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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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夢灯にて思う

 9月22日、夢灯(ゆめほ)に行ってきました。

 


 今年で6回目の夢灯、私が訪れるのは4回目だと思います。その数2千を超えるロウソクの灯の配置が昨年とは異なり、今年、「いちばんいいなあ」と感じたのは天池と第二天池の間の白樺などの林の中の灯りでした(上写真)。撮影したのは完全に日没する前の午後6時くらいなので、いまひとつ雰囲気が出ていないのですが…。
 私はこの場所に1時間近く佇んでいました。
 今回、非常に嬉しく思ったのは第二天池の周囲をぐるっと巡り、林の中を抜けて天池に出られる散策路が拓かれていたことです(下写真。写真右手真ん中に第二天池が見えています)。

 


 散策路は草刈りされた後にウッドチップが敷き詰められ、歩きやすくされていました(ただし、ウッドチップの量が足らず、第二天池裏側と天池裏側を結ぶ辺りが草刈りのみにとどまり、その部分はちょっと歩きづらかったですが)。
 こういう整備作業を夢灯時だけに限らず、春〜秋の間に三度くらい実施できれば、観光客を多く招致できる素敵なスポットにできるなあと思いました。
 


栄村復興への歩みNo.344(9月1日付)

“とっちゃ”で眺める鳥甲山とソバのお花畑
 ――秋山郷の観光をデザインする――

 

 

 素敵な眺めなので、写真をぐっとワイドにしました(8月30日午前撮影)。
 撮影地点は秋山郷・上野原集落で、地元の人たちが“とっちゃ”と呼ぶ場所です。栃川と中津川の合流点付近で国道405号線の下に広がる一帯です。
 上野原のある人から、こんなことをお聞きしました。「私のスキーの後輩で、大手旅行会社に勤務する人がいるのですが、『こんな景色は日本各地を探しても他にはない』と言っておられます。その人はいまでも年に1〜2回、来てくれます」。
 ある会合で、「デザイン・サービス」という言葉を頻繁にお使いになる方と出会い、今回は「秋山郷の観光をデザインする」なんて、ちょっと小(こ)洒落(じゃれ)た表現を使ってみました。お客さまに秋山郷(栄村)をどのようにお見せするのか。たしかに、それは一つのデザイン(作業)ですね。

 

 

● 鳥甲山の素晴らしい眺めを見せる

 

 

 

 上の写真、1つは春5月の鳥甲山。2015年の撮影で上野原集落の中で撮っています。もう1つは秋10月。やはり上野原集落の中での2017年の撮影です。
 写真データの整理・管理があまり出来ていないので、「これぞ」というものをズバリ示すことができず残念ですが、春と秋の鳥甲山の素晴らしさの一端はお伝えできるかと思います。これにもう1枚加えたいのが、本紙での紹介は3回目になりますが、下の写真、冬1月のものですね。

 


 これは我ながら何度見ても素敵な風景だと思います。写っている男性はイギリスから冬の秋山郷を訪ねて来られた人です。撮影地点は「のよさの里」の前。

 

● 魅せられた者がガイドして、人びとを虜にさせてしまう
 私は “とっちゃ”、のよさの里、天池、上野原集落内の各所から見える鳥甲山(連峰)の豪快な、しかしまた美しい姿に魅せられてしまっています。冬の積雪の時期であろうと、また、朝陽に照らされる姿を眺めるために早朝であろうと、秋山郷・上野原へ車を走らせます。
 私が鳥甲山を眺めて感じる喜び、感動を一人でも多くの人たちに共有していただきたい。その熱い思いで旅をデザインし、みなさんにお知らせする。それが《観光》の極意ではないでしょうか。
 俳優の藤岡弘さんも鳥甲山のダイナミックな姿に感動しておられました。先日放送されたNHK「きょうの料理」での一場面です(8月23日Eテレ・24日総合・27日Eテレ)。
 ようやく何かが掴(つか)めかけている気がします。
 秋山郷の宿でお客さまに料理を提供する人たち、お泊りの世話をする人たち。みなさん、最高の旅をおもてなししたいという思いを抱いておられることでしょう。村民一人ひとりが力を発揮する栄村・秋山郷観光の再生へ、今秋から来年にかけて、そういう思いで頑張っていきたいと思います。


