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栄村復興への歩み
2011年3月に震度6強の地震で被災した長野県栄村で暮らす松尾真のレポートを更新しています。

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さかえ倶楽部スキー場、オープン!

 

 今日15日、さかえ倶楽部スキー場がオープンしました。
 10時から始まるオープンセレモニーに参加するために9時半すぎに行くと、駐車場はすでに車でぎっしり。「先着100名無料」というオープン日サービスの効果も手伝っているかと思いますが、すごい出足です。
 上の1枚は、10時すぎに撮影のもの。今年新たに命名された「くまのすコース〜すぎのきコース」をスキーやスノボで下る人たちとセレモニー参加者をセットで撮ってみました。

 

 

 

 オープンセレモニーで乾杯の音頭をとる上倉健一郎さん。スキー場ポスターのモデルさんとして有名です。

 

 

 

 振る舞いの豚汁や甘酒を求めて並ぶお客さん。とても賑わっています。

 

 

 

 お父さんに豚汁を食べさせてもらう女の子。
 親子4人連れにカメラを向けると、お母さんが「撮ってくれているわ」と立ち止まって下さり、さらに男の子がポーズをとってくれました。そこでお願いして、豚汁を食べる姿を撮影させていただきました。

 

 

 

 ソリ滑りを楽しむ親子。小さな子どもたちが楽しく遊べるスペースが充分に確
保されているの当スキー場の良さの一つ。

 

 

 

 ファミリーコースを楽しむ人たち。9時50分ころ。


初積雪、そして停電!

 

 「今季初の大寒波が来る」と言われながら、8日夜まで里地での降雪はなかった栄村ですが、9日朝、起きてみるとすでに積雪。
さらに悪いことに、ファンヒーターのスイッチを入れても作動しない。暗いので蛍光灯を点けようとすると、これも点かない。停電です。
 上の写真は国道117号線の道の駅信越さかえ前付近。高所作業車が2台、作業中。倒木によって電線が切れたようです。撮影は午前8時44分。8時20分頃にはすでに作業が進められているのを現認しましたが、この撮影直後に復旧。
 2枚目の写真が切り落とされた倒木。3枚目は高所で作業する作業員さんの姿。


 

 

 

 4枚目は国道117号線を除雪する除トラ。通常は夜間の除雪にあたるもの。どうやら、タイヤドーザーやロータリーを格納している車庫のシャッターの開閉が電動なので、ドーザー等が出動できず、除トラが活躍した模様。9時半頃、ドーザーの出動を現認しました。

 


 以上、ひとまずのレポートです。

 

 


野々海、秋山郷はもう冬

 

 27日午後2時すぎ、野々海池の堤から上がる道の様子。積雪は5〜10cm。
 23日に「野々海は50cmほど積もっている」という話を聞いた時は俄かには信じ難かったが、それから4日でこれだけ残っているということは、それほどに降ったのだと思う。

 

 

 

 23日午前6時半過ぎ、家の窓からスキー場方向を撮影。今季、初の里雪。

 

 

 

 屋敷集落と鳥甲山。24日午前9時半頃撮影。

 

 

 

 “とっちゃ”から鳥甲山を眺める。24日9時半過ぎ。

 

 

 

 和山集落から眺める鳥甲山。24日午前9時45分過ぎ。

 

 

 

 野々海三叉路にて。27日午後2時過ぎ。

 

 

 

 野々海池。27日午後2時15分過ぎ。
 車で行けたのは三叉路まで。三叉路から野々海池まで雪道を10分ほど歩いた。

 

 

 

 

 25日昼すぎ、野々海池に向かってみたが、標高800mを超えるケンノキをすぎたあたりで、「これ以上進んだら、間違いなくスタックしてしまう」という状況で、引き返した。

 

 


 近くでは、ナナカマドの赤い実が白い雪に映えていた。

 

 
 24日朝、秋山郷の道は凍てついた雪道で、ちょっと油断するとズルっと滑る状況。いよいよ冬が来た。

 

 

 苗場山と中津川。24日午前9時少し前。

 


栄村復興への歩みNo.349(11月6日付)

 

 

栄村の力に自信をもって前へ!

