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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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VOITURE AMITIE’ 飯山線を走る


 

 「ヴワテュール アミニティエ」と読み、「友情の列車」という意味。
 昨3月31日午後、飯山線平滝駅〜白鳥駅間で上り列車を偶然に見かけ、追いかけて西大滝トンネル手前の境川踏切にて撮影しました。
 調べると、今年7〜9月開催の「信州デスティネーションキャンペーン」のプレ企画として、3月10日からキハ110系車両1両がこのような色どりに姿を変えて走っているそうです。
 私には初めて見るものですが、1991年から1997年にかけて飯山線を走っていた車両デザインを復刻したものだそうです。3月23日からは「飯山線の四季」をデザインしたラッピング車両も走っているそうで、出会いを楽しみにしています。
 あと3枚の写真を裏面でご覧ください。

 

 

これは白鳥踏切での一枚。

 

西大滝トンネルをぬける同車両。
踏切遮断機が上がった後に踏切上から撮影。

 


栄村復興への歩みNo.301

「雪のおいこっと」がやって来ました!

 

 1月28日(土)、森宮野原駅に飯山線の観光列車「おいこっと」がやって来ました。
 「おいこっと」の冬期通常運行は長野〜戸狩野沢間ですが、今冬は1月28日に限って「雪のおいこっと」と命名され、戸狩野沢温泉〜十日町間も走りました。やっぱり、冬の飯山線のメインは豪雪を誇る栄村を走る区間ですよね!

 


 11時2分森宮野原駅着の「おいこっと」2両は満席。写真は、「おいこっと」車内サービス係が用意した「つっこ」を身につけて記念撮影をする乗客の人です。写真左下隅でカメラを構える人の手に握られているものにもご注目ください。「栄村の四季を楽しむ」の写真アルバムです。ホームに降車された乗客全員にお配りしました(60部)。

 


 10分後に発車する時、乗客のみなさん、手を振ってくださいました。
 雪のSLも走らせたいですね。


冬の「おいこっと」がやって来た!

 

 28日11時すぎ、飯山線の観光列車「おいこっと」が森宮野原駅に到着しました。
 一昨年春から始まった「おいこっと」の運行、残念ながら冬期は長野〜戸狩野沢温泉間しか走らず、栄村にはやってきませんが、2回目の冬、今日1月28日のみ、十日町までの運行が実施されました。
 座席は満席。
 約10分間の森宮野原駅停車時間、乗客のみなさんは列車から降り、雪をバックに記念写真をたくさん撮っておられました。
 その様子を少し紹介します。

 

「つっこ」(雪帽子)を被って記念写真を撮る人。

 

かんじきを履いて雪の山に上り、写真を撮るご夫婦。

 

駅舎への通路で1枚。

 


十日町にむかって発車。乗客のみなさん、手を振り返してくださいました。

 

 長野県では今年7月から「信州デスティネーションキャンペーン」が実施されますが、信州キャンペーン実行委員会(事務局は県観光部観光誘客課)では、今日、信濃平駅で「『雪のおいこっと』に手を振ろう!!」運動を実施しました。私は森宮野原駅でのお出迎えのため、信濃平駅には行けませんでしたが、午後、信濃平駅〜戸狩野沢温泉駅の間の雪原地帯の風景と、信濃平駅付近を走る帰りの「おいこっと」を撮ってきました。

 

 

16時55分撮影。

 


SLの飯山線運行、その後の動き

 インターネットを見ていると、今秋のSL飯山線運行を話題にする人が増えているようです。
 ちょっと古い情報になりますが、2月26日にもJR東日本と沿線自治体との協議の場がもたれました。運行時の踏切の警備体制がほぼ決まるとともに、「ビューポイント」(走るSLを撮影するのに最適の場所)をがテーマとなりました。栄村が提示した情報が沿線自治体の中では最も進んでいたそうです。3月末で異動されましたが、斉藤文成商工観光課長には頑張っていただきました。引き続き、新任の勝家直樹商工観光課長にも是非ご尽力をお願いしたいと思います。

4月2日から「おいこっと」2年目の運行
 ところで、次第に人気が高まっている飯山線観光列車「おいこっと」、冬の間、戸狩野沢温泉〜十日町間は走っていませんでしたが、4月2日(土)から2年目の運行が始まります。


平滝・二俣川付近を走る「おいこっと」(昨年4月4日撮影)