ソバの花と鳥甲山

 

 26日、予想外に天気がよく、秋山の知人に電話して尋ねると、鳥甲山も晴れてきつつあるとのこと。
 相澤さんが育てているソバが開花し始めていると聞いていたので、大急ぎで上野原にむかった。

 

 鳥甲山の頂上は雲に隠れているものの、白沢はバッチリ見えて、期待したものに近い美しき眺めを写真に収めることができた。
この一帯、地元では「とっちゃ」と呼ぶ地籍だそうだ。数人に漢字を尋ねたが、不明。栃川の近くなので、「栃谷」と書くのではないかなどど勝手に推測してみたが、さて、どうか。

 

 

 

 


栄村復興への歩みNo.342

 

涼を求めて秋山郷へ
 「そうだ! 秋山郷に行って、涼しやかなところを廻ってみよう!」。
 20日朝、家で少し仕事をした後、そんな思いで秋山に向かいました。この一枚は午後3時すぎに撮ったもの。足を滑らせれば滝に落ちてしまうという場所だったので、ちょっと冷や汗をかきましたが、滝への往復はブナ林の中(下写真)をゆっくりと。時には「おっ!冷たいな」と感じる風も受けながら。
 上写真は雑魚川の三段の滝です。

 


 三段の滝での涼しげな写真撮りには続きがあります。
 色んな角度で撮りたいと思っていろんな地点を動いていると、滝の中にチラッと人の姿が見えたのです。次の写真です。

 


 渓流釣りの人ですね。
 「どこから下りたんだろう?」と思い、「この沢から入っていったんだろう」という地点を見つけましたが、それにしても滝の中の急な流れの中を通り抜けないと写真の地点には辿り着けないように思います。
 夏のアウトドア―スポーツあるいはレジャーにはいろんなものがあるんですね。
 「大滝(おおだる)」入口に駐車されていた車のナンバーから想像するに県内の人のようですが。

 

● 「秋山、いいわね!」
 酷暑が続く中の15日夜、村内のお店の前で知り合いの人にお会いしました。
   「松尾さん、今日、秋山に行ってきたわよ!」
   「へえ、どなたと?」
   「〇〇さん!」(ご主人のお名前)
   「秋山は『暑い』と言っても、暑さが下(しも)とは違う

    わね。空気が爽やかで、気持ちよかった!」
 14〜16日の三連休の中日、15日は切明の川原の温泉につながる吊り橋の上を行き交うたくさんの人の姿が見られました。

 


 この日は、村内の知り合いの方もお子さん二人を連れて、切明で川遊びをされたようです。フェイスブックに「初めて自分の子どもと川遊びをしました。滞在してみなければわからない良さがあることに改めて気づかされました。栄村の持つ資源の素晴らしさを改めて実感しました」、「本当に楽しかったぁ〜また秋山に行こうと思います」と書いておられます。
 川原の温泉で汗を流してさっぱりもできるし、子どもは川遊びができるし…。最高です!
 また、20人くらいのグループ、早朝4時半発で佐武流山に登山されたそうです。

 さらに、こんなところで鳥の鳴き声を楽しみながら、しばらく佇むというのもいいですよ。

 


 上野原(天池)と苗場山三合目を結ぶ林道の途中です。下草刈りがしっかりやられているので、林の中の見通しもよく、「バッタリ、クマと遭遇」という心配もあまりありません。暑さとは無縁な世界。ウグイスの谷渡りの鳴き声など最高です。
この林からちょっと上野原方面に下ったところでは写真のような涼しやかな水の流れとも出会えます。

 


 楽しいスポット、コース、いくらでも見つけられます!


