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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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栄村復興への歩みNo.352(1月15日付)

 

 村内で零下12℃を記録した超寒い朝がありましたね。1月10日です。その日の森・中条地区から捉えた朝陽です。厳しさの中から光が見えてくる。まさにいまの栄村にふさわしい光景だといえます。(下写真は同時刻のスキー場方向)


            今年は栄村の勝負の年

 

 村は新年早々、4つの温泉宿泊施設の指定管理者を公募することを発表しました。指定管理者制度そのものは国がその制度を創設して以来、栄村でも採用してきましたが、その公募は初めてのことです。
 何か、新しいことが起ころうとしているのです。
 この機会を生かすも殺すも、それは私たち村民次第だと思います。私は“地域プロデューサー”たることをめざす立場から積極的な問題提起をしたいと思います。


4施設の健全運営は村民すべての願い
 雄川閣、のよさの里、トマトの国、北野天満温泉の4つの施設は、第一には観光施設としてつくられたものです。と同時に、観光施設としてうまく運営されることによって村民が温泉等を利用でき、村民福利を向上させる施設となっています。
 この4つの施設が健全に運営されることは、日常的に共通入浴券での入浴をしているかどうかにかかわらず、すべての村民に共通の願いです。村の小学校や中学校の同級会をやるとなれば、会場候補に真っ先にあがるのは4つの施設のいずれかです。久しぶりに故郷に帰ってきた人たちに満足をいただくことができれば、村で暮らす者にとっても嬉しいことです。
 村民のみなさんが長年親しんだ振興公社が姿を消すことは寂しいことですが、いまは振興公社の解散の是非について議論する時ではないと思います。もちろん、総括(反省)を曖昧にしてよいという意味ではありません。それは時間をかけてやらなければならないことですが、とにかく4月1日以降、4つの施設がきちんと運営されるようにすることが現在の急務です。

 

1月10日夕のトマトの国

この日は建物周りの排雪作業が北信舗道さんの手で行われました。

翌11日には屋上の雪下ろしが。地元企業との提携です。

 

(以下、企業組合ぬくもりの事実関係の記述は同組合への取材に基づいています。)


企業組合ぬくもりの誕生は画期的
 新聞でも報道されているように、村民を中心とする有志25名によって企業組合ぬくもりが設立されました。企業組合ぬくもりは4つの施設の指定管理者公募に応募する意思を表明しています。
 上から指示されて何かするというのではなく、ごく普通の村民が立ち上がったことは画期的な出来事です。
 企業組合ぬくもりは11月24日に設立総会が開かれ、年末の12月25日に長野県知事からの認可を得て、年が明けた1月7日に登記されました。
 企業組合というのは中小企業等協同組合法に基づく法人で、「自らの職場を確保するために自ら会社を立ち上げる」というものです。ですから、企業組合ぬくもり設立の大きな推進力になったのは、昨秋10月5日に振興公社理事会から「公社は平成30年度いっぱいで指定管理から撤退する。みなさんは3月31日で職を失う」と通告された公社職員の多くが自らの職場を確保しようと立ち上がったことです。栄村では前例のない取り組みに立ち上がることはたいへん勇気がいることだったと思います。
 出資金を集めて会社をつくるという点では株式会社と似ていますが、企業組合と株式会社とでは決定的に異なる点があります。株式会社は「資金力のある少数の人が会社をつくり、労働者を雇う」のに対して、企業組合は「働く場を確保したいという人たちが少しずつお金を出し合って会社をつくり、自ら経営の主体となる」のです。
 企業組合ぬくもりの組合員には公社で働いてきた人たちだけでなく、幅広い方々もおられます。主婦の人もおられますし、「俺たちが世話になっている温泉をとにかく守りたい」という年金生活者もおられます。また、村の出身者で現在は都会に住んでおられますが、「故郷・栄村よ、元気であってくれ」と願い、頻繁に村に足を運んでおられる人も参加されています。
 みなさんのご了解をいただければ、今後、個々の方々の思いをインタビュー形式で紹介させていただきたいと思っています。
 運営は組合員総会が最高決定機関です。特定の人が勝手な運営をすることは許されません。事業に従事しようという人、従業はできないが協力はしたいという人、共に組合員になれます。さらに、「応援したい」という人たちが参加できる賛助会員制度もあります。
 私は公職に就いている関係上、組合員にはなりませんが、全力で応援していきたいと考えています。

