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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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大勢でそば刈りを楽しみました!

 

 14日午前、森農業改善組合と森公民館の呼びかけで、そば刈りが行われました。
 総勢26名。2時間半あまりの作業。
 「たくさん集まってやると、楽しいな!」、みんなの感想です。
 場所は“一本松”(いまは何本もの松になっていますが)近くの田んぼ4枚にそばを蒔いたところ。
朝8時、お宮に集合で始まりました。
 11月には、森公民館主催で収穫祭を催し、「こんな美味いそばは食べたことがない」そばを味わう予定です。森の人はもちろん、村内外の多くの人に味わっていただきたいと思っています。
 ハイライト写真集をご覧ください。
 (TOP写真は10時23分撮影。いちばん上の段を刈っているところ。「一本松」が見えます。)

 

8:18。いよいよ作業開始。

 

高校2年生の若菜さんも参加。

 

8:36。下から2段目にも着手。

 

 

4段のそば畑。下から2段目と3段目で刈り取り中。9:03。
ここは全部で5段の田んぼでした。いちばん上の段には、これから麦を蒔く予定。

 

桑原千恵さん。

 

休憩時。9:50。

 

 

10:39、そば刈り完了。重信さんが思わず万歳!

 

 

刈り取ったそばは軽トラで中学校下の旧テニスコートに運び、天日干し。

 

 収穫祭の日が待ち遠しいですね。

 


森農業改善組合の取り組み

 

 森集落の開田の一角です。
 不耕作になっていた田んぼ4枚に8月6日、ソバの種が蒔かれました。それから8日経った15日、ソバの苗が元気に育っていました。

 


 不耕作地を無くそうという森農業改善組合の取り組みです。また、11月には、収穫できたソバを打って、森宮野原駅前でソバを振る舞う収穫祭が計画されています(公民館との共催)。集落の農業を元気にしつつ、その成果を生かして森駅前の活性化も実現していこうという意欲的な取り組みです。

 

人出不足−水見の困難をのりこえる取り組みも
 さらに、もう一つの取り組みがあります。
 田んぼに水を自動的に送り込む電動装置の設置実験です。

 


写真イ

 

写真ロ

 

写真ハ

 

 写真イに見える球状の装置が田んぼの水量を検知し、水を入れる必要があれば、ケーブルでつながっている写真ハの装置を経て、写真ロに見える水止め板を上げ、水路の水が田んぼに入ります。田んぼの水が十分な量になると、再び写真イに見える球状の装置がそのことを検知して写真ハの装置に信号を送り、写真ロの水止め板を下げ、送水を停止します。
 この種の装置、暮坪の田で使われているのを「復興への歩み」で紹介したことがありますが、開発されたのは関口直衛さん(森集落在住、暮坪出身)のご二男・廣美(ひろみ)さん。森農業改善組合が廣美さんに協力をお願いし、実験装置の設置に至ったものです。7月28日の設置以降、順調に作動しています。

 

いちばん左の人が関口廣美さん

 

 森の開田は山の山腹を開拓したものですから、田んぼは段々状に位置しています。そして、水路は山の上から下に向かって流れ下ります。上の田んぼで水を取り入れると、下の田んぼには水が来なくなります。そのため、個々の農家がめいめいで水を管理するのではなく、森農家組合が水の管理を一括で行うルールになっています。水管理に当たる人は一日仕事になります。この水管理役の確保が、高齢化と後継者不足で難しくなっているのが実状。そこで、農業改善組合関係者が水の自動管理システムに着目したわけです。
 農業改善組合では、今夏の実験の結果をふまえて、森開田全体での活用の方策を検討していく予定です。栄村の他の集落にも森集落と同じ課題を抱えているところがかなりあります。森での取り組みに注目したいと思います。


森集落水道の本管洗浄工事

 