 

 写真は10月28日午後0時半頃の秋山郷・雄川閣の駐車場の様子です。
 満杯です。10月下旬から11月初頭にかけて平日でもこのような光景が連日見られました。前号でも書きましたが、“紅葉の秋山郷”の人気には凄いものがあります。他方、国道117号線沿いでは道の駅が多くの車でいっぱいでした。
 栄村の観光の潜在力に私たちは自信をもってよいと思います。
 と同時に、〈栄村の観光の産業力〉はどうかということはまた別問題であることもしっかり認識しなければなりません。
 すなわち、お客さまが秋山郷・栄村の魅力に魅せられて、やって来られるのをただ待っているのではなく、その魅力を最大限に活かす産業的努力をおこない、観光業を村の経済力を高める産業にしなければならないということです。今号では、その〈産業的努力〉の内容について提起していきたいと思います。
(3頁、4〜5頁、7〜8頁で紅葉の写真を特集しています)


● 雄川閣の前にズラッとお店を並べる
 

 

 上写真は地域おこし協力隊と観光協会が昨年に続き、期間限定で店開きした「郷の市」。やはり10月28日昼の様子です。キノコ汁やカレー、あっぽなどを販売しましたが、大盛況でした。
 みなさんは、旅行に出かけた時など、道の駅のような所に立ち寄ることがありますよね。そういう時、この「郷の市」のようなお店は1軒しかありませんか。何軒ものお店が並んでいますよね。何軒あっても、お客さんが多いので、どのお店も繁盛しているものです。逆に、お店が1軒しかなかったら、「ずいぶん、寂しいところだね」と思うのではないでしょうか。
 ですから、来年は食べ物屋、カフェ、土産物屋、いろんなお店が並ぶようにしたいものです。
 しかし、「いや、昔はよかった。でも、お客が減ってきたので撤退した」という方がおられるのではないかと思います。少なくとも10年前は、村のかあちゃんたちが店を出していました。そのかあちゃんたちが撤退せざるをえなかったのは、雄川閣に入ってくるバスの乗客のほとんどがバスが用意した弁当を食べて、出店の食べ物を買わなくなったからです。

 

● 大手旅行社、観光バス会社、ホテル等への営業活動を展開
 雄川閣の駐車場に入ってくる観光バスを観察すると、台数が最も多いのは「クラブツーリズム」(以下、「クラツー」と略す)という大手旅行社が組んだツアーです。この「クラツー」、自社の利益を追求するのは企業として当然のことですが、基本的に雄川閣駐車場をトイレ休憩の場としか位置づけていません。昼食時間帯に入ってくる場合でも、「イワナ塩焼き弁当を消費税込で千円」というダンピング価格で発注してくるそうです。千円からクラツーがさらに手数料16%を引きますから、これでは雄川閣側に儲けは残りません。JR関係のツアーでは「イワナ塩焼き定食1,500円」の注文が入ります。これなら採算が成り立ちます。
 地元(秋山郷、雄川閣)が何も知らない中で、都市部ではクラツーが勝手な旅行商品を販売している時点で、「紅葉の秋山郷にいくらお客が来ても、秋山・栄村は一銭も儲からない」という構造が出来てしまっています。
 栄村側として、シーズンの遅くとも10ヶ月前には開催される旅の商品の見本市・商談会の段階で、栄村(雄川閣など個々の旅館でもよい)から積極的に旅の商品を提案・販売していくことが求められています。雄川閣(や天池周辺)、あるいはその周辺のお店で昼食を食べることを条件として雄川閣駐車場を利用できるというようにすべきなのです。(そのためには中型バス用の駐車スペースの拡充も必要になるかもしれません。)
 マイカーの家族や友人グループは出店を利用したり、雄川閣の食堂を利用する人が多いように思われますから、規制をかける必要はないと思われます。より積極的には、雄川閣のスタッフを増員して、雄川閣の入口ドアを常時開放にして、食堂利用、温泉入浴のお客さまが入りやすい環境を整える必要があるでしょう。内装レイアウトを工夫して、「もっと訪ねてみたい観光スポット」紹介の写真展示をしたり、地元のばあちゃんとおしゃべりできる空間を確保したり、利用客数増大につながるいろんな試みができるでしょう。

 


切明:川原の温泉を楽しむ家族連れ

 