 

小滝集落の道祖神祭り準備作業の様子

地元の子どもたちが元気に遊ぶ姿、そして交流にやって来た松本

大学の学生さんたちの姿が見られ、とっても賑やかでした(13日)

 

若者が暮らせる村を実現しなくては
 今回の4施設指定管理者公募には、栄村の観光産業の今後がかかっています。
 栄村にとって最大の課題は、《村には十分な職場がある。だから、若者が安心して村で暮らすことができる》ことを実現することです。
 「栄村の基幹産業は農業と観光」というのはほとんどの人たちの共通認識です。私もそうだと思います。
 しかし、「基幹産業」と言う以上、若者が充分な稼ぎを出来て、家族を養うことができるものでなければなりません。農業は専業農家が数えるほどしかないというのでは「基幹産業」とは言えないでしょう。農業についても産業政策を早急に検討しなければなりません。ただ、今回は4施設の運営との関係で、観光業について書きます。
 「振興公社の職員は役場に準じる給料をもらっているのだろう」と思っている人もおられるようですが、実際はそうではありません。とくに若い職員は薄給です。ひとまずこの現状を打開できるような観光産業にしていかなくてはなりません。
 「栄村は豊かな自然がいっぱい」とよく言われます。たしかにその通りです。しかし、「豊かな自然」だけでは観光は産業になりません。
 何が必要なのでしょうか。観光の旅で訪れる人たちに満足のいくサービスを提供することです。当たり前のことと言えば当たり前のことですが、しかし、栄村ではそれが実現できていないのが現状です。
 では、《満足のいくサービス》とは何でしょうか。
 サービスといえば、真っ先に接客サービスが頭に浮かんできます。多くの村民が「公社の施設はサービスが悪い」と言います。地元民に評判がよくなくて、観光客のみなさんの満足を得られるわけがありません。しかし、だからといって、職員を責めれば済むという問題でもありません。振興公社において、接客サービスの基本がきちんと教育されてこなかった、また、お客さまによいサービスを提供できるような職場環境が確保されてこなかったという問題があります。この状況を根本的に打開するのに、「自らの職場を確保するために自ら会社を立ち上げる」という企業組合のあり方が大いに有効だろうと、私は見ています。
 サービスは、宿泊施設での接客サービスだけではありません。お客さまに“物語(ものがた)り”を提供することが求められます。
 みなさんは自分が旅行に行った時、ただ景色を眺め、食事をしただけで満足しますか? そうではないですね。“物語り”があるからこそ、旅行が満足するものになるのです。

 

   「秋山郷のこの素敵な眺めはこの地の人びとが山仕事を

   中心に暮らしてきたからこそ守られてきました。長年、

   焼き畑もやってこられたのですよ。」
   「機械がなかった時代、この地の人たちは〈かんじき〉

   というものを履いて雪を踏み固め、道を確保しました。

   今日はその〈かんじき〉を履いて雪の上を歩く体験がで

   きます。」
   「さきほど食べていただいたトマト。美味しかったでし

   ょう。畑で真っ赤になるまで完熟させ、それからもいで

   くるのですよ。」
   「ご飯が美味しいですね。田んぼの水は冬に7m以上雪が

   積もる野々海というところの雪融け水です。田んぼまで水

   を運ぶ水路に人家はなく、ブナ林を通ってきます。栄養た

   っぷりのお水なんですよ。だから、ご飯が美味しいのです。」

 

