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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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村民みんなの参加で振興公社を立て直しましょう

● 振興公社は栄村のみんなにとって大事な存在
 振興公社の「興」という字は「興(おこ)す」という意味です。つまり、振興公社は、その名の通り、栄村の村おこしの中心となる存在です。
 村民の多くのみなさんが「振興公社はどうなるのか?」と心配されています。
 みんなが自分の思いを声にし、その声と公社職員の気持ち・働きとが結びつけば、振興公社は必ずよくなると私は確信しています。私は議員としての仕事もそういう気持ちでやらせていただいています。
 懸命に働く職員の士気を挫くような振る舞いをする方にはご退場願って、一日も早く“明るい振興公社”を取り戻したいものです。村民みんなが力をあわせて、そういう振興公社を取り戻していきましょう。

 

● たくさんのお客さんを迎え入れるには、どうしたらよいか
 振興公社を村民みんなの力で盛り上げていく取り組みはこれまでにも見られます。「トマトの国」の温泉に通う村民は、自分の畑でとれた野菜を宿泊客の人たちに食べてもらおうと無料で届けています。
 その野菜や山菜、「トマトの国」の料理に使われ、宿泊客のみなさんから好評を得ています。「農家が届ける新鮮野菜モリモリ料理」、こんなメニューを打ち出せば、「トマトの国」の有名料理、ブランド商品になるでしょう。

 

東京の中高生が書いた寄せ書き(一昨年8月)


 「トマトの国」を利用する客層の重要な核は、栄村に農村体験や農村調査にやって来る学生団体です。1団体がかなりの人数になります。「トマトの国」の従業員は現在3名。この3名だけではとても対応しきれません。正規職員を少なくとも5名体制に拡充するとともに、たとえば朝食時の人出不足を埋めるために地元(中条、青倉、森)の人に1〜2時間のお手伝いをお願いする。無償ボランティアか有償かは、振興公社の財務状況を見ながら判断すればよいですが、赤字が大きい現状から脱却するためには無償ボランティアを買って出るよという人も数多くおられるようです。
 また、「トマトの国」そのものを体験学習や調査学習の場にすることも有効でしょう。
 村の歴史・伝統や食について、かあちゃんやとうちゃんの話を聞ける場にするのです。一人暮らしの人にとっては、自宅に学生さんたちを迎え入れるよりも、「トマトの国」で話をするほうが負担も軽くてよいのではないでしょうか。温泉に一緒に浸かりながら、いろんな話をする・聴くというのもよいと思います。

 

● 村の人たちがのんびり温泉と昼食を楽しむ機会を増やす
 最近、こういう声をよく聞きます。「先週、仲間のかあちゃんたちと十日町の温泉に行ってきたんだよ。お昼も食べてね。まあ、そんなに贅沢もできないけれど。でもさ、村に温泉があるのに、なんで十日町までいかなきゃなんねえのかな」。
 「トマトの国」の日帰り入浴の時間が「午前11時〜」から「午後2時〜」に短縮されたこと、昼食営業がなくなったことが原因です。
 人手不足の「トマトの国」では従業員が大変なことはよくわかります。
 ひとまず、月2〜3回、あるいは週1日に限定して、〈お昼にのんびり温泉入浴〉の日を作ってみてはどうでしょうか。さすがに農繁期には〈昼からのんびり温泉〉という人は少ないでしょうから、田植えの後とか、農閑期に限定した取り組みでもいい
と思います。

 

森集落の人たちの「トマト」での昼の集まり(昨年12月)

平素の昼入浴はもっと簡素な昼食で充分ですが


 お昼の食事は何千円もする宴会料理ではなく、せいぜい千円までのものを2〜3種用意できればいいと思います。やって来る人たちは車を運転できない人が多いですから、送迎付きにする必要があります。そして、これも「俺が送迎してやるよ」というボランティアの人を組み込んだ送迎システムにできるといいなあと思います。

 

● 地元の施設運営協力会と公社の協働のしくみを
 野菜の提供やボランティアの話が出てきましたが、振興公社というものは純営利企業ではなく、地域の振興をめざす公的性格を有しています。
 ですから、その事業運営は公社の社員だけでやるのではなく、地元の人たちと意見交換をしながら運営するのがベストだと思います。
 「トマトの国」には「愛湯会」というものがあり、年に数回、「トマトの国」で懇親会をやっています。3月15日にも開催されました。「愛湯会」はあくまでも温泉を愛好する人びとの集まりですので、「愛湯会」をそのまま施設運営協力会にスライドさせることはできません。しかし、「施設運営協力会」的なものをつくる素地は存在していると言えるでしょう。もう一歩、前に進めることは充分に可能だと思われます。北野天満温泉でもそういう地域の人たちがおられるようですし、秋山の人たちは秋山郷の2施設に思い入れがあると思います。
 


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