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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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山では秋の気配を少ーし感じる

 

 今日8月12日、お昼前に野々海に行きました。目的は、水不足問題が深刻化している中で、水内(みのち)地区の田んぼに水を供給し続けている野々海池の水位状況を撮影記録すること。
 野々海池は平年と較べると水位が大きく下がっていますが、まだまだ大丈夫。
 そして、野々海では別の“収穫”もありました。
東窓(ひがしまど)(キャンプ場の横手に広い湿地)を訪れると、ナナカマドの葉が色づき、また、湿地の草は緑色が抜け始めていて、うっすらと草紅葉の始まりを感じ取りました。

 


 7日にもほんのわずかな時間、野々海を訪れ、濃い霧の中で半袖のシャツの腕に少しばかり肌寒さを感じました。その時と比較すると、今日は肌寒さを感じることはなかったのですが、結構歩き回ってもそんなに汗をかくことがありませんでした。
 野々海池は標高1,000m。やはり下界とは別世界ですね。

 


野々海の三叉路の池でも草の色づきを感じます。

 

 

 

 下界に下りてくると、数日ぶりに国道では31℃の気温表示。暑いです。ただ、昨夜は午後10時を過ぎると気温がぐっと下がり、窓をすべて閉めて就寝。7月末からそういう日が少なからずあります。関田山脈(標高1,000mの山々が連なる)の上では、季節の分岐点をこえているのだと思います。

 

 

野々海池の水位状況
 さて、野々海池の水位の状況です。
 7日に訪れた時は霧が広がり、斜樋の周辺しか見えませんでした。池全体の様子を見たのは7月22日が最後。
 軽トラを降りて、池への道を歩き始めてすぐに池の対岸の地面が大きく出ているのが目に入り、やはりいくらかの衝撃を受けました。その時の写真が次の写真です。

 

 

 

 あと3枚、紹介します。

 

 

 斜樋のところの様子です。斜樋を囲む鉄の網が錆びて赤茶色になっている部分が満水時あるいはそれに近い時は水に浸かっている部分。

 

 

 これは、斜樋と余水吐の間のコンクリート製の堤の部分。
 こういう姿を写真に撮った記憶は最近ではありません。

 

 

 こちらは斜樋の内部を撮ったもの。水路への水の取り込み栓が少し水に浸かっているのは14段目の栓です
野々海の水管理をされている月岡英男さんによると、「いったん17段目まで開けたが、10日〜11日の雨で水位が上がり、17段目は閉めなおした」とのこと。今日は14、15、16段目の栓が開放されて野々海水路に水が供給されているのだと思います。
なお、斜樋をめぐっては老朽化で網がボロボロ化し、水管理にも支障をきたしているという問題が今年生じています。この問題については機会を改めて詳しく紹介します。

 

 

<今日の記事の終わりに>
 ブログへの記事のアップは久々です。この前のアップが7月24日ですので、約20日ぶりということになります。こんなに長い間ブログ投稿なしというのは5年ぶりくらいのことです。
 事情を申しますと、あまりの暑さで体調の維持が非常に大変になり、動きを当面する最重要事のみに絞っていました。「これだけはやらねば」ということをめぐっては、この約20日間もかなり長距離の移動もしていたのですが、いつものように色んなところで写真を撮るという動きは極度に減っていました。意識的に減らしたというよりも、体がそのようには動かなかったというほうが正確なのではないかと思います。
 今日は、この何日かあまり暑くなかったこと、睡眠時間を長めにするなどの努力等でかなり動ける感じが回復してきて、午前8時頃から森農業改善組合のソバの種蒔きの撮影を始め、その後、スキー場から野々海にぬける道を通って野々海に行きました。この20日間ストップしていたカタクリ群生地での草刈り作業も再開できそうな感じがしています。
 今日以降も無理はしないように気をつけますが、徐々に活動量と内容を上げていきたいと思っています。

 

(了)


野々海池の様子

 

 野々海池をよく知る人でも、あまりご覧になったことがない池の姿ではないでしょうか。
 今夏は野々海池の水がどんどん減り、22日朝、干上がった土の部分をつたって池の西端まで歩いて行ってきました。上の1枚は西端にかなり近い地点で東方向を撮影したもの。野々海池が東西に長い池であることがよくわかると思います。

