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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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小滝集落が東京・板橋区農業祭に出店


 1ヶ月前の話になりますが、11月10日(土)、11日(日)の2日間、小滝集落の復興プロジェクトチームが、東京・板橋区の農業祭に「小滝米」を売るお店を出し、大きな成果をあげました。
 お米は1kg入りを200袋、用意していったそうですが、完売。その他にも、ナメコなどのキノコ類などすべて売り切れ・御礼となったとのことです。
 これは栄村ネットワークに今春、支援金を寄せて下さった東京けやきライオンズクラブの皆さんのお世話によるものです。
 「復興への歩み」の162号(7月27日)で「栄村のお米をいい値で売るために、どうするか」を提起し、その中で「小滝のおコメをご予約ください」と呼びかけたのですが、それにライオンズクラブのみなさんが応えて下さったものです。
 けやきライオンズクラブの皆さんは大変ご熱心で、11月10日、11日の当日、現場でご支援下さったのはもちろん、それに先立って10月14日、4名の代表団が小滝集落を訪問下さり、打合せと小滝集落の見学をされました。


* つながりが大事

 お米の直売(産直)を実現するうえで最も大事なことは、ある一定の団体やグループとのつながりを創り出し、維持・発展させていくことだと思います。
 お米を扱う業者や大量のお米を使用する飲食関係業者との関係も大事でしょうが、そういうケースでは、作り手の思いや地域(集落)の思いを、お米を食べて下さる人たちに直接に伝えることが困難です。栄村のように農地規模が小さな村、その集落のお米をいい値段(=米作りが成り立つ適正価格)で買ってもらうには、“顔の見える”関係を作り手と食べ手の間に築くことが必要なのです。
 青倉米では東大駒場地区保育所のみなさんとの間でそういう太い絆が築かれています。今後、けやきライオンズクラブと小滝の関係が太く、長く発展していくことを期待したいと思います。

東京けやきライオンズクラブのみなさんと記念写真


* 東京在住小滝村民が活躍
 小滝集落の板橋区農業祭出店でいまひとつ注目すべきことは、当日の「売り子」として、東京在住の小滝の若者(女性)が活躍されたことです。   
 彼女は今年のお盆の時のワークショップ(小滝公民館で開催)でも、「小滝と都市の交流の橋渡しをしたい」旨を発言されていました。
 若者が主力となる村づくり、復興はこういう形でも進めることができるんですね。とても大事なことだと思いました。

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