雄川閣下の吊り橋から切明橋を見上げる。

 


その切明橋上から夫婦滝を眺める。

 


柔らかなライトの雄川閣フロント

 

 

鳥甲山を眺める

 

 


裾野まですっかり紅葉した布岩山・屋敷山、そして鳥甲山・白沢、さらには遠くに奥志賀・岩菅山を一望に。
スノーシェッド屋敷2号の近くから。

 

 


上野原集落に入り、のよさの里入口手前のビューポイントから鳥甲山・黒木尾根、白瑤瞭、白沢を眺める。

 

 

上野原林道からの眺望(天池の横を上ってきます)。

 

 

燃えるような紅葉の中を散策する

 


のよさの里からオートキャンプ場につながる散策路。

 

天池周辺の白樺などの林の中を巡る。

 

天池近くの「えんじゅ」でコーヒーを一杯。

 

 

● 雄川閣スタッフ15人態勢の実現を
 今秋、雄川閣は正職員3名、アルバイト4名(うち2名は宿泊部屋片づけの短時間バイト)という態勢でした。私は、これを少なくとも紅葉シーズンは15名くらいの態勢にすべきだと考えます。
 旅館の運営・営業に携わった人でないと分からないかもしれませんが、旅館というものは午前10時〜午後2時の時間帯がある意味で最も多忙なのです。10時には宿泊のお客さまがチェックアウトします。ただちにシーツの取り換え、部屋の掃除をしなければなりません。同時に、昼食の準備・営業です。上記の今秋態勢では、部屋の片づけと数と種類限定の昼食対応で精一杯です。
 施設外に出てのお客さまへの声かけ・呼び込み、施設内での素早く丁寧な接客。こうしたことに手がまわりません。これが出来るかどうかが、客数増大・サービス充実→好評・リピーター増大の鍵です。
 15人態勢は可能でしょうか? まず、人材確保は大丈夫です。「夏の仕事と冬の仕事の合間で10月は手が空いている」という人はかなりいるものです(今秋のバイト2名もそういう人たち)。早めに手配・募集、募集範囲の拡充(長野県内全域など)を行えば、十分に確保できます。
 15名分の人件費は確保できるでしょうか。大丈夫です。振興公社は「経費削減→人員削減→営業規模と質の低下」となりましたが、人員確保・サービス充実で営業売上の増大に転じるのです。そのためには、先に書いた早くからの営業活動の展開が必要です。
以上のことを一言でまとめると、「家族営業」の延長線でしか考えられないという状況を突破して、企業としてモノゴトを考え、企業として展開していくということです。1頁で「産業的努力」と表現したのはこのことなのです。
 そうして、栄村の経済力を高めていくのです。
 素晴らしい景観、美味しい豊かな食材と食文化、そういうものを村の経済力へと転化し、村の確かな発展の道を拓いていきましょう。

 

 

野々海池

 

10月15日夕、夕陽に映える野々海の紅葉。

 

 

11月3日の野々海池。樹々はもうすっかり落葉。晩秋独特の侘び、趣きがある。

 

 

 

 日出山線を進み、前倉集落との分岐点を越え、ブナのトンネルに向かう途中で目にできる壮大な眺めです。
 道路沿いの雑木が視界を妨げますので、待避地点に車を停めて、少し歩きながらビューポイントを探ると、目の前にこの景色が広がるでしょう。下に見えるのは中津川。奥に広がるのは沖野原台地ですね。

 

 

購読料更新期を迎えています。ご支援くださる方々のご寄付もお願いしています。
 本紙は、今年2月から、有料購読化をさせていただきました。新しい年への購読料更新をよろしくお願いします。お電話をいただければ、みなさまの都合に合うようにご訪問させていただきます。また、ご支援のご寄付をお願いするキャンペーン期間を今から年末にかけて設定させていただきます。ご理解、ご支援をお願い申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
栄村復興への歩みNo.349
2018年11月6日発行 編集・発行人 松尾真
連絡先:電話080−2029−0236、
mail;aokura@sakaemura.net
ゆうちょ銀行 11100−01361481 栄村復興への歩み協賛寄金 ながの農協栄出張所 普通0009390 栄村復興への歩み発行協賛金松尾眞


桃源郷とはこういうものか

 