 

 これが野々海池の西端です。滅多に見られるものではありません。
 昔は野々海池の周りをグルっと一周できる道があったそうですが、今は雑木がいっぱい生えて、とても歩けません。信越トレイル絡みで、その道を復活させようという話を数年前に聞いたことがありますが、その後、具体的な動きはないようです。
 野々海の豊かな自然を存分に味わえるようにするためにも、野々海池周回路づくりに挑戦してみたいなあと思うのですが…。
 下写真は池の西端近くで撮ったもので、ノリウツギだと思います。

 

 

● 斜樋の囲いが壊れています。今秋に修繕が必要

 

 

 上の写真は野々海池の斜樋(しゃひ)(野々海水路への水の取り込み口)の様子を写したものですが、斜樋を囲む網がなくなっています。下の写真は、水番の月岡英男さんがボロボロになって水中に落ちた網の屑が水路に入り込まないようにすくい上げているところ。

 

 

 水の取り入れが終わる9月上旬以降に全面修復をする必要があります。作業には水利組合員が出るとして、資材費などの面では村の支援が必要だと思います。


野々海祭り

 7月1日、恒例の野々海大明神祭が開催されました。昨年の土砂降りとは対照的な快晴。日曜日とも重なり、大勢の人たちが参加されました。その様子を写真で紹介します。

 


神官とお供えを持つ役員の人たちの入場

 

神事の後、堤の上で栄太鼓の披露

 

大勢の人たちがテントの中でタケノコ汁に舌鼓をうちました。

 


キャンプ場炊事場で山菜などの天ぷら調理。

 

野々海祭り参加者へのタケノコ汁の振る舞い。今年の当番は平滝区でした。平滝のみなさん、美味しいタケノコ汁、有難うございました。


野々海池の水の減り方が今年は早い

 

 上写真は、6月13日午前に撮影した野々海池の水取り込み口の様子です。
 金網があるために見えにくいですが、取り込み口の1段目、2段目の栓が見えています。6月3日の普請・通水以降に、もうそれだけの水がなくなったということです。もう1枚、余水吐の様子の写真も。

 

 

沢から雪融け水が入って来ることももうありません。6〜7月に一定量以上の降水がないと、夏の後半は厳しい事態になりかねません。災害をもたらすような大雨は困りますが、適度の雨を期待したいものです。
 


ユキザサ、野々海ゼンマイ、赤コゴミ

 お茶のみでお浸(ひた)しが出されました(6月12日)。奥さまが、「こっちのおかかがかかっているの、何か分かりますか?」と一言。「いえ、わからないです」。「ユキザサですよ」。
 甘くて、美味しいですね。
 「どことで採れるんですか?」、「野々海です」

 そんな次第で、翌13日昼、気温が低い日でしたが、野々海に向かいました。とは言っても、野々海に行けば、どこででも採れるというものではありません。結局、村のおかあさんにご案内いただきました。

 


ユキザサ

 

 写真のユキザサは、白い花を咲かせた後だと思います。花が咲いている時は、「白い花がまるで雪のようだ」ということでユキザサの名前がつけられました。
 ユキザサが何株もあるところを写しましたが、背景に同じような色で存在しているものはユキザサとは限りません。ユキザサよりも背丈がずっと低く、小さなものがたくさん生えていました。案内して下さったおかあさんは、「それはユキザサではない」と言っておられました。ネットで調べると「舞鶴草」というものだと思われます。
 ユキザサの周辺には野々海ゼンマイもたくさん出ていました。次の写真です。

 


 近くには普通のゼンマイも出ていて、私は簡単には区別がつかないのですが、案内してくださったおかあさんはさっと見分けられます。この日、実地で示していただいた最大の違いは、ゼンマイの頭の部分が野々海ゼンマイはすべて綿になっていること(下写真参照)。

 

 

 

 ● 赤コゴミ

 さらに、赤コゴミもありました(下写真)。私も食べたことがあります。とても美味しくて、「普通のコゴミよりも高級品」と聞いたこともあります。私は「茎の色が違うだけ」と思っていたのですが、赤コゴミと青コゴミ(普通のコゴミ)はまったく別種のものなのですね。今回初めて知りました。

 


