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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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松尾まことの議員活動報告第24号(2月21日付)

 

3月議会(5日〜13日)は栄村の正念場
傍聴に是非お越しください

 

 3月議会は新年度予算を決める定例会で、年間で最も重要な議会です。さらに今年は、森川村政の動向と振興公社の4,600万円強にものぼる大赤字への対応をめぐって、重要度が高まっています。栄村の正念場と言って過言ではありません。
 第1に、森川浩一村長の施政方針の提示をめぐる状況です。3月定例会では冒頭に村長が「施政方針」を述べることになっており、演説草稿を事前に議会側に示すことが慣例となっています(一般質問の準備の関係での措置です)。しかし、今回は事前提示がなく、3月5日にぶっつけ本番の演説になるそうです。森川氏は年初来、「4年任期の折り返し点。公約実行へ大胆な予算措置をとる」とさまざまなところで発言しています。なのに、施政方針の草稿が当日まで出来ないというのは理解し難いことです。率直に言って、「森川氏は何を考えているのか?」、「栄村をどこに導こうとしているのか?」、さっぱりわからない状況だと言わざるをえません。
 第2に、栄村振興公社の深刻な経営状況です。村は昨年1月と3月に計5千万円にのぼる出捐金を振興公社に出しました。ところが、今年度3月末決算の見通しはじつに4,600万円の大赤字だというのです。3月末に公社に残る財産はわずかに300万円余。1年余で5千万円を喰い尽くしたわけです。
 こんな中で、村の4つの温泉宿泊施設の指定管理の5年契約が3月31日で切れます。経営能力が無いことが露呈した現理事長体制の公社と新たな指定管理契約を結んでよいのか? 重大な判断が迫られています。
 第3に、保育園児父母たちの保育士増強の願い、国保や介護保険での個人負担の増大への不安など、村民みんなの暮らしを守り育てていくのに不可欠な政策課題に森川村政はどう応えるのか。予算審議、そして一般質問での質疑は真剣勝負です。

 

 

◎ 振興公社の大赤字と今後について
 議会では、2月16日に振興公社理事会との懇談会を開催し、さらに2月20日、議会全員協議会(村長提出)で「栄村振興公社の経営状況について」の村の説明を聞き、協議しました。ここでは、全協での協議内容を報告します。

 

● 出捐金5千万円がわずか1年間で喰い尽くされた!!
 20日の全協で村から示された「公社の経営状況」のデータによれば、3月末収支見通しは(a)4,666万9,923円の赤字、指定管理料1,850万円でその一部を相殺しても(b)2,816万9923円の赤字です。
 これはどういう金額なのか?
 前年度(H28年度)との比較では、前年度の赤字(a)2,941万5,011円、(b)1,881万5,011円よりも増大しており、また、公社理事会が昨年2月に示した「再建5ヶ年計画」のH29年度収支計画での(a)赤字3,658万1,904円、(b)赤字1,808万1,904円を大きく上回っています。
 この結果、期末正味財産(3月末に公社の手にある資産)はH28年末の3,118万4,989円が、1桁少ない301万5,066円に減少することになります。1ヶ月分の運転資金にも満たないような額です。
 昨年1月と3月に投入された計5千万円の出捐金との関係でいえば、1月投入の2,100万円はH28年度ののりきりに使われ、3月投入の2,900万円は、当初の「運転資金確保のための金融機関からの借入金の担保にする」というのではなく、H29年度赤字の穴埋めのためにほぼ使い尽くされるということです。

 

● いちばん大きな問題――中間期決算もせず(出来ず)、赤字の雪だるま式増大を招いた理事長の経営責任の自覚と能力の無さ
 20日の全協では、「悪天候の連続による宿泊客のキャンセルの続出」などを赤字理由として挙げられていましたが、そこに膨大な赤字の原因があるのではありません。悪天候の影響を最も大きく受ける山岳観光を担う苗場山観光蝓並爾了慊蟯浜委託先)は本年度収支トントンでの決算を見通しているとのことです。
 では、何が問題なのか?
 私は、村の観光センター長という立場で全協に出席した斉藤賢一氏に、「公社のH29年度赤字が深刻になってきていると気づいたのはいつ頃か」、「一般の企業では年度の上半期を振り返り、9月末の中間決算を出すが、公社の9月末中間決算は出ているのか」と問いました。
 斉藤氏の回答は、「事態の悪化は秋口頃に感じとった」、「中間決算の提出を求めたが、年を越えて、最近になってようやく出て来たのが今日示した数字だ」というものでした。
 つまり、公社の経営陣(=理事長・理事会)は、中間決算もやらず(出来ず)、何の手も打たないままにズルズル今日まで無為無策できたということです。
 しかも、理事長は少なくとも月額15万円の報酬を受け取り、赤字深刻化の中でも「2割カット」と称して少なくとも月額12万円の報酬を受け取り続けているようです。民間企業ならば「報酬全額返上」が当たり前なのではないでしょうか。
 経営責任感も経営能力も共に無いと言わざるをえません。

 