 上写真のスポンジ状の丸い球。
 森集落水道の本管の内部を洗浄するために送り込まれ、国道117号沿いの小林静子さん宅そばから森の駅前まで空気圧力で本管の中を通り抜けてきたものです。
 元々はまん丸のものだったそうですが、本管の壁にこびりついたマンガンや砂・小石などをこすり取ってきたので、表面に凸凹ができています。
 10日夜、本管洗浄作業の様子が一般公開され、撮影させていただきました。

 


 上写真に見える3本のビン、その真ん中のビンは真っ黒ですが、これはボールで押し出された汚れによるもの。その後には、左のビンに入っているきれいな水が出てきました。
 本管のみの洗浄ですが、かなりの改善が見られるものと思われます。

 


栄村長杯ゲートボール大会から

 

 第1ゲートを通過できるか?!
 7月5日に横倉農村広場で開催された第38回栄村長杯ゲートボール大会の一場面です。
 「『わあー!』というような、大きなリアクションの場面を撮ってね」と言われていましたが、写真データを見ると、この1枚がその注文にいちばん応えるもののようです。
 青倉Bチームと白鳥チームの一戦の一場面です。
 4日に予定されていた大会は雨で順延。5日も朝方は小雨模様でしたが、「今日できないと、当面、日程が入れられない。少々の雨でも決行」ということで開催されました。
 議会産業社会常任委員長の職務で来賓参加。途中、配達にも出かけながらですが、4ゲームほど観戦させていただきました。ルールは難しく、わからない点もありましたが、素晴らしいゲームを見せていただきました。
 北野チームが圧倒的な強さで優勝。青倉Bチームが準優勝、青倉Aチーム3位という戦績でした。
 ゲートボール人口は減っているようですが、なかなか素敵なものだなあと思いました。来年もまた見せていただきたいと思います。選手のみなさん、どうぞ練習にお励みください。
 


月岡英男さんの雪下ろし

 

16日午前9時12分、英男さんが屋根に上る。そこから道路上に落とされた雪の片づけまでを紹介したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここから11枚は連続写真。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでの10枚で示した雪が落とされた地上の様子。この間、時間にすれば1分にも満たない瞬時のこと。一度に落とす量が凄い。雪が締まって、崩れにくいこともあるが、やはり長年の熟練による技である。

 

 

 


この時の一回に落とす量も驚き。

 


建物は坂の上にあり、建物のすぐ下の道路との落差は3階建て以上の高さがある。

 

ほぼ下ろし終わった。9時30分。屋根に上ってから20分経っていない。向こう側の屋根は落下式で、雪下ろしはしない。

 

 

 

村外の人がこういう場面を見ると、驚かれるかもしれないが、終わった後、ハシゴを下りず、雪の上に飛び降りるのはごく普通のこと。

 

下ろした雪の頭を削る。

 

雪の上を滑って地上へ。これが安全。

 


路上に落とした雪をロータリーで飛ばし、通行障害にならないように処理。

 

作業を終え、先に見える自宅へ向かう。9時46分。

 

 

 今回の雪下ろしが行われた場所は、私が住む建物の作業所部分の屋根。英男さんの乾燥機(収穫した籾米を乾燥させる機械)などが置かれており、冬期間は私の軽トラの車庫にもなっている。
 「今から下ろすよ」という連絡が来るわけではないが、私が部屋で作業していると、英男さんのロータリーが動く音が聞こえ、続いて、車庫のシャッターを開ける音がするので、私は外に出ていく。

 

 私も栄村で暮らすようになって以降、5年くらいは屋根に上っていたが、英男さん宅にお世話になるようになってからは、すべて英男さんに頼っている。私が下手に手出しするよりも安全・安心。
 村での暮らしは人と人のつながりで成り立つ。
 私は今日、英男さんにこのようにお世話になった。午後、車で通りかかったところで、かあちゃんが一人で屋根から落ちた大量の雪の片づけをやっているのに出会ったので、20分間ほど、片付けを手伝ってきた。
 そういうことでよいのではないかと思う。


入院中のTさんへ〜森集落の道祖神祭り〜

 

 

昨年、復興住宅への子育て世帯2軒の入居で子どもがいっきに増えた森集落。子どもたちの元気な姿が印象的。

 