 「“物語り”なんて言うから、どんな大そうな話かと思ったら、なーんだ、その程度の話か」と思われる方もおられるかもしれませんね。もちろん、上記の例だけでは、求められている“物語り”の1%も表せていません。しかし、現在の栄村観光ではこの程度の“物語り”も満足に提供されていません。企業組合ぬくもりは“物語り”ができる人材を集めるという意識性ももって事を運んでいると聞いています。

 「栄村復興への歩み」ではNo.349(11月6日付)で昨秋10月28日の秋山郷切明温泉・雄川閣の駐車場の様子を紹介しました。写真をご覧になった村民から、「えっ! こんなにたくさんの人が来ているの?」と驚かれました。
 ところが、雄川閣の人手が足らず、充分なおもてなし体制をつくれず、お客さまをみすみす逃しています。宿泊業経験者は「10月1か月で少なくとも800万円の売上は確保できる」と言います。しかし、昨秋は人手不足で450万円程度にとどまっています。山の幸を満喫できる食、秋山郷の人たちとのふれあいの機会、絶景ポイントへのご案内、…。こうしたサービスを十二分に提供できれ
ば、1カ月で1千万円の売上も夢ではないでしょう。
 そうしてこそ、観光を産業として確立し、若者が職を得て、安心して村で暮らすことができるようになるでしょう。

 

都会の子どもも一緒に餅つき

元旦のスキー場での餅つきです。都会の子どもたちにとっては滅多に

ないチャンス。楽しそうです。こういう企画を元旦だけでなく、子ど

もがたくさん訪れる他の連休にもやれるといいですね。

 

「ちょっとの時間、私も手伝い」――これが勝負を決める
 観光業は人が人にサービスを提供するものです。ですから、充分なサービスを提供しようとすれば、多くの人手を必要とします。
 ただ、丸一日、同じ人数の人手を必要とするわけではありません。宿泊を終えたお客さまがお帰りになった直後から数時間の部屋掃除・次のお客さまをお迎えする用意、昼食などを求めるお客さまが殺到するお昼前後の数時間、そして、宿泊のお客さまにお食事を出す夕食時間帯の1〜2時間。こうした特定の時間帯に人手が多く必要になります。これに対応するためにフルタイムの職員を何人も、何人も確保・配置するとすれば、人件費は膨大なものになります。
 私たちは、近場ですが、松之山温泉や当間高原リゾートのベルナティオを訪れた場合、丁寧なもてなしをしてくれる仲居さんやホールスタッフのサービスに感心し、満足します。そういうスタッフの中にはフルタイムで働く人もおられるでしょうが、多くはじつは地元のかあちゃんなのです。ベルナティオは地元の十日町市水沢地区とさまざまな協力・提携関係を築き、人材面でも多くの力を得ていると聞きます。
 じゃあ、栄村では、そういうことはできないのでしょうか。
 いえ、できます。できるはずです。
 昨秋の雄川閣は、チェックアウト直後の部屋掃除のスタッフを確保できず、困っていた時、「私たちはもう年金生活だから、そんなに稼がなくてもいい。一日数時間でよければ手伝うわ」という、かあちゃん二人が通ってくれることでピンチをしのぐことができました。
 「ちょっとの時間、私もお手伝い」だったら出来るという人はかなりおられると思います。先日、「〇〇さん、夕刻の温泉に入る人が多い時間帯だけ、フロントに立ってもらうことができないでしょうか」、「ああ、それくらいだったらいいですよ。勤めていた時は30年間、受付窓口に立っていましたから」というやりとりがあったそうです。                               
 こういう「ちょっとの時間、私もお手伝い」をかって出てくれる人がでてくれば、その存在がコア(核)で働く若いフルタイム職員を包み込み、お客さまに満足のいくサービスを提供し、若者雇用を生み出す観光産業を育てていくことができるのです。

 