 それに伴い、戸狩野沢温泉〜森宮野原間を乗車した人に記念品「オリジナル手拭い」がプレゼントされます。
 プレゼント実施日は、4月〜GWの間の運行日で、次のとおりです。
 4月2日、3日、9日、10日、17日、23日、24日、29日、30日、5月1日、3日、4日、5日、7日、8日。
 栄村のみなさんも一度、乗車されてみてはいかがでしょうか。
 「おいこっと」乗客のみなさまへのおもてなしが、SL運行−栄村観光発展の試金石となるでしょう。
 

「おいこっと」、中条川橋梁、そして40tクレーン車



 今日2日午前11時頃、飯山線中条川橋梁を通過する「おいこっと」です。
 昨年11月以来、4カ月ぶりの運行。
 中条川橋梁では、40tクレーン車を使っての土石流対策「根固め工」が施工されている真っ最中。青いのがそのクレーン車。
「おいこっと」の上には国道117号線の栄大橋が見えています。



千曲川と「おいこっと」
奥に見えるのは青倉集落の棚田がある山


「おいこっと」をクローズアップ。
後ろに青倉・島田輝二さんの家が見える。


石積みの中条川橋梁の姿が印象的。
「おいこっと」2両目後方は青倉橋。




「おいこっと」のシンボルマークがはっきり見える。


 撮影地点は下写真の手前の急な工事用仮設道路の左端。
 この場所には特別許可がなければ入れません。




40tクレーン車が吊り上げ、根固め工の場に移動させるコンクリートブロックは1つが8tもある。


人間の力では動かせない巨大ブロック。
クレーン車に指示を出して、微妙な位置を確定。


 この根固め工によって中条川橋梁の橋脚の安全性が保たれる。
 施工業者は第一建設、下請けは共進工業。
 雪融け水に浸かりながらの作業である。

 こうして、飯山線の安全運行が守られ、この秋のSL運行も可能となる。
 

栄村復興への歩みNo.276

SL運行はとてつもなくデカいイベントになる!
〜栄村の想像力とズクの大きさが試されています〜
 


 写真は前号と同じく大山隆之さんご提供で、いまから45年前、1971年の森宮野原駅の様子です。
 煙を吐くC56型蒸気機関車が見えるとともに、引込線に貨車がたくさん停められているのも見えます。写真真ん中に見えるタンク(円筒状のもの)は給水タンクです。蒸気機関車は燃料の石炭と共に、蒸気の源となる大量の水を必要とします。いまはもう給水タンクは撤去されてありませんので、今年11月のSL運行では消防のポンプ車で給水するそうです。
 また、写真右手前に円形の穴のようなものが見えますが、これは転(てん)車台(しゃだい)です。機関車の向きをぐるっと180度回転させるところですね。これも今はもうありません。
 懐かしい建物も見えます。右手いちばん手前に見える建物は「北信製材」という会社の寮だそうです(現在はない)。それよりも写真奥に萱葺き(トタン張り)民家が2軒見えますが、そのうち右のものは故広瀬昇治さんのお家です。残念ながら震災で取り壊されました。

 1頁の写真を撮影された地点とほぼ同じ場所から現在の様子を撮影したものが左の写真です。もっとズバリ1頁の写真とまったく同じ構図で撮ったものもあるのですが、撮影時に偶々通った除雪車が写っているほうが素敵なので、この写真を掲載しました。



 駅舎も変わっていますし、駅舎側の引込線はなくなっています。また、駅の裏手の山も木が大きくなり、かなり雰囲気が変わっています。
 
JR東と地元協議会の連絡会議が開催されました(1月26日)
 1月27日の信毎に小さな記事が出ましたが、今秋の飯山線SL運行について、JR東日本と「飯山線沿線地域活性化協議会」の連絡会議が26日に開催されました(会議は非公開)。
 栄村役場からも担当者が出席されました。
 SL運行時の沿線警備、給水態勢、駅での停車時間などが話し合われたようですが、詳細はあきらかにされていません。
 JR側は11月の運行日について8月に正式発表する予定としていますが、これは「いわばダイヤ発表のようなものなので8月にならないと公式発表はできない」という性格の話だと思われ、11月に飯山線でSLが運行されることはもはや間違いないことです。
 栄村役場は、新年度予算にとりあえず80万円の関連予算を計上するようです。しかし、事の大きさから言って、とてもそれだけでは足らないことは確実です。SL運行は村としても惜しみなく必要な予算を投じるだけの値打ちのある大イベントです。
 連絡会議は「月1回開催」の方針で、次回は2月26日頃にあるようです。
 
