こういう手をうてば、もっともっと多くのお客さまが栄村にやって来ます!
- 観光と村づくり
- 2018.02.04 Sunday
栄村に来てくれるお客さん。もっともっと増やしたいですね。
冬だけでも、スキー場来場が千人増えると、昼食代だけで800円×千人=80万円、直売所でのお買い物2種類計千円×千円=100万円、計180万円も増えます。8頁で紹介するように、直売所が次年度、年間2千万円の売上増加をめざすうえで、非常に重要な要因になります。
「こんな人が来られました!」、「冬の栄村、さかえスキー場の魅力はこんなところ」
――こういう情報をSNSでドンドン発信する
いま、海外からのお客さまを含めて、旅する人はSNS(インターネットを使用する個人からの情報発信)で「○○、良かったよ!」と発信されている情報を得て、行き先を決めるケースが増えています。
スキー場や直売所、さらに秋山の役場支所や観光協会が自らSNSで発信すると共に、お客さまが発信したツイッターをリツイート(お客さまの投稿を再投稿して拡散する)、フェイスブックをシェアする(いい記事を拡散する)ことが大事です。これは簡単なことのようにも見えますが、相当の時間とエネルギーを要します。スキー場などに、「SNSを使うのが大好き」という情報発信専任の人を配置することが戦略的な鍵になります。
「トマトの国」のお湯に午前11時から入浴できるようにする
土曜日からスキー場に来たお客さま、日曜日は昼前まで滑って、温泉に浸かってひと休憩、そして帰りの高速の渋滞にはまらない時間帯に村を出発する。こんなスケジュールを考えておられます。
ところが、「トマトの国」の日帰り入浴は現在「午後2時から」。これでは、みすみすお客さまを逃します。「孫がスキーしている間、私は温泉に入っていたい」という祖父母の方もかなりおられます。
国道117号線の看板をご覧ください。先日、散歩していた青倉の住民が車で来られたお客さまから抗議されたそうです。「看板に10時半からって書いてあるじゃないですか。行ってみたら、『日帰り入浴は2時から営業』。せっかく来たのに入れない」と。
地元住民は、「公社の人出が不足だったら、11時〜2時の間、私たちがボランティアでフロント受付をやってもいいですよ」と話しておられます。今日2月1日の午後2時にも、開店を待つかのように飯山市(中野市に近い地域)から入浴客が来られました。「ここは温泉らしい雰囲気のお湯で、いいですよね」。
秋山へのアクセスを改善する
秋山郷は人気がありますが、最大の難点はアクセス(秋山に行く交通手段)です。
国道405号線の見玉〜清水川原間の未改良区間、そしてなによりも結東〜清水川原間(とくに下り)です。根本的には道路拡幅等の改良が必要です。改良が技術的に可能なことはこの間の他区間の改良工事の実施で証明されていると思いますが、改良にも早くても3〜5年を要します。
ひとまずの対策としては、森宮野原駅〜小赤沢間に1時間〜1時間半に1本の割合でシャトル便を走らせるのが最もよいと思います。運転手を 国道405号線結東〜清水川原間の狭いカーブ坂
含めて10人以下の定員、普通免許で運転できるもので充分です。これに観光の人を乗せることは、昨今の国の制度変更などで、ちょっとした工夫をすることで充分に可能だと思われます。しかも、このシャトル便は地元の人も利用できるようにして、〈秋山の足〉の確保も兼ねます。このシャトル便は昨秋の「秋山郷シャトル便」のように観光コースを決めて、いくつかの観光ポイントを巡るというのではなく、森宮野原←→小赤沢の直行便です。
また、秋山の中では、乗用車クラスの車で秋山内をぐるぐる回る便を用意すればよいと思います。
こういう仕組みを村、振興公社管理施設(雄川閣、のよさの里)、観光協会、地域おこし協力隊、さらに有志等が連携して立ち上げるのです。「そんな面倒なことはできない」と言う人があれば、それは「秋山郷観光の活性化は不可能」と言うに等しいです。
絶対に実現したいですね!
「さかえ倶楽部スキー場の魅力はこんなところ」という項も
掲載したかったのですが、頁数の関係で、今回はここまでと
します。