 今日(11月4日)は驚きの連続だった。
 一日中走り回って、多くを書く余裕はないが、何枚かの写真と撮影地の簡単な説明のみ示そうと思う。
 上の1枚は午前7時56分撮影。国道117号線青倉トンネルを飯山方向に抜け、左折した地点で目に飛び込んできた幻想的な風景。

 

 

 

 午後1時25分。鳥甲牧場にて。

 

 

 

 午後1時40分。日出山線から、中津川を挟んで対岸側を望む。

 

 

 

 午後1時49分。同じく日出山線から、北方向を眺める。

 

 

 

 午後1時51分。日出山線から。対岸には東秋山林道が見えていた。

 

 

 

 午後1時56分。ブナのトンネルにて。

 

 

 

 午後1時59分。同所。


森集落のソバ脱穀、スキー場、野々海池

 

 今日3日は朝から森集落のソバ脱穀作業。
 上の写真は午前10時41分撮影。足踏みの脱穀機が写っていないのが残念だが、それは下の写真で補いたい。
作業は午前8時から。私は7時55分頃に作業が予定されている場所(中学校近くの旧テニスコート)に行ったが、その時はまだ寒かった。その後、気温はぐんぐん上がり、上の写真を撮った頃はポカポカする小春日和。

 

 

 

 私は、野々海池斜樋(水の取り入れ口)の塗装工の進展具合を見る必要もあって、午前9時頃、スキー場から野々海に向かった。
スキー場、野々海の様子も含めて、アルバムを作ってみた。

 

 

 午前9時7分。スキー場からの眺め。撮影時刻の少し前から、千曲川から川霧が立ち昇り、雲海が生じている。
 見える山々は、右側の頂上に突起物(アンテナ塔)が見えるのが毛無山。昨日、雪に触ってきたところだ。真ん中やや右に三ツ山、その左に鳥甲山。

 

 

 リフトの準備はすでに完了

 

 

 

 野々海にむかう途中にて。

 

 

 

野々海池はもうすっかり落葉していた。

 

 

 野々海からの帰路、妙高山(左)と火打山。

 

 

 

 朝7時58分。ソバ脱穀作業に集まった森農業改善組合の人たち。
 気温の低さが写真からも感じ取れるのではないかと思う。

 

 

 作業開始当初はこの比較的新しい脱穀機が使われていた。
 作業中に故障したらしく、私が野々海から戻ると、1頁掲載の写真に見られるかなり古いものに替わっていた。

 

 

篩にかける

 

 

唐箕と唐箕から出てくるソバ粒

 

脱穀が終わったものを木の棒で叩き、さらに実をとる。

 

唐箕を終えたものを天日干し。

 


 収穫祭で新ソバを食べられるのが待ち遠しい。

 

 


紅葉から雪の季節へ

 

 

 1枚目の写真は11月2日午前11時頃、奥志賀公園栄線で野沢温泉スキー場をぬけ、毛無山〜太次郎山の標高1,400mくらいのところを走っている時の撮影。また、2枚目はさらに進んで箕作から27kmあたりの地点で東(南)方向を望んだもの。信越(+群馬)県境の2,000m級の山々がすべて冠雪している様子を捉えている。


 10月31日未明から寒波の到来で急速に気温が下がり、31日午前11時頃、秋山の知人から「鳥甲山の白瑤瞭が少しだけど白くなっている」という連絡をいただいた。早速、秋山へ。

 

 

 10月31日午後0時半頃、秋山林道・布岩の手前からの眺め。手前に鳥甲山・白瑤瞭、写真左奥に初冠雪が見えるのは岩菅山。知人から電話をいただいた時点では雲が切れて白瑤瞭がくっきり望めたそうだが、私が着いた時には再び雲に覆われ、白瑤瞭が雪を被っている姿は見られなかった。

 

 

 布岩。紅葉はピークを過ぎ、曇り模様の天候のせいもあってか、一抹の侘しさを感じる様子になっていた。

 

 

 ミズノサワ。午後4時近く。上部が夕陽に映えているが、撮影のために車から降りると手袋が欲しくなるほどに外気が冷たかった。走る車もない。

 

 

 ミズノサワから切明方面に戻る時の一枚。
 「燃えるような紅葉」も綺麗だが、落葉が進む時期のこういう姿も素敵だと思う。

 