どんなことが課題となるか
 いちばん大きな課題は「沿線警備」です。No.274でも書いたとおり、運行日はSLの姿を撮ろうとするカメラマンが大量に押し寄せてきます。すでに有名になっている撮影ポイントの栄大橋に何百人もの人が押し寄せ、橋の上にズラッと並ぶ。それは容易に想像できることです。
 しかし、それだけにとどまりません。
 いわゆる「撮り鉄」の人たちが、飯山線の栄村区間、田んぼの畦道や民家の裏手などにズカズカと入り込んでくるでしょう。だからこそ、JRは「沿線警備」を課題として挙げているのです。
 役場は「警備」に警備会社のスタッフを雇うことを考えているようですが、私はそれではとても足りないだろうとみています。
 そもそも、「人はどこを撮影ポイントと考え、入り込もうとするか」をよく調べ出すことが必要です。私は、村内のいろんな所で写真を撮らせていただいていますので、「ああ、あそこもいいな」といくつもの地点が思い浮かびます。みなさんが「わが家は関係ない」と思っているのに、「撮り鉄」の人たちから「絶好ポイント」と思われるところが続出すると思われます。たとえば、下の1枚目の写真の撮影地点が何処か分かる人はかなりおられると思いますが、2枚目の写真の撮影地点はどうでしょうか? この写真は慌てて撮ったので、アングルがいまひとつなのですが、もう少し工夫すれば、「撮り鉄」の人たちにとって垂涎(すいぜん)の的(まと)(みんながうらやんで何としても欲しいと思うもの)になるような地点だと思います。





 そういう「撮り鉄」の人たちをただ排除するというのでは、うまくありません。村の側から積極的に撮影ポイントを紹介し、それらの場所については事前申込・抽選制にするなどの仕掛けも必要になるのではないでしょうか。
 「警備」だけではありません。森宮野原駅には給水のために少なくとも10分間は停車しますので、乗客への「おもてなし」も課題になります。イベント列車がやって来た時のこれまでの「おもてなし」の焼き直しだけではだめだと思います。
 
村民みんなで歓迎態勢を!
1頁のサブタイトルに書いたように、「想像力」が大事です。いろんなことを想像し、考え、そして、みんながズクを出して、乗客のみなさんやJR東などが驚くような歓迎態勢を創り出しましょう。そうして、栄村の名を全国に知らしめ、村の発展につなげていきましょう。
 

「おいこっと」に乗ってきました

 4日からスタートした快速観光列車「おいこっと」。下は5日午前9時すぎ、長野駅で出発を待つ「おいこっと」です。



 4日の切符がとれなかったため(指定席券が必要)、5日朝6時14分森宮野原発の列車で長野駅まで行き、9時15分発の「おいこっと」に乗車、森宮野原まで乗ってきました。
 白鳥〜横倉の中学生の人たちは9日、通常運行列車が「おいこっと」車両を使用していたので、乗れましたね。

 車内の様子はこんな感じです。





 車内には俳優の常田富士男さん(「まんが日本昔ばなし」で有名、木島平村出身)の案内がときどき流れます。
 初日の4日は満席、5日もほぼ満席でした。主に土日運行ですが、「おいこっと」用車両は通常運行にも使われています。ただし、いつ通常運行に「おいこっと」車両が使われるかを、時刻表等で知ることはできません。
 
 乗車した感想は、「車両はいい感じだな。あまりイベント列車にするよりも、いい雰囲気の車両でゆったりと静かに車窓の景色を楽しむのがいちばんだな」というものです。
 

「おいこっと」乗車記

 4月4日(土)からスタートした飯山線観光列車「おいこっと」。
 全席指定席で初日の4日は満席。ようやく切符をとれた5日(日)、始発駅の長野駅から森宮野原駅まで乗車してみました。

車内の様子


 長野発の先頭車両は2号車。前寄りドアから入ってすぐの座席はラウンジ形式。それ以外の座席は進行方向右側の2人、左側4人のボックス席。



 「古民家風のこころ落ち着く内装デザイン」とされている。車内の天井も落ち着いた雰囲気。



車両の外観

 
 「『ふる里』や『おばあちゃんの家』を連想する萱葺き屋根の民家の襖や障子などをイメージしたデザイン」とされ、「唱歌『故郷』に登場する『兎』などをアイコン化しました」というふれこみ。
 なるほど「襖」や「障子」を連想するデザインだ。

