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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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「トマトの国」の新しい料理と愛湯会のご紹介

 

 これは、5月15日に開催された「トマトの国」愛湯会で出された5皿のお料理のうちの一皿(8人分)を撮影したものです。
 真ん中に緑の葉がついた枝ものが飾り付けとして置かれています。おわかりの方もおられるかと思いますが、アケビです。「トマトの国」のごく近くで板前さんが採ってこられました。
 この日の愛湯会は16名の参加。「トマトの国」に新しい板前さんが着任されたことをうけて、顔合わせをし、そのお料理を味わうために開催されました。
 写真のお料理をはじめとして、きれいな盛り付けの料理が並べられ、参加者のみなさんは感嘆の声をあげられました。お味もとてもおいしいです。
 板前さんのお名前は旗野(はたの)昭(あきら)さん。山梨県甲府市のご出身で、京都や高野山で修業されてきた人です。「里山が好きで、そういうところで働きたいと思っていたので、今回、こちらにお世話になりました」という自己紹介でした。
 この新しい板前さんのことは村内で評判が広がりつつあるようです。
 こういう腕のよい板前さんが確保できたことは嬉しいことです。
 と同時に、板前さんの腕のよさだけで、「トマトの国」の経営がうまくいくわけではないことも認識せねばなりません。
 振興公社の経営をどのような方針で進めていくのか。まだ十分に明らかになっているとは言えません。全村的な議論を積み重ねていく必要があります。
 また、共通入浴券問題も未解決のままです。

 

愛湯会の取り組み−地元住民の力で支えることの重要性
 愛湯会は、日頃、「トマトの国」の温泉を定期的に利用している地元住民の集まりです。共通入浴券の問題で声をあげることもしています。
 今回5月15日の集まりでは、会の初代会長・月岡英男さんから会の発足の経緯が紹介されました。「トマトの国のそばにはカタクリがたくさん咲く。これを長瀬のカタクリ街道に負けない群生地にするために、整備の草刈り作業を呼びかけたのが愛湯会の始まり」というお話です。
 「トマトの国」の前の広場の土手には、愛湯会のメンバー島田昭男さんの手でオキナグサがたくさん育てられてもいます(下写真、ちょっと満開期を過ぎてからの撮影ですが)。

 


 今回の集まりでは、7月半ばに草刈り作業を再開し、今年3回目の愛湯会をやろう、ということになりました。
こういう地元住民の力で、「トマトの国」−振興公社を盛り上げていきたいな、と思います。


トマトの国愛湯会5月15日

 

 

 5月15日夕6時から、トマトの国愛湯会。
 今回は、トマトの国の新たな板前さんのお披露目が主目的。写真は5皿のうちの3つを撮影したもの。

 

 

 今回の参加者は総勢16名。
 参加者のみなさんが会場に入ってテーブルの上の料理を見た時の第一声は、「わあー、凄い!」、「こんなごっつお、見たことがない!」、「綺麗!」というもの。
 「これは何だろう?」と言いながら、取り皿にいろんな料理をとり、味わいました。

 

 新しい板前さんのお名前は旗野昭さん。山梨県甲府市のご出身で、京都や高野山で修業されてきた人です。「里山が好きで、そういうところで働きたいと思っていたので、今回、こちらにお世話になりました」という自己紹介でした。
 私は、この板前さんのお料理をいただくのは、4月23日の森老人クラブ永寿会のお花見に続いて2回目。
 振興公社がいろんな問題を抱える中で、この板前さんに長くトマトの国で腕をふるっていただくことができるか、地元の努力にかかっていると思います。

 

 会の終わりに会長さん(横倉の渡辺隆幸さん)から、「7月の半ばすぎにトマトの国の周囲の草刈りをやって、その後にまた宴を持とう」という趣旨の提案がありました。
 また、その提案に賛同する立場から、初代会長の月岡英男さんから愛湯会の始まり・趣旨についてのお話がありました。「トマトの国の近くにはカタクリがたくさん咲く。それを手入れして、長瀬のカタクリ街道に負けないところにしようということで、草刈りを始めたのが愛湯会の始まり。その後、みんなの歳が高くなり、作業を続けられなくなった。また、原点に戻ろうという趣旨です」というお話です。
 初めて聞くお話でしたが、私は、栄村で暮らすようになって2年目だったか、一度、草刈りに参加したことがあります。今回、提案された7月の草刈りにはもちろん参加したいと思っています。

