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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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雄川閣、トマトの国などの村観光・温泉宿泊施設の再生・発展は可能です!

 「栄村復興への歩み」では、この間、〈栄村の素敵な観光スポット〉を随時紹介しています。他方、雄川閣など4つの村所有の観光・温泉宿泊施設のあり方についても提言を重ねてきています。議会では、4つの施設について、「公社解散・新会社設立」の方向性が提起されています。また、7月第1週末には村からの配布物で「栄村の観光施設経営診断結果」という「お知らせ」が各世帯に配られました。「診断結果」はスキー場について閉鎖を示唆するなど、栄村の観光(施設)の将来像について随分と消極的・否定的な印象を与えるものだと感じます。
 私は、素晴らしい観光スポットを活かすことと、村の観光施設を観光施設らしく運営することを結びつければ、経営状況の大幅な改善は可能だと考えています。以下、その考えの一端を紹介します。

 

● 適した器がなければ、せっかくの美味しい料理もアピールできない
 本紙No.339(6月17日付)で、国道405号線整備促進期成同盟会の総会が雄川閣で開催されたこと、総会後の祝宴に出された料理が好評であったことを紹介しました。
 そのお料理をめぐって、その後、こんな話を聞きました。「雄川閣には料理に合う器(うつわ)がない。あの日に使われた器のかなりの部分はトマトの国から借り出したものだ」。余ほどに珍しい器ならともかく、ごくごく普通の器でも、雄川閣には同じような色合い・模様の器しかないというのです。
 最近、雄川閣で食事をする機会が複数回ありましたが、「ちょっと器に工夫をすれば、美味しい料理がもっと引き立つのになあ」と思いました。どうやら、振興公社では料理にふさわしい器を用意するということにお金をかけていないようです。
 最近、トマトの国が「ご法要プラン」のチラシを新聞折り込みで出しました。「こんな料理だったら、トマトで法事をやってもいいなあ」という声を多く聞き ます。

 

チラシの料理写真をスキャンして再現しました


 議会に提出された「収支計画書」を見ると、トマトの平成30年度計画に「法事用器代の追加」と書かれています。
新しい専門職の板前さんが赴任されたこと、専用の器を購入し、板前さんが腕をふるった料理を一段と引き立たせる器が揃えられたこと、さらに言えば、料理の写真の撮り方がプロ級の腕であること、こうした要因が折り込みチラシの評判を呼んだのだと思います。

 

● 必要なおもてなしスタッフを揃える→経費増大→経費を上回る収入の確保へ勉強・工夫・サービス内容の充実
 雄川閣に1時間も滞在していると、かなりのお客さまが来られているのがわかります。
 でも、率直に言わせていただくと、スタッフの対応・おもてなしは不十分です。
 まず、フロントにスタッフがいない場合がかなりあります。訪ねてくるお客さまは必ずしも雄川閣の利用者とは限りません。「川原の温泉」のことを尋ねるだけ、さらには道路についてのお尋ねだけという場合も結構あるようです。
 でも、現在の秋山郷の状況からすると、雄川閣こそ“秋山の顔”であり、“観光案内センター”なのではないでしょうか。だから、フロントにはつねにスタッフがいなければなりません。お尋ねのお客さまに対応したからといって、ただちに収入増に結び付かないかもしれません。しかし、そこでの丁寧な対応がお客さまを雄川閣に引きつけ、遠くない将来の収入増につながります。
 こういうこと、現在の振興公社の中で十分に議論されてきたでしょうか。おそらく、NO(ノー)でしょう。したがってまた、スタッフへの教育もほとんどできていないでしょう。

 

● 「秋山郷の事だったら、何でも知っている」というスタッフの存在がお客さまを引きつける
 フロントに必ずスタッフがいる。それには人件費がかかります。経費増です。
 フロントに立つスタッフには、「秋山郷のことだったら何でもわかる」という案内能力が求められます。秋山にはいま、こういう情報がゲットできる場所が基本的にないですね。だから、こういうスタッフがいたら、雄川閣に立ち寄るお客さまが必ず増えます。
現在の雄川閣にも、元スタッフ手書きの秋山郷の道案内図が貼りだされています。たしかに既成のパンフレットよりも分かりやすい点がありますが、私からすると不満です。秋山の道をある程度知っていないと理解できないのです。
 フロントに立つスタッフをはじめとして、雄川閣のスタッフが秋山郷を何度も巡り、お客さまが実際に車で走った時に迷いそうな箇所とか、綺麗な景色を楽しむために車をちょっと停めることができるのは何処か…、こういうことを調べ、案内図を分かりやすく手作りで作成し、貼りだすだけでなく、お客さまにサッと渡せるようにする。このことだけで、雄川閣の評価は高まり、来客数−売上げが増大するでしょう。
 いま、そういう積極経営が求められています。栄村の観光施設の再生・発展にむかって頑張りましょう!


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