● 3月議会に出る村(長)の方針は「毎年5千万円投入」になりかねない危険なもの
 20日の全協で示された村(長)の対処方針は以下のとおりです。
    イ) H30年度当初予算では、前年と同じ額の指定管理料

      1,850万円を計上する。
    ロ) その金額では足らないので、6月定例会に追加資金

      入のお願いを出すことになる。
    ハ) 4施設の指定管理の契約が3月31日で切れるが、これ

      まで通り4施設とも振興公社に指定管理を委託する5

      年契約を結ぶこととし、3月議会で承認を求める。
 ロの項が示していることは、村が3〜5千万円の追加資金投入をするということです。
 森川村長は、昨年、5千万円の出捐金を提案した際、「出捐金や補助金は金輪際出さない」と明言しています。その発言との整合性をどう確保するのでしょうか。
 たしかに森川村長も苦しいところでしょう。
 しかし、行政の長たるもの、曖昧なことは許されません。振興公社問題の核心に自ら雌を入れるべきです。

 

● 事態打開の鍵は、公社理事会の抜本的刷新、そして村民の公社運営参加
 私はこの間、毎日のように公社関係の書類を見つめ続け、考えに考えています。
 振興公社の経営は栄村の観光(産業)のあり方と一体の関係にあり、栄村の観光の展望を明確にしていかないかぎり、公社の黒字経営の展望も開けてこないという問題があります。
 しかし、振興公社の経営問題の最も深刻なことは、その点にあるのではありません。
 最も深刻なことは、経営判断をするために当然存在して然るべき書類(数字)が存在していないことなのです。収入についても支出についても、黒字・赤字を判断する指標となるまともな予算書や決算諸書類が充分にはなく、たとえば月々の結果が出た時に「今月はヤバイ。来月は支出のこの項を削る、あるいは支出を先送りにする。収入面では、ここに営業をかけて、いくらの収入増を実現しよう」というような議論ができないのです。
 いいかえれば、経営陣が経営者としての仕事をしていないということです。
 現在の経営陣=理事会、とくに理事長には退陣していただくしかありません。これが事態打開の鍵です。
 そして、村民の運営参加を実現していくことです。村民のみなさんは振興公社と公社が管理する4つの施設を“なくてはならないもの”と思っています。そして、その存続と発展のために知恵と力を提供したいという気持ちを強く持っておられます。
 理事会(さらには評議員会)を一新し、村民が心を一つにして守り、発展させる振興公社に変えていこうではありませんか。いまこそ、栄村村民の底力を発揮するときです。
 3月議会ではそのために全身全霊を尽くして頑張りたいと決意しています。

 


◎ 飯山警察署が捜査に乗り出しました
  ――誹謗文書の長瀬団地ロビーへの貼付け事件
 2月7日午後2時、飯山警察署生活安全刑事課の捜査員が、村役場所管課長の立ち会いの下、村の長瀬団地1階ロビーに立ち入り、本事件の現場検証を行いました。私も被害者として現場に立ち会いました。
 現場の写真撮影等が行われ、誹謗文書貼付けのガムテープの痕跡も明確に確認されたようです。
 また、飯山警察署が書類を作成し、私が署名・捺印して正式の被害届が受理されました。こうして、刑法231条(侮辱罪)違反での捜査が正式に開始されました。
 村ではこれまでにも同種の事件がありながら、正式捜査にまで行かずに曖昧なまま終わっていたことがあるようですが、今回は徹底的に追及し、この種の犯罪を根絶します。

 


私・松尾に対する「質問」にお答えします

 

● 2月1日、村長から「質問状」を手渡されました
 私は2月1日、県道笹原〜長瀬間の通行止め問題に関して斉藤康夫議員(産社副委員長)とともに役場で産業建設課長と話をしていましたが、その話の終わりかけた頃、誰かが私の斜め後ろから近づき、私の手に押し込むような感じで封筒を渡すのに気づきました。振り向いて見ると、森川村長でした。役場の封筒に入り、担当課欄には「村長」と手書きされていました。宛先は「松尾眞議員」ではなく、「栄村森 松尾眞様」でした(下写真参照)。

 

文書には「下水内 役場印」の割印があり、公文書です


 産建課長との話を終えてロビーに出た後、開封すると、「女性の皆さんと語る会」の席上で村長に手渡された私に関する質問状(原文は手書き)を村長がワープロで打ち直したので、それに答えられる限り答えてほしいというものでした。「質問状」は2つあり、一つは主に私の学歴について詐称ではないかと問うもの(+京都精華大学勤務の職歴も詐称ではないか)、もう一つは昨年6月に逮捕された大阪正明被告の逃亡に私・松尾が関わっていたのではないかという趣旨のものでした。
 村長(行政の長)は議員の資格等を所管する役職ではないし、また、村民個々人の学歴等について問い合わせに答える職責・立場にあるわけではありません。したがって、私が森川村長にお答えするような問題ではないと考えます。
 他方、私は選挙で選出された議員ですので、村民の方々の中に私の経歴等について疑問を持つ方がおられたら、いつでもお答えする用意があります。今回は、残念ながら、質問者の名前は知らされていませんので、直接にお答えすることができません。そこで、基本的に村内全世帯にお配りさせていただいているこの「議員活動報告」に書くのが妥当だと判断し、以下を記すものです。


