プロフィール

profile
栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

カテゴリー

categories

サイト内検索

Search

カレンダー

calender
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< January 2018 >>

最近の記事

selected entries

最近のトラックバック

recent trackback

月別アーカイブ

archives

栄村関連リンク

links

携帯用QRコード

mobile
qrcode

ブックマーク & RSS

Bookmark&RSS

復旧作業の進展状況〜笹原〜長瀬間の県道土砂崩れ区間〜

 11月22日午前に現場に行き、撮影してきた写真を示します。

 

写真1:長瀬方面から見た道路の状況
 崩落土砂、倒木、落ちてきた雪崩防止柵土台のコンクリート塊などすべて撤去され、道路はきれいな状況になっています。

 

 次頁に写真2を示しますが、そこに見られるように、崩壊面の下(道路側面のブロック設置面の上)には大型土嚢が設置されています。また、その少し上には落石(が跳ねること)を防止するためのものと思われるネット(緑色)が設置されています。
 また、県道の北野川側の路肩ですが、写真3に示すように、基本的に損壊していません。

 


写真2:土嚢と落石防止ネット

 

写真3:路肩の様子

 

● 応急復旧措置はほぼ出来たのではないか
 この県道を所管している北信建設事務所からの正式発表はまだありませんが、私がこれまでに見てきた同様の土砂崩れ箇所での応急復旧措置の事例と比較して検討すると、通行止めを解除するに必要な応急復旧措置はほぼ出来たのではないかと思われます。
 北信建設事務所と県の迅速な対応に感謝します。
 間もなく、通行止めの解除等に関する地元説明が行われると思います。

 

● 県は本格復旧にむけて国と折衝へ
 今回の土砂崩れ災害は、全国各地で被害を出した台風21号によるものであり、また、かなり規模が大きくて本格的な対策工事が必要なものです。こういうケースでは、本格的な復旧工事は「公共土木施設災害復旧事業費負担法」という法律に基づいて、国の補助を受けて行われます。
 この国庫補助を受けるには、県道の場合、県が本格復旧の設計と積算見積を国に提出し、国の査定を受けます。“査定”があるわけで、県の申請通りにすべて認められるわけではありません。しかし、逆に言えば、東京の霞が関を拠点としていて栄村のような豪雪地の環境に精通していない国の役人さんに対して、地元住民の訴え・意見などが県を通じて具体的に伝われば、国の役所(担当者)も地元の実状をふまえた“査定”を行う可能性が高まります。
 地元が県・北信建設事務所に充分に説明と要望を行うことが重要です。
 北信建設事務所は地元の意見にしっかり耳を傾ける姿勢です。

 

● あくまでも応急復旧。冬の積雪・雪崩対策などはこれからの課題
 話を当面の通行再開に戻します。
 19日に初雪があり、写真2に見られるように崩壊面に若干の積雪も見られます。しかし、まだ本格的な積雪ではありません。
 12月中旬以降の本格的な積雪期の雪崩に対する対策をどうするか。まだまだこれからの検討課題です。また、雪崩対策の応急措置は、上に記した本格復旧の設計・積算・それに対する国の査定によって左右される可能性もあると思います。
 地元の願いは、笹原〜長瀬間が冬期も(たとえ片側通行であっても)通行可となることです。県・北信建設事務所にしっかりと声を伝えて、迂回路ではなく、笹原〜長瀬間の通行可を実現するために頑張りましょう。
 あと数枚、22日撮影の写真を紹介します。

 

写真4-1

 

写真4-2

 

 土砂崩れで雪崩防止柵が少なくとも2基損壊しましたが、その左右を示したのが上の写真4の1と2。雪崩防止柵がずらっと並んで設置されているところなのです。

 

写真5
 土砂崩れが発生した部分と崩れなかった部分の境目の様子です。杉の木の根を見ると、斜面の土がどの程度流されたのかがわかります。


(了)


この記事のトラックバックURL
トラックバック