さかえ倶楽部スキー場4年目という親子連れのお客さま

私がカメラを向けると、「写真を撮ってくれるって」と言って、ご家族

全員でカメラに顔を向けてくださいました。12月15日オープンの日。

 

今年一年、みんなで頑張りましょう!
 「ちょっとの時間、私もお手伝い」の話、ベルナティオをモデル(基準)とするようなサービスの提供、いずれも栄村にとっては初めてのチャレンジと言ってよいでしょう。
 「そんなこと、言うのは簡単だけど、実際にやれるのかなあ」という疑問、心配が出るのは当然です。
 でも、やらないと始まりません。まず一人、そして数人。そこからの出発です。しかし、まず動き出せば、活路は開かれます。
 今号の冒頭に、「今年は栄村の勝負の年」と書きました。
 そうです。“勝負の年”なのです。
 おそらく、実際は試行錯誤の繰り返しが避けられず、今年の干支から言われる「猪突猛進」の言葉で表されるような一直線での進撃とはいかないでしょう。でも、試行錯誤を繰り返す。そして、とくに大事なのが、成功例、失敗例をたくさん手に入れ、それを徹底的に分析し、教訓を引き出し、栄村なりの優れたやり方を編み出していくことでしょう。「もう歳が高くて、《ちょっとの時間のお手伝い》もできない」という高齢の方であっても、トマトや北野に家族などと共に足を運び、そこでのサービスについて、「あれはいい、これは感心しない」という意見を伝えることはできます。
 そういう村民総がかりの取り組みがいま、求められているのだと思います。
そして、観光を栄村産業として確立し、村民が一人でも多く、温泉に気軽に行けて、みんなでワイワイガヤガヤ、楽しめる村にしましょう。
 震災から間もなく満8年。あの大変な時にご支援くださった全国のみなさんに、「栄村はこんなに元気になりました」というご報告が届けられる村にしたいものです。
 みなさん、力を合わせて頑張りましょう。


写真アルバム

 ここからは最近の写真アルバムです。

 

中条川の雪中工事現場

 

 光線の具合などの関係で、あまり写真としての出来は良くないのですが。トマトの国のすぐ下で今冬も土砂流出防止のための治山ダム工事が行われています。(12日)

 

 

中条の道祖神(14日)

 

 

長瀬の道陸神から

 

 長瀬の道陸神を拝見するのは初めて。左写真は道陸神の下部を撮影したものですが、支柱の他に4本の柱が組まれています。長瀬の人からご説明をいただきましたが、こんな本格的な作りは初めて見ました。(13日)

 

 

栄村復興への歩みNo.352
2019年1月15日発行
 今号は2019年スタート号として村内全世帯配布をさせていただきます。
 「栄村復興への歩み」は昨年2月から有料購読にさせていただきました。多くの村民の方々からご理解をいただき、改めて感謝申し上げます。
 引き続き、定期購読を募っています。購読料は月200円(年間購読料2,400円)です。購読ご希望の方は、下記までお電話下さい。また、口座振込でもお申込みいただけます。
 よろしくお願いいたします。
連絡先:電話080−2029−0236
振込:ゆうちょ銀行 11100−01361481 栄村復興への歩み協賛寄金
 


カマキリが斧を振り上げている?!

 

 「カマキリが……」というのは、一緒に車に乗っていた知人の表現。
 11日(金)、雪はほとんど降っていませんでしたが、秋山郷の国道405号線では、風で吹き飛ばされて路面に溜まった雪や、法面の積雪が崩れて道路上に落ちた雪を取り除くために、至るところでタイヤドーザーやスノーロータリーが活躍しています。
 この1枚を撮る少し前の写真をお見せし、状況を説明しましょう。

 

 

 栃川橋を渡り、流水路になっている坂道を上がり、カーブを曲がって進むと、前方にタイヤドーザーの姿が。
   「ああ、下がってくれるよ。この先にドーザーだったら突っ込んで、待避できるところがあるから。」
   「じゃあ、進みましょう。」