● 京都大学が私の在籍を証明する書類を交付
 私は若い頃、新聞・テレビ等でしばしば「京大生 松尾真」として紹介されてきましたので、いまさら証明書など不要だと思っていましたが、今回の「質問状」では「証明書をもって本人から証明がなければ……経歴詐称または学歴詐称になる」とまで書かれていますので、京都大学に証明書の発行を求めました。その証明書は写真で掲載するとおりです。念のため、この証明書を栄村選挙管理委員会に提出いたします。

 

 

 なお、この「質問状」を書かれた方は、「除籍になれば在籍の事実が消える」と誤解されているようですが、京都大学はそのような扱いをしていないことを申し添えます。


● 私は民事訴訟で京都精華大学を訴え、「京都精華大学は原告(松尾)に対して解決金を支払う義務を負う」とする裁判所の和解調停で決着しました
 私の学歴を問われた方は、私と京都精華大学の関係をめぐっても、「懲戒解雇以上に大学側は松尾眞が准教授として存在していたこと自体を無くすということで示談しているのではないでしょうか。これが本当ならば、これもまた職歴詐称に当たりますよね」と書かれています。
 私が京都精華大学で懲戒解雇処分を受けたことは事実ですが、それはまったく不当な処分であり、私は処分直後(2012年秋)に京都地方裁判所で「処分取り消し」を求める訴訟を起こしました。
 その結果、2015年、京都地方裁判所において、大学側が原告たる私に対して解決金を支払う義務を負うとした裁判所の和解勧告に原告・被告双方が同意するという決着をみました。専門家からは私の実質勝訴という評価をいただいています。
 以上のことから「職歴詐称」云々が当たらないことは明白です。一言申し添えるならば、「准教授として存在していたこと自体を無くす」というような処分が日本社会において法的にあり得るのでしょうか。「質問者」の方に逆にお尋ねしたい心境です。

 

● 満11年に及ぶ私の村での暮らしぶりは皆さんがご存知です
 もう一つの「質問状」は、私を直接に名指すのではなく、「渋谷暴動事件で委員長として命令した人が栄村の議員」、「この議員と大阪正明の関係(過去〜現在)と、逃亡についての関係を村民全員に報告して下さい」と書いています。しかし、この「議員」というのは私・松尾を指していることはどなたでもお分かりになると思います。だからこそ、森川村長も私にこの「質問状」を渡されたのでしょう。
 「議員活動報告」第20号でも書きましたように、私が破防法事件で逮捕・起訴されたこと、学生運動をしていたことは事実です。ただし、大昔のことです。私は2007年4月から栄村で暮らしています。今年で満11年です。その間の暮らしぶりは多くの村民がご存知です。「大阪正明の逃亡との関係は」などと問うこと自体が愚かであり、ひいては私の名誉を毀損しかねないものです。
 申し添えますが、渋谷暴動事件当時、私は破防法事件で警視庁に留置中であり、「命令」など出来ようがありません。また、新聞報道によれば、今回の大阪正明被告の起訴にあたって、警視庁は渋谷暴動事件関係者全員に対して再事情聴取をしたそうですが、私はそのような事情聴取を受けていません。「関係者」ではないということです。

 

●「質問状」の不可解さ
 以上、私は議員という公職に就いている者として、あえて個人のプライバシーも曝け出して、 “疑問”にお答えしました。
 そのうえで、私は森川村長から渡された「質問状」について、不可解に思う点がありますので、最後にそのことについても書かせていただきます。
 「質問状」が森川村長に渡されたのは「女性の皆さんと語る会」の席上だということですが、その「会」が開催されたのは昨秋の4回、うち最後の会が12月9日(東部地区)でした。なのに、なぜ、2月1日までその「質問状」を村長が放置されていたのか、ということです。
 それに関連して、一つめの「質問状」に添付されていた文書に非常に不可解な点があります。一つめの「質問状」は計3枚で構成され、1枚目が「質問」本文、2〜3枚目はインターネット記事を印刷したものです。その印刷物にはネット記事を印刷した日付が入っています。それは「2017/12/23」という日付です(下写真参照)。2月20日に森川村長にお尋ねしたところ、その2枚は「女性と語る会」の席上で渡された「質問状」に付けられていたものだということです。しかし、「女性を語る会」の最終回は2017年12月9日です。なぜ、12月9日までに村長に渡された文書の中に「2017年12月23日」に印刷されたものが入っているのでしょうか。非常に不思議です。

 

黒塗りは村長側が行ったものです

 

 以上です。私は今後も、必要なことはきちんとお答えする姿勢ですが、疑問のある方は私に直接お尋ねいただくか、公職選挙法上で問われる経歴等については栄村選挙管理委員会にお尋ねいただくようにお願いいたします。村長という行政の長は議員の経歴や言動について所管する立場にはないことをご理解いただきたいと思います。

 


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