栄村復興への歩みNo.341(7月11日付)

 

 秋山林道、ミズノサワの残雪の雪洞の内部を撮ったものです。日時は7月9日正午前。
 雪洞の前に立つと、まるで天然クーラー。午後2時頃、秋山から下におりてくると、まるで蒸し風呂のような暑さでしたが、ミズノサワや秋山郷の林の中は涼しくて別世界でした。
 ミズノサワの残雪は平年よりも圧倒的に少なく、今年は7月中旬にも消えるかもしれません。下写真がミズノサワの全景で、奥に見えているのは鳥甲山のムジナ平登山口から白瑤瞭に向かう途中の尾根です。

 


 「ミズノサワに行ってきたよ」と私が言うと、「それ、何処?」と言われる村民も多いですね。この季節に雪が見られて、ひんやりした空気を満喫できるなんて、栄村が自慢できる最高のスポットの1つだと思います。秋は紅葉の絶景ポイントです。
 村民のみなさんも是非、お出かけください。


新しいビューポイントの誕生か

 

 これまで何度も紹介してきた秋山林道(屋敷〜切明間)の不動滝。
 6月26日に訪れると、滝から流れ出す川の流れに下っていける道が開かれていて、新しい景観を見ることができました。
 〈滝だけ〉、あるいは〈滝+赤(あかくら)の頭(かしら)〉という眺めとはまた異なるもので、素敵です。
 どうやら秋山林道の道路脇の草刈りや側溝の泥上げの作業の中で、秋山林道からこの滝に近づくゾーンの草刈りと土砂を押し出す作業が行われた模様(下写真参照)。

 

 

 

 地域を熟知しきっている作業班だからこそ出来た作業だと思います。
 観光客の安全の確保にはさらなる作業が必要だと思いますが、素晴らしい作業だと思いますね。
 


405号線期成同盟会総会と雄川閣

 405線期成同盟会(正式名称「秋山郷国道整備促進期成同盟会」)の第42回通常総会が6月7日午後、秋山郷切明温泉の雄川閣を会場に開催されました。秋山郷各集落の区長さん(津南町の場合は「総代」さん)をはじめ、新潟県十日町地域振興局地域整備部長、長野県北信建設事務所長など38名が出席。例年通り、熱気に満ち、充実した内容の総会でした。
 通常総会は栄村と津南町が毎年交互に当番開催しますが、今年は栄村の番。雄川閣が会場となるのは初めてのことです。
 切明・雄川閣での開催は2つの意味で大きな出来事でした。1つは、新潟・長野両県の道路関係担当の幹部職員が国道405を秋山郷の一番奥まで初めてしっかり見る機会となったことです。総会での議論でも、両県幹部から「国道405号線の状況がしっかり分かった」との発言がありました。

 

● 好評だった雄川閣のおもてなし
 もう1つは、切明温泉・雄川閣が大好評をいただいたことです。
 総会開会前の懇談の時点で、出席者から「素晴らしいところですね」という声が次々とあがりました。また、総会後の懇親会では、地の山菜などを多彩に盛り込んだ料理、雄川閣スタッフの接遇に出席者一同、たいへん満足されました。「ここは泊まりもできるんですね」という声も多数あがっていました。
 「やれば出来る!」のですね。施設はたしかに古いですが、環境は最高。スタッフのおもてなし次第で雄川閣は最高のリゾートとして大きく飛躍していけるなあと強く実感しました。
 なお、フロントで富山県高岡市から来られた8人連れの人たちと出会い、少しお話しました。車での日帰りですが、「秋山郷って、どんな所だろう?」と思って
来られたそうです。温泉に入って気分よくお帰りになりました。「冬も来られるの?」という質問もありました。送迎態勢さえ整えれば、冬期に遠方からのお客さまを迎え入れることも充分に可能だと思います。

 

秋山の人の案内で切明の吊り橋付近を散策する人(5月20日)

 

 