 赤コゴミは別名キヨタキシダで、イッポンコゴミとも呼ばれるそうです。普通のコゴミのように群生することがなく、せいぜい1本か2本だけがポツンと出るからです。それに対して青コゴミは別名「クサソテツ」。コゴミという名の由来は、「若芽の形が前かがみに屈(こご)んだ人の姿のように見える」ことにあるそうです。

 

● ダイモンジソウだと思います
 帰り際、木道脇に咲く下の写真の花を見ました。帰宅後調べてみると、ダイモンジソウのようです。開花からかなり時間を経たもののようですが。村人との会話に何度も登場しながら、私はまだ見たことのない花でした。この日は寒い野々海でしたが、収穫の大きい野々海行きでした。

 

 


野々海を歩く(5月11日)

野々海池堤への道から(午前10時42分)

 


 2日続けの雨・低温が終わり、今日11日は朝から快晴。朝は寒かったが、午前中に20℃まで上昇。
 野々海のミズバショウの様子などをチェックしたいので、給油等を済ませたうえで、野々海へ上がった。今日はたっぷり時間をとるつもり。
 三叉路に着いたのが午前9時25分。まず、三叉路の湿地の様子を撮影。除雪の雪も飛ばされているので、まだかなりの雪の厚さ。

 

 


 三叉路とキャンプ場の中間点で野々海池の様子を撮影。

 

 

 雪が融け、水になっている部分の広さが5日午後に見た時とあまり変わっていない。

 

 

 深坂峠手前のミズバショウ群生地へ。

 

 

 ミズバショウ群生地へ歩いた道。9時34分に歩き始めた。

 

 

 左手に群生地の雪が融けている部分が見えてきた。9時38分。パッと視界に入った瞬間、ミズバショウの開花があまり進んでいないことがわかった。野々海池の雪融けがあまり進んでいないのを見た時点で、ミズバショウの開花もあまり進んでいないだろうと思ってはいたが…。

 

 

 群生地の雪が融けている部分の全体像。ミズバショウが小さい。やはり気温の激しい変化が影響しているのではないか。

 

 

 

 

 群生地から雪の斜面を上り、深坂峠へ。

 

 

 

 5日は「深坂」の「坂」の字が半分だけ見えていた。今日は「峠」の字の頭の部分まで。6日間でこれだけしか雪が減っていないということ。近くではイワナシがきれいに花を咲かせていた。9時47分撮影。

 

 

 

 10時頃、歩き始めた地点に戻り、車で野々海峠へ向かう林道沿いのミズバショウ群生地へ。

 

 

 

 10時9分撮影。ここに大きくは3つ、群生ポイントがある。うち2ポイントでわずかに芽が出ていたが、開花には至っていない。
この群生地と深坂峠手前の群生地が1つの山を挟んで表・裏の位置関係にあると睨んでいたが、そのことを確認するために、写真に見える山を上まで上った。正解だった。途中で撮影したものを2枚。

 

 

 

 

 10時25分頃に下り、いよいよ野々海池の堤へ。
 三叉路から堤に向かう砂利道は入口に除雪車が置かれていて車は入れないので、歩いた。そのために、今日はたっぷり時間をとっていた。

 

 

 

 冒頭に掲げた写真の他に、野々海家池で撮ったものを3枚、紹介する。

 

 

 

 

 

 

 三叉路に戻ったのが午前11時9分。

 

 往きに野々海水路の分水地点の様子を確認した。
 平滝・横倉と森・青倉の第2分水点は雪消しの炭の散布の効果もあり、分水器の全体が見えるようになっていた(下写真)。森と青倉に分かれる円筒分水器はまだ厚い雪の下。

 

 


ドローンで野々海池を見る!