 

 

 排雪板を上方に上げながら、ドーザーがバックしていきます。
 1枚目の写真、下方を見ると、積雪が1mくらいあるところにドーザーが突っ込んで、道をあけてくれていることがわかります。
 405号線などでは、ごくありふれた場面ですが、豪雪地体験のない人が出くわしたら、ビックリするものですね。そもそも、目前にどでかいタイヤドーザーに姿を現した段階で、どう対処したらよいか分からず、困ってしまうでしょうね。


同じく、タイヤドーザーとの出会いではあるのですが、もうちょっと違う状況のものも紹介しましょう。

 

 

 秋山郷からの帰り道、逆巻温泉入口を過ぎたあたりだったと思いますが、「雪庇除去作業中」の看板があり、写真手前に見える作業員が赤色の指示棒を振って、停車が求められました。
 上の一枚は、停車して5分以上の時間が経過してからのものです。前方からショベルカーが姿を現しました。道路横の崖面の雪庇を落とす作業をしている重機です。この後ろには、路面に落とされた大量の雪を排雪するタイヤドーザーが進んでくるはずです。

 

 

 タイヤドーザーが雪を押してきました。
 何度か、前進・後退を繰り返し、道路上の雪を中津川に押し出します。

 

 

 道路上の排雪を終えたタイヤドーザーが排雪板をあげながら、バックしていきます。
 このしばらく後、私たちの車に進むようにとの指示が出ました。

 

 

 離合ができない、こんな狭い道を進みます。写真左側は中津川の深い谷です。

 

 

 道路右側の法面に注目すると、手前よりも奥の方は法面の雪が削り取られていることがわかります。写真手前の雪面が道路にせり出してきている部分と見比べてください。
 道路通行の確保には降積雪時の道路除雪だけでなく、雪庇の除去が不可欠なのです。

 

 

 スノーシェッド手前の少し道路幅が広いところで、タイヤドーザーが待機していて、私たちはその横を通り抜けて、進みました。


 今回は、平素あまり撮ることがない写真を撮ることができました。というのは、私自身は運転せず、人が運転する車の助手席に乗っていたからです。
 雪道の405号線の運転は厳しく、安全第一です。撮影は、今回のような条件がある場合に限られます。

 

(了)


最高に楽しい!

 

 「キャー!」という子どもたちの歓声。
 「子どもの声で賑やかなのがやっぱりいいね」とは私の友人の言葉。
 そりをしている子どもたちも、私たちも、共に最高に楽しい!
 今日5日午後のさかえ倶楽部スキー場のそり専用ゲレンデ。NPO法人豪雪共和国がお世話している東京都中央区立城東小学校の子どもたちが雪遊びに訪れていました。計7枚を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


晴れた!

 

 3日から一転、4日は朝から晴れました。
 こちらは4日午前9時半頃の撮影。雲もあるが、いい天気。
 屋根の雪は1日夜〜3日の積雪。屋根のこの部分だけ、下の道路の通行安全のために雪止めがされていて、雪下ろしが必要です。今日は、大家さんが雪下ろしなどをして下さったのですが、その作業開始直前の撮影です。
 1日夜〜3日の雪は水分の多い重い雪でした。今日の陽ざしで積雪が随分と下がると思われましたが、「晴れたから、今日やる」と言われ、作業を始められました。

 

 

 まずは、屋根の雪を落とす場所の積雪をロータリーで飛ばす作業。
 雪がはっきり見えるように調整したため、空の色が少し変ですが。

 

 

 家の裏側(北側)の様子。屋根からの雪の落下でもう2階の窓にまで達しそうな量。
 ロータリーでこれを飛ばした後の様子が次の写真。

 

 

 先の撮影が9時32分で、こちらは10時34分。私が用事で出かけている間にこれだけの作業が終えられていました。「雪が柔らくて、ロータリーが雪に嵌まり込んで大変だった」と言っておられました。