午後1時半開始だったが、間もなく北風と雪が…。参加者のみなさんも真っ白に(2時3分撮影)。

 

 

みかん撒きは2時20分すぎから。かなり激しい雪の中。

 

午後8時現在は止んでいますが、下の写真は午後4時の中条の国道117。

 

 

 明日もかなりの大雪になりそうです。

 

 


大雪の合間の道祖神祭り

 

 

 私が暮らす森集落中条地区の道祖神祭り。戸数はわずか6戸。しかし、大雪がいったんやみ、青空ものぞく中で、最高に盛り上がった。

 

 

 


準備は午前8時から5人で。約1時間の作業で出来上がり、いったん帰宅。

 

10時半集合で点火。

 

 

 


燃えた藁の熱でスルメや餅、芋を焼き、餅には蕗味噌をつけて食べる。最後にみかん撒きも。

 


近くではスズメも固まって道祖神祭りに参加。

 


この日は、森区長を務める月岡英男さんの70回目の誕生日でもあった。中条の隣組長・桑原友春さんが熱唱で歌をプレゼントした。

 

 

参加者全員の姿。


手芸を楽しむ森集落の“ふれあい会”

 

 森集落のふれあい会のみなさんが公民館に集まっておられる様子。9月13日のお昼すぎに撮影させていただきました。
 この日は、栄村総合文化祭に展示出品する紙クラフトの作品、「フクロウ」を作っておられました。
 メンバーは10名余で、会長は桑原千恵さん(上の写真、左から二人目)、制作の先生は小林静子さん(写真中央)です。

 


 もともとは、震災で村外の娘さん宅に避難された人などが村に戻って来られたのを機会に、「みんなで集まろう」と始まったもの。
 これまでにも、吊るし雛(びな)や貝殻おひなさまを制作されており、昨年は振興公社の依頼を受けて、綿入れ袢纏(はんてん)を70着作られました。みなさんが嫁入りの時に持ってきた着物をほどいて活用されたそうです。
 「家にこもっていないで、こういうふうに集まって、おしゃべりしながら作っていると、楽しいわよ」。桑原千恵さんの言葉です。実際、私がお訪ねした時も、みなさん、にぎやかにおしゃべりしながら作業されていました。
素敵な取り組みですね。
 (他の集落でも、こういう取り組みがあればお知らせください。取材させていただきたいと思います。)


栄村復興への歩みNo.286



花咲き乱れる素敵な集落・天代
 ムシトリナデシコです。村内の各所でよく見かける花ですが、これほどにたくさん咲いている場所は他にあまり見られません。(ムシトリナデシコは、花びらの少し下の茎にネバネバした箇所があり、虫がそこにつくと離れられなくなるので、こんな名前がついています)
 じつは昨年も紹介したのですが、天代集落の屋号「となり」のお家(うち)の前と横に見られます。昨年の撮影は6月27日、今年は5月31日。季節が1ヶ月くらい早く進んでいることがわかりますね。
 上の写真を撮影した31日は野口から坪野に廻り、その後、天代に下ってきたのですが、車の中からいろんな花が咲き乱れているのが目に飛び込んできました。「となり」のお家で花の世話を主にされているのは長女の由子(ゆきこ)さんですが、百歳になられたお父さん、正男さんも草むしりをされたりします。また、天代橋のたもとにお住まいの一子さんも丁寧に草取りをされ、いろんな花を咲かせておられます。


坪野から下ってきた時に目に入る花々


一子さん宅前の池の睡蓮(すいれん)

 由子さんはその思いをこう話されました。
   「窓を開けて、草ばかりが繁っているって、嫌でしょ。ここを通る
    人も、草ばかり繁っていたら、『何だ?』って思うでしょう。だ
    から、私は花を育てるの」
 「となり」のお隣には昨年、新しい家がたちました。斉藤豊さんの家です。斉藤又一郎さんご夫妻が震災後にお亡くなりになり、古いお家を解体されましたが、「いずれ、俺はここに戻ってくる」ということで(現在は諏訪で自営業)、管理しやすい少し小さめのお家を建てられました。豊さんの家の周りの空き地も草が繁らないよう、由子さんが草を刈り、いろんな花を育てておられます。