 

 帰り道、布岩付近で苗場山の初冠雪を見ることができた。午後4時半すぎ。

 


燃えるような紅葉の中を散策する

 

 紅葉の中をドライブし、「ここぞ」という絶景ポイントで車から降りて、景色を楽しむ。それも紅葉を楽しむ一つのありかた。でも、燃えるような紅葉の中の小道をゆっくりと散策する。よりグレードアップされた紅葉の楽しみ方だろう。
 そんな楽しみ方ができるゾーンが秋山郷の中にある。
 上の写真の真ん中に見える小径。進むと、足元では「カサッ、カサッ」と落ち葉を踏みしめる音。少し進むと、右手から川の流れ下る水音が聞こえてくる。
 出発点から、途中休憩ポイント(キャンプ場)までの様子を写真で追ってみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「←天池」の案内標識。

 

 

 

 

 一つ目の休憩ポイント、オートキャンプ場に到着。ここまで、ゆっくり歩んで10〜15分くらい。

 写真正面が少し高くなっている。その奥が天池ゾーン。
 この少し高くなっている部分を越えていくところだけ、散策路が未整備。
 ここを強引に越えて(2〜30m程度)進んだ先をつぎに紹介しましょう。

 

 

 地元の人たちが山の恵みを得るために山に分け入った道という感じの小径。

 

 

 小さな池が右手に見えてくる。ここでは、春、モリアオガエルが木の枝に卵を産みつける。

 

 

 天池周回コースに出た。

 

 

 眼前に苗場山が見え、第二天池に出た。
 第二天池にはカメラマンがずらっと。

 

 

 

 第二天池から真正面に見える鳥甲山連山の連峰の雄大な姿。

 

 

 今秋、“夢灯”に合わせて整備された天池と第二天池の間の広葉樹の林。今紅葉シーズンに訪れるお客さまの散策スポットになっている。

 

 

 

 

 

 

 

 これも天池での1枚。バックに鳥甲山が入る位置ではないが、なかなかいい景色。

 

 

 

 天池近くにオープンしたカフェ「えんじゅ」。
 お店の背後に見える林の中に、昔、山仕事をしたばあちゃんの知恵を生かした遊歩道を整備しようという構想があるそうだ。

 

 

 〈戻り〉は、オートキャンプ場〜のよさの里の散策路を戻ってもよいし、舗装路を歩いて戻るのもよし。
 散策路を戻ると、往きとはまた異なる景色が楽しめる。

 


〈戻り〉の最後は鳥甲山の赤瑤瞭が真正面に。そして、露天風呂に入ってひと休みというのはどうだろうか。

 

 

 


秋山郷、10月28日の記録

 

 天池にて。あまり見慣れないアングルだと思います。10時33分。

 

 

 雄川閣前の賑わい。午後0時49分。

 

 

 10月22日と26日の様子を紹介した布岩。26日よりも少し衰えた感じ。9時19分。

 

 

 布岩直下からの撮影。昨年よりも紅葉が綺麗で、JRの昨年度ポスターに近い感じです。9時17分。

 

 

 ちょっと近寄りがたい場所からの撮影。9時12分。

 

 

 同所から、朝陽に輝く鳥甲山連峰・白瑤瞭、白沢の姿。

 

 

 天池の近くにオープンするコーヒーテラス・“えんじゅ”。

 

 

 紅葉と放牧。秋山に向かう途中、妙法育成牧場にて。8時39分。

 


栄村復興への歩みNo.348(10月26日付)

 

 

 

 

紅葉の秋山郷はにぎやかでした

 

 紅葉が本格化したここ2週間(10月10日〜24日)に4回、秋山郷の観光客のみなさんの動きを見て廻りました。(写真は1枚目:22日鳥甲山ムジナ平登山口、2枚目:21日苗場山三合目駐車場、3枚目:22日秋山林道コミズ付近、4枚目:16日天池前)
 秋晴れになった21日(日)、22日(月)の人出は凄かったです。21日、午前8時台に天池の駐車場がすでに満杯になっていました。21日は日曜日ですから当然といえば当然とも言えますが、平日の22日も秋山林道をひっきりなしに車が行き交う様子は久々に見るもの。私が紅葉の秋山郷を初めて訪れた11年前の時の賑わいと変わらないなあとも思いました。