 

 次は屋根の雪下ろしです。5枚、ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大家さんの名は、以前にも紹介したことがありますが、月岡英男さん。この15日に71歳になられます。
豪雪の村で生きて来られた人の凄技です。そして、ただただ感謝!あるのみです。

 

 


道路除雪の凄さ

 

 1月3日午後1時すぎの栄村森集落中条地区内道路の除雪の様子です。
 元旦の夜から再び降り出した雪、昨日の日中はさほどでもなかったのですが、昨夜から今日の午前中、ずんずん積もりました。
 私は午前中、室内での仕事をしていましたが、昼すぎに出かけたいなと思ったものの、車庫の前の道路はかなり雪がありました。「車庫から出た後の急坂上りが出来ないなあ、今日二度目の除雪車が早く来てくれたらいいなあ」と思いながら、車庫前の今日二度目の雪片づけをしていたら、角を曲がってくる除雪車の先端がチラッと見えました。
 そこから、連写でタイヤドーザーの除雪の様子を撮影。撮ったものの中から14枚を選択し、紹介します。
 撮った写真で確認すると、私の車庫の前を5往復して、きれいに除雪してくれたことが確認できました。上の写真は午後1時15分で、1回目です。

 

やはり1時15分。車庫の前を通過。

 

1時15分。1回目のバック。

 


1時16分。1回目の押し出し時に、排雪板からはみ出て、車庫の前に溜まった雪。

 


1時17分。2回目の押し出し。道路の中央よりも左側に寄せて除雪。

 

1時17分。2回目の押し出しの続き。

 


2回目の押し出しの後の車庫前の様子。

 

3回目の押し出し。今度は車庫前にグッと迫ってきます。

 


3回目の続き。写真右には私の家のポストが見えます。凄い接近度がわかると思います。

 

午後1時18分。4回目。道路真ん中に残ったものを押し出し。

 


4回目の続きで、車庫の真ん前をすぎたところで、道路左側に寄せて除雪。

 

4回目の続きです。写真右側には押し出した雪が壁のようになっているのが見えます。

 


5回目。排雪板からはみだした雪をきれいに押していってくれます。もちろん、一定量は残りますが、それスノーダンプで片付けるのは私の仕事。

 

 

 午後1時19分。私の車庫前の坂を下ったところ。除雪車が押し出した雪が溜まっています。これは後にロータリー車がやって来て、国道117号線を越えて向こう側に飛ばします。
 写真右手に除雪車の後部が見えますが、別の坂道を除雪しながら上がっていくところです。

 

 冒頭に書いたように、「車庫から出た後の急坂上りが出来ないなあ」と思っていた私からすると、除雪車はまるで「月光仮面」の登場のように感じられました。この除雪車のオペレーター、高橋健さんは「田直しオペレーター」として知られた人ですが、除雪車のオペも超一級。まさにプロフェッショナルです。

 

 


年末の「大雪」をふり返る〜今日2日はまた雪です〜

 

 青空が久しぶりに広がった元旦も好天気は1日夜で終わり。また雪が降ってきました。上の写真は、午前9時少し前の車庫・倉庫の屋根の様子。
 大家さんが年末の30日に雪下ろしをやって下さり、さらに昨日の好天・気温上昇で屋根の雪はなくなっていたので、これが昨夜から今朝にかけての積雪量を示しています。さほどの量ではありませんが、水分の多い雪です。

 

 年末は慌ただしくしていて、何も発信できていませんでしたので、ここらで12月27日〜31日の「大雪」の様子をふり返っておこうと思います。
 大雪に鍵括弧を付けました。「豪雪地・栄村」からすればさほどの大雪ということもないのですが、27日から30日まで足かけ4日間、ほぼ断続的に降り続いたので、率直に言って、嫌になってしまいました。27日は写真を撮っていませんし、その後も31日までは積雪の様子の記録写真をわずかだけ撮った程度です。
 では、ご覧ください。

