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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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この景色をどう評価するか

 

 12日昼頃に撮った一枚です。
 この写真を地元の人に見せて、「これ、どこなのか。わかりますよね」と言うと、意外にも「えっ、どこ?」と答えられ、驚きました。
 撮影の数日前、この景色を望むところで大きなキャンバスに絵を描いておられる人の姿を見ました。4年ほど前でしょうか、やはり絵を描くという方を村内各所にご案内した時も、この地点の景色に非常に感動されたことを覚えています。まだ雪がある時期でしたが、棚田の形がくっきりと現れていて、とても素敵な眺めでした。もちろん、あと1ヶ月半ほどで訪れる黄金色の稔りの季節の景色は最高級品だといえるでしょう。
 もうすでにお分かりの人が多いと思いますが、月岡集落から小滝集落にむかう道路から月岡集落大巻(おおまき)地区を眺めたものです。

 

● じつは維持管理がとても大変な田んぼ
 写真に見える田んぼをやっている人たちにお話を聞きました。お話を聞いて、大変な苦労がある田んぼであることがわかってきました。
 まず第1に、千曲川の縁(へり)にあるこれらの田は砂地で、水持ちが悪く、管理にとても手がかかること。第2は、千曲川が増水すると川の水やごみが大量に流れ込むことです。一昨年、大巻で千曲川が増水し、排水ポンプ車が出動したことがありましたが、その時の爪痕がいまもここの農道に残っています(下写真)。

 


 この一帯の田んぼ、是非とも維持してほしいと思うのですが、村を離れた人の田があり、それを耕作していくには圃場整備も必要なようです。集落営農で維持してもらうには、維持コストを賄えるだけのお金が必要。私は工夫すれば中山間地直接支払制度を活用できるのではと思うのですが、相当の研究と議論の積み重ねが必要になるだろうと思います。
 もう少し積極的な言い方をすると、農業(稲作)が産業(人が食べていける生業)として成り立つようにすることと村の(自然)資源を活かして観光を産業として形成していくことの接点が、この1つの景色をどう考えるかの中にあるように思います。

 

 大巻の田んぼのすぐ近くに熊野社があります。昨冬の雪で社が壊れ、いま、新しいお宮を建造中。なかなか素敵なスポットです。
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栄村復興への歩みNo.363
2019年7月21日発行 編集・発行人 松尾真
連絡先:電話080−2029−0236、 mail;aokura@sakaemura.net
ゆうちょ銀行 11100−01361481 栄村復興への歩み協賛寄金 ながの農協栄出張所 普通0009390 栄村復興への歩み発行協賛金松尾眞


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