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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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スキー場〜野々海の道が大きく改善されました

 

 

 

 3枚の写真はスキー場から野々海に通じる村道の様子です。
野々海池と水路の管理道路として位置づけられているものですが、利用はそれだけに限られません。村外から来られる人も含めて野々海の自然を愛する人たちの間では知る人ぞ知る道です。ここを走ると、ブナ林の間を抜け、清々しい気持ちになります。
 ところが、この道がここ数年、大変な状況になっていました。
 1枚目の写真の箇所など、今年7月1日の野々海祭りに向かった時、流れ下る雨水で道が深く抉(えぐ)られ、その深みに車輪がはまれば、軽トラでも腹がついて動けなくなるという状況になっていました。下2枚の写真は、スキー場頂上のリフト降り場に入る手前の地点の整備前の様子と整備後の様子の対比です。1つ目が整備前ですが、大きな石があり、道の真ん中には大きな穴とも言うべきへこみ。整備後は、2つ目に見られるとおり、真っ平らな道になり、まっすぐに走れるようになりました。とても有難いです。

 

● 活躍したのは直営班
 7月17日午後、野々海池の様子を見に行った帰り、平滝に下る道の途中で役場産業建設課に属す直営班の阿部徳太郎さん(小赤沢集落)に出会いました。
   「徳さん、いいところで会った。徳さんは最近、スキー場の中の

    村道、野々海に向かう道の状況、見ましたか?」
   「おお、見たよ。ひどいなあ。」
   「あれ、整備してもらえませんか。」
   「29日の週に入るよ。係長から話がきている。」
 役場の係長にも話を聞くと、青倉の区長さんから強い要望があり、直営班の手で整備することになったようです。
 その後、実際に7月29日の週から作業が始まりました。私は様々な事情でなかなか現場を見に行けなかったのですが、8月7日午後、野々海からスキー場へ下り、途中で作業中の直営班の人たちに出会いました。

 


 上写真は青倉の貝立水路のかけ口の近くで阿部徳太郎さんが整備作業中の様子です。徳太郎さんによると、「野々海に近いところは道路脇が国有林なのであまり周りをいじめることができないが、村有林のところに入ってからは木を伐ったりして道幅を大きく広げた」そうです。従来の2倍以上の幅が確保されているところもあります。
 下の写真はスキー場の中です。ここも大きな石があったり、水の流れで深く抉られたり、厄介なところでしたが、きれいに整備されています。

 


 写真中央に見えるのはタイヤドーザーで月岡淳さんがオペレーター。道を平たんに均(なら)しているところです。左手前にブルが見えますが、こちらは坪内大地さん(屋敷、地域おこし協力隊卒)がオペで、道に半分埋まっている大きな石を掘り起こしたりします。
 8月12日に野々海池の水位状況を見に行くとき、この道を上がりました。道を平坦に均す作業はもう完了しているようでした。道の脇には、道に入れる水止め板が随所に置かれていました。おそらくお盆後に設置作業が進められるのではないでしょうか。

 

● 直営班に注目を
 村民でも「直営班」という存在をあまりよく知らないという人がおられるかもしれません。
 村道の維持管理や冬の道路除雪で大活躍してくれています。私は村内を走っていて、その作業の様子をしばしば目にします。本当に凄い活躍です。たとえば、秋山林道。春の雪消え期、毎年のように雪に圧(お)されて法面が崩れ、道路を塞(ふさ)ぐ箇所があります。そういう箇所に直営班が出動してあっという間に土砂を撤去し、道を開けます。下写真はその一例で、切明温泉から林道方向に上がって行ったところで、今年3月18日撮影です。今冬も昨冬もこんな状況になりました。これを1日の作業で開けます。消雪の進み具合にしたがって作業は複数回繰り返されるようです。

 


 建設業者に発注すれば少なくとも数百万円はかかるであろう土木作業をわずかな経費でどんどんこなしていきます。しかも、腕・技量はじつにしっかりしたものです。
 この直営班が抱える問題がひとつあります。処遇問題です。何年にもわたって村民の暮らしを守る最重要の仕事を担ってくれているにもかかわらず、身分はずっと臨時職員。半年雇用の繰り返しで身分保証がなく、賃金や手当の面では正職員との間に大きな格差があります。
 直営班は、「小さくても輝く村」をめざした村政が生み出した栄村の誇るべき存在でありながら、その価値にふさわしい処遇を受けていないと言わざるをえません。これは是非とも改善しなければならないことです。今回の野々海〜スキー場間の道の整備が素晴らしいことであるだけに、直営班の処遇の改善を声を大にして訴えたいと思います。

 


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