 

 

 12月29日午前9時44分撮影です。
 雪の写真は全体が白いので、コントラスト等を調整しても見づらいですが、ご容赦ください。
 写真左側が国道117号線です。写真の真ん中あたりに交通標識とポールが立っているのが見えますが、これが国道117号線の下り車線(写真奥の飯山方面から写真手前・栄村森や津南町・十日町方向に進む)の左端です。
 写真真ん中やや右、電信柱が立っている道は右奥に見える家に通じる坂道です。
 国道117号線は、夜間は除トラ(除雪トラック)が走っていますし、朝はまだ暗い時間からタイヤドーザー、ロータリー車等が頻繁に除雪していますが、29日は除雪されてもすぐに写真のような状況になる、かなりの降雪でした。

 

 27日からの積雪量の増加の様子を示すものとして、私が住むところの北側の様子を紹介します。
 ここは自然に積もる雪に加え、屋根から自然落下したものが加わります。

 

 

1枚目は、29日午後2時すぎの状況です。

 


 2枚目は、31日午前9時すぎのものです。
 撮影地点・角度が1枚目とは微妙に異なりますが、積雪量の変化は明らかです。1階がほぼ埋まっています。

 

 

 3枚目は31日午後3時すぎのもの。2枚目と大きな変化はありません。この日は日中、曇り空でしたが、雪はほとんど降らなかったからです。
 31日、雪があまり降らないと見通して、秋山郷に行ってきました。秋山郷の冬の様子の写真集としては機会を改めて紹介したいと思いますが、「秋山の方が多いなあ」と実感した様子を示す一枚だけ紹介しておきます。

 


 和山集落の、高齢のご夫婦がお住まいの家です。
 栄村らしい、秋山郷らしい様子です。屋根から雪が垂れて大変な様子ですが、玄関に通じる通路はきっちりと確保されています。

 

 

 大晦日夜7時少し前、トマトの国の玄関です。
 日が暮れる頃からまた降ってきました。27〜29日の雪はサラサラした雪だったと思うのですが、31日夕からの雪は湿った雪でした。気温がやや高かったせいかもしれません。「湿った雪」の方が栄村らしい雪なのかもしれませんが、雪が重く、片付けが厄介です。
 温泉に浸かってトマトの国から出てくる、写真に写る人たちは若者です。「日帰り入浴で若者」というのは珍しいケースですが、大学を出て村に戻った(村内就職)友だちを訪ねてきた若者たちでした。1年前にも出会った人もいました。若者一人の定住だけで村が随分と賑やかになるものです。

 


 最後に、村の道路除雪の凄さをご紹介しておきたいと思います。
 私が住んでいるところは、森集落の中条地区、世帯数わずか6世帯。国道117のすぐそばですが、地区内道路は車1台が通れる程度の道幅で、しかも、私が住んでいるところの前は急坂で、しかもカーブしています。除雪がかなり厄介なところです。

 

 

 写真は2日朝、車庫の前の雪を片付けた後に撮影したもの。
 本来の道幅は赤の線で示した(あまり上手にラインを描けていませんが)ものです。
 しかし、除雪車(タイヤドーザー)は写真左手を深く抉って除雪してくれます。また、右手も赤のラインより右側もかなり抉ってくれます。
 ドーザーが通った後、どうしても端に雪の塊が残りますが、それと車庫前の積雪を私は基本的にスノーダンプで道路の反対側まで押し出します。上に説明した「写真左手を深く抉って除雪してくれる」からこそ、車庫前の積雪を排雪するスペースが確保できるのです。
 このように深く抉るには、タイヤドーザーはカーブの急坂を何度も前進・後退・前進・後退を繰り返さなければなりません。「重機のオペレーターだったら誰でも出来る」というものではありません。まさに〈プロフェッショナル〉と呼ぶべき技です。NHKの「プロフェッショナル」でこういう人を紹介してほしいなあと思いますね。