 連結部付近の外装の色が1号車と2号車で異なる。




長野駅3番線ホームに入線する「おいこっと」


北陸新幹線飯山駅ホームの下に停車する「おいこっと」


森宮野原駅に10分間停車(11:00着、11:10発)。


車窓からの眺め


遠くに志賀連山。豊野付近

 車内には俳優・常田富士男さん(木島平村出身)の案内ナレーションが流れる。最初の案内が「右手をご覧ください。千曲川です」というもの。立ヶ花あたりで流れる。
         


高社山と古牧橋

             白銀の連山と北陸新幹線(飯山の少し手前)


車窓左手に関田山脈


前方に新幹線飯山駅が姿を現わす


信濃平付近。田んぼに雪がない。


戸狩野沢温泉駅を過ぎて、田んぼに雪が残る。


湯滝橋付近


上境駅付近、進行方向左手の車窓から


上境〜上桑名川間


同所で後方を振り返る
この地点を走る「おいこっと」(4日撮影)は次。




上桑名川駅そばの民家と市川橋


桑名川駅付近


西大滝駅を出て、東大滝橋が見えてくる


平滝のお宮が雪の中にひっそりと佇む


平滝駅を出て間もなく。下は同地点を走る「おいこっと」(4日撮影)




撮り鉄の撮影ポイントとなっている栄大橋の下のあたり

同地点で後方を振り返る




中条川鉄橋

車内サービス



長野駅を出ると、サービス係がおしぼりと野沢菜漬のセットを配る。

車内販売もある。飯山駅では15分間停車。ホームで地元酒のふるまいサービス。





飯山駅からコーラスグループが乗り込み、唱歌「故郷」などを歌う。
私は静かにじっくり車窓の景色を楽しむほうがいいなあと思ったが。



 この他、「おいこっと乗車記念スタンプ」(専用のスタンプ用紙も提供される)や車内記念撮影サービスもある。

新装なった長野駅にて
 長野駅が北陸新幹線の開業に合わせて全面改築・改装されました。その様子を少し紹介します。


改札口を出て、善光寺口方向のコンコース


新装なった長野駅自慢の観光情報センター

 観光情報センターの中を覗いてみると、各地のパンフレットがズラリ。だが、栄村のものだけはない。



 それだけでなない。メインの案内パンフレットとして置かれている「北信濃 旅の地図」(北信濃観光連盟発行)では栄村のことがいっさい掲載されていない。パンフ記載の問い合わせ先一覧表を見ると、どうやら栄村はこの観光連盟に入っていないようだ。


白馬・小谷に向かうリゾートビュー列車も長野駅発。


北陸新幹線開業で信越線は第3セクター化。北長野、三才、豊野はしなの鉄道北しなの線の駅になった。


野沢温泉は最寄駅を戸狩野沢温泉駅から飯山駅に変えた。「戸狩野沢温泉駅」の名称から「野沢温泉」を取り除くように要望しているらしい。

 いろんなことが変わってきています。栄村はどう対応すべきなのか。また、乗車の感想は。それは「復興への歩み」No.250(4月11日発行予定)で書きたいと思っています。

 

3月30日(月)の飯山線

 本日30日(月)の飯山線は、ダイヤ通りの平常運行です。

 今朝の栄村はまだ薄曇りですが、この後、晴れの予報です。
 飯山線は、もう雪による運行中止を心配する状況ではなくなってきたと思います。昨日午後は少し雨が降りましたが、気温が高く、雪に変わる心配はありませんでした。
 今週末4日(土)から、観光列車「おいこっと」の運行がスタートします。
 そこで、1月18日から発信してきた「〇月〇日の飯山線」は今日で終わりとし、明日からは「〇月〇日の栄村」という情報発信をしていきたいと思います。栄村の風景、様子を撮った写真数枚を中心に栄村情報を発信するものです。
 
 今日は、この時期にとてもきれいな山の姿などをご紹介します。


百合居橋付近からの眺め(28日昼すぎ)
(百合居橋の最寄り駅は横倉。徒歩5〜10分)