● お客さんとの会話が楽しい
 16日に切明で名古屋から来られた男性3人組。「一度、ここの温泉に入りたいと思って来たんですよ。お蕎麦が美味しかったのでお替りしましたよ」。同じころに来られたご夫婦は南魚沼市から。やはり温泉が目的。22日に出会ったのは茨城県から来られたご夫婦。「いまの時期に来ます。今年で3年連続です」とのこと。

 


 21日朝は、9時に上写真の場所:上野原林道の旧展望台横で新潟ナンバーの男性と出会いました。「ここは最高の場所ですよね(この場所からの眺めは下写真を参照)。紅葉の時期は1週に一度のペースで来ています。紅葉が本格化してきましたね。この後は楽養館で温泉に浸かります。定番コースです」。相当朝早くに自宅を出て来られたのでしょうね。

 


 その後、小赤沢方向に下る途中で面白いバスに出会い、そのバスを追いかけて苗場山三合目駐車場へ。1頁2枚目の写真に写っているバスです。行先表示板に「山に登り隊」と書かれています。お話を伺うと、「千葉の山好きグループ」の自家用バスだそうです。
 22日昼頃、秋山林道ミズノサワでは滋賀ナンバーの車の人に声をかけました(下写真参照)。というのも、私は3歳から10歳まで滋賀県彦根市で育ったので、滋賀県の人だとわかると声をかけてしまうのです。もう80歳近いのかなと思われるご両親と娘さんの3人連れでした。お父さまは写真撮影がご趣味のようで、杖をつきながら写真を撮っておられました。「つい最近までフィルム写真機を使っていましたが、壊れたので初めてデジタルを買いました。デジタルでの初撮影です」とのこと。長年、西武にお勤めになり、その縁で西武の創始者・堤家の出身地、滋賀県五箇荘(ごかしょう)(近江商人発祥の地)で暮らされるようになったそうです。「この場所、春、雪がどれくらいあると思われますか?」とお尋ねすると、ズバリ「7mくらいですか」というご返事。いろんな所を廻っておられて、“見る目”をお持ちの方だなあと思いました。

 


 22日午前、布岩山の東側の絶景ポイントでは熊谷ナンバーの人が写真を撮っているところに出会いました。「ちょっと教えていただけますか。苗場山というのはどの山ですか。鳥甲山は?」。おそらく初めて秋山郷に来られたのだと思います。この方には矢櫃(やびつ)トンネル横のビューポイントもお教えしました。「午前中は逆光です。写真愛好家は午後1〜2時頃を狙われます」と。その日の午後4時少し前、「もう遅いかな」と思いながらビューポイントに向かうと、先の方から鈴の音。熊谷ナンバーの人と再び出会い、「先ほどは有難うございました」とご挨拶いただきました。

 

ビューポイントから見る夕陽に映える苗場山と小赤沢集落

 

栄村がめざすべき観光のあり方が見えてきました
 栄村を訪れるお客さま、さまざまな人がおられます。その大半の人たちはとてもフレンドリーで、「できれば地元の人と話して、いろんなことを聞いてみたいな」という思いを秘められています。
たとえば、切明温泉にやって来る人が必ず尋ねられることが一つあります。
   「冬もここは営業しているのですか?」
   「冬、ここまで来るのはたいへんですよね。道路の雪はどうするの

    ですか?」
 私はつぎのようにお答えしています。
   「はい、営業しています。道路は朝7時ころまでに除雪されます。」
   「是非、冬も来てください。鳥甲山、ご覧になったでしょう。冬は

    もっと絶景ですよ。」
   「でしょうね。でも、あの道を冬に運転するのは無理だなあ。」
   「それはそうでしょう。千曲川沿いにJR飯山線の森宮野原駅というの

    がありますが、そこからここ切明まで送迎するようにしますよ。そ

    れだったら、来られるでしょう?」
   「そうですね。それだったら、来てみたい。」

 


夫婦滝などを観るために切明橋を散策

 

夕刻になっても雄川閣を訪れる人は多い

 