 

 「大雪をふり返る」は、ひとまず、ここらで終わりとします。


久々の青空が広がった元旦

 

 年末の27日から31日まで間断なく雪が降り続いた栄村。元旦は見事な青空が広がりました。
 上の写真は昼0時10分にトマトの国の前で撮ったものです。鳥甲山などがもっと大きく見えるものも撮ったのですが、あえて太陽を入れるためにこの一枚を選びました。
 「最高気温0℃」という日もあった年末でしたが、今日の日中はポカポカ陽気(とは言っても最高気温5℃程度ですが)で、雪の高さがぐっと下がりました。
 年末の母が亡くなり、喪中ですので、新年のご挨拶は遠慮させていただいておりますが、今日の写真をいま少し紹介させていただきます。

 

 

 

 トマトの国の裏手、中条川の様子です。今冬も工事が続いています。4日になれば、また現場の人たちがここで除雪をして工事を再開すると思います。

 

 

 

 トマトの国の横手。この断崖絶壁の冬景色が好きです。写真左上方はスキー場のコースです。

 

 

 

 さかえ倶楽部スキー場、0時半頃の様子です。

 

 

 

 午後1時半からセンターハウス前で餅つきイベント。

 

 

 

 

 


 大人も子どもも搗きたてのお餅を餡子と黄な粉で頬張って、楽しいお正月です。

 


さかえ倶楽部スキー場、オープン!

 

 今日15日、さかえ倶楽部スキー場がオープンしました。
 10時から始まるオープンセレモニーに参加するために9時半すぎに行くと、駐車場はすでに車でぎっしり。「先着100名無料」というオープン日サービスの効果も手伝っているかと思いますが、すごい出足です。
 上の1枚は、10時すぎに撮影のもの。今年新たに命名された「くまのすコース〜すぎのきコース」をスキーやスノボで下る人たちとセレモニー参加者をセットで撮ってみました。

 

 

 

 オープンセレモニーで乾杯の音頭をとる上倉健一郎さん。スキー場ポスターのモデルさんとして有名です。

 

 

 

 振る舞いの豚汁や甘酒を求めて並ぶお客さん。とても賑わっています。

 

 

 

 お父さんに豚汁を食べさせてもらう女の子。
 親子4人連れにカメラを向けると、お母さんが「撮ってくれているわ」と立ち止まって下さり、さらに男の子がポーズをとってくれました。そこでお願いして、豚汁を食べる姿を撮影させていただきました。

 

 

 

 ソリ滑りを楽しむ親子。小さな子どもたちが楽しく遊べるスペースが充分に確
保されているの当スキー場の良さの一つ。

 

 

 

 ファミリーコースを楽しむ人たち。9時50分ころ。


初積雪、そして停電!

 

 「今季初の大寒波が来る」と言われながら、8日夜まで里地での降雪はなかった栄村ですが、9日朝、起きてみるとすでに積雪。
さらに悪いことに、ファンヒーターのスイッチを入れても作動しない。暗いので蛍光灯を点けようとすると、これも点かない。停電です。
 上の写真は国道117号線の道の駅信越さかえ前付近。高所作業車が2台、作業中。倒木によって電線が切れたようです。撮影は午前8時44分。8時20分頃にはすでに作業が進められているのを現認しましたが、この撮影直後に復旧。
 2枚目の写真が切り落とされた倒木。3枚目は高所で作業する作業員さんの姿。


 

 

 

 4枚目は国道117号線を除雪する除トラ。通常は夜間の除雪にあたるもの。どうやら、タイヤドーザーやロータリーを格納している車庫のシャッターの開閉が電動なので、ドーザー等が出動できず、除トラが活躍した模様。9時半頃、ドーザーの出動を現認しました。

 


 以上、ひとまずのレポートです。