平滝集落から苗場山(写真右の頂上が平らな山)などを眺める


同じく平滝集落からの眺め。鳥甲山と思われます。

 以上2枚の平滝集落からの眺めは飯山線平滝駅から徒歩で5分くらいのところでご覧になれます。平滝駅周辺の雪もかなり減りました。



<「おいこっと」について>
4月4日(土)スタートで、基本は土日運行(1日1往復)
往路 長野9:15発〜飯山10:10発〜森宮野原11:10発〜十日町11:46着
復路 十日町15:30発〜森宮野原16:08発〜飯山17:21発〜長野18:05着
「おいこっと」乗車には指定券(520円)が必要です。

4月18、19日、5月16、17日、6月13、14日は運行がありません。
GWは、5月2日(土)〜6日(水)の5日間連続運行されます。
 

北陸新幹線乗車体験記

 北陸新幹線(長野〜金沢間)の営業開始から2週間が経ちました。村民の中にもすでに乗車された方がかなりおられるようですが、私は26日(木)、初乗車してきました。
 直接の乗車目的は仕事での移動でしたが、“観光目線”で観察してきましたので、「乗車体験記」を披露させていただきます。

12:44飯山発「はくたか559」で金沢へ



 「はくたか559」が飯山駅に滑り込むように入ってきました。
 乗降客の数は多くありませんでしたが、思ったほど少なくもありませんでした。



車内座席はゆったり。他の新幹線よりもずっといい
 飯山〜上越妙高間のトンネルを出て、車内が自然光で見えるようになってから車内の様子を撮影してみました。



 これは自由席の様子ですが、なによりも座席がゆったりとしています。また、シートの色合いも落ち着いた、感じのよいものです。
 東海道新幹線や上越新幹線とは雰囲気がまったく違い、座り心地もいいですね。
 九州新幹線も車内の雰囲気、座席シートの具合が優れているようですが(部分開業時に乗車したことがありますが、随分と昔のことなので、あまり記憶に残っていません)、日本の公共交通機関の乗り物もようやく、ただの移動のためのハコから、乗り心地重視のものに変わってきたのかなという感想を抱きました。

妙高の眺めがちょっと素敵

 上越妙高駅の前後で車両左手に妙高の真っ白な山並みが目に飛び込んできました。



 上写真はアクリル製かなにかの防音壁が手前にあってあまりいい写真ではないのですが、実際は山々がぐっと迫ってくるという感じがあります。
 ただ、JRはここをビュー・ポイントの1つとは必ずしも考えてはいないようで、とにかく防音壁等が多々あって、写真は撮りづらいですね。

最大のビュー・ポイントは立山連峰


 
 黒部宇奈月温泉駅を発車して間もなく、「左手の車窓をご覧ください。立山連峰です」という内容の車内案内放送が流れます。
 真っ白な立山連峰の眺めは、北陸新幹線最大のビュー・ポイントだと思います。これを見るだけでも北陸新幹線に乗車する値打ちはあると言っても過言ではないでしょう。
 しかし、黒部宇奈月温泉駅〜富山駅間だけがビュー・ポイントというわけではありません。黒部宇奈月温泉駅の1つ手前、糸魚川駅を出てからの左手車窓は北アルプスの雄大で、きれいな山並みが断続的に楽しめます。




1枚目は糸魚川駅を出て間もなく、2枚目は黒部川鉄橋を渡るときです。

日本海はほんのちょっと
 上越妙高駅を出てから長いトンネルを出ると、いよいよ北陸路。糸魚川駅に着く前に右手に日本海の真っ青な海が見えてきます。



 この後も日本海を眺め続けたいなと思ったのですが、北陸新幹線はどちらかといえば山沿いコースを走り、日本海の景色を楽しむ機会はほとんどありません。これはちょっと残念でした。

在来線特急「サンダーバード」で京都へ

 13:59、金沢駅に到着。飯山からの所要時間は75分(1時間15分)。あっという間でした。
 私は仕事で京都に向かっていましたので、13:59金沢着、そして18分間の待ち合わせで金沢14:17発の大阪行在来線特急「サンダーバード28号」に乗り換えました。
 金沢〜敦賀間では少し居眠りをしたりして写真を撮っていませんが、超スピードの新幹線からゆったりした走りの在来線特急に乗り換わって、ちょっとほっこりした気分になりました。駅に着く時も、走っている時も、自分の目線の位置に人の姿や景色が見え、旅をゆっくりと楽しむという気分になってきます。
 金沢〜福井間も左手車窓に白山連峰が見えてきれいです。
 そして、在来線特急「サンダーバード」での旅の圧巻はやはり琵琶湖でしょう。



