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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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中条川上流崩壊地工事現場見学会

 

 背景に雲海がたなびいていますね。
 27日(水)午前10時から、中条川上流1号崩壊地で森区民を対象とする「中条川合同見学会」というものが開催されました。上写真は参加者が勢揃いし、崩壊斜面を見上げている場面。
 1号崩壊地の崩壊斜面にモルタル吹付をする工事と、1号崩壊地と2号崩壊地で建設が進む6号谷止工、この2つの現場を見学するものです。
 見学会の始まりの頃はまだ時折、小雨が降る空模様で、6号谷止工の現場に向かう道は下の写真のように雲の中にあるような状況でした。

 

 

 

 

 説明会の場所から崩壊斜面を見上げる。写真左上に注目。断崖の上に重機が見えます。

 

 

 重機は無線操縦。人は乗っていません。モルタル吹付の準備作業として、崩壊斜面上部のオーバーハング部分を落としています。 写真には大きな石が猛スピードで斜面を転がり落ちてくる様子が捉えられています。


 今日の説明会では、モルタル吹付工の工事概要の説明、6号谷止工の現場案内の後、希望者のみ、工事用のモノレールで崩壊斜面の上まで案内して下さるとのこと。“モノレール”とは言っても、凄い急坂を上っていく工事用のもの。下写真がそれです。崩壊斜面のいちばん上まで上がるのに約10分かかります。実際にモノレールで崩壊斜面の上まで上がったのは、村役場建設係長の藤木利章さんと私、北信地方事務所林務課の人たち。

 

 

 

 

 モノレールで上がる途中、座席から撮影したもの。先頭に施工者・フクザワコーポレーションの篁(たかむら)さんが座り、モノレールを操作されています。
 運転者以外の定員は2名。座席には横への転落を防止するロープがあるのみ。手すりを掴み、体を支えます。なんとか手を放して、カメラを構え、撮りました。

 


 途中、進行方向右手に突然、人の姿が! 重機の操作に関わる人たちです。私たちがモノレールで上り下りする間、作業が中断され、待機しておられたのです。

 このモノレールで上がる間に木の切れ間から絶景が…。
 

 

 すごい急坂を上がっていたときなので、カメラを水平に構える余裕もなし。
 正面が三ツ山、その左、雲に覆われているのが鳥甲山でしょう。
 写真下部には中条川の流れが見え、栄大橋も写っています。

 


 これもモノレール上から撮ったもの。
 手前に見える茶色の地面は崩壊斜面頂部のオーバーハングがすでに削り取られた箇所。

 

 

 

 モノレールから降り、最頂部(下写真の赤丸地点)に立って眺めた景色。

 

 

 崖っぷちに寄って、真下を見ると…

 

 

 

 最頂部で目を野々海方向に転じると、なんと不動滝が眼下に見えました。

 

 

 


 最頂部でおっかなびっくり、カメラを構える藤木利章さん。

 

 最頂部は素晴らしいブナ林がひろがっています。

 

 

 

 後続の林務課の人たちがモノレールで上がってくるところ。

 

 

 モノレールは下りのほうがおっかなかったですね。
 下りは、運転席が後ろ。私が先頭座席になるところに乗りましたが、必死で手すりに?まっていないと前へ落ちそう。
 その中でなんとか片手で撮った1枚。

 

 

 

 今日のところは、崩壊斜面最頂部の体験報告。
 最先端の工法が採られている工事の内容は、もう少しよく勉強したうえで、改めてレポートしたいと思います。


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