 

 野々海池の堤からドローンが舞い上がります。
 操縦しているのは早河仁博(まさひろ)さん。今日10日の午前10時台です。
 今朝、「ママのおやつ」でお会いし、お時間があるとのことなので、野々海での撮影をお願いし、私が野々海まで案内して、撮影してもらいました。
 ドローンが飛びながら撮影している画像を撮影者の手許のタブレットで見ることができますが、ただただ驚きの連続でした。ひとまず、短い試作品を制作していただき、早河さんのfacebookにアップしていただき、私がシェアしました。是非、facebookをご覧ください。
 今日撮影した映像での新しい編集もお願いしています。また、今後、紅葉が本格化した時期の撮影もお願いしています。

 

 せっかくですから、今日の野々海の様子などの写真の紹介もさせていただきます。

 一昨日8日の夕刻に行った時よりも色づきがさらに進んでいました。

 

 

ウルシは至るところでもう真っ赤になっています。

 

三叉路の湿地では、低木類の紅葉がかなり進んでいます。

 

 

堤付近で咲くウメバチソウ。

 

 


スキー場の頂上でもドローンを飛ばしていただきました。

 

赤トンボがドローンと競争するがごとく飛びまわっていました。


強雨の中、野々海大明神祭が行われました

 7月1日は毎年、野々海大明神祭(野々海開き)の日です。しかし、今年の7月1日は朝から梅雨前線の活発化による強雨。夕刻に温泉で出会った村の人は、「えっ! 野々海、やったの?!」と驚いておられましたが、予定通り開催されました。
 私は午前9時20分頃に野々海池に着きましたが、野々海水利組合や役場の人たちが降りしきる雨の中、大明神祭の準備を進めておられました。午前11時からの「神事」には議員職務で参加していましたので、写真は撮っていません。写真は当日の野々海の様子をお伝えするもの3枚を掲載します。

 

大明神前での準備作業(9時29分撮影)


 神事の後はキャンプ場管理棟でタケノコ汁を振舞う宴が催されました。今年は白鳥集落が当番で、白鳥集落のみなさんのお世話になりました。とても美味しいタケノコ汁でした。
 まだ残雪がある野々海。水内地区は今年、水の心配はないでしょう。

 


9時29分の余水吐

 

10時37分の余水吐

 ほとんど水が落ちていなかった余水吐から1時間後にはもの凄い勢いで水が落ちていました。この日の強雨の凄さがわかる比較写真です。


栄村復興への歩みNo.309(6月11日付)

 

 

野々海池の1ヶ月の間の変化を見る
 今号は少し変わった企画で、野々海池のこの1ヶ月間の変化の様子を写真で紹介することから始めます。
 1枚目の写真は5月9日に撮影したもの。野々海池への道はまだ開いていず、歩いて行って撮影したものです。他方、2枚目は6月11日午前の撮影。池にはもうほんの一握りのものを除いて雪はありません。
 

 野々海池を撮影しているアングルは様々ですが、変化の様子をご理解いただくことは可能だと思います。

 


 5月9日には芽吹きがまったく見られなかった野々海池ですが、5月17日午後に訪れると(この日はもう道が開いていました)、池はまだ雪で覆われているものの池を取り巻くブナの樹々はかなり芽吹いていて(上の写真)、さらに20日朝には青空が広がる中、とてもきれいな一斉芽吹きを見ることができました。

 

 

 そして、この5月20日、私はこの春初めて、野々海のミズバショウ群生地を訪れました。

 

 

 この場所はもうかなり多くの人がご存じなので位置を書きますが、深坂峠の少し手前(深坂峠に向かう場合の左側)です。
 5月20日、野々海キャンプ場〜深坂峠間の道路はまだ開いていなかったので、キャンプ場横の大きな湿地(=東窓)の雪原を突っ切り、沢を上ってこの場所に向かいました。
 かなり広大な群生地なのですが、この時点ではまだほんの一部しか雪は消えていません。それから約3週間後、6月21日には下のような様子に変わっています。

 


 まだまだ雪は残っていて、ミズバショウの群生はさらに拡がります。
 ミズバショウのクローズアップを1枚ご紹介しましょう。

 

 

●6月4日の野々海普請はまるで真冬の中の作業
 私は5月9日以降、17日、20日、26日、31日と何回も野々海池を訪れました。それは、ミズバショウの開花情報の提供という意味もありますが、なによりも6月初めに予定されている野々海普請にむけて野々海の状況を把握することにありました。道は開いたものの、今年は融雪がなかなか進まず、「この様子では普請は大変だなあ」と思っていたところ、普請当日の6月4日は雨が降る悪天候。気温は2℃か3℃くらいで、指先が痛くなるほど。まるで真冬のようでした。

 

水番小屋の扉を開ける


 野々海池の雪に大きな変化が生じたのは、その「まるで冬」のような6月4日の翌日〜翌々日。どんどん融け出したのです。

 

