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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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中条川1号崩壊地、現在の様子

 イベントの楽しい話題から一転して、厳しい現実の直視です。

 


 上写真は、中条川上流1号崩壊地で、崩落し堆積している土砂を掘削し、ダンプで搬出する作業の様子です。8月17日に許可を得て撮影しました。
 7月に始められ、今秋期、降雪前までに完了すべく、この現場と森開田上の旧村営グラウンドの間を1日80往復する猛烈な作業が行われています。
 工事の概要を写真で説明します。

 


 これは今年4月30日、雪消え時に撮影したものですが、赤線で囲った部分、これは6年前の地震・山腹崩壊で崩落した土砂が堆積しているものです(安定性を確保するために整形されていますが)。
 今後、2013年9月の土石流を引き起こしたような大雨などがあれば、この堆積土が崩れ、土石流となって流下する恐れがあります。そこで、これを除去するのが今回の工事作業です。さまざまな悪条件が重なり、当初計画より2年程度遅れています。次の写真は8月20日に上の写真とほぼ同じ地点から現在の状況を撮影したもので、堆積土の右側の部分が一定程度、掘削・除去されたことがわかります。

 

 

 この頁冒頭の写真でお分かりいただけるように、深い(しかも不安定な)谷に面したところでの作業で、非常に危険を伴う厳しいものです。

 それだけではありません。ダンプでの土砂の運搬が容易ではありません。旧村営グラウンドと1号崩壊地の間の道路。元はと言えば、森開田用水の管理のための軽トラ1台だけが走るような道。現在は少し道幅を広げ、軽トラで走るぶんには「広くなったなあ」という感じがしますが、ダンプカーの場合、ダンプカーの幅と道幅はほぼ同じ。しかも、坂道あり、断崖絶壁の真上ありという道で、ものすごく緊張するものです。私も17日、ダンプの真後ろを走らせていただきましたが、1号崩壊地に何回も、何回も通っている私でも《今までに体験したことがない怖さ》を感じました。
 坂道部分には、ただの鉄板では滑りやすいということで、ロードマットというものが敷かれていますが(下写真)、これがまた大変。この上を走ると、ダンプのタイヤも削られるそうですし、軽トラの場合はタイヤが小さいのでとてもおっかないです。

 

 

 1号崩壊地では、この工事作業として並行して、森上水道の水源の工事、開田用水の頭首工工事が行われています(水道関係工事の様子はまた別の機会に紹介します)。
 搬出土砂量の多さを見ると、降雪前に完了させることができるか、「厳しい、大変だ」と思います。そして、その先に、中条川土石流対策の諸工事がまだいくつも待っています。
 工事作業の安全を祈念します。そして、現場をまた訪れ、レポートします。


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