プロフィール

profile
栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

カテゴリー

categories

サイト内検索

Search

カレンダー

calender
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>

最近の記事

selected entries

最近のトラックバック

recent trackback

月別アーカイブ

archives

栄村関連リンク

links

携帯用QRコード

mobile
qrcode

ブックマーク & RSS

Bookmark&RSS

今秋の観光の動きから、次の展望はどのように生まれているか

 

 

 ここに掲げた2枚は、JR東とJR西がこの秋に展開した「四季の美 五ツ星」キャンペーンのものです。
 10月頃に東京に行った村の人が口を揃えて言います。

    「すごいよ。東京駅なんかに布岩のこのポスターがズラッと

     並んでいるんだ!」

 そりゃ凄いですよね。東京都内の駅という駅が栄村・秋山郷の写真で埋め尽くされたのですから。

 

● JRとの連携を強めなければ…
 このポスターを見て、実際に栄村を訪れた外国人女性と森宮野原駅前で出会い、「行き方がわからない」と言うので、自分の車で布岩まで案内したという秋山の人がおられます。ですから、秋山郷・布岩を取り上げたJRのキャンペーンが観光客の動静に影響を及ぼしていることは間違いないと言えます。
 しかし同時に、「村がポスターを受け取ったのが遅かった」、「JRとの連絡が密でなかった」(12月定例議会での松尾の一般質問への森川村長の答弁)という事実もあります。
 JRは北陸新幹線の利用客を増やすためにキャンペーンをしているわけで、栄村のためにキャンペーンしてくれているわけではありません。栄村の方からJRに頻繁に連絡を入れ、情報収集に力を入れないと、JRのキャンペーンが栄村にどんな好影響を与えるのか、与えているのか、わかりません。
 私が知っている限りでは、このキャンペーンに使用された布岩の写真は、JRが独自に撮影したものではなく、栄村(厳密には観光協会)が提供したものです。しかし、提供を求められた段階で、村側は「何に使うのか?」を尋ねていません。JR側は写真提供者に真っ先に出来上がったポスター等を送り届けるということをしていません(ひどい話だと思いますが…。栄村がなめられているとしか言いようがありません)。
 これはJRの依頼連絡に直接対応した職員一個人の問題ではないですね。村の情報アンテナが低いということです。
 でも、今からでも遅くありません。「五ツ星」キャンペーンの期間中の北陸新幹線の長野駅および飯山駅の乗降客数とその昨年比、飯山線の乗客数等々、JRが当然確保しているデータを取り寄せて分析するだけでも、何かが見えてくるでしょう。また、飯山駅や北信エリア、さらに秋山郷の観光関係者から、「『五ツ星』キャンペーンのことを口にしていた観光客はいましたか?」という聞き取り調査をしてみれば、観光客の反応・動向がある程度見えてくるかもしれません。
 今秋は、信州デスティネーション・キャンペーンがあったのでJRが力を入れたのであって、放っておいたら、来年はJRが秋山郷−栄村に目を向けてくれるという保証はありません。だからこそ、栄村側からJRにコンタクトを密にとり、栄村の素晴らしさをガンガン売り込んでいくことが必要なのですね。

 

● 「ご主人の接客と料理が素晴らしい」と雄川閣が評判に!
 この秋に秋山郷を訪れられた東京の人。9月下旬と11月初めに雄川閣にお泊りになりました。私は11月3日夕に雄川閣のフロントロビーでその人に出会いました。私は雄川閣の施設があまり良くないことを気にかけていたので、「9月に続いて二度目の宿泊だそうですが、何が気に入られたのですか?」と尋ねました。すると、その人はフロントのレジにいる人を指差しながら、
   「ここのご主人、いい人なんですよ。料理を担当している

    人もいいですね。」
 「ご主人」とは支配人の都丸俊幸さんのこと。このお客さんは「雄川閣は村の施設で、指定管理で振興公社が管理運営している」なんてことはご存じないですから、都丸さんが旅館のご主人だと思われているんですね。結構なことです。よほどの大規模ホテルでもなければ、旅館というものは主人や女将の人柄にお客が惚れ込むことでリピーターが誕生していくものですから。
 「料理を担当している人」も話題にされたのはなぜでしょうか? まず、料理が素朴で美味い。そして、料理人の島田和夫さんはただ料理を出すだけでなく、可能なかぎりお客さんと接し、言葉を交わすことを心がけておられます。私が知る限り、そんなに話が上手な人だとは思いませんが、逆に、その訥々(とつとつ)とした喋りがいいのかもしれませんね。

 


こんな料理が評判! 左からこごみ、ウド、ぜんまい

 

 このお客さんが帰京後に自らのフェイスブックに投稿された写真を3枚紹介します。

 

 

 

 1枚目の写真をわざわざフェイスブックに投稿されたということは、よほど雄川閣がお気に入りということを示していますね。このお客さんはライダーです。2枚目の写真は切明から秋山林道に上がる道の途中のカーブでの撮影だと思われます。

 


 そして、これが3枚目。白沢(しらさわ)ですね。紅葉の名残りと薄っすら雪化粧という姿に感動されたようです。
 ツーリング仲間で毎年、野沢温泉の宿に25名くらいで泊っておられたそうですが、「来年はみんなで雄川閣に来させてもらっていいですか?」と言っておられます。
 また、11月以降、私と携帯電話でもつながったのですが、12月12日、「今日、杉並区である忘年会をしたのですが、『栄村に行こう』って盛り上がりました」という連絡が入りました。
 ここでは、私が知り合った人の事例を紹介しましたが、都丸さんにお尋ねしたところ、やはり「接客と料理が素晴らしい」というお客さまの声がたくさん届いているとのことです。
 もう1つ、事例を紹介します。苗場荘さんです。

 


 上の写真は苗場荘さんがフェイスブックに投稿されたもの。
 「〇〇大学OBの皆様。この度も北海道、千葉、東京から来てくださり、ありがとうございます。もうこちらに来るようになってから9年にもなるのですね。大学の時、来てからずっと、ありがたいことです!」という女将さんのコメントが付いています。大学の研修プログラムで栄村に来て、苗場荘にも泊ったのですね。この大学は今も現役生が栄村に来ています。遠くからリピーターとして来てくれる人たちも素晴らしいですが、その人たちをフェイスブックで紹介する苗場荘さん(島田とも子さん)も凄いです。リピーターで来られた人たちをことごとくフェイスブックで紹介されています。

 

 「次の展望」を詳しく書く前に紙幅が尽きました。続きは次号に書きます。


この記事のトラックバックURL
トラックバック