 まずは、声かけ、お茶のみが大事なのです。
 雄川閣、トマトの国、北野天満温泉などの村観光温泉宿泊施設、玄関を入ってすぐのところにフロントがありますが、お客さまがちょっと座れる、そして「お茶を一杯どうぞ」とサービスを提供できるスペースがありません。いや、正確に言うと、雄川閣の場合はスペースそのものはあります。
 このスペースに、村のばあちゃんが座っていて、「ちょっとお茶を飲んでいきなさいな」、「これはおれが作った漬け物だ。一つ、つまんでみんしゃい」――こんなふうになれば最高です。
 一人一人のばあちゃんが座るのは週に1回、せいぜい1時間強で十分です。宿泊施設のスタッフが車で迎えに行き、来てもらったら、せっかくの機会ですから、ばあちゃんにも温泉に入ってもらう。お客さまと話しができたら、きちんと時給の報酬が支払われる。そんなシステムをつくっていけばいいのです。
 もう一つは、ちょっと変な表現かもしれませんが、“パトロール型の観光ガイド”です。
 これは紅葉期などの期間限定でいいと思いますが、観光に来た人が案内所を尋ねて来るのを待つのではなく、秋山郷の中をガイドがグルグル廻り、観光に来た人がビューポイントなどを尋ねやすいように、ガイドの方から声かけをするのです。第一声は「こんにちは!」で十分です。手元の観光パンフに写真が掲載されている地点に行きたいのだけれど、どう道を進んだらいいのか、分からないという人がたくさんいます。だから、一声かければ、ガイドさんに色んなことを尋ねる会話が始まります。
 こういうサービスがあれば、「いいところだなあ」となり、リピーターが誕生してきます。
 このパトロール型のガイド、地域の人がローテーションを組んで協力すれば、そんなに実施困難なことではないでしょう。

 

 

“夢灯”を機に整備された天池周回散策路を楽しむ人びと。

この人たちの視界に入っている眺めは下の写真。

観光スポットの環境を整備すると、観光の人びとが入りやすくなります。

 

 

 温泉施設のフロントでの出迎え・お茶のみ、パトロール型のガイド――共通しているのは、地元地域の人たちに少しずつでいいので、力を発揮していただくということです。地域ぐるみのお出迎え態勢で観光力をアップし、栄村・秋山郷を賑やかにしていくということ。観光客が増えて賑やかになるとともに、なによりも地元の人たちが活性化して地域そのものが賑やか・元気になるのです。

 

● 基本動線は飯山線−森宮野原〜秋山郷・切明
  ――宿泊施設連携で送迎態勢を

 

 ところで、紅葉期に限らず、栄村・秋山郷を訪れる観光客の最も多い目的は何だと思われますか。
 答えは登山だと思います。秋山郷に宿泊するお客さまの約半分は苗場山、鳥甲山、佐武流山の登山客です。
 この登山客の人たちの最大の悩みは、秋山郷・栄村内の《足》がないことです。
 1つは、飯山線からのアクセス路です。
 JR東日本は昨年に続いて、今秋も秋山郷への旅のキャンペーンを首都圏全域の駅で繰り広げてくれています(下写真)。
 でも、森宮野原駅から栄村村内の観光ポイントへの《足》がないのです。観光にちょうどよい時間に森宮野原駅に着く列車は1日に1本(せいぜい2本)です。宿泊施設が出迎えのバスを出すことが誘客のポイントです。

 

 


 2つは、宿舎から登山口までの《足》、山から下りてきた時の《足》です。
 やはり宿泊施設による送迎態勢がカギです。
 「宿泊施設にそんな人の余裕はない」と言う人がいるかもしれません。違うのです。送迎できる人的態勢を整えることによってお客さまが増え、送迎態勢に従事する職員を雇用する経費も充分に賄える営業収入を確保することができるようになるのです。
 そして、こういう態勢が整えば、観光のお客さまの秋山郷内周遊をサポートすることもできるようになります。
 「鶏が先か、卵が先か」という話がありますが、それに似せて表現すれば、「まずは送迎態勢の整備、するとお客さまが増える」のです。そのためには先行投資を辞さない積極果敢な観光施策の展開が必要です。

 

 最後に、JR東日本のキャンペーンの舞台・布岩の様子をご紹介します(22日朝撮影)。

 

 

 

                                                          

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