 これは雄川閣の昼食新メニュー:山菜そば。一杯千円でビックリのお値段。
 でも、これが観光客に大人気で、雄川閣の売上を着実に増加させているそうです。
 大人気なのは当然ですね。入っている山菜が並みの「山菜そば」とはまったく違います。写真で蕎麦のいちばん上に見える細目で長いものは「アケビの芽」です。さらに、葉ワサビ、ウド、ネマガリダケ、行者にんにく、コゴミが入っています。都会では絶対に食べられない超一級グルメだと言ってよいでしょう。
 私もいただきましたが、出汁もよく、存分に堪能できる一品でした。

 


新緑の天池と鳥甲山
 5月20日午前の撮影。前夜は雨で、朝から好天気になったものの、鳥甲山に少し雲がかかっているのは残念でした。6月7日に見た際は鳥甲山の残雪はすっかり減っていました。


栄村復興への歩みNo.334(5月3日付)

 

 4月26日、森集落の老人クラブが秋山郷へお花見に出かけました。
 この1枚は屋敷橋のすぐ近くにて午前11時近くに撮った記念写真です。後ろに二本筋の滝が見え、断崖に咲くオオヤマザクラが鮮やかです。素敵なところでしょう。この後に立ち寄った天池からの鳥甲山の眺望も素晴らしいものでした。
 昼のお花見の宴は切明の雄川閣にて。宴には秋山の地域おこし協力隊の三人にもご参加いただき、とても楽しい時を過ごせました。
 


鳥甲山眺望の絶好地点での耕作放棄地再開墾の取り組み

 

 

 鳥甲山(連峰)の素晴らしい眺めです。
 国道405号線の上野原〜栃川橋間からも眺望できますが、「じっくり眺めたいなあ」という場合、車のスピードを落としたり、停めたりでは、あまりゆっくり眺めていられません。
 道路からちょっと下って、じっくり眺められるといいですね。でも、道路の下はこれから草が繁茂すると、とても下りていけません。もともとは田んぼだったところなのですが。
 そこで相澤博文さんが地主さんの了承を得て、4月17〜19日の3日間、田んぼに生えて大きくなったヤナギやハンノキの木を伐採されました。(写真手前に見える木はその伐採木です。)
相澤さんは今回の伐採地のすぐそばで田んぼ2枚分を再開墾し、すでに2年間、ソバを栽培されています。
 「観光のあり方研究会」では、「この地を再水田化しては」という意見も出ているそうですが、問題は担い手です。上野原集落の高齢化を考えると、水田耕作の復活・持続には困難があります。当面、ソバ畑を拡大していくという相澤さんの実践が最も現実的だと、私も思います。この場で撮影した写真のアルバムをご覧ください。

 

 

 ブルーシートがかけられた農機が見えますが、そこがすでに2年間、ソバが栽培されたところ。

 


          山人参

 

       シシウドの若芽

 

 相澤さんが経営されているヒュッテひだまりで食させていただきました。

 

 3枚上写真の中央から左下にむかって道が見えます。和山までのバスがまだ無かった頃、相澤さんはこの道を歩いて、和山の仁成館まで行かれたそうです。その道沿いにあるのが庚申塔。

 

 

 

 

 今回、ヤナギなどの木を伐採されたところ。405号線から下りやすいところです。伐採したハンノキはきのこの原木栽培に使われます。

 

 


栄村復興への歩みNo.332(4月13日付)

 

秋山郷の春景色が素晴らしい!

 10日、「復興への歩み」の配達で秋山郷へ。数日ぶりにポカポカ陽気。しかも、真っ青な空が広がる快晴。いろんなところで道草し、いろんな風景を写真に収めました。
 上の1枚は、10時19分に秋山林道の屋敷〜白沢間(まだ通行止めです*)で撮ったもの。
 真正面に見えるのは残雪がまだまだ多い白(しろくら)の頭(かしら)。手前の樹々は芽吹き始めています。今号ではこの日の秋山の写真を多数紹介したいと思いますが、とにかく「素晴らしい!」の一語に尽きる景色に数々出会いました。4月20日過ぎからは最高の春の行楽シーズンになると思います。村のみなさんも是非、訪れてみてください。
  *まだ落石等が多く、一般車両の通行は危険です。