 滋賀県高島市付近通過時に見える琵琶湖の様子。中央奥に竹生(ちくぶしま)島が見えます。


写真は琵琶湖独特の伝統漁法「えり」漁の様子


琵琶湖大橋


このコースはお薦めです
 栄村の人たちが旅されるのには、今回のコース、飯山から新幹線で金沢へ、そして金沢から琵琶湖の西を走る「サンダーバード」で京都へというのは最高にお薦めのコースです。
 飯山9:32発の「はくたか」で金沢へ。金沢に10:48着。途中下車で金沢駅の改札を出て、金沢市内で「加賀料理」の昼食を楽しむ。昼食であれば1,500〜2,500円の範囲で美味しいものを充分に楽しめるでしょう。
 そして、14:17発か15:19発の「サンダーバード」で京都へ。16時半〜17時半に京都駅に着き、京都の宿へ。翌日は京都観光。京都の桜の見ごろは今年は4月上旬でしょう。

ちょっと辛口の評も
 ここからはちょっと辛口のコメントもしておきたいと思います。
 1つは、黒部宇奈月温泉まではほとんどトンネルだということ。
 新幹線からの景色を楽しむということは、先に紹介した立山連峰の眺めしか期待できません。やはり目的地に楽しみがあってこその北陸新幹線での旅ということになります。

 2つは、北陸新幹線はじつは東京一極集中を促進するビジネス新幹線の色合いが濃いということです。
 時刻表を子細に見て驚きました。東京〜金沢間を2時間30分で結ぶという自慢の「かがやき」。じつは東京発でいえば、午前中は10:32発が最後で、その後、16:24発まで約6時間は走っていません。金沢発も同様。要は日帰り出張を可能にするビジネス新幹線だということです。
 テレビでは「北陸新幹線開業で金沢・富山への観光の旅」がしきりに取り上げられていますが、北陸新幹線の狙いが何か、冷静な目で見つめることも必要だと思いました。

 3つは、北陸の在来線の危機ということです。
 糸魚川駅、富山駅、金沢駅が近づいた時に流れる乗り換え案内の車内放送を聞くと、聞いたことがない路線名がたくさん出てきます。新幹線開業に伴い、在来線の北陸本線がズタズタにされ、聞きなれない名前の第三セクターに変わったのです。これは地元にとって由々しき問題だと思います。

飯山駅と飯山線の知名度アップへ
 京都からの帰り、京都駅の“みどりの窓口”で「金沢から飯山までの新幹線特急券」を頼むとき、窓口の人に「北陸新幹線が開業するまで飯山という地名はご存じなかったんじゃありませんか?」と尋ねると、「はい」という答えが返ってきました。
 正直なお答えだと思います。
 「飯山」の知名度を上げることが必要です。
 そして、栄村の知名度も。
 
 北陸新幹線に乗車すると、JR東日本が提供する「トランヴェール」という月刊冊子とともに、JR西日本発行の「西Navi」北陸新幹線開業特別号が各座席に置かれていて、自由に持ち帰ることができます。



 この「西Navi」を開いてみると、いささかショックです。2頁目にある地図には北信圏域では「野沢温泉」が出ているだけで、飯山線という名称も出ていなければ、栄村という地名も出てきません。さらに3頁の「北陸新幹線で広がる旅」として出ている6つのコースの中には長野県関係は1つだけで、長野市・上田市・軽井沢を廻るコースの紹介です。



 「野沢温泉」の名前が辛うじて出てくる背景には、昨秋あたりから何度か開催された西日本の観光業界を対象とする案内会に野沢温泉村がかなり積極的に取り組んでいたことがあるのではないでしょうか。
 北陸新幹線関連の旅のパンフレットをいろいろと見ると、北信圏域の地図に各市町村の名前が入っているのに、栄村だけ名前が出ていないというものも見られます。
 
 <北陸新幹線から飯山線へ>というのは旅のコースとして最高です。飯山線の特別観光列車「おいこっと」は4月4日(土)スタート。飯山線と栄村の知名度アップへ全力をあげることが求められています。