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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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森農業改善組合の取り組み

 

 森集落の開田の一角です。
 不耕作になっていた田んぼ4枚に8月6日、ソバの種が蒔かれました。それから8日経った15日、ソバの苗が元気に育っていました。

 


 不耕作地を無くそうという森農業改善組合の取り組みです。また、11月には、収穫できたソバを打って、森宮野原駅前でソバを振る舞う収穫祭が計画されています(公民館との共催)。集落の農業を元気にしつつ、その成果を生かして森駅前の活性化も実現していこうという意欲的な取り組みです。

 

人出不足−水見の困難をのりこえる取り組みも
 さらに、もう一つの取り組みがあります。
 田んぼに水を自動的に送り込む電動装置の設置実験です。

 


写真イ

 

写真ロ

 

写真ハ

 

 写真イに見える球状の装置が田んぼの水量を検知し、水を入れる必要があれば、ケーブルでつながっている写真ハの装置を経て、写真ロに見える水止め板を上げ、水路の水が田んぼに入ります。田んぼの水が十分な量になると、再び写真イに見える球状の装置がそのことを検知して写真ハの装置に信号を送り、写真ロの水止め板を下げ、送水を停止します。
 この種の装置、暮坪の田で使われているのを「復興への歩み」で紹介したことがありますが、開発されたのは関口直衛さん(森集落在住、暮坪出身)のご二男・廣美(ひろみ)さん。森農業改善組合が廣美さんに協力をお願いし、実験装置の設置に至ったものです。7月28日の設置以降、順調に作動しています。

 

いちばん左の人が関口廣美さん

 

 森の開田は山の山腹を開拓したものですから、田んぼは段々状に位置しています。そして、水路は山の上から下に向かって流れ下ります。上の田んぼで水を取り入れると、下の田んぼには水が来なくなります。そのため、個々の農家がめいめいで水を管理するのではなく、森農家組合が水の管理を一括で行うルールになっています。水管理に当たる人は一日仕事になります。この水管理役の確保が、高齢化と後継者不足で難しくなっているのが実状。そこで、農業改善組合関係者が水の自動管理システムに着目したわけです。
 農業改善組合では、今夏の実験の結果をふまえて、森開田全体での活用の方策を検討していく予定です。栄村の他の集落にも森集落と同じ課題を抱えているところがかなりあります。森での取り組みに注目したいと思います。


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