知らせしておきます。


青倉のみなさんへ

 法政大の学生さんたちは今日31日、明日1日も青倉の集落をまわります。いい機会だと思いますので、震災の体験談、いま困っていること、青倉−栄村の暮らしの特徴・いいところなどについて是非、お話しください。学生さんたちがお聞きした内容は私も聞かせていただき、いろいろと参考にさせていただきます。
 よろしくお願いします。

「月刊栄村」第2号ができました


 好評をいただいている「月刊栄村」。その第2号ができました。印刷版は明日13日に村に到着し、14日から村内での配布を始めます。電子書籍版はすでに購入可能な状態になっています。ご注文はhttp://wakeari-book.jp/sakae.htmlへお願いします。

 「おとこしょ・おんなしょインタビュー」には、どなたが登場されるのか。お楽しみにお待ちください。

“栄くん”が全戸をお訪ねします! ――「月刊栄村」全戸配布のお知らせ


「月刊栄村」のキャラクター
栄くんとカエルくん
 電子書籍版が12日に発刊された「月刊栄村」ですが、続いて、印刷版が今日15日に出来上がります。

 東京で印刷・製本されていますので、村に到着するのは17日。18日(月)から村内全戸に順次配布します。

 村の人からお尋ねがありましたが、「月刊栄村」は「『復興への歩み』をまとめたもの」ではありません。すべて書き下ろしで構成されている、まったく新しい月刊誌です。
 栄村で生まれ育ったライターさんやイラストレーターが執筆されています。「村外の人が見た栄村ルポ」もあります。 
    

4千部販売が目標です
 村内全戸配布は無料ですが、村内外で4千部の販売をめざしています。
 「4千部」というのには理由があります。「月刊栄村」の発行に要する費用は1回あたり約120万円です。したがって、1部300円で4千部売れると、発刊経費が賄えるわけです。

 被災地発行の復興情報誌は「月刊栄村」が初めて。新聞・TVでもたいへん注目されています。情報発信は震災復興の大きな力となりますから、「月刊栄村」をみなさんの力でお育ていただきたいと思っています。


お知り合いにお知らせください
 そこで、村のみなさんには、「月刊栄村」の発刊をお知り合いの人にお知らせいただけますよう、お願いいたします。是非、購読をおすすめください。
 購入の申し込み先はNPO栄村ネットワークで
電話:080−1987−2549 か、メール:aokura@sakaemura.net
です。よろしくお願いします。