●6月11日の野々海はすごい人出
 6月11日は前日の強風・雨から一転、朝から快晴。スキー場を上がり、貝立山の裏を通って野々海に向かいました。1ケ所だけ道に雪がありましたが、強引に突破。9時半すぎに着きました。
 10時すぎくらいからでしょうか、次々と車が上がってきます。タイプは2種類。1つは山菜採りです。雪消えがかなり進んだので、野々海池近くにまで山菜採りが来始めています。群馬ナンバーで軽トラというのも見ました。もう1つはミズバショウを見る、雪のある景色を見るというドライブ。こちらも首都圏ナンバーがかなりありました。
 前号で「山・自然資源の管理・保護・活用」という問題を提起しましたが、平滝からの道の途中にゲートを設けることも検討するべきです。エリアへの入場を有料化しようということでは必ずしもありませんが、ひとまず野々海への人びとのアクセス状況を把握することが必要だと思うのです。カメラを設置してエリア入場状況を確実に把握するというのでもよいかもしれません。また、野々海のミズバショウをはじめとする自然資源の把握と保護への取り組みを強化することも求められています。信越トレイルの取り組みとの連携の強化も含めて検討するとよいのではないかと思います。


6月4日、野々海の普請

 

 

 上の写真は、午前10時32分、野々海池の斜樋の第1段の弁が開けられた瞬間。
 今日6月4日は野々海普請の日。午前8時半にそれぞれが持ち場に現地集合で、普請を開始。


 天気は最悪で雨。
 野々海池そのものは水利組合長の月岡英男さんをはじめ5名。
 手がかじかむほどの寒さ。おそらく2〜3℃くらいだったのだろう。

 

 

 軽トラを降り、装備を整えて、水番小屋へ。8時32分。

 

 

 

 入口を雪から守った扉を上げた。

 

 

 

 

 小屋に入って真っ先の作業は薪ストーブの煙突の設置、そして点火。
 8時43分には着火し、小屋の中が徐々に暖まり始めた。

 

 

 水番小屋の中から外を見た景色

 

 

 

 

 9時10分すぎ、月岡英男さんが斜樋を囲むフェンスの鍵を開けて、中の様子を確認

 

 

 自然の神への礼拝を忘れない。

 

 

 

 斜樋を囲むフェンスの全体像。

 

 

 余水吐の様子。

 

 

 

 

 堤に通じる橋の両脇の柵の設置作業が始められた。9時23分。
 霧が濃い。

 

 

 2分後、ほんの束の間だけ、霧が晴れた。

 

 

 9時28分の野々海池。対岸がまったく見えない。

 

 

 私はこの後、深坂峠方面、野々海峠方面の様子を見に出かけた。
 深坂峠までは道が開いたが、野々海峠方面は栄村と上越市の境界にあたる信越トレイルの野々海峠口のところまで。
 野々海峠口付近の雪はまだ多い。

 

 

 野々海峠口の深坂峠方向の様子。10時2分撮影。

 

 

 10時半近くに水番小屋に戻ると、2号分水点〜1号分水点の普請を終えた青倉、横倉、平滝の人たちが到着していた。
 その後、冒頭の写真で紹介した斜樋の弁が開けられる様子を撮影。

 

 

 しばらく、水番小屋でのみなさんの談論を聞かせていただいていたが、11時半すぎ、私はひと足先に里に下りた。
 その頃、霧が晴れて、対岸も芽吹きがくっきりと見えた。

 

 

 

 

 帰路、2号分水点に立ち寄り、道に戻る時、青空が見えた。

 

 

 

 里に下りると、12時半頃、役場横の気温表示は19℃。まるで別世界だ。
 今日も、野々海および野々海への道で多くの車に出会った。村外からの車。雪がなくなっているあたりは山菜採り。野々海池周辺は景色やミズバショウを見に来た人か。
 私も今日、ミズバショウの写真なども撮っているが、その紹介は別の機会に。

 

 今日、最後に強調しておきたいことは、天気が悪いときは、この時期の野々海はまだ冬だということ。下で天気が良くても、野々海方向の空を見て、曇っているようだったら、安易に野々海へ上らないようにしてもらいたい。霧に巻き込まれて遭難する危険があります。

 

(了)