九輪草がたくさん咲く一子さん宅裏手

「人口ビジョン」の考え方を問う
 ところで、昨年から今年にかけて全国の県や市町村が一斉に「人口ビジョン」というものを策定しました。国が「地方創生」を叫び、「人口ビジョンと総合戦略を策定した自治体に地方創生交付金を交付する」としたからです。栄村も昨年11月に策定しました。実際は村が自分で考え、作ったというのではなく、長野経済研究所というシンクタンクに策定を委託したものです。その「人口ビジョン」の中に「栄村の人口の現状分析」として「地区別人口の推移」という図表があり、天代地区についてはつぎのように書かれています。
    「天代は、少人口の地区です。昭和50年に比べ総人口は60%
     (18人)減少、世帯数は3世帯減少となっています。」
 これだけの記述です。まったく無味乾燥で、おそらく書いた人は統計データだけを基にこれを書いたのでしょう。天代という集落を実際にご覧になったことはないのだと思います。
 それで、由子さんや豊さん、一子さんの思いがわかるでしょうか。「人口ビジョン」は「栄村の平成52年(2040年)の人口を1400人とすることを目標とし、そのために毎年5組(20歳〜69歳の男性5名、女性5名)の移住受け入れを」と提唱していますが、天代で暮らす人たちの思い、天代を故郷とし、「いずれは故郷へ帰る」という人の思いを知らずして、天代の将来を見通すことなどできないでしょう。同じことは他の集落にも言えます。


白鳥の田んぼの脇に咲くカキツバタ。月岡光子さんに紹介されました

 私は「人口ビジョン」の考え方を根本的に改める必要があると考えています。

 現在6世帯の天代集落は天代川沿いの集落です。上流には坪野集落があります。やはり世帯数・住民数の減少が目立ちますが、坪野集落のさらに上流へ天代川が遡り、野沢温泉村まで続いています。私はここ数年、この季節になると天代川のそばを軽トラで上がれる限り上流まで入りますが、道は途中から道のていをなさなくなります。半ば川のようになっています。
 他方、天代集落から下流に下ると、北野集落を経て、北野川と合流し、さらに釜川と合流して志久見川となり、ついには信濃川となります。天代川沿いの集落が衰退することは信濃川最下流の新潟市の環境を大きく左右します(阿賀野川からの土砂が入りにくなった新潟市の海岸部では海岸線の後退=新潟市の面積減少が進んでいます)。
 私はやみくもに「なにがなんでもすべての集落の維持を」とは主張しませんが、それぞれ
の集落に暮らす人びとの思いと関係ないところで、「人口ビジョン」を策定したりしても栄村の将来像は見えてこないと考えます。6月定例議会で議論してみたいと思っています。


関沢可子さんが世話されるアヤメ類(原向)


上倉直人さんが世話される横倉駅線路脇の花々
(白鳥と横倉は5月25日、原向は24日の撮影です)
 

ズク出す人たち



 5月1日午前、森の国道117号線脇にて。森公民館主催の取り組みとして、森のかあちゃんたちが花壇をつくり、花を植えています。
 この場所には以前、教育委員会主導で花壇がつくられていましたが、この何年間かは殺風景な状態になっていました。そこで、森集落の人たちが起ち上がったのです。



 同じく1日の午後、白鳥で配達に廻っていた時に撮った1枚。
 白鳥公民館横のゲートボール場で草取りと整地の作業を、ゲートボールをする人たちが自らやっておられました。かなり広い敷地です。



 これは少し遡(さかのぼ)って4月16日に秋山・上野原での撮影。
 春になって草が生え始めると、すぐに草取り。高齢の人たちのズクにはいつも感心します。

*「ズク」とは、根気ややる気を意味する方言です。