 

 月岡英男さんが話されていたカタクリが咲く場所は、トマトの国に入っていく道路の右手のところだと思うのですが、16日午後、その場所とは別に最近カタクリがたくさん咲くところを支配人の広瀬春美さんにお尋ねしました。
 カタクリの季節はもう過ぎていますが、葉はまだありました(カタクリは開花を終えてしばらくすると、葉も茎もすべて姿を消します)。そして、いまはヒトリシズカが群生していました。

 

 

 トマトの国の建物との位置関係はつぎの写真のとおり。

 

 

 

 

 もう一つ、素敵なお話があります。
 トマトの国の前の広場の右写真に見える土手のところに、この時期、オキナグサがたくさん咲きます。

 


 じつは、一度姿を消したため、愛湯会のメンバーである逆巻の島田秋男さんがオキナグサの種を別のところで採取し、ここで育ててこられたもの。昨日の席でご本人からお聞きしました。

 

開花のピークの時期を少し過ぎましたが…。

 


 こういう地元の人たちの思いが詰まり、素敵な環境があるトマトの国を大事に守り、発展させていきたいものです。

 


年間利用者3万7600人、海外からも約150人

信越トレイルへの取り組みを! 森駅前活性化のもう1つの策

 

 

 上の写真は、10月30日、信越トレイル栄村口へ下りてくる信越トレイルクラブ(NPO法人)主催ハイキングの参加者約20名です。森集落の堤(旧村民グランド)のすぐそばです。
 この人たちはその後、栄村の隣の集落・羽倉に下り、羽倉公民館で地元の人からお話を聞くとともに(下写真)、昼食をとり、その後、栄村の「こらっせ」、北野天満温泉に向かいました。

 

 

信越トレイルの苗場山までの延長計画
 信越トレイルは斑尾山から天水山までの関田山脈の尾根を歩く総延長80kmのコースです。2008年に全線開通し、栄村村民の中にも歩いた経験がある方が結構おられることと思います。
 この信越トレイルには当初から、苗場山までのハイキングコースを整備する計画があります。それが実現すると、栄村の中を歩く人がとても増えますね。
 今回のハイキングは、そのコース選定作業の一環として実施されたもの。

 

信越トレイルは素晴らしい人気コース
 信越トレイルはとても人気が高く、この頁の大見出しにも書いたとおり、昨年度は3万7600人の人たちが利用されています。また、昨年3月の北陸新幹線開通・飯山駅開業に伴い、信越トレイル事務局が把握しているだけで約150人の海外からのお客さまがトレイルを歩いておられます。
 全長80kmの中でもとりわけ、天水山は「細かなアップダウンが連続するハードなコース」で登山者には人気が高いところです。森集落の人や「トマトの国」利用者の中には、天水山に登るという人、下ってきた人と出会ったことがあるという人が多いのではないでしょうか。
 今後、苗場山までのハイキングコースの延長が具体化してくれば、信越トレイル利用者の栄村への訪問、森宮野原駅とその周辺の利用が増えることは間違いありません。

 

野々海〜松之山間林道から見る天水山の尾根

 

森駅前を賑やかにしよう!
 森集落の人たちの強い願いの1つは森宮野原駅前を賑やかにすること。それは、森の人たちだけでなく、栄村全体にとっても大きな意味を持ちます。
 私は10月に2回、信越トレイルを歩く人たちの送迎を行ないました。「栄村に宿泊施設があります。送迎します。お茶のみもできます」と宣伝すれば、これまではトレイル入口から遠い他の市に宿泊していた人
たちが栄村をトレイル歩きの起点・終点に選んでくれることでしょう。
 〈観光で村を賑やかにする〉、〈村が潤うようにする〉というのは、こういう取り組みによってこそ実現されていきます。
 信越トレイル全線開通からもう8年が経ちましたが、栄村の取り組みは弱く、また粘り・継続性に欠けるものでした。そういう現状をみんなの力で打ち破りましょう。
 秋山郷観光の強化は、それはそれで力を入れていかねばなりませんが、秋山郷観光で問われる課題も同じです。
 ただパンフやチラシにおカネを投入するだけが観光施策ではありません。住民一人一人の小さな力を合わせて、〈信越トレイルのお客さま歓迎−賑やかな森宮野原駅